ロードバイクを乗り始めて1年が過ぎた。春夏秋冬のすべての季節のライドを経験して、最も大事だと痛感したのは、ウェア選び。
「自転車ウェア・サイクルウェア・ロードバイクウェア」など呼び方は様々だが、スポーツとしてロードバイクに乗るなら、季節ごとに最適なウェアを選ぶことが重要です。
ウェアのファッション性については、個人的な好みで選べば問題ありませんが、スポーツウェアとしての機能性を意識してウェアを選ばなくては行けません。
機能性のないウェアを選んでしまうと、せっかくのロングライドも汗べったりだったり、寒い季節は汗冷えして風邪をひいてしまうので、最悪、また買い直す必要があります。
そんな失敗もした私の経験も踏まえて、春夏秋冬のシーズン別で間違えない自転車ウェアの選び方のポイントをまとめてご紹介。
さらに、みなさんの今後のウェア選びの参考として、ポイントを押さえた機能性の高い具体的なウェアのおすすめを紹介します。
この記事を読み終える頃には、季節に合わせたウェアの機能性に理解を深め、実例のウェアと比較しながら、お店やネットで自分好みのファッション性を満たし、必要な機能性もチェックする間違いないサイクルウェア選びをできるようになっているでしょう。
春夏秋冬シーズン別の自転車・サイクルウェア選びに重要な3つのポイント
夏や冬など極端な季節はもちろんだが、春・秋のまさに快適そうな季節でも、意外と気温の変化が激しく寒かったり、暑かったりする。
そんな春夏秋冬の季節に合わせたウェア選びは豊かなサイクルライフを送るために重要だ。
そこで、実経験を元に季節に合わせた自転車・サイクルウェア選びに大事なコトを3つあげたい。
- 快適そうな春・秋の「急な気温の変化対策」
- 猛暑の夏の「熱中症対策」
- 極寒の冬の「防寒ではなく、防風対策」
今回、記事のボリュームが多いので、お好きな季節から確認していただくのもおすすめです。
1. 春・秋の自転車・サイクルウェア選びは「気温変化対策」
春・秋は、平均気温は安定しているが、朝と夜で気温差が大きい。花見に行くと毎年痛感するのが、意外と春って寒い!昼間はポカポカしているのだが、夕方から急に冷え込む。この寒暖差への対応できる自転車・サイクルウェアを選ぶのが重要だ。
そんな春・秋の寒暖差に対応する自転車・サイクルウェア選びのコツは、「重ね着」。
気温・体温の変化に合わせて、着ていく、脱いでいく「重ね着」です。
春・秋のライドはちょこっと2、3時間なら昼の暖かい時間に出れば、全く問題ない。
しかし、ロングライドに出るときなんかは、注意が必要だ。
家を出る朝の寒さ → 昼の暑さ→ そして、また帰りの寒さ。
1日で10度以上変化することもあるし、風が冷たく強かったりする。この気温の変化をジャージとパンツだけでクリアするのは至難。
そこで、重要になってくるのが「重ね着」用のウェアである。
ベースとなるロードバイクウェアを決める
ベースとなるウェアは、逆算して考えるのがコツ。
最も暑い気温を想定して揃えます。
最低限のジャージとパンツを着て、寒くなったら1枚ずつ上に重ねていくイメージ。
ベースウェアは今持っているもので十分ですが、おすすめのロードバイクウェアを少し紹介してみます。
1-1春・秋のシーズンは「ベースウェア」と「重ね着ウェア」を用意
ベースとなる自転車ウェア6点
1.インナーウェア
まず、一年を通してインナーウェアの着用をおすすめしたい。
初心者の頃、特に暖かい季節などは、サイクルジャージだけで走りに出ました。
すると、あっという間にジャージが汗でびしゃびしゃ。そして、走るほど風で汗が乾いて、体を冷やしてしまいました。
これを軽減するのがインナーウェア。
吸汗・速乾性が高い素材で、サイクルジャージの下で汗を吸収し、外へ逃がしてくれます。
これでサイクルジャージの汗びしゃがかなり軽減され、汗冷えなく快適なライドが楽しめます。
インナーウェアの袖の長さ「長袖、半袖、ノースリーブ」は、そのときどきの気温に合わせて選ぶといいでしょう。
個人的に最もお気に入りのインナーウェアブランドが、イタリアのアウトウェット。
見た目はまるで鎖かたびらのようだが、性能は確か。プロも好んで着用していると言います。
ただ、なかなかインパクトのあるビジュアルなので着る勇気が少し必要。まぁインナーだからいいんです。
2.半袖ジャージ
ジャージはもう自分の好きなデザインならなんでも。
速乾性のある記事で、後ろポケットがちゃんとついていればOKです。
3.サイクルパンツ・ビブショーツ
パンツ(ビブショーツ)
ロードバイクに合わせてパンツを買うべきという説もあるくらい重要です。
パンツは最もお金をかけていいウェアの一つでしょう。
肩掛け用の紐のないレーサーパンツか、肩にかけるビブショーツを選ぶかは好みでも良いですが、個人的にオススメはビブショーツ。
肩紐でつるため、お腹にゴム必要ないため圧迫感もなくなり、パッドも微妙にずれることはなく、パンンツタイプより圧倒的に着心地が快適です。
腰のゴムで止めるレーサーパンツ
肩紐で釣るビブショーツ
4.グローブ
春・秋は指がしっかりあるグローブの方が無難だ。急な冷え込みに指を露出していると末端から冷えてしまう。
5.サイクルキャップ
サイクルキャップは、頭から出る汗をキャッチしてくれるので、着用した方が快適。
6.サイクルソックス
自転車用のソックスの機能性は、「速乾性」と「足裏のグリップ」この2点を抑えたソックスを選べばOK
(パールイズミ)PEARL IZUMI 49 サイクリングソックス ウィンターソックス
dhb – Aeron Light Weight メリノソックス
春先や秋終わりは、寒さを感じやすい末端である足を守るために、やや厚手のウィンターソックスという選択肢もありです。
以上で、ベースウェアは勢揃い。
このベースとなるロードバイクウェアに加えて、気温に合わせて「重ね着」できるウェアを追加で用意するのが、春・秋のウェア選びの重要なポイントです。
重ね着ウェアは、携帯性を重視。
ベースウェアの上に重ね着するウェアは、「寒いと思ったら着る。走っていて暑くなったら脱ぐ。」を簡単にできる、かつ、脱いだ後もジャージの後ろポケットに収まる「携帯性」が大事です。
基本的にロードバイク用重ね着ウェアを選べば問題ないので、サイクル専門ショップや自転車・サイクルウェアの通販で購入するのが便利でしょう。
ウィンドブレーカー
困ったときの一枚にウィンドブレーカーは大事。
くるくるっと丸めて携帯できるタイプを選びましょう。
アームカバー
半袖のサイクルジャージの露出部分を覆ってくれるアームカバーは薄いけど、あると全然違います。
夏は日焼け防止にも使えるので買っておいて損はありません。
レッグウォーマー
レッグウォーマーは着脱は、ロードバイクからおりないと難しいので、帰るころに寒くなったら履くというイメージで携帯しておくイメージです。
重ね着ウェアは、以上の3点があればほとんど問題ないでしょう。
末端のケアという考え方もあるので、こちらの記事も参考にしていただければ。
(季節を選ぶ)
2.夏の暑さをしのぐ自転車・サイクルウェアは「熱中症対策」
夏は暑いからできるだけ着ないのが楽でいいやなんて思いがちだが、夏こそサイクルウェアの機能性が重要です。
とにかく汗をかくのと、日差しの強さに対する機能性をサイクルウェアに求めましょう。
汗を管理する吸水速乾性の優れた素材で、夏の強烈な紫外線を防ぐUVカット。
これら2つの機能を重視しましょう。
また、インナーウェアも暑くても着るのがおすすめ。
ジャージだけの吸水力では足りないので、インナーウェアにも汗管理をさせるのが夏の鉄則です。
油断していると汗冷えで夏風邪をひくなんてコトもあります。
2-2.夏のロードバイクの暑さをしのぐ、おすすめ自転車・サイクルウェア
夏のおすすめウェアは、パールイズミのUVフレスコジャージ。
真夏でも快適な素材スカイフレスコを採用していて、UVカットもあります。
そして、特に重要になのは、インナーウェア。
大量の汗を管理して、逃がしてくれる素材にこだわたインナーを選ぼう。
私のイチオシはOUTWET(アウトウェット)
インナーウェア専門ブランドの高い機能性でこれ1枚持っていれば他のインナーウェアは必要ないと感じます。
ただ、他のメーカーでも機能性の高いものを選べばOK。
迷ったら、安心の国産パールイズミがおすすめです。
日焼け対策に、アームカーバー・フェースカバー
春にも登場したアームカバーは、日焼け対策として使えます。
日焼けは基本的にダメージなので、修復するために体力を使うので極力減らした方が夏のライドに余裕が出ます。
また、顔も日差しにやられるので、フェイスカバーとして、UVカットに優れたマスクをしてもいいでしょう。
NAROO MASKは、マスク効果も高いが、呼吸もしやすいのでおすすめです。
暑いけど、日焼け対策を重視して首まであるタイプもアリ。
熱中症対策には、水分補給が最も大事
さて、ウェアだけでは熱中症対策は不十分です。
夏は、汗を管理して快適になっても、出て行った分だけ水分補給を心がける必要があります。
基本はボトル2本持ちがおすすめ。
1本はスポーツドリンクなど塩分やミネラルを補給できる飲み物。
そしてもう一本は、体にかけて体温調整できるように水道水を入れておくと非常に安心です。
飲む用でおすすめが、保冷ボトル。
氷を入れて持っていけば冷たいドリンクで気分も回復できます。
(季節を選ぶ)
冬のライドのおもひで
さて、冬のロードバイクウェア選びの前に、ロードバイク初心者として迎えた最初の冬のこと。
11月頃から秋も深まり徐々に寒くなりましたが、しばらく、サイクルジャージにウィンドブレーカー、レーサーパンツで多摩川サイクリングロードに走りに行ってました。
日があるうちは、走っていれば体温も上がって問題ないのですが、帰る頃に日が陰ると、軽装ゆえの寒さに凍えること数回。それでも懲りずに楽しくて走っていた。
そして、12月の初頭、ついに事件は起こります。
ロードバイクにまたがり、外に走りに出て数100m走ったくらいで、あまりの寒さに走るのを断念して、泣きながら家の中へ戻りました。
この日から、冬の自転車・サイクルウェアについて真剣に考え始めました。
こうして寒い冬を乗り切るため、いろいろと試行錯誤しながら見つけた私なりの冬ウェア選びに大切な4つのことをオススメの自転車・サイクルウェアについて紹介していきます。
冬に絶対NGな、あれ。
まずは、ダメな例を一つ。
初心者で、特にロードバイク専用のサイクルウェアが苦手で敬遠しているおしゃれ自転車乗りが選びがちな着こなしです。
それは、下にユニクロのヒートテック。これは、絶対NGです。
冬の防寒用のインナーとして、老若男女に人気の高いユニクロのヒートテック。
確かに暖かいので普段の防寒着としては最高ですが、ロードバイクに乗るときは注意が必要です。
ヒートテックは、体から発する水蒸気を繊維が吸収して熱を保って暖かくなる機能性ウェアです。
つまり、汗を吸収するが、汗が乾かない作りになっています。これがヒートテックの素材に含まれる「レーヨン」の特徴です。
ヒートテックを着てロードバイクでしばらく走ると、汗をヒートテックが吸収していきます。
そして、それが乾かず蓄積していき、最後には冷たい外気で冷やされ、「汗冷え」を引き起こします。急激に体温を奪い、風邪を引き起こすリスクが高まってしまいます。
ヒートテックを着て満員電車に乗ったときなどを思い出してもらうとわかりやすい。車内で人混みの暑さで汗をかいた後に電車を降ると、異常に寒かったことはないだろうか。
それと同じことが起こると考えるとわかりやすいと思います。
だから、冬のスポーツにヒートテックはNGなのです。
また、「ダウンジャケット」を着てロードバイクに乗っている人も散見します。
もちろん、街乗り程度でゆっくり走っているのでしょうが、それでもダウンジャケットは保温性が高すぎます。自転車通勤で数キロ程度を走るくらいなら問題ないかもしれませんが、スポーツとしてロードバイクに乗るときはダウンジャケットも含めて、普通の冬の防寒着はやめたほうがいいでしょう。
基本的に体温を逃さないのが防寒着です。
だから、汗をかいた後に、汗や体温の逃げ場がないため、走れば走るほどどんどん暑くなり、どんどん中で汗がたまります。そして、信号待ちなどで止まっていると急激に冷え、凍えてしまいます。
冬の自転車・サイクルウェアの選び方で最も大きな間違いは「防寒」対策をしてしまうことです。
ロードバイクはスポーツなので、運動で発した熱をコントロールするのが重要です。
特に冬は外気と体温のギャップが大きくなるので、夏よりもそのコントロールが難しくなります。自転車だからこそ必要な機能性が冬のウェアには必要とされるのです。
それでは、いよいよ冬の自転車・サイクルウェア選びに重要なポイントについて解説していきます。
3.冬の自転車・サイクルウェアは防寒ではなく「防風」
冬は寒いからとにかくあたたかいウェアを着たくなります。
しかし、そこをぐっとこらえて、走り出すときちょっと寒いくらいの装備にしてください。
冬のロードバイクに大事なことは「防寒」ではなく、「防風」なのです。
まず、これに気がつくことから、冬のサイクルウェア選びが始まります。
気合いだけで寒さを乗り切れるのは12月の頭まで。
1月、2月とどんどん寒くなっていくと冬のサイクルウェアの重要性はどんどん増していきます。うまくウェアを選べば、冬の寒さをうまく使って体温コントロールして夏より快適に走りこむことも可能です。特にヒルクライムで、雪が残る寒い峠の頂上でも、気持ちよく走ることができます。
まず、結論から言えば、防風を重視する冬の自転車・サイクルウェア選びのポイントは4つです。
- 防風
- 速乾
- 気温・体温の変化
- 軽快性
以上のポイントを順番に説明しながら、おすすめの冬の自転車・サイクルウェアを紹介していきましょう。
3-1.冬のロードバイクでおすすめの自転車・サイクルウェア
1.防寒ではなく、「防風」のウィンタージャケット
ロードバイクの最大の敵は、風です。
時速30キロを超えて走っていると常に風をあび続けます。冬になると当然、その風が冷たくなります。これがとにかく寒さの大きな原因です。
そこで冬の自転車・サイクルウェアに必須となる機能性が「防風」なのです。
前述のように「防寒」性能、保温性はあまり必要ありません。
むしろ、上がった体温と汗を逃がす「通気性」が重要になります。
つまり、外からの風を防ぎ、内側の体温と汗を適度に逃がす。
これが冬の自転車・サイクルウェアで最初に押さえるべきポイントです。
具体的にオススメのウェアは、コスパの良いパールイズミの「ウィンドブレイクジャケット」です。
ウィンドブレイクジャケット 5℃設定
パールイズミは日本メーカーならではのクオリティで、細部まで作り込まれた機能性を持ち、冬の季節も最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
防風と通気性に加えて、日照時間の短い冬の夜間ライドの安全性を考えて反射素材を使って視認性をあげていたり、冷気が入らないように伸縮素材が使用された袖口に、裏起毛で適度な保温性もあります。
すべてのデザインが、冬のロードバイク乗りのために考え抜かれて作られています。
そして、これだけの機能性を持っているのに、ASSOSやRaphaといったおしゃれ、かつ、機能性の高いサイクルウェアブランドと比べて1万円以上安い価格設定でコスパが最高です。
前面は防風素材がメインに作られていてしっかりと外気をシャットアウト。
そして背面は背中の中心辺りから通気性の高い素材を使用して、体温や汗を適度に逃がしてくれます。
よく見たらわかりますが、腕の内側も通気性を持つ素材になっていて、体温コントロールしてくれます。
背面はロードバイク前傾ポジションに合わせて丈が長くなっていて、背中が出ることもない。3つのポケットもしっかり用意されています。
ロングタイツ 5℃設定
パールイズミのロングタイツもウィンドブレイク素材でできていて、前面が防風、背面が通気性をもつ設計になっています。
さらに、立体裁断を活用して、ロードバイクで重要なペダリングのしやすい設計になっているのも見逃せません。普通のスポーツ用ジャージやウィンドブレイカーではなく、自転車専用のロングタイツを買うメリットがここにあります。
あとは、パッド付きか、無しか。
パッド無しは重ね着で下に夏用のサイクルパンツやビブショーツを履けばいいのでコスパが良いです。パッドありは冬専用になるが、軽快なので捨て難いです。ここは自分の好みで選んでOKです。
パールイズミのおすすめウェアをいくつか紹介しておきます。
・パッド付きロングタイツ
・お尻の痛みが気になる初心者はパッド厚のタイツもオススメ
・ビブタイプももちろんOK
ビブのメリットは肩紐でつるので尻パッドがズレず、ゴムがないので腰回りがリラックスできます。
ただ、デメリットはトイレのときが面倒です。
・パッドなしロングタイツ
冬の自転車・サイクルウェアのベースとして、ウィンドブレイクのジャケット・パンツを上下で揃えるのをオススメしたい。パールイズミがコスパで最強だと思いますが、自分の好きなブランドで同様の機能性を持ったウェアを選べば良いでしょう。
私もお金が許すならば、ASSOS(アソス)のBONKAを購入したいです。。。6万円超ととても高い。
いかにパールイズミがリーズナブルか打ちのめされます。
> ASSOS(アソス)ウィンタージャケット【ASSOS IJ.BONKACENTO.6】
> ASSOS(アソス)ロングスリーブジャージ【ASSOS IJ.HABU.5】
防風必須の足元にシューズカバー
次に必須アイテムは、シューズカバー。
ペダリングで常に動かしている足元は、常に風の脅威にさらされています。
冬の足先は本当に凍えます。奥多摩の風張峠のダウンヒルの間は、もしかしたら凍傷になるのではないかと思うほど足先が凍えました。
基本的にサイクルシューズは通気性が高められているので、冬でも冷気がダイレクトに足に飛び込んでくるのです。これを防ぐためにシューズカバーで防風するのが重要なのです。
シューズカバー選びで重要なのは、着脱のしやすさと頑強さです。
自転車を降りて靴を脱ぐとき、シューズカバーは外さなければいけないので、クリートに引っ掛けて破れてしまうリスクが高いのです。
Rapha(ラファ)のシューズカバーは、比較的柔らかめだったこともあり、何度も破れて、補修シートで補強しながら使い続けることになりました。
あまり高いものではなく、破れる前提で安めでコスパの良いものを選ぶのがおすすめです。
パールイズミのシューズカバーはカイロポケットなどもあるし、着脱もしやすいのでおすすめ、
2.速乾性を重視したインナーウェア
次に大事なのがインナーウェア。
ユニクロのヒートテックがNGのように直接体に触れるインナーウェアは汗を吸収してくれます。そして、その汗をすぐに逃してくれる機能性が重要になります。
このインナーウェアもパールイズミはいいですね。
ちょっとおしゃれにアンダーアーマーのコールドギアで攻めるのもあり。
そして、ASSOS(アソス)のベースレイヤー。
ジャケットに比べればお求めやすい価格だが、それでも1万円を超えてくるお高めですね。
> ASSOS(アソス)ベースレイヤー【ASSOS LS.SKINFOIL_WINTER_EVO7】
インナーウェアは、暑い夏には、大量の汗を効率よく逃してくれるので、快適性と体温調整を考えると夏に着ても問題ありません。暖かいときは夏用のアソスの半袖インナーウェアで冬も走ったりします。
3.気温・体温の変化
以上のアイテムで、冬ライドのウェア準備はほぼ完了ですが、気温がさらに低い時は重ね着して暖かくするアイテムを持っておくと心強いです。
しかし、もう一枚ジャージを着てしまうと、走り出して体温が上がると暑すぎます。そして脱ぐこともできません。
そこで、おすすめは、「重ね着」アイテム。
気温や体温の変化に合わせて、脱いだり、着たりできて、背中のポケットに入るアイテムです。
折りたためるウインドブレーカー
1枚ウィンドブレーカーはいつも持っておくのがおすすめ。
走り始めに寒ければ着て出発してもOK。
このウインドブレーカーが最も活躍するのは、ヒルクライム後のダウンヒル。
これが間違いなく寒いので、汗びえしないようにジャケットの上に羽織ると全然違います。
ちょっとした休憩時にも羽織れます。
日照時間の短い冬は、視認性の高い蛍光色は安全面でおすすめです。
これくらいまで小さくたためるウィンドブレーカーは、ポケット一つ分で収納できます。
首元にネックウォーマー
寒がりなら、首元にネックウォーマーを軽く巻くのもおすすめ。体幹を温めるアイテムは少ない保温でも効果がてきめんです。
暑くなったら首からずり下ろすだけで、涼しくなります。
また首はそれほど汗かかないので速乾性にこだわらず、防風性と保温性があるものでOKです。
サイクルキャップ
ヘルメットも通気性が高いので、サイクルキャップも必須アイテムです。
冬でも頭もしっかり汗かくので、汗冷えすることもあります。
サイクルキャップは予備を持って行きと帰りで替えるくらいでも良いかもしれません。
冬用ウォームキャップでもいいですし、普通のサイクルキャップでも個人的には問題ないと思います
インナーグローブ
念のために持っておくのが、インナーグローブ。普通のグローブの下に重ねて着ることができます。
特にヒルクライムの好きなロードバイク乗りにおすすめ。
基本、登りは運動量が多いので暑くなるのですが、ダウンヒルのときの指先が本当に寒くなります。
20kmもダウンヒルが続くと指がちぎれるかと思います。ヒルクライムの後のダウンヒル前にはウインドブレーカーを羽織って、インナーグローブを装着し、ネックウォーマーを上げて完全防風で下るくらいの装備にしておきたいです。
ダウンヒルは本当に運動量が少ないので、体温が上がらず、特に寒いのです。
4.軽快性
最後に、冬だからと言って厚手のものを選びすぎると身動きしづらくて、快適性が落ちます。
できる限り過剰にならないように気をつけてバランスをとったほうがいいと思います。
特にウィンターグローブはかなり厚手のものがありますが、私はあまりおすすめしません。
それは、オートバイの冬用グローブレベルの厚みになると、ブレーキやシフトの細かい操作ができなくなり、後ろポケットに入れているものも取りづらくなるからです。
寒さを意識しすぎて厚手にせず、アーリーウィンターグローブ程度の長指グローブで、シフトレバー、ブレーキの操作感がダイレクトに感じられるものを選ぶのがオススメです。
自転車の操作をしっかりできるのは安全性も高まりますし、ロードバイクの操作も楽しめるからです。
万が一の極寒やダウンヒル専用として、グローブカバーを背中のポケットに忍ばせておくのもありかもしれません。
関東圏ならインナーグローブまでで十分だと思います。
冬におすすめの自転車・サイクルウェアまとめ
冬の自転車・サイクルウェアはあまり寒さを気にしすぎず、走り始めは少し寒いくらいのコーディネートをおすすめします。
北国の人でなければ、1、2月の極寒の季節でもインナーウェアとウィンドブレークジャケットの2枚でベースウェアは十分です。
不安な人は、長袖ジャージもありですが、かなり寒がりの私でも、結局、一枚も長袖ジャージは持っていませんが、大丈夫でした。
冬の基本装備まとめ
- 長袖インナーウェア
- ウィンドブレークジャケット
- ウィンドブレークロングタイツ
- ソックス
- サイクルキャップ
- シューズカバー
- 長指グローブ
これらは基本装備として忘れずに装備していこう。
冬の予備装備まとめ
- ウインドブレーカー
- インナーグローブ
- ネックウォーマー
- サイクルキャップ(予備)
走り出しや気温の変化、ダウンヒルなどの状況に合わせてこれらの予備装備を活用すれば、極寒の冬もロードバイクを楽しめるでしょう。
(季節を選ぶ)
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