グラベルロードおすすめ7選2019!走破力と搭載力で世界が一気に広がるその魅力!

山道や砂利道も走り抜ける

近年、グラベルロードバイクのプレゼンスが高まっています。

私の周りでも、ロードバイクに興味のなかった友人から、最近グラベルロードが気になっているという声をちらほら聞いたりします。

ガチスポーツ感の強いロードバイクとは異なり、グラベルは「アドベンチャー」感が強く、男のロマン的な雰囲気があって一般的なウケが良いバイクになっているのかもしれません。

ロードバイクの多様化からグラベルロードへ

舗装路を飛び出し、山道へ分け入るためのロードバイクがグラベル

そもそものロードバイクもどんどん多様化が進み、用途別にバイクを選ベるようになってきました。

例えば、ロングライド(エンデュランス)、エアロロード(空力)、ヒルクライム(軽量)、レースモデル(万能)などの大まかなコンセプトをそれぞれのバイクが持っています。

各メーカーもそれぞれの得意分野にあわせて、用途別最新モデルを毎年3種類くらい投入してきます。しかし、これらのロードバイクのコンセプトも突き詰めると、やはりガチスポーツとしての自転車です。

グラベルロードは、趣味が広がる「掛け算」の魅力

あてもなくたどり着く先に何かあるかも

一方で、グラベルロードバイクはそんなロードバイクのガチスポーツな世界観から、ちょっと趣向をずらして、山道や川沿いの砂利道などどんな道も走破できるアドベンチャーバイクという新しいポジションを確立しています。

「グラベル」バイク、グラベルロード、オールロードバイクなどと呼び名がありますが、基本的にはロードバイクの走行性能を生かしながら、舗装路以外のあらゆる道を快適に速く遠くまで走れるように進化した自転車です。

一言で言えば、旅に出かけたくなるバイク。

走る楽しみだけじゃなく、どこか遠くへ行って楽しむためのバイクだと思っています。

グラベルロードで山や大自然を目指し、そこでキャンプをしたり、風景をカメラに収めたり、温泉に入ったり、行き先で自転車にプラスして遊ぶ。

山道を分け入り、山の頂上まで自然に包まれながら悪戦苦闘して登り、バイクに積んだコンロでコーヒーを飲む。その一連の流れを作れることがグラベルロードに行間を生み出し、大きな魅力を感じさせてくれます。

※似た自転車の種類としてシクロクロスがありますが、これは山道などの悪路でのレースを前提にしたガチスポーツタイプです。

ロードバイクでは雪道は走れません。

今回は、そんな注目の集まり始めたグラベルロードバイクの魅力に迫り、今買うべきおすすめモデルを厳選して紹介したいと思います。

     
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グラベルロードバイクの魅力とは?

グラベル = 砂利(ジャリ)

グラベルとは、「砂利」という意味の英単語です。

その名の通り、砂利道や山道などの悪路でも走れるバイクとして開発されたのが「グラベルロード」なのです。

ここで素朴な疑問として、

砂利道や山道を走るだけならMTB(マウンテンバイク)があるじゃん。グラベルロードじゃなくて、MTBの方が種類もたくさんあるし、歴史も長いからいいんじゃないの?

が思い浮かぶでしょう。私もそうでした。

どうせ買うならロードバイクとMTBの2台を購入して使い分けた方が、それぞれ最高のものを選べて良さそうに思えたのです。

しかし、グラベルの情報が少しずつ、雑誌やネットなどで伝え聞いているうちに、ロードバイクとも、MTBとも違う、グラベル自体の魅力を知ることになります。

   

グラベルの魅力その1 どんな悪路でも、長い距離走り続けられる「高い走破力」

砂利道でも山道でも、どこまでも走れるロードバイクがグラベル

ロードバイクは、細いタイヤで舗装路のみを走る前提で作れたバイク。

シンプルに言えば、このロードバイクに、より太いタイヤが使えるようにフレーム設計したものが、「グラベル」ロードバイクです。これにより、ロードバイクのように様々なポジションで砂利道や山道を走ることができるようになりました。

MTBとの大きな違いはまず、この「様々なポジション」で乗れるところです。

MTBのハンドルは上体を起こしたアップライトなポジションでしか基本的に乗ることはできません。

しかし、グラベルロードバイクは、ロードバイクのハンドルを使えるので、

  • ハンドル上部を持つ「上体を起こしたポジション」
  • プラケットを持つ「やや前傾ポジション」
  • ハンドル下部を持つ「深い前傾ポジション」

この3つのポジションを切り替えながら走ることができます。

この様々なポジションで乗れるメリットは非常に大きいものです。

ロードバイクに乗ってる人はピンと来ると思いますが、乗ったことのない方はなかなか想像が難しいかもしれません。しかし、これによりロードバイクは、1日に200kmもの長距離走ることも容易にしています。

この「様々なポジションで乗れる」を言い換えると、「ずっと同じポジション(姿勢)じゃなくてよい」ということです。

自転車に限らず、会社員で椅子に座ってPCにずっと向かい続けていたり、タクシーの運転手のようにずっと座っていたりすると、筋肉が凝り固まってしまい、負担が大きくなります。

自転車もずっと同じ姿勢で乗り続けていると、腰や肩などの同じ箇所への負担が大きく走り続けるのが困難になります。

そこで、ロードバイクでは、ハンドルを持つ場所を変えることで、「体の姿勢」を変えて、体の負担を分散することで長い時間走ることを可能にしています。

これにより、部位ごとに筋肉を「使ったり」、「休ませたり」、管理することができるため、筋肉を長く使い続けることができるのです。

さらに、「様々なポジションで乗る」=「様々な場所の筋肉を使う」ことでもあり、ペダリングするときに使う筋肉も「臀筋」「ハムストリングス」「大腿筋」などと使い分けることができます。

   

グラベルの魅力その2 圧倒的な搭載性能「キャンプ用品を積んで山へ」

グラベルと、レースに特化したスポーツバイクであるロードバイクとの大きな違いは、その「実用性」にあります。

ロードバイクの行き着く先はやはりロードレースであり、ヒルクライムであり、スプリントであるため、できる限りの無駄を一切はぶき、最先端の設計と技術を駆使した軽量化、空力向上のうえ開発されています。

速く遠くまで走るを突き詰めたのが、ロードバイクです。

一方で、グラベルは、アドベンチャーを楽しむことを主眼に設計されたバイクで、走行性能はもちろん大事ですが、アドベンチャーするために必要なモノを運べる「搭載性能」もしっかり身につけられています。

各メーカーによってその搭載性能には差がありますが、基本的に無駄を一切はぶくのではなく、拡張性を持たせている設計思想は同じです。

ボトルが3本つけれたり、フロントフォークやフレームの後ろに専用のバッグをつけられたり、ダボ穴が多めだったり、荷物をたくさん積むことも可能にしています。

グラベルで見つけた危険なキャンプ場

いわゆる昔、自転車で日本一周するときに使っていたランドナーやツーリングバイクのように荷物をたくさん乗せることもできます。そして、さらに進化させ、山道や砂利道まで走れるので、本当に道さえ繋がっていればどこまでも走って行くことができ、その場で「キャンプ」することもできるのがグラベルロードバイクなのです。

  

グラベルの魅力その3 自転車通勤・通学など「普段使い」にも最適

毎日の自転車通勤のハードな使用にも最適。

グラベルは、ロードバイクの「エンデュランスロード」と呼ばれたりするロングライドモデルとフレーム設計が似ています。

ホイールベースが広く、アップライトなハンドルで、より上体を起こしてリラックスできるポジションで乗れるので、初心者でも非常に乗りやすいデザインです。

また、太いタイヤで乗り心地も良く、悪路や路面ギャップ、段差などにも強くなります。

さらに、ブレーキもMTBと同じくディスクブレーキを採用し、雨などの悪天候でも確かな制動力を担保してくれます。

これらの性能は、全て自転車通勤のライダーに大きな恩恵を与えてくれます。安全面だったり、リラックスして乗れたり、それでいて普通の自転車より速いので、朝の貴重な時間をもう少し生み出してくれます。

週末のアドベンチャーだけなく、「普段使い」にも使えるグラベルは、とても多面的な魅力を感じさせてくれます。

もし、自転車通勤用にクロスバイクを買おうと思っている人がいたら、ぜひ、安めのグラベルロードバイクも一度検討してみてはいかがでしょうか。

   

グラベルロード選びのポイント

グラベルの魅力を知り、よし買おうと思った人には、ぜひ良いグラベルロードを選んでいただきたいと思います。

そこで次に「グラベル」ロードを選ぶときに注意して欲しいポイントをいくつかご紹介していきます。

太いタイヤ(30〜40C)がハマるか?

太いタイヤなら、悪路の走破力と乗り心地が得られる

まず、砂利道や山道などの悪路を走る前提にしたグラベルでは、ちゃんと太いタイヤがしっかり使えることは確認しておきましょう。グラベルを謳っているなら間違い無いですが、流行りに乗って作られたなんちゃってを掴まないように念のため確認して下しあ。

また、山に行くまでの舗装路を時速30kmくらいで走りたいなら、30〜35Cくらいのやや細めのタイヤを使えることを確認した方が良いでしょう。

ディスクブレーキ搭載?(油圧式がおすすめ)

グラベルなら基本ブレーキはディスクブレーキになっていて、どんな状況や天候でも制動力を維持できるようになっています。

油圧式とワイヤー式などありますが、予算が許すなら油圧式がおすすめです。軽く握るだけで高い制動力を発揮してくれるのでブレーキ疲れがありません。

搭載性能は高いか?(ダボ穴の拡張性など)

ダボ穴を使ってリアキャリアを装着したら搭載力は格段に上がります。テントも余裕。

グラベルロードを買ったら、街乗りだけではなく、休みの日には週末キャンプに山へ行こう!なんてこともできます。

そんなときに簡易テントやバーナーなどの自前のキャンプセットを積んでいけるのもグラベルロードの魅力ですよね。重量が増えるのは仕方ないのですが、ライドの邪魔にならないように車体に積めるようにうまくサイクルバッグを搭載できる拡張性があることが重要です。

「グラベルロードで山まで走りに行って、頂上でお湯を沸かしてコーヒーを飲む」そんなロマン的なシチュエーションを楽しめる搭載性能の高いバイクを選ぶのがやはり王道でしょう。

   

おすすめグラベルロードバイク7選

それでは、最後にグラベルロードの中でも特にオススメのモデルを7つ紹介していきます。

まずは、ロードバイクとMTBを融合して、舗装路も砂利道も速く遠くまで走ることができるグラベルロードの王道モデル4つからどうぞ。

王道グラベルロード

TREK(トレック)・CHECKPOINT SL5

2年前にトレックのお店でスタッフの人との雑談で「グラベルに興味があるんですよ。」と話したら、「うちには無い無い」と冷たくされた苦い思い出がありますが、トレックからちゃんとしたグラベルロード・チェックポイントがついに2019年モデルとして登場しました。

個人的にこれがいよいよグラベルの潮流が本格化するのではと感じさせてくれたバイクです。プロモーションビデオを見るとそのアドベンチャー感にワクワクします。

ロードバイクの性能は折り紙つきのトレックが、ロードバイクの走行性能に、砂利道に突入できる走破力を兼ね備えたグラベルロードチェックポイントを開発しました。

グラベルの王道として、必要十分な性能について簡単に解説します。

  

抜群の安定性

広いタイヤクリアランスに油圧ディスクブレーキ

最大45Cの太いタイヤも装着可能なタイヤクリアランスがあり、ロードバイクほど前傾姿勢にならないジオメトリで、長距離でもを快適に、悪路でも安定した走行が可能です。

ブレーキももちろん油圧ディスクブレーキを採用した安定した制動力を持ちます。。山の急な天候変化の雨でも、帰り道の長距離ダウンヒルでも安心です。

  

ISO SPEEDの振動吸収性能

フレームからシートポスト独立させて振動吸収性能を高めるISOSPEED

業界トップクラスのカーボンで作られたフレーム性能に加えて、エンデュランスロードバイクのドマーネで培われた「ISO SPEED」という独自の振動吸収機構もあり、山道・砂利道、石畳などの悪路でもフレームが振動による負担を減らし疲労を軽減してくれます。

  

圧倒的な搭載力

あらゆる場所にバッグやボトルが装着可能

トップチューブ・シートチューブ、ダウンチューブ、フォークなどあらゆる場所にマウントが施されており、3本以上のボトル搭載やライドの目的に合わせて必要なバッグを十分に搭載する事ができます。

  

トレック・チェックポイントのスペック&価格

  • フレーム:カーボン
  • フォーク:カーボン
  • メインコンポ:シマノ・105
  • ホイール:ボントレガー・チューブレスレディ
  • タイヤ:シュワルベ・G-ワンオールラウンド 700×35C
  • サイズ:49、52、54、56
  • 完成車実測重量:9.58kg(54サイズ、ペダルなし)
  • 完成車価格:29万7000円(税抜)

  

(関連記事)

トレックの最新グラベル「チェックポイント」2019年モデル登場!2台目のバイクでキャンプに行こう!?

  

スペシャライズド・Diverge

S-WORKSグレードは100万円超で組めるけど高い!

ロードレース界の雄スペシャライズドからも本格派なグラベルロードDivergeを紹介します。

ロードバイクに乗っている人ならスペシャライズドのブランドなら安心感しかないですが、やはり設計力、開発力に優れたメーカーが本気で作ったグラベルは隙がありません。そしてまた、かっこいいです。

荒れた路面の衝撃をスプリングで吸収”Future Shock”

前ハンドルに仕込まれたスプリングが衝撃を吸収

路面の振動をスプリングが吸収するメリットは想像しやすいと思います。加えて、Future Shockがあることで、凹凸の悪路を進んでいても、ハンドルは多少上下してもホイールベースに影響が出ないため、ハンドリングが安定するメリットもあります。

  

グラベル専用のジオメトリを開発

ジオメトリで違いがわかる人はすごい。

シクロクロスのジオメトリをやめて、新たに全く新しいOpen Roadジオメトリを採用して、よりグラベルらしいバイクに仕上げられています。

広めのホイールベースに、重心を低くしてより安定させるため、ホイール中心より低くBBを配置。短めのチェーンステイにして、悪路のチェーン暴れを軽減させるなど、グラベルを走るための設計思想がかず多く盛り込まれています。

  

そして、このDivergeを颯爽と乗りこなしているプロロードレーサーのピーター・サガン。

このプロモ映像を見てるともうマウンテンバイクにしか見えませんが。。。

S-WORKSは100万円を超えるので、これからグラベル始める人には、105搭載で20万円程度のSPCIALIZEDグレードのDIVERGE MEN E5 COMPをお勧めします。

  

スペシャライズド・Diverge MEN E5 COMPのスペック&価格

  • フレーム:アルミ
  • フォーク:カーボン
  • メインコンポ:シマノ・105
  • ホイール:Axis Sports Disc
  • タイヤ:Espoir Sport Reflect 700×30C
  • サイズ:48、52、54、56、58
  • 完成車価格:19万0000円(税抜)

   

GIANT(ジャイアント)・REVOLT ADANCED2

ジャイアントらしいハイコスパGRAVEL

ジャイアントも古くからANYROADというアルミのアドベンチャーロードバイクを展開してましますが、よりグラベルらしい一台が”REVOLT ADVANCED2

カーボンフレームで25万円という安さに驚きますが、グラベルとしての性能はしっかりおさえているのがジャイアントらしい一台です。

コンポはシマノ105で、ディスクブレーキ、40Cのチューブレスレディタイヤまあで揃っていてこの価格はハイコスパです。

   

独自の油圧式ブレーキシステムで低価格を実現

ハンドル中央ある見慣れない装置

特に変わっているのがハンドル中央にあるこのブレーキ用のアダプター。

これでワイヤを引くことで、油圧式ブレーキに繋がるという独自システムを採用しています。Giantは自転車にまつわるあらゆるものを自社内で作れる技術があるので他のフレームメーカーと一線を画すコスパバイクを投入できるわけです。

   

ジャイアント・REVOLT ADVANCED2のスペック&価格

  • フレーム:カーボン
  • フォーク:カーボン
  • メインコンポ:シマノ・105
  • ホイール:GIANT P-X2 DISC1
  • タイヤ:GIANT CROSSCUT GRAVEL 1 700x40C Tubeless Ready
  • サイズ:430(XS)、450(S)、470(M)
  • 完成車実測重量:9.75kg(Sサイズ)
  • 完成車価格:25万0000円(税抜)

   

FUJI(フジ)・JARI 1.3

FUJIですが、アメリカのメーカー

JARI=ジャリ=グラベルという名前のまさにグラベルロードバイクです。

FUJIのルーツは日本にあるので、アメリカのメーカーですが、こういった日本語を文字ったモデル名をつけているのは面白いですね。

グラベルロードバイクとしてのわかりやすさは名前と同様ピカイチです。

4モデルのラインナップがありますが、その中では中位グレードのJARI1.3

唯一フロントシングルのスラム・アペックス1のコンポを採用しており、よりグラベルに特化したバイク感があります。

スラム・アペックス1のフロントシングル&ワイドスプロケ

左:JARI 1.3、右:Giant REVOLT

まず特徴的なコンポ「スラム・アペックス1」ですが、フロントギアがシングル40Tで、リアのスプロケがワイドな11-42Tの設定です。(数字はギアの数です)

Giant REVOLTの105はフロント48x32T、リアスプロケ11-34T。

フロントギアは丁度ど真ん中のギアを使っていて、それで幅広いギア比を再現しているわけですね。

リアで一番大きいギアの42の大きさはなかなか迫力あるルックでかっこいいです。

JARIのプロモーション映像は1日のアドベンチャーを追体験できる内容でなかなか面白いです。

舗装路から地図を広げて未舗装路へ、キャンプして大草原や陸橋を渡り、山道を抜けて、たどり着くのはどこなんでしょうか?アドベンチャーです。

  

FUJI・JARI 1.3のスペック&価格

  • フレーム:アルミ
  • フォーク:カーボン
  • メインコンポ:スラム・アペックス1
  • ホイール:WTB ST i23, 32/32h
  • タイヤ:Panaracer Gravelking SK, 700 x 38c
  • サイズ:46、49、52、54、56
  • 完成車実測重量:9.86kg(52サイズ)
  • 完成車価格:18万9000円(税抜)

   

個性派グラベルロード3選

個性派でもあり、650Bなどホイール径を小さくして、より悪路への対応力を強化しているモデルから3つをピックアップしました。

少し変わったバイクに乗りたい人におすすめです。と言っても性能面でも全く問題ないので楽しいグラベルライフを送れるモデルたちです。

  

CANYON(キャニオン)・GRAIL(グレイル)

横から見るとわかりづらい最大の特徴は「2階建ハンドル」

ネット通販専門の自転車メーカー・キャニオンからのグラベルは、ハンドルが非常に特徴的。

”ホバーバー”と呼ばれる2階建てになっているハンドルで、曰くカーボンの弾性を生かした乗り心地を引き出すそうだ。フレームの形状もなんとも特徴的で、三角ではなく少し台形に見える。

ディスクブレーキや搭載性能などは申し分なく、ロードレースで培っている走行性能は間違いないバイクだろう。

  

2階建ハンドルで悪路でも安定したハンドリングを実現

ホバーバーの2階建てハンドルについて、もう少し詳しく調べるとその恩恵は悪路での安定したハンドリングにあるという。

2階建になっているハンドルは、正面から見た上の写真を見るとわかりやすいが、2本のバーが縦に並んでいます。そして、ハンドルの形状も下に行くほど広がっているハの字型で、これが下ハンドルを持った時に安定感を出してくれます。下ハンドルを持つ時にこの2階建の下のハンドルバーに親指を引っ掛けて握ることで、凸凹道の未舗装路でもハンドルと手が一体となり安定したハンドリングを実現するそうです。

このグレイルは試走するチャンスがあったので実際に走らせてみましたが、神宮外苑の舗装路しか走れなくてその走破力はほとんど体験できませんでした。

代わりに舗装路でもグラベルは全然重く感じず、30km巡航くらいなら全然できそうなのは良い発見でした。

(関連記事)

神宮外苑でロードバイク2019モデル試乗しまくり!PREMIUM BIKE IMPRESSION 2018 vol.2レポート

  

キャニオン・グレイルのスペック&価格

  • フレーム:アルミ
  • フォーク:カーボン
  • メインコンポ:スラム・アペックス1
  • ホイール:WTB ST i23, 32/32h
  • タイヤ:Panaracer Gravelking SK, 700 x 38c
  • サイズ:46、49、52、54、56
  • 完成車実測重量:9.86kg(52サイズ)
  • 完成車価格:18万9000円(税抜)

   

Cannondale(キャノンデール)・SLATE APEX1

フロントフォーク一本だけのLEFY

キャノンデールはいち早く650Bホイールを採用したグラベルロードとして投入したのがこのスレート。ロードバイクの700Cホイールより、直径がやや小さい650Bホイールだと乗り味が変わります。ハンドリングがクイックになったり悪路でも取り回し易くなったり、また、ホイールが小さい分、厚めのタイヤにすることでクッション性が上がり、乗り心地がよくなったりします。グラベルに650Bは向いているのかもしれません。

  

レフティのメリット

また、SLATEの最大の特徴は、前輪のフロントフォークが左1本しかない”レフティサスペンションフォーク”を採用しているところです。

レフティのメリットは、まず軽量化されることが挙げられますが、両側にサスペンションを持つと互いに干渉して十分な性能を発揮できないケースも多いため、左一本にすることでサスペンションの性能を最大限に発揮できるメリットの方が重要です。

これによりMTBやグラベルでの悪路走行をよりアグレッシブに快適にしてくれるのです。

  

キャノンデール・スレート APEX1のスペック&価格

  • フレーム:アルミ
  • フォーク:カーボン
  • メインコンポ:スラム・アペックス1
  • ホイール:WTB STP i19 TCS Rims / Resolute 650b x 42c Tires
  • タイヤ:WTB Resolute, 650b x 42c, tubeless ready
  • サイズ:400(S)、420(M)、440(L)、XL
  • 完成車実測重量:10.3kg(52サイズ)
  • 完成車価格:34万円(税抜)

   

KONA(コナ) Rove ST

紹介したバイクの中で唯一のクロモリで、ランドナー感を彷彿させるが最新モデル

旅するバイクならクロモリの古き良きランドナーを彷彿させるシルエットのRove STは一見の価値があります。

クロモリフレームのそのシンプルでスッキリしたフレームのシルエットは、ヴィンテージな雰囲気がありますし、そこについているホイールが650Bでタイヤにホライズンの47Cを履かせたバランス感もいい感じです。

また、47Cの太いタイヤはロードバイクとは全く違う乗り味で、ファットタイヤよりの浮遊感を味わえそうです。

1点、ディスクブレーキは機械式なのがちょっと気になりますが、価格帯が20万円以下に抑えられているので良しと考えますか。

他のグラベルロードとは一線を画したデザインの方向性でカジュアルに普段使いするバイクとしての存在感を感じますし、これで山道やヨーロッパの石畳を走ったりするのはなんともサマになりそうです。

  

コナ・Rove STのスペック&価格

  • フレーム:クロモリ
  • フォーク:クロモリ
  • メインコンポ:スラム・Rival1
  • ホイール:WTB STP i19 TCS Rims / Resolute 650b x 42c Tires
  • タイヤ:WTB Horizon Road Plus TCS 650x47c
  • サイズ:48、50、52、54
  • 完成車実測重量:10.3kg(52サイズ)
  • 完成車価格:17万3000円(税抜)

Rove STはアマゾンやYahoo!でも購入可能ですね。

(Amazon) KONA Rove ST

(Yahoo!) KONA ROVE ST

定価よりやや安い16万円ほど。近くに取扱店がない方はこちらでも。

(追記)
その後、検討を重ねてKONA ROVE STを購入しました!
KONA(コナ)ROVE STグラベル2019購入の決め手&初乗りインプレ

   

グラベルロードの魅力まとめ

アドベンチャーの余韻に浸れるグラベルの夕暮れ

ロードバイクから新しいポジションとして確立されつつある”グラベルロード”の魅力をお伝えしてきましたが、書いているうちに自分が欲しくなるというよくあるパターンにはまっています。

レースやスポーツが目的のロードバイクのルール化されて似たようなスペックになってしまっている現状に比べて、グラベルはメーカーごとにグラベルの位置付けを模索しながら開発しているようで、スペックがバラバラで面白いですね。

タイヤが細めの30〜35cを履いているとロードバイク寄りの軽快な走りはできますが、グラベルの走破力を高めるなら40cくらい思い切った太めのタイヤを履いたバイクだとかなり乗り味が変わり楽しそうです。

もちろん買ってから、走る場所に合わせてタイヤを太くしたり、細くしたりできるのもグラベルの懐の深さですね。大体のバイクは45cくらいの太いタイヤまで対応できるようになっています。

1台目か、2台目のバイクか?

これだけ幅広い種類が展開させ始めたグラベルロードバイクを選ぶ場合、まず、買うのが最初の1台なのか、ロードバイクを乗っていて2台目として買うのかで、選ぶ方向性が変わってきそうですね。

1台目の本格的なスポーツバイクとしてグラベルロードを選ぶ人は、悪路や長距離走るキャンプなどのアドベンチャー要素だけではなく、スピードもある程度出せるロードバイク寄りのグラベルロードを買った方が、舗装路を走る場面の多い普段使いでもたくさん乗れるので汎用性が高くて良いと思います。

王道系グラベルはスペシャライズドやトレックなどロードバイクの実績も多いメーカーのグラベルなので良いかもしれません。タイヤをやや細めの35cくらいにするとなお良いでしょう。

FUJIのJARI1.3もグラベルの王道感があるので1台目に最適じゃないでしょうか。

ロードバイクを持っていて、追加の2台目としてグラベルを買う人は、より”グラベル”らしさ、”アドベンチャー”らしさ、を感じられるバイクを選んだ方が、使い分けできて良いのではないでしょうか?

個性派グラベル系は特に特徴的なバイクが多いのでおすすめです。

さらに旅乗りやキャンプライドなど、用途が明確に決まっている人も、搭載性能が高く、走破力の高いグラベルロードを選ぶのがおすすめです。

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個人的には街乗りで違和感なく、普段使い×グラベル感のあるKONA Rove STは、ロードバイクとは全く異なるバイクなので2台目候補としていいですね。

値段も17万円はかなり安くて買いやすいですね。タイヤはもう少し細くして軽快にしたいですけど。

また、ロードバイクを持っている人で、いきなり2台目にグラベルバイクを買うのはという人は、タイヤだけでもグラベル仕様に変えてみるのもアリです。

Pana Racer Graevel King

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