ルート92というサイト名の由来はそもそも「道」で、当初は実際に行ったおすすめのサイクリングルートをまとめて紹介しようと思って書き始めていて、これまでにも関東近郊から全国各地のサイクリング名所をレポートしてきました。
今回は、その中から特におすすめのルート15の記事に絞って紹介していきます。
難易度別:ロードバイクで走りたいおすすめルート記事
ロードバイクが趣味になると住んでいるエリアでも一気に世界が広がります。
今週末はどこに行こうかと、金曜日のルート探しが日課になります。長い休みならどこか日本の峠を目指したりしてきました。そんな私が、これまでに実際に走ってきたおすすめルートを「難易度別」していきます。
初心者向け:平坦で、景色も楽しめるルート
初心者向けは、平坦路メインのルートを集めてみました。主にサイクリングロードや幹線道路で平野部を抜けていく道なので、距離だけは長くても坂が少なく、アップダウンで苦しむこともありません。鼻歌交じりで走れて、何よりも景色が綺麗で走って楽しいルートです。
ルート01:しまなみ海道(広島・愛媛)
全国のロードバイク乗りなら一度は聞いたことがあるしまなみ海道は、鉄板ルートでした。
海の間を島から島へと橋で渡っていく景色は最高で、尾道〜今治まで片道70km程度となんとも走りやすい距離です。
しまなみ海道 ツール・ド・今治 70kmライド [Route04-02]
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2016年の夏の月9ドラマのワンシーンで「しまなみ海道」が舞台になりました。そこでドラマのシーンと実際に行ってきた写真を交えて紹介した記事も書きました。放映直後に投稿したこともあり、かなりビューが集まりました。
月9ドラマをきっかけに若い女性たちがロードバイクを始めたらいいなと思います。
ルート02:多摩川サイクリングロード(東京都)
二つめは関東のロードバイク乗りなら一度は走ったことがあるでしょう。多摩川サイクリングロード。
南は羽田空港から北上して、羽村堰まで。信号を気にせず川沿いの整備されたルートを気持ちよく走れます。
ロードバイク購入後しばらくは多摩川で満足です。そして、いつか別の場所へと巣立っていくホームルートの一つです。
多摩川サイクリングロードのレトロ食堂たまりばと飛行機マニアたち[Route25]
ルート03:臨海エリア・東京ゲートブリッジ(東京都)
関東エリアでおすすめなのは、東京の南のお台場から東京湾の臨海エリアを進んでいった突き当たりにある夢の島付近の若洲海浜公園。公園内にサイクリングロードもあり、東京ゲートブリッジが間近で見れるお気に入りの場所があります。
海沿いはいつでも走っていて楽しいです。
ジロ・デ・東京ゲートブリッジ@若洲海浜公園 [ROUTE06]
ルート04:境川サイクリングロード(神奈川県)
ルート246の町田付近から南へ境川沿いを進んでいくサイクリングロードです。
南は江ノ島まで行けるので、田舎を抜けたら一気に湘南の風を感じる素敵なルート。ろんぐらいだぁずにも登場していて、飯田牧場のジェラートなど休憩地点も豊富です。
境川サイクリングロードを抜けて江ノ島まで春 100kmポタ [Route14]
ルート05:幸手権現堂桜堤(埼玉県)
こちらはルート自体にはそれほど魅力はありませんが、ゴールが素敵でう。花見の時期にぜひ音づれてみてください。
桜の花と菜の花のピンクと黄色が一面に広がる景色は最高です。
ルート06:あづみのセンチュリーライド(長野県)
毎年春に開催される日本アルプスの間にある安曇野市を走るグルメライドとして有名です。アルプスの山並みが見えるのでこの先どんな坂が待ってるのかと一瞬不安になりましたが、終わってみればほとんど平坦路だけで、楽しく走って食べて帰ってくる素敵なライドでした。
アルプスあづみのセンチュリーライド登録完了。2017は桜・緑の2回開催!
中級者向け:坂がないと物足りないならこのルート。
初心者の頃はロードバイクを走らせるのはもちろん楽しいのですが、ちょっと坂があるルートだとちょっときついなーと思います。それまでのママチャリで経験したことがない長い坂道を登り始めるからです。そしてサイクリングロードばかりを気持ちよく走る週末を送ります。しかし、いつしか物足りなくなるのです。巡航速度30kmを超えたあたりでしょうか。それまで順調に速くなった実感が続くのですが、ここから先の平坦路はしばらく頭打ちです。
すると、坂でも登ってみようとなってきます。坂は苦しいけど、何度か走るうちにまた成長の楽しみを味わえるのです。こうしてロードバイク初心者から、中級者へと成長していくのです。
そんな坂が気になり始めた中級者たちへおすすめのルートです。
ルート07:佐渡ロングライド210 (新潟県)
ロードバイクイベントの中でも初心者から上級者まで人気No.1とも言えるのが佐渡ロングライドです。
佐渡島1周という満足感と、島の北部と南部にある激坂ルートが達成感を味あわせてくれます。
写真は序盤の山場「Z坂」です。
2016佐渡ロングライド 210km 完走のための3つのルール [Route21]
ルート08:尾根幹(神奈川県)
東京・神奈川のロードバイク乗りなら、西の峠へ向かう時に活用する幹線道路の尾根幹。多摩川サイクリングロードから入り、町田・八王子へと抜けていく道は適度なアップダウンで走りごたえもあり、そのまま高尾山やヤビツ峠などへ抜けていくこともできます。
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ルート09:よみうりランドV通り(神奈川県)
尾根幹の入口付近にあるよみうりランドのジャイアンツ2軍グラウンドへと登っていく短い坂はロードバイク乗りのインターバルトレーニング場所として有名です。一気に坂を駆け上がっては下り。また登るという。ああしんどい。
その先にあるスーパー銭湯・丘の湯で占めると最高です。
ルート10:ヤビツ峠(神奈川県)
関東圏のロードバイク乗りのヒルクライムの指針となるのがヤビツ峠。最近はあまりにロードバイク乗りが集まるので規制もされそうです。帰りのダウンヒルはゆっくり下りましょう。
麓のコンビニから頂上まで11kmのヒルクライム。45分を切るといっぱしのロードバイク乗りと認めてもらえる標準タイムだそうです。
[おっさん全力坂] ヤビツ峠 緊張の初トライ [ROUTE16]
ルート11:バリ島ウブドの田園ルート
ちょっと番外編。バリ島旅行の際にレンタルサイクルで、ウブドという街から観光名所のテガラランという棚田まで走ったルートです。緩やかな坂がずっと続くのですが、風景など最高です。バリ島旅行のついでにおすすめです。
バリ島ウブドのサイクリング事情。楽園を目指してロングヒルクライム
上級者向け:ロングヒルクライムで心が折れるルート
1年と経たずに本格的な峠を攻めたくなるでしょう。10kmを超えて、ひたすら上り続ける坂は、上級者向けと言ってもいいでしょう。ただ、初心者の頃でもゆっくりならば十分登りきることは可能なので、ぜひ、気負いせずにチャレンジしてみるのはおすすめです。
ルート13:東京で一番高い道路・風張峠(東京都)
北の奥多摩から登るルート12km
南の檜原村から登るルート22km
どちらもたどり着く先は東京都で一番高い道路であるのが風張峠。北ルートは距離が短い分、平均勾配がきつめになります。一般的には南から都民の森公園あたりまで上り帰っていくのが多いようです。
まず峠に行くまでが遠いのでなかなかいけませんが、きつくて楽しいヒルクライムが確実にできることは間違いありません。
ルート14:日本で一番高い国道・渋峠(栃木県)
草津温泉から群馬方面へと抜けていく国道をひたすら登り、日本最高地点へいたる17kmのロングヒルクライム。
途中の白根山あたりで振り返った時の草津の風景は格別です。渋峠ではあいにくの霧で何も楽しめませんでしたが、達成感は半端ないです。
渋峠ヒルクライム・日本国道最高地点2,172m地点まで自転車で見た絶景[Route24]
ルート15:ツール・ド・沖縄(沖縄県)
年1回、沖縄で開催されるガチンコロードレースのツール・ド・沖縄。
そのコースを沖縄旅行のついでに走ってきました。210kmで沖縄の北半分をぐるっとまわる激しいマジロードレースコースは獲得標高は2,600m超え。文句なく上級者向けです。
とはいうものの沖縄をロードバイクで走るのは最高なので、一度、海岸線だけでも走ってみてください。
沖縄ライド3rd day ひとりツール・ド・沖縄210km [Route20-03]
以上おすすめルートを紹介してきましたが、ロングライドなどのロードバイクライフを快適にするおすすめグッズについての記事もまとめていますので、ご参考まで。
(関連記事)旅乗りや日々のライドでも使えるグッズ13選
冬向けですが、ロングライドに向けた装備・アイテムをまとめた記事もあります。