自転車キャンプ・バイクパッキング用おすすめバッグ5選+1

自転車ツーリング、ロングライドで1日100km以上走る人なら「自転車キャンプ」に興味がある人も多いのではないでしょうか?

 

私もその一人。これまでロードバイクで、佐渡島のイベントライドや輪行してしまなみ海道を走ったり、全国各地をツーリングしてきましたが、自宅やホテルを拠点にする必要がため、どうしても走れるエリアに限界があります。

 

そんな中、自転車で走ってキャンプして、次の日起きたらまた走るを繰り返す「自転車キャンプ旅」なら、自宅やホテルに縛られず、どこまでも自由に走る旅ができるのではと思いたち、「バイクパッキング」 について調べてハマりはじめました。

 

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旅に出るなら、「バイクパッキングBOOK」を読もう。

 

(参考文献)

 

自転車キャンプ旅で、自由な世界が広がるイメージ

自転車で日本一周!まで極端な旅でなくても、四国や九州、北海道一周など、自分の休める期間に合わせての旅のテーマを決めて、キャンプしながら自転車で走る旅ができます。きっと、今まで以上に自転車の世界が広がるはずです。

 

そんな魅力的な「自転車キャンプ旅」をはじめるべく、まずはグラベルロードKONA ROVE STを購入し、キャンプ装備を研究すること2ヶ月。

令和元年スタートと同時の5/1〜5/4(3泊4日)に、「富士山一周・自転車キャンプ旅」にデビューしました。

これが私の「富士山一周・自転車キャンプ旅」のキャンプ装備の全てです。

 

キャンプに必要な三種の神器、テント・寝袋・マットをはじめ、いろいろなキャンプギアやアイテムを最低限に揃えたつもりですが、こんなにたくさんになりました。

結論としては、このキャンプ装備すべてをたった一台の自転車に積むことができました。

 

今回は、その「バイクパッキング 」で実践したおすすめバッグ5選と必要なアイテム1つ。さらにバイクパッキング のコツについて紹介します。

 

 

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バイクパッキングおすすめバッグ5選+1とコツ

さて、キャンプギア選びは楽しいのですが、それを自転車に積載しなければならないのが「自転車キャンプ旅」の宿命です。

これだけの装備をたった一台の自転車に全て積載し、かつ、「自転車で走ることを損なわない」ためには、バイクパッキング 用のバッグ選びがとても重要です。

 

私の選んだバイクパッキング 用バッグはこの5つ!

これだけのバッグを使って、写真全ての装備を積むことができます。ちょっとすごくないですか?笑

 

■バイク本体につけるバッグ

 

■コンプレッションバッグ

 

総容量は理論上、53.5ℓ

これだけの容量の荷物を自転車に積むことができるバッグたちです。

 

この5種類のバッグをうまく活用することで、一番上の写真のキャンプギア・アイテムを全て自転車に積むことができます。さらに、勾配10%程度の伊豆の山道を上ることも可能です。

全ての装備を自転車に装備した状態がこちらです。

バッグ選びだけではなく、バイクパッキング のために細かい工夫をしています。

 

 

 

バイクパッキング の3つのコツ

その1:バックパックを背負わない。

これは主義・主張は人それぞれ分かれるかもしれませんが、私は数日間かけて長距離を走っていく自転車キャンプ旅のシチュエーションでは「全ての荷物を自転車に積む」バイクパッキング をおすすめします。

 

バックパックを背負うと、体が重くなる、もしくは、体が暑くなるなどの体への負担が少しずつ蓄積します。背中が蒸れて走る不快感もあります。

バックバックを背負って走るのと、同じ荷物を大きなサドルバッグに入れて走るのと比較してみると一目瞭然です。自転車が重くなっても全く不快ではありませんが、リュックを背負って長距離走るとかなり疲れや不快感があります。

 

というわけで、私は自転車に全ての荷物を積む前提でバイクパッキング のバッグ・装備を揃えていきました。

 

まず基本となるのが、バイク本体に直接つけるバッグたちです。

サドルバッグとフレームバッグ は最低限の装備として考えてもいいでしょう。

まずはこの2つを揃えていきましょう。

フレームバッグ とサドルバッグの2つで結構な荷物は運べるので、普通の旅行であれば十分です。(荷物の断捨離は必要ですが)そういう意味でもここからバイクパッキング を始めると、まずはホテルに泊まりながらの旅を楽しめるかもしれません。

トップチューブバッグは補給食やスマホなど小さいものを入れておけるので便利ですが、ウェアの後ろポケットでも良いので、必須ではないかもしれません。あると便利ですが。

 

 

その2:重心を低く、中央に寄せる

左が私、右が友人のバイクパッキング 例。私の方はフレームバッグ とフロントフォークの荷物積載で重心が低く、中央に集めているのがわかるでしょうか?

次に「走り」を損なわない荷物の積載方法について。

バイクを安定して走らせるには、「荷物の重心は低め、自転車の中央に近いほど重くなる様に荷物を積む」ことがコツです。

 

わかりやすく実用的なコツとして書き直すと、

  • フレームバッグ に重いものを入れる。
  • サドルバッグは最初に重いものを入れる。
  • フロントフォークに荷物積載するのは超おすすめ。

特にサドルバッグは、外側に重いものを入れると、ダンシングした時に遠心力に振られて非常に走りづらくなります。あとはヒルクライムを考えると、重いものは前に積む方が、上りは軽く、下りはダウンヒルが速くなるかもしれません。

 

 

その3:コンプレッションバッグをうまく活用する

バイクパッキング のバッグには容量が大きいものもありますが、もちろん限界があります。

そこで防水加工のコンプレッションバッグを活用するのがおすすめです。コンプレッションバッグは、生地などに含まれる空気を抜いて圧縮できるので、かさ張る荷物をかなり小さくできるバッグです。うまく使うと積載量の限られる自転車でも、かなり多くの荷物を積めます。

 

フロントフォークにコンプレッションバッグを積載

フロントバッグの導入なども考えたのですが、最終的に私が選んだのはフロントフォークにコンプレッションバッグを積載する方法です。

 

これは、ブラックバーンのアウトポストカーゴケージを使うと簡単にできます。

ボトルケージを付けれるダボ穴に取り付け可能で、ボトルよりも太いものをベルトで固定して運ぶためのケージです。

 

ロードバイクにはフロントフォークにダボ穴が無いと思いますが、なくても付けれるようにするアタッチメントを使えば問題ありません。

 

フロントフォークの左右にケージをつけて、私の選んだグラナイトギア eVentシルコンプレッサー 13ℓ (63g) を2つつけると一気に26ℓの容量が増えます。

これより大きいコンプレッションバッグだとアウトポストカーゴケージのベルトでは装着できなくなるので注意してください。

 

コンプレッションバッグにすることで、テントや寝袋、ウェアなどを圧縮して小さくできるのでフロントフォークにもつけやすくなります。

 

サドルバッグに入れるときもコンプレッションバッグが活躍

やや小さいコンプレッションバッグISUKA ウルトラライトコンプレッションバッグS 7ℓ は、サドルバッグへの入れる荷物を圧縮するのに活用します。そのまま入れたら嵩張ってしまうものは、できるだけコンプレッションバッグでまとめて小さく圧縮して入れると重量もまとまりやすく、安定します。

 

 

 

バイクパッキング 用おすすめバッグ5選+1まとめ

これだけのキャンプ用品すべてをバイク1台に積載。

使ったバイクパッキング 用バッグ5つ

総容量は理論上、53.5ℓ。

 

■バイク本体につけるバッグ

 

■コンプレッションバッグ

 

もう1つのギアは、これ。

■フロントフォーク用カーゴケージ

アウトポストカーゴケージ

 

 

もちろん、自転車キャンプ旅に必要な荷物の量次第で、これでは足りない、もしくは、多すぎる人も出てくると思います。

総容量53.5ℓを積めるバッグ5選です。

こちらを参考に自分のキャンプ装備に合わせて、バッグを増やしたり減らしたりしながら理想のバイクパッキング を目指す参考にしていただければと思います。

あと、フロントバッグを増やしてさらに容量を増やす余地もあるので、検討してもいいかもしれません。

アピデュラ ドライハンドルバーバッグ 9.0ℓ (270g)

 

 

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