【2019年】ロードバイク人気メーカーランキングTOP30

(2019/10/08 最新ランキングに更新しました!)

ロードバイク人気メーカー・ブランドランキングのデータ集計方法について

そもそものきっかけは、自分がロードバイクの人気メーカーランキングってないかと調べてみたのですが、ネット上にそれが存在しなかったからです。ランキングと銘打っている記事でもデータ的な根拠がなく、自分で勝手に作ってるランキングが多く、信頼感のないものばかりです。

そこで自分でランキング作成しようと思い、客観的根拠としてネット上の人気投票とも考えられるGoogle検索回数を活用しています。

各ロードバイクメーカー・ブランド名(英語・カナ)の月間平均検索回数を集計して、ランキングにまとめています。最新版は2019年9月17日に集計したデータで作成しました。

(過去のランキング記事)

2018年版ロードバイク人気メーカーランキングTOP30

2017年版ロードバイク人気メーカーランキングTOP30

2016年版ロードバイク人気メーカーランキングTOP30

それでは、早速、2018年版最新ランキングを見ていきましょう。

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ロードバイク人気メーカー・ブランドランキングTOP30 2019年版

Rank英語表記名日本語表記月間推定検索数昨年比較
1SPECIALIZEDスペシャライズド321,7881↑
2TREKトレック248,2421↓
3Bianchiビアンキ213,439 –
4GIANTジャイアント213,4261↑
5PINARELLOピナレロ118,1541↑
6Cannondaleキャノンデール113,2052↓
7MERIDAメリダ111,6241↑
8DE ROSAデローザ111,4941↑
9COLNAGOコルナゴ111,0023↑
10Canyonキャニオン80,3004↑
11FELTフェルト78,9884↓
12FUJIフジ78,9485↑
13Anchorアンカー75,0563↑
14TIMEタイム73,0101↑
15FOCUSフォーカス71,5445↓
16LOOKルック70,6327↓
17BMCビーエムシー68,2084↓
18BHビーエイチ66,6204↑
19KUOTAクォータ55,1631↓
20CARRERAカレラ25,330 –
21SCOTTスコット22,2802↓
22cinelliチネリ21,8171↑
23Cerveloサーヴェロ21,5851↑
24GDRグラファイトデザイン21,3822↓
25Wilierウィリエール21,0382↑
26LAPIERREラピエール20,5211↓
27ORBEAオルベア20,4752↑
28RIDLEYリドレー20,3712↓
29CORRATECコラテック20,3191↓
30Argon18アルゴン1820,203 –
31CHERUBIMケルビム20,088 –
32STORCKストーク11,228 –

<Ranking作成ルール>
※メーカーのリンクはそれぞれの記事にジャンプします。

  • Google Keyword Plannerで取得した各メーカーの英語名・カナ名の月間検索回数の合計値によるランキング
  • 2019年ランキングでは、より正確な数値を推計するためにKeyword plannerの予測値を参照。

2019年版ランキング総評

2019年版は上位はやはり安定していますが、順位は変動しました。

サイクリングロードで必ず見かける定番ブランドがしっかり上位キープ。

今年も割と信頼度の高いランキングができたと思います。

SPECIALIZED(スペシャライズド)トップに返り咲き!

2019年モデルでも特に戦闘力が高いと評判だったVENGEを中心に話題だったのが要因でしょう。

ロードレースシーンでもスペシャライズドのバイクに乗るクイックステップやサガンなどプロ選手に加え、ツール・ド・沖縄などの市民レースでもVENGEは勝利をあげていました。

ツール・ド・フランスも終わり、各ブランドが投入してい...

個人的に昨年もっとも欲しかったバイクでもあります。スペシャライズドがTOP1になるのも納得です。

Canyon(キャニオン)初トップ10入り!

ネット通販専門ブランドのCanyon(キャニオン)が初となるTOP10入り!

2018年の世界選手権で王者になったバルベルデが乗っていることや、最近盛り上がっているグラベルバイクも特徴的なハンドルを搭載するGRAIL(グレイル)などもいち早く展開していることなど、精力的な展開で人気が出てきたと考えられます。

定番のTREK(トレック)、Bianchi(ビアンキ)、Cannondale(キャノンデール)は、安定して上位をキープしています。

メーカー直営店があり、ラインナップ豊富なこれらのメーカー・ブランドはやはり多くの人から安定的な支持を得ています。

迷ったら上位メーカーのバイクを選ぶのがおすすめです。

それでは、初心者のためのロードバイク選びのガイドラインについてもご紹介していきましょう。

初心者におすすめのロードバイク選びガイドライン(2019年版)

当サイトで初心者におすすめのロードバイク選びのガイドライン(2019年版)をお伝えします。

  • 現時点で最新の完成車
  • コンポ:シマノ105以上
  • 予算:10万円以上30万円未満
  • 最も重視するのは「見た目」(2017年追加)
  • できれば「ディスクブレーキ」(2018年追加)

2019年は特に変更ありません。

最新2020年モデルでは、多くのメーカーがディスクブレーキモデルを本格投入し始めています。後々の互換性なども考えて、今から新しく買うならディスクブレーキモデルを選ぶ方が良いと思います。

ただ、あくまでディスクブレーキはBetter条件です。「見た目」が気に入ったバイクがリムブレーキなら、ディスクブレーキにこだわらず、購入しちゃいましょう。

さて、本サイトでは、ガイドラインで最も重要なのは「見た目」と考えています。

特に初心者は、ロードバイクの仕様・スペックの全てを理解して選ぼうとあまり気負わない方が良いと思います。

ロードバイクは高い買い物です。スペックで選んでも見た目がいまいちだと走るモチベーションが持続しないかもしれません。まずは、自分好みの「見た目」のロードバイクを選ぶのが愛着持って長く乗り続けるコツです。

そして、1台目を楽しく乗っているうちに、自然とロードバイクのスペックの理も深まっていくでしょう。その時こそ、2台目は、自分にぴったりのロードバイクをスペックから選べば良いのです。

まずは、「見た目」から。

迷ったときは「見た目」で選びましょう。

また、スペックは以下2点を満たせば、どんな用途でもおおよそ対応してくれます。

  • コンポは105
  • 完成車で定価10万円以上

後々のアップグレードしていくことも可能で、パーツを少しずつ交換して、自分好みに仕上げていくロードバイクの楽しみも十分味わえます。

(補足)フレーム素材について

初心者のバイク選びで悩みがちなポイント「フレーム素材」ですが、極論どれでもOKです。

「アルミ」「カーボン」「クロモリ」「チタン」などどれでも、「見た目」のデザインが気に入って、自分の予算以内であれば、問題ありません。特性の違いはありますが、極端に重くなければロードバイクの戦闘力を十分味わえます。

(補足)ディスクブレーキについて

リムブレーキか、ディスクブレーキのフレームを選ぶかで大きく異なる点の一つが、「選べるホイールが違う」と言う点です。

現時点ではリムブレーキ用ホイールの方が種類が豊富ですが、将来的には、主流となるディスクブレーキ用ホイールへ移行していくと考えられるので、後々のホイールグレードアップも考えるとディスクブレーキモデルを選んでおくことが無難でもあります。また、油圧式と機械式の違いがありますが、性能面では油圧式の方が高いので予算に合うなら油圧式がおすすめです。

まぁ下りをガンガン攻めたり、雨の日を乗らないならリムブレーキでも個人的には十分だと思います。

TOP10ロードバイクメーカーの特徴と初心者おすすめモデル

それでは、TOP10にランクインしたロードバイクメーカー・ブランドの特徴を簡単に紹介していきます。

各メーカーごとに初心者に特にオススメしたいモデルを1台厳選しています。

Rank1 SPECIALIZED(スペシャライズド)

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2018年は僅差で2位になりましたが、固い人気のアメリカの自転車メーカー・スペシャライズド。

創業者は大学卒業後も自転車に関わる仕事をしたいと1974年にフォルクス・ワーゲンバスを売却して得た1500ドルを資金にサイクリング文化発祥の地ヨーロッパ縦断旅行に出発。そこで偶然チネリの創始者チーノ・チネリと会い、アメリカへの輸入権を獲得したそうです。

そんな幸運から始まったスペシャライズドは、1981年に世界初の量産型マウンテンバイク「スタンプジャンパー (Stumpjumper)」を発表し大ヒット。これが日本の新家工業のOEM生産だったそうです。これをきっかけに一気に人気メーカーの仲間入りしたスペシャライズドは、エアロロードバイク(VENGE)をツールドフランスに初導入したり、時代を切り拓く自転車メーカーの一つとしてその地位を確立していきました。現在、ボーラハンスグローエとクイックステップの2つのUCIワールドチームにバイクを提供していて、2019年のアラフィリップジルベールの活躍も記憶に新しく、やや低迷気味だったサガンも5勝あげたVENGE、TARMACは、現時点で最強のバイクかもしれません。

初心者にオススメ Tarmac(ターマック) Disc Sports(スポーツ)

2020年のスペシャライズドは、フルリニューアルチェンジのモデルはなく、ほぼ昨年モデルのマイナーチェンジといった様子ですが、カラーバリエーションも増えて、選択肢が増えました。また、ディスクブレーキがメインストリームとなった感は昨年から続いています。最上位グレードのS-WORKSはもちろん、通常のSpecializedグレードでもほぼ全てディスクブレーキモデルが主流です。

これからロードバイクを始める人は、迷わずディスクブレーキの油圧式のモデルを選ぶのがおすすめです。スペシャライズドはラインナップも豊富なので、予算に合わせて選べて良いと思います。

中でも初心者におすすめの一台は、やはりオールラウンドのTarmac(ターマック)新型105搭載、油圧式ディスクブレーキ、カーボンフレームと初心者には十分なスペックで30万円を切るTarmac Sportが一押しです。

また、スペシャライズドは、男女別にフレームを開発していたり、サイズバリエーションも多く、またホイールやタイヤ、サドルまで自社生産しているのも大きなメリットです。

  • カラー:グロスアクア/キャストベリー/クリーン
  • コンポ:105  油圧式ディスクブレーキ
  • 価格::260,000円(税抜)
  • サイズ:Men 49、50、52、54、56、58、61, Women 44、49、52
  • ホイール:DT R470 Disc

趣向を変えて、グラベルバイクDIVERGE(ディバージュ)

ロードバイクとMTBの間にあり、ロングライドも山道も旅乗りも、あらゆる道を走るグラベルロードは、最初の一台にもピッタリだと思います。特に2019年はグラベルイベントがたくさん増えてきて、王滝SDAにもグラベルクラスができたり、カルフォルニア発祥のキャンプと自転車が融合した”グラインデューロ”も日本初上陸するので、今から乗るならグラベルはありだと思います。

DIVERGEは、カーボンフレームかつ油圧式ディスクブレーキで、Roubaixにも採用されているFuture Shockを搭載し、悪路の衝撃を吸収してくれるギミックが他のグラベルとは大きな違いです。

  • カラー:サテンダスティターコイズ/トープ – ホワイトマウンテンズ/パールクリーン
  • コンポ:105  油圧式ディスクブレーキ
  • 価格::290,000円(税抜)
  • サイズ:Men 48、52、54、56
  • ホイール:Axis Sport Disc

(関連記事)

グラベルロードおすすめ7選2019!走破力と搭載力で世界が一気に広がるその魅力!

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予算に余裕があるなら、VENGE(ヴェンジ)もおすすめ

スペシャライズドならVENGEはやはり気になるモデルです。最上位グレードのS-WORSKに加えて、SPECIALIZEDのVENGE PRO DISC UDI2クラスも登場しているので、こちらなら超頑張れば最初の1台にいかがかと。レースを目指すならぜひ。

  • カラー:サテンブラック/ホログラフィックブラック
  • コンポ:アルテグラDi2 油圧式ディスクブレーキ
  • 価格::725,000円(税抜)
  • サイズ:Men 49、52、54、56
  • ホイール:Roval CL50

(詳細記事)

スペシャライズドVENGE最新2019モデル!性能・ビジュアル向上&ディスクブレーキに

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Rank 2 SPECIALIZED(スペシャライズド)

TREK(トレック)がついに1位です!昨年3位からさらにジャンプアップです。

日本でも直営店や協力店も多いですが、アメリカのメーカーです。

レースシーンの実績も多く、独自に開発したカーボン素材のOCLVを利用した世界最軽量のカーボンロードバイクを開発して、ツール・ド・フランス7連覇を達成したアームストロングを支援した。(のちにドーピングで剥奪)。宇宙人の異名を持つほど強かったファビアン・カンチェラーラ、グランツール優勝の常連アルベルト・コンタドールなど、トレックのバイクで活躍しています。

トレックのロードバイクは、大きく MADONE(エアロ)、EMONDA(軽量)、 DOMANE(エンデュランス) の3種類にキレイに分類されています。初心者でもどれを買うか非常に選びやすいラインナップ戦略です。

ショップに行って店員さんにちょっとアドバイスをもらうと、自分が買うべきロードバイクにたどり着き安いメーカーです。また、トレック専門店ではパーツやグッズの取り扱いも豊富で、トレックを買うならトレック専門店を活用すると、初心者でも色々とロードバイク情報が得やすく、サポート・アフターサービス面でもおすすめのメーカーです。

初心者にオススメ EMONDA  ALR5 DISC

トレックの2020年モデルからエモンダ SL5 DISCをおすすめします。

カーボンフレームで8.99kg(フレームサイズ56)の超軽量ロードバイクで、コンポ105に油圧式ディスクブレーキで戦闘力抜群ながらも、280,000(税抜)と30万円を切るこのコスパは注目です。

特に軽さは、初心者が最も苦戦しがちなヒルクライムで強い武器になります。山の多い日本ではロングライドに出れば必ず坂に出会います。そんなときにエモンダを選んで良かったと喜びを噛みしめることになるでしょう。

  • カラー:Emerald Iris、Matte Trek Black/Gloss Viper Red、Mulberry/Magenta
  • コンポ:105 R7020 Disc
  • 価格::280,000円(税抜)
  • サイズ:47、50、52、54、56、58、60
  • ホイール:Bontrager Affinity Tubeless Ready Disc

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Rank 3 Bianchi(ビアンキ)

4位からランクアップして3位とついに表彰台入りで不動の人気を誇るイタリアの自転車メーカーBianchi(ビアンキ)。

とにかく街を流していると出会うことが多いブランドです。ロードバイクよりもクロスバイクが多いかもしれませんが。最近ではビアンキカラーっぽい普通の自転車も増えているくらい日本での影響力は大きいですね。私も最初に買ったスポーツバイクは、ビアンキのクロスバイクでROMAⅢでした。

ビアンキといえば、チェレステカラー。イタリア語で「碧空・天空」緑色に近い青色という意味。毎年、ミラノの空の色を見て現地の職人が色を調合するで、チェレステは毎年微妙に違った色になるらしいです。緑が強かったり、青が強かったりと毎年微妙に違う色合いを楽しめるのは面白いですね。

ビアンキの歴史は古く創業は1885年。現存する世界最古の自転車ブランドです。それでいて古い感じは全くなく一般車の人気も高いし、プロ向けのロードバイクでも、ファウスト・コッピやマルコ・パンターニなどの多くのイタリア人レーサーがジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスで輝かしい成績を上げてます。

2019年はLOTTO NL JUMBO(ロットエヌエルユンボ)のログリッチェが、ブエルタ・ア・エスパーニャでついにチーム初のグランツールリーダーに輝きました。

初心者にオススメ SPRINT (スプリント)Disc

ビアンキからは、RacingモデルのSPRINT Discをピックアップ。

ビアンキらしいチェレステカラーでフレーム全体が統一感のあるデザイン。

OLTREやARIAの方が性能面では特徴的ですが、オールラウンドなSPRINTは初心者の最初の一台にぴったりです。

ビアンキ独自の振動除去素材「Countervail(カウンターヴェイル)」がミドルグレードOLTRE3にも投入され、そのシルキーな乗り心地を比較的低価格で味わえます

ただ、35万円と設定予算を少しオーバーしています。昨年はリムブレーキモデルで33万円でしたが、ディスクブレーキ搭載で28,000円ほど価格は上がりましたが、他のメーカーと比べるとその価格差は小さい方です。

  • カラー:CK16/Black Full Glossy、Black/ Graphite Full Glossy
  • コンポ:105 油圧式ディスクブレーキ
  • 価格::278,000円(税抜)
  • サイズ:47、50、53、55、57
  • ホイール:Shimano WH-RS170

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Rank4 GIANT (ジャイアント)

初心者のエントリーバイクとして人気の高いGIANTも引き続き高い人気を維持し、ついに4位。圧倒的なコストパフォーマンスのロードバイクを提供してくれるメーカーです。

ジャイアント直営ストアも全国各地に展開しているので買ってからのサポートも手厚く、初心者も安心してロードバイクを始めることができます。サイクリストの聖地しまなみ海道では、広島の尾道、愛媛の今治の両側にジャイアントストアがあり、修理・整備、レンタルバイクなど提供してくれるライダーに密着したメーカーです。

GIANT(ジャイアント)は台湾のメーカーで、創業者はうなぎの養殖をしていたのですが、自然災害で壊滅したため、一念発起して自転車部品製造業をはじめたのがルーツという本当か嘘かわからないエピソードを持つ自転車メーカーです。創業からOEM(受託)生産を始めて、着実に技術を磨きながら少しずつ成長し、アメリカ、ヨーロッパへと進出し、プロチームにもバイク提供するほどのトップブランドに成長しました。現在でも他社のOEMも続けながらも、スローピングフレームなどの独自技術を広めたことでも有名なメーカーです。

初心者にオススメDEFY ADVANCED 2

ジャイアントからおすすめの一台は、エンデュランスロードとして、長年進化し続けているDEFY ADVANCED2。2020年はフルモデルチェンジされ、しなりによって振動を吸収するD-FUSEハンドル&シートピラー、タイヤのクリアランスも32Cまで対応可能になり、ロングライドを楽しむ乗り心地の良さが向上しています。

上位モデルのDEFY ADVANCED PRO 1にはジャイアント独自開発のパワーメーターが搭載されているのでちょっと気になっていますが、自分の好きなバイクに後付けでパワーメーターをつける方がいいかと思い直したりします・

  • カラー:ブルー
  • コンポ:105 油圧式ディスクブレーキ
  • 価格:250,000円(税抜)
  • サイズ:410、445、480、515
  • 重量:8.9kg(445mm)
  • ホイール:GIANT P-R2 DISC WheelSet 28H 12mm Axle

(参考記事)

ジャイアントDEFYが2019年フルモデルチェンジ!究極の快適性とは?

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Rank5 PINARELLO(ピナレロ)

今年のツール・ド・フランスでも、絶対的エース・フルーム欠場の中、5連覇の偉業を達成したチームスカイにフレーム供給するイタリアのトップ自転車メーカーPINARELLO(ピナレロ)

ジョバンニ・ピナレロにより1953年に創業されたピナレロ。半世紀以上の歴史を持つ名門バイクメーカーです。ジャガーと共同でフレーム設計をしたり、カーボン素材は日本の東レの供給を受けたり、積極的に最新技術を取り入れたバイク開発をして、実績をあげています。

近年はロードレース界では、最高峰の地位を堅持し続けています。2016年にルイ・ヴィトングループに買収されるニュースも出ましたが、首脳陣は変わらず、セレブたちの健康志向も取り込みながら、ブランドとしてさらに大きく成長していくフェーズに入っているようです。

(関連記事)

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初心者にオススメ PRINCE (プリンス) DISK

ピナレロは高い!のですが、まぁ人気もあるし、性能も悪くないのでしょうがないですか。

同レベルのグレードなら他のブランドより10万円程、レンジが高いと考えても良いかもしれません

ミドルグレードのディスクブレーキモデルとしてピックアップするなら、おすすめはPRINCE DISKです。

予算オーバーですが、PRINCEはDOGMA F10の設計思想を踏襲してカーボンのグレードを押さえて比較的安価になっていますが、ディティールまでこだわったエアロダイナミクス(空力性能)が魅力です。ただ、もう一年待てばDOGMA F12のミドルグレードも出て来るので、もう少し待ちたくなる気持ちもあります。

  • カラー:カーボンレッド / BOB(ブラックオンブラック)/ ホワイトオレンジ
  • コンポ:105 油圧ディスクブレーキ
  • 価格:430,000円(税抜)
  • サイズ:44SL, 46.5SL, 50, 51.5, 53, 54, 55, 56, 57.5, 59.5,62
  • ホイール:FULCRUM RACING 600 DB

個人的には、DOGMA F10のPRINCE、DOGMA8のGAN、DOGMA65.1のRAZHA、と最上位とミドルグレードの名前変遷で、最新のDOGMA F12は、何になるのか楽しみです。個人的にはPRINCEがちょっとだったので、かっちょいい名前を期待しています。

(参考記事)

5代目ピナレロPRINCE FX最新2019モデル!ドグマF10直系セカンドグレードの実力は?

ツール・ド・フランス2018年の総合優勝マイヨ・ジョ...

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Rank6 Cannondale (キャノンデール)

アメリカの自転車メーカー・キャノンデール。蛍光色のグリーンが特徴のロードバイクは、いつ見ても軽快で速そうです。キャノンデールは設立当時の1960年代から高性能のアルミ素材で自転車業界に革命を起こそうした。クロモリ素材がメインの時代に高性能アルミに目をつける先進性を持ちアメリカ生産にもこだわり最新の自転車を発表し続けた。1984年に他のメーカーより、いち早くマウンテンバイクを発表。今では当たり前のなったリアサスペンションも初めて量産したのもキャノンデール。先進的なデザインと技術で自転車業界を牽引し続けています。

初心者にオススメ CAAD13 Disc

キャノンデールからは、2020年モデルチェンジを果たしたカーボンキラー・アルミロードバイクCAAD13 Discをおすすめします。

アルミ素材のロードバイクに定評のあるキャノンデールらしさを味わえるバイクです。アルミ素材でも非常に軽量で、弱点になりがちな乗り心地も硬い7000番台ではなく、6069番台のアルミを選択し、振動吸収性をあげるフレーム設計にして、乗り心地を損なわないバイクに仕上げています。キャノンデールのプロモデルSuper Evo Sixと同じエアロ効果を高めるチューブ形状を採用している。

リムブレーキモデルなら、アルテグラで24万円、105で18万円と昨年のCAAD12より1万円やすい価格設定。ディスクブレーキなら21万円と昨年より2万円安くてお買い得になりました。

近年ではカーボンが主流ですが、アルミは剛性が高くペダルの踏み込みに対するレスポンスが速いので、乗り味が楽しいと感じるケースも多いです。カーボンらしい振動吸収性による乗り心地を求めるなら、後々ホイールやタイヤを変えて自分好みにすることもできます。

  • カラー:MANTIS, ACID RED
  • コンポ:105 油圧式ディスクブレーキ
  • 価格::210,000円(税抜)
  • サイズ:44, 48, 50, 52, 54, 56

お金に余裕があるなら、初のエアロロード・システムシックス

キャノンデールで気になるのは、メーカー初のエアロロードバイク・システムシックス

後発のメリットを生かして、競合他社との比較テストを繰り返し、現時点では世界最速エアロロードを自負して、満を持して投入されました。もちろんお高いのですが、アルテグラモデルのディスクブレーキで49万円なので、初心者でも風を切って走りたい人にはおすすめ。

また、2020年からキャノンデールがいくつかの完成車に搭載する独自センサーCannondale Wheel Sensorも付いています。

GARMINとの共同開発の高精度センサーで、センサーないに最大過去30回の走行記録を保存できたり、自分のポジションデータなども自動記録されるので、メンテナンスを依頼するときなども記録を見せるだけでOKという手軽さが売りです。いち早くIoTをロードバイクに持ち込んだ意欲的なキャノンデールのバイクを味わえます。

(詳細記事)

キャノンデール・システムシックス最新2019モデル、世界最速エアロロードなのか!?

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Rank7 MERIDA(メリダ)

MERIDA(メリダ)は、GIANT(ジャイアント)と同じ台湾のロードバイクメーカー。

アメリカのメーカーのOEM生産を受注しながら、自社ブランドのロードバイク開発も積極的に行なっています。デザイン・設計は、ドイツにあるMERIDAヨーロッパR&Dセンターで行われ、生産工場は台湾にあります。

UCIワールドチーム「バーレーン・メリダ」のスポンサーとして、チーム名にメーカー名が入ったのでさらに人気が増してきたMERIDA(メリダ)。日本人プロ選手の新城幸也選手も2020年まで契約を延長しました。

初心者にオススメ SCULTURA(スカルトゥーラ)DISC 4000

オールラウンドのSCULTURA(スカルトゥーラ)DISC 4000が一押し。

フルカーボン、105、ディスクブレーキで、30万円を切る269,000円(税抜)です。

メリダにしてはそれほどコスパが良くないですが、他のメーカーとほぼ同じ価格に収まっています。

ディスクブレーキではなくリムブレーキのSCULTURA 4000にすると一気に199,000円(税抜)になるので悩むところですね。個人的には、ビアンキやスペシャライズドの同ランクのディスクブレーキモデルの方が良いかなと思いますが、MERIDAを買うならこちらで問題ありません。

  • カラー:MATT BLACK/GLOSSY ANTHRACITE、 GLITTERY SILVER/BLACK
  • コンポ:105
  • 価格:269,000円(税抜)
  • サイズ:44、47、50、52、54、56 cm
  • 重量:8.5kg(50cm)
  • ホイール:MERIDAオリジナル

(参考記事)

MERIDA(メリダ)最新2019モデル徹底比較!初心者におすすめはこれ!

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Rank8 DE ROSA (デ・ローザ)

2019年レトロフューチャーをテーマに、これまでのロゴを刷新して、ちょっと話題になったDE ROSA。

ハートのシンボルは健在ですが、角ばったロゴは慣れ親しんで来た人には賛否両論。これから買う人にはそんなの関係ないので、直感で気に入ったら買えばいいですね。とにかく新旧ロゴで変わらずアクの強いロゴが気に入らなければ買わなくて良い!と言うメーカーの強い意志を感じます。個性の豊かな人にデ・ローザは最高の選択肢かもしれません。自分が好きならそれでOK。男のくせにハートのロゴって!と誰かに突っ込まれても、胸を張って「これがいいんだよ」と言い切る信念を持ち合わせている人は買いです。

さて、このDE ROSAには正式名称があります。「ウーゴ・デ・ローザ・エ・フィーリ」De Rosa Ugo & Figli。通称デ・ローザです。1953年に自転車職人だったウーゴ・デ・ローザさんが18歳で独立して、自分の名前で自転車メーカーとして創業。ロードレースシーンではエディ・メルクスにフレーム供給して黄金期を支えています。そして今もまだトップとして君臨しています。ピナレロ・コルナゴなどのイタリアの老舗メーカーのトップは現役を退いていますが、デ・ローザは生涯現役を宣言しています。

初心者にオススメ IDOL(アイドル)

DE ROSAも、ファンが多いのでちょっぴり高い高級バイクメーカーです。

初心者がDE ROSAを選ぶなら、フルスペックな IDOLの完成車がおすすめでしょうか。

フルカーボン、105、ディスクブレーキ。ただ、ホイールはちょっとしょぼめ。それでも43万円もします。ちと高いですね。

DE ROSAのロゴじゃなきゃ嫌だ!と言う人以外は、20万台のフルカーボンバイクにいいホイールを買ったほうが満足度が高いよね。と理性的には思ってしまいますが、直感で見た目が気に入ったら、自分を信じて買いましょう。そのほうが満足感は高いです。

  • カラー:White / Red Ruby / Grey Matt
  • コンポ:105 油圧式ディスクブレーキ
  • 価格:430,000円(税抜)
  • サイズ:47、49.5、52、54.5、57、59.5cm
  • ホイール:SHIMANO WH-RS170

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Rank9 COLNAGO(コルナゴ)

ロードバイクの歴史を作ってきたイタリアン老舗メーカーの一つです。

歴史も古く、骨折で選手生命を絶たれたエルネスト・コルナゴが1956年に創業してからすでに60年を超える歴史があり、自転車ロードレースにもバイクを供給し、エディメルクスがアワーレコードを達成したり、ジョゼッペ・サンロニがジロ・デ・イタリアの総合優勝を果たしたり、輝かしい歴史を築き上げてきました。2017年からはワールドチームのUAEチームエミレーツにバイク供給しています。

1986年からは、フェラーリとコラボレーションしたカーボンフレームのモデルを供給しはじめ、名車のイメージを確立した。現在もフェラーリとの蜜月は続き、最新の技術で設計されたV1-rやCONCEPTという最高のモデルを供給しています。

初心者にオススメ CLX Disc

直近までCOLNAGOのハイエンドモデルだったV2-RのミドルグレードモデルがCLXが、2020年からディスクブレーキモデルも登場。

トップモデルのジオメトリーなので、レーシーなモデルで、ハンドリング性能やペダリングのパワーをロスなく伝えてくれるフレームとして定評があります。フルカーボン、105 油圧式ディスクブレーキ。ホイールはちょっとよくてFulcrum Racing 900 DBと十分なスペックです。

通常、ちょっと高めのコルナゴですが、DE ROSAと比べると安く感じますね。万円。もします。ちと高いですね。

  • カラー:White / Black・Red Ruby / Grey Matt
  • コンポ:105 油圧式ディスクブレーキ
  • 価格:350,000円(税抜)
  • サイズ:47、49.5、52、54.5、57、59.5cm
  • ホイール:Fulcrum Racing 900 DB

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Rank10 Canyon(キャニオン)

ネット販売専門メーカーのCanyon(キャニオン)が初ランクイン。

メーカー直販だから、高性能バイクが安価で手に入るのは嬉しい仕組み。

Canyonのバイクはすべて、専門整備士による完全な組み立て、調整、組み立て工場内での走行テストを経ています。発送時、ホイール(バイクにより前輪のみ、または前後輪)、シートポスト、およびハンドルなどの一部コンポーネントを取り外し、バイクのフレームにしっかりと固定します。到着後の組み立ては単純な作業であり、同梱の工具と説明書で簡単にできます。

と公式サイトにあるように、簡単に組立られる状態で納品されます。ただ、ショップでの購入と違って不具合があった時に相談に乗ってもらえないのが玉に瑕。ただ、最近ではCanyonの整備も快く受けてくれるショップも多いのであまり気にせず欲しいバイクがあればチャレンジしてもいいと思います。

プロチームモビスターにバイクを供給し、最近は2019年はジロ・デ・イタリア優勝、ベテランのバルベルデも昨年の世界選手権に勝利し、アルカンシェルを纏うと、実績も十分。

あとは街を走っていてもあまりCanyonのバイクに乗っているライダーは多くないので人と被らないのも魅力の一つかも。

初心者にオススメ Grail CF SL7.0 Disc

Canyonはロードバイクももちろん高性能ですが、グラベルロードバイクから一台おすすめします。

特徴的なハンドルバーは、二階建てコクピット形状で、悪路のダウンヒルでも安定したハンドリングを実現しており、また、シマノの最新のグラベル/アドベンチャーに最適化したコンポ GRXを装備しているモデルも注目点。

ロードバイクの爽快感と、悪路の走破力を兼ね備えてどちらも楽しめる汎用性の高さは、初心者の最初の一台にぴったりだと個人的には一押し。ロングライドも、グラベルも、旅乗りも、自転車に乗る楽しさの幅が半端なく大きいモデルです。

  • カラー:Cloud Gray / Discovery Blue
  • コンポ:シマノ GRX600 油圧式ディスクブレーキ
  • 価格:249,000円(税抜)
  • サイズ:2XS,XS,S,M,L,XL,2XL
  • ホイール:DT Swiss C 1850 Spline db

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人気メーカー別 初心者にオススメロードバイクまとめ

以上、人気TOP10メーカー最新モデルから、初心者にオススメのロードバイクをピックアップしました。各メーカーの特徴に合わせて選んでいるので自分の気になるメーカーを見つける参考にしていただければ幸いです。

ディスクブレーキをおすすめしている理由について

これからロードバイクを始める人は、最初からディスクブレーキモデルを買っておくのをおすすめしていますが、できれば程度と考えてください。

リムブレーキとディスクブレーキのフレームの違いはブレーキの性能差もありますが、一番問題になるのはホイール使い回せない問題です。これまで主流だったリムブレーキフレーム用に高性能のディープリムホイールなどを持っている人は、いま、ディスクブレーキフレームに移行すると、そのホイールが使えなくなってしまうのです。ただでさえ高額のホイールなので、もう一度買い直す根性が試されているわけです。

私も追加ホイールが欲しいのですが、今買うと次のバイクに買い換えたときに使えない問題があるため二の足を踏んでいます。

なので、これからロードバイクを始める人は、ディスクブレーキモデルを購入しておくと、ホイール問題で後々悩む必要がないのでおすすめしているというわけです。

2019年TOP10 ロードバイクメーカー初心者におすすめの1台まとめ

  1. SPECIALIZED(スペシャライズド) Tarmac(ターマック) Disc Sports(スポーツ) 260,000円
  2. TREK(トレック) EMONDA  ALR5 DISC 280,000円
  3. Bianchi(ビアンキ) SPRINT (スプリント)Disc 278,000円
  4. Giant(ジャイアント) DEFY ADVANCED 2 250,000円
  5. PINARELLO(ピナレロ) PRINCE (プリンス) DISK 430,000円
  6. Cannondale(キャノンデール) CAAD13 DISC 210,000円
  7. MERIDA(メリダ) SCULTURA(スカルトゥーラ)DISC 4000 269,000円
  8. DE ROSA(デ・ローザ) IDOL(アイドル) 430,000円
  9. COLNAGO(コルナゴ) CLX Disc 350,000円
  10. Canyon(キャニオン) Grail CF SL7.0 249,000円

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もし、悩んだら

これからロードバイクを買う人は、見た目で決めるのが鉄板

ブランド名の響き、カラーリングなど、どこでもいいからイメージで気に入ったバイクを選ぶのが失敗しない秘訣です。性能の差は初心者にはわかりづらいので気にせずに、毎日乗りたくなる見た目がお気に入りの一台を選んで、ロードバイクに乗るモチベーションが自然と湧いてくるモデルを選ぶことがロードバイクの趣味が成功する第一歩です。

ロードバイクを購入時に参考になるおすすめの本・雑誌

ロードバイクガイドブック

購入前にいろいろなロードバイクを見たい人に。

 

ロードバイクに乗りたい・乗りはじめた人にオススメの漫画

中年漫画家のロードバイク実録エッセイ漫画。とてもわかりやすい初心者あるあるが沢山学べて、同じ間違いをしなくて済むかも。

その他のオススメの自転車漫画はこちらをご参考に。

最近は、「弱虫ペダル」を読んでロードバイクの世界に入ったとい...

初心者御用達の読み物

乗り始めてから、ワンステップ上や自転車旅など初心者の頃はいろいろな情報を吸収して楽しみましょう。

Kindle電子書籍で読めるロードバイクの書籍

雑誌はリアルの紙がいいけど、漫画やエッセイなどはかさばるので電子書籍だととても便利。スマホでも読めるので、通勤電車や昼休みの隙間時間にも。

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