Mt.富士ヒルクライム初心者パーフェクトガイド【当日編】リング獲得成功した10のこと

2018年「第15回Mt.富士ヒルクライム」に参加してきました。

富士ヒルクライム前日受付については前回レポートしましたが、今回は大会当日について詳細をレポートしていきます。

前日までの快晴と打って変わり、午後から雨予報。なんとかスタート時刻までは、ギリギリ雨が降らなかったのですが、下山が終わる頃には雨なのか雲の中に入ってしまったからかずぶ濡れになって帰りました。それでも写真のようにたくさんの出場者に圧倒されました。

さて、今回初出場の私でしたが、初心者脱却の証として、目標完走タイム1時間30分以内でブロンズリング狙い走ったのですが、その結果も含めてお伝えします。

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Mt.富士ヒルクライム初心者パーフェクトガイド当日編

前日編でもお伝えしましたが、Mt.富士ヒルクライムで最も重要なのは、下山用荷物は前日に預けることです。

当日にも預けることは可能ですが、午前6時までに預ける必要があり、スタート時間まで非常に長い時間待たされてしまうからです。

特に初心者は申告する完走タイムの都合で、スタート時間が遅いウェーブに入る人が多いと思います。一番遅いと9時前近くなってしまいます。3時間近く特にすることもなく待たされる苦難は容易に想像できるかと思います。

なので、下山用荷物をいつ預けるか悩んだら、”前日預け”をおすすめします。

さて、前日に荷物を預けている前提で、大会当日について順を追ってレポートしていきます。

1.起床時間は、スタート時間の3時間ちょい前くらい

起きてすぐ絶好調で走れる人も少ないと思います。

朝食の時間も踏まえて3時間ちょっと前には起床します。

2.朝ごはんは2〜3時間前までに炭水化物中心に済ませる。

朝食つきのホテルでも、食べられるのは6時くらいからのところが多いと思います。

これを待っているとヒルクライムスタート時間までの時間が短くなってしまいます。

前日編でも書きましたが、当日の朝ごはんは事前にコンビニなどでおにぎり、パンなどを買っておくことをおすすめします。

大会参加者の多くの人が同じ考えなので、コンビニからおにぎりがなくなるのも早いのでできるだけ早めに朝ごはんは買っておきましょう。

3.トイレは宿泊先で済ませておこう

富士ヒルクライム当日に最も大きな問題は、トイレでしょう。

仮設トイレもたくさんありますが、十分とはいえません

特にスタートゲートのある駐車場トイレは常に混んでいました。

できるなら、トイレは宿泊してるホテルで済ませておきましょう。

それでも会場でトイレ行きたくなると思います。

比較的空いていておすすめなのはスタートゲートのある駐車場から階段を上がった陸上競技場(前日受付エリア)の建物にあるトイレです。駐車場は最初からたくさんの待機ライダーがいますが、陸上競技場はそれほど多くないからです。

私はたまたまかもしれませんが、待ち時間なくトイレに入れました。

4.スタート時間30分前に会場到着

初参加の私は、当日何分前までに着けばいいか悩みました。

大会HPにも推奨の到着時間などの示唆がありませんでした。

結論から言えば、スタート1分前の到着でもOKです。

スタートゲート前まで自分の出走ウェーブが進んでいるので、そこに合流してスタートできます。

万が一それより遅くなっても最終出走時間に間に合えば参加できます。

富士ヒルクライムスタート当日は、スタートまで特にすることありません。早く到着しても、体が冷えてしまいます。

そこで、おすすめなのがスタート30分前到着です。

会場までの走行をアップとして活用し、そのあと適度に休めるから効率良いと思います。

また話は変わりますが、スタートゲートを過ぎて計測開始地点まで走る道の両脇になぜかたくさんのライダーが並んでいました。

そこから、合流している光景もありました。

ただ、これはちょっとずるっぽいので懸命なライダーはやめておいたほうがよいかと思います。

皆ゼッケン番号がバラバラで、いつ合流しようとしているのかなど動きが読めず、ちょっと不安です。

5.目標タイム目指して、ペースを刻め

ヒルクライムは一定ペースで淡々と上るのが結局一番早いです。

自分の目標タイム目指して、一定のペースで進むといいでしょう。

ブロンズ、シルバー、ゴールドを目指すペース配分表を作っているサイトなどを参考に。

「富士の国やまなし Mt.富士ヒルクライム」 ブロンズ・シルバー・ゴールドのペース配分表

私の目標ブロンズペース配分と完走タイム

私はそこまで細かくペース配分を考えずに走りました、

ブロンズの目標タイム1時間30分(24km)は、つまり平均時速16kmなので、そのペースになるように走ろうと考えていました。

さらに細かくすると1km4分弱ペースなので、5km毎に20分で走れているかLAPタイムをチェックしていました。

(5km LAP実測タイム)

  • 5km  20:30
  • 10km 39:45
  • 15km 59:15
  • 20km 1:18:30

富士ヒルクライムは最初の料金所付近が勾配がきつめ。最初5kmは20分オーバーでしたが、その後の5kmは19分台で走れました。

しかし、手元のガーミンで20km突破時点で、目標タイムまで残り11分30秒。まだ坂もそこそこきつくて4kmもあります。

単純に1km3分以内平均時速20km以上と急に過酷なペースに。

足もちょっと攣りそうだし、腰も痛いし、あ、こりゃ間に合わないな。とほぼ諦めてました。

しかし、21km過ぎたあたりからほぼ平坦が2kmほど続き、時速36kmくらいまでスピードを上げ一気にゴール1km前までジャンプした気分になり、可能性が残りました。

目標タイムまで残り2分でゴール手前500m。ここは勾配がまたきつくなります。

歯を食いしばって、ダンシングしてゴール!

ガーミンのLAPボタンを押します!

表示されたタイムは「1:30:13」

1時間30分に13秒たりないタイムでした!!おい!

ブロンズまであと13秒。もう少しあのときがんばってればと疲れた頭でぼんやり考えながら、ゴール地点の荷物置き場を目指しました。

6.山頂の下山用荷物受け取り&着替え

ゴールして疲れた体を引きずって、荷物預かり場所まで来たら速やかに自分の番号の袋をゲットしましょう。

下山用荷物には、冬用防寒用ジャケットに加えて、汗を拭くタオルとインナーシャツ、帽子も入れておくとダウンヒルの汗びえを防げるのでおすすめです。

着替えたら、あとは下山するだけ。

上って来た道へと戻っていけば自然と下山の列へ並べます。

5合目で記念撮影と補給

下山の前に、富士5合目まで自転車で来た証は残しておきましょう。こんなパネルがあるので愛車と一緒にパシャりと。

下山24kmは長丁場です。山荘でしっかり補給をしておきましょう。

ゴミは持ち帰るマナーです。また、トイレもこの中にあります。

売店の裏に行けばスペースもあるのでこちらでも着替えたりできます。

7.下山は時速40kmペースで、40分の長丁場

気が済むまでのんびりしてもいいですが、下山の列もゴール者が増えると混みはじめます。

午前10時くらいでしたが、20分ほど下山の列で待ちました。とても暇でした。

下山開始すると、先頭と最後方にペースメーカーのライダーがいるので、その範囲内で走ります。

時速40kmほどで、下山完了までは40分ほどの長丁場になるので気合いを入れておいたほうがいいでしょう。

とても暇です。

8.下山したら、計測チップ回収とゴール証明書

下山したら、前日受付をしたエリアに、計測チップ返却場所と自分の記録をすぐに教えてくれて、リングをくれるテントが設営されています。

ここで正式な完走タイムがわかります。

どーん。

なんと、1時間30分オーバーだと思っていた私のタイムは1時間29分台で、見事ブロンズゲットできました!

とても嬉しい誤算でした。

このあとは、吉田うどんを振舞ったりしているので、疲れた体に染み込ませて、帰るだけです。

9.ふじやま温泉は、おすすめ

富士急ハイランドのすぐ横には、スーパー銭湯の「ふじやま温泉」があります。

汗まみれで疲れている体をゆっくり温泉で休ませるのは極楽です。

私の他にも富士ヒルライダーが立ち寄っていましたが、混雑していませんでした。

10.家に帰るまでが富士ヒルクライム

最後に、朝早起きして、ヒルクライムして、温泉入ってと、体を1日酷使して来たので、車で帰る皆さんは、睡魔に襲われる可能性が高いです。私もそうでした。

しかも、高速道路の断続的な渋滞に巻き込まれることも。

眠くなったら、先ほどの「ふじやま温泉」や途中のサービスエリアなどで、ぜひ仮眠をとってください。

以上、初めての富士ヒルクライムに参加して、ブロンズリングゲットに到るまでのイベントレポートでした。

当日編で特に重要なのは、「スタート時間30分前到着でOK」と「下山が意外と長い」の2点。

快適に富士ヒルクライムを楽しむために知っておいて損はない情報です。

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