今年のGWは、家庭の事情もあり、残念ながら自転車旅をすることができなく、いつもの山を頑張って登ろうなどと思っています。
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、ゴールデンウィーク直前の2017/4/27、楽天トラベルがサイクリングに人気の旅行先ランキングトップ10を発表した。
サイクリングやサイクリストのキーワードを含む宿泊プランの宿泊人泊数(宿泊数×宿泊人数)の実績を元にしたランキングなので、信憑性も高く参考になりそうなので共有したい。
夏休みには、なんとか自転車旅へ繰り出したいので、その旅行先をランキングを参考にしながら決めてみようかなと考えている。
自転車旅行・人気ランキングトップ10のエリア別泊まりたい宿
早速、人気ランキングトップ点のエリアそれぞれについてのサイクリング事情と、個人的に泊まりたい宿を1つずつピックアップして紹介する。
基本方針としては、ロードバイクで走りまくって疲れた体を癒してくれる温泉や大浴場がある、そして、朝食が良さそうなホテルというところです。
では、早速行ってみましょう。
第1位 今治・しまなみ海道
サイクリストの聖地しまなみ海道の今治側が栄えある第一位。
自転車乗りへ配慮された街づくりモデルはあっという間に日本中に広まり、老若男女がサイクリングを楽しめる街づくりは素晴らしいの一言。ロードバイクを買ってすぐ実際にしまなみ海道を往復したが、片道70kmほどのサイクリングルートは、平坦路が多く初心者でも問題なく走ることができる。瀬戸内の島をつなぐ橋を自転車に乗ったまま走る爽快感はなかなかのもの。
実際にしまなみ海道を走ったレポートはこちら。
そういえば、昨年のフジテレビのドラマで桐谷美玲が豪脚でしまなみ海道を爆走する回があったが、彼女はクロスバイクで、片道70kmのしまなみ海道の往復を軽々と日帰りで完遂していた。あの細身でやるなぁ。と思ったものだ。
https://route92.net/2016/08/30/post-1229/
体重軽そうだから、ヒルクライムは強そうだ。フルームによく似た体型だし。
今治で泊まりたい宿「今治国際ホテル」
今治に着くとひときわ目立つ高いビルがある。外観も高層ビルという感じではなく、ちょっとディズニーのアトラクションのような雰囲気なのだ。タワーオブテラーのような感じ。
しかし、私の思い込みと裏腹、このエリアではもっとも高級なホテルで、ディナーショーや官公庁者系のフォーラムやお偉いさんが来ると宿泊する場所らしい。
そういえば、私がこのホテルのバーを利用しようと訪れたときには、バーレーンメリダの新城幸也選手が近くのサイクルイベントの招待選手だったらしくこのホテルの下ですれ違ったので驚いたものだ。
ホテルとしても素晴らしいし、もちろん自転車を部屋に持ち込むことも可能。露天風呂付き。という最高スペックのホテルなのだ。
しまなみ海道の拠点としてちょっとだけ贅沢に宿泊して欲しい。
> その他の今治・しまなみ海道のホテル・旅館一覧
第2位 ビワイチの東側 湖東(守山・近江八幡・彦根)
1周約200kmの琵琶湖一周「ビワイチ」
こちらも毎年イベントが開催されているが、自転車仲間と集まって走る人たちも多いだろう。
平坦で整備された道路も多いので、ビワイチは、初心者グループでも難なく(距離は長いが)完走できるコースなのも人気の秘密だろう。
湖を回るときは、左側通行の日本では、すぐ左側に湖を眺めながら走ることができるように反時計回りに回るのがおすすめだ。
湖東からは北を目指し、ぐるっと琵琶湖を一周するような形になる。
頑張れば、1日で回れる距離だが、旅乗りは余裕を持って、対岸の大津あたり1泊してもいいかもしれない。
琵琶湖東で泊まりたいホテル「彦根キャッスル リゾート&スパ」
基本的に、自転車旅で泊まりたいホテルは、「温泉」があるところがいい。
もしくは、温泉じゃなくても「大浴場」があるところがいい。
ロードバイクを駆けた疲れをホテルの浴場で一気に癒して、晩御飯とビールをいただく。これである。
このためにしんどい思いをして走っているのではないかと錯覚することもある。
自転車が先か、温泉・ビールが先か。この問題に回答はない。
彦根キャッスル リゾート&スパは、彦根城のすぐ近くで、ホテルからライトアップされた彦根城を見ることもできる。
浴場からも見えるらしい。なかなかいい場所ではないだろうか。
第3位 尾道・しまなみ海道
第3位は、広島側のしまなみ海道の発着点・尾道。
尾道側は、駅も近く港町といった雰囲気でおしゃれなイメージである。
それを決定付けるのが、上の写真のONOMICHI U2という倉庫だった場所を改築して、レストランや雑貨店などがおしゃれに営まれている。しかも、GIANT STOREと自転車専用ホテル「Hotel Cycle」がある。
しまなみ海道を走るときはぜひ、このホテルに愛車と一緒に泊まって欲しい。
尾道で泊まりたいホテル「Hotel Cycle」
チェックインもロードバイクと一緒にできるし、そのまま部屋にロードバイクを持ち込み、壁にパイルダーオン。
ベッドの位置が秀逸で、ベッドに寝転びながら愛車を眺めることができる。
GIANT STOREではロードバイクレンタルもしているので、手ぶらでしまなみ海道の旅も尾道から始めることができて便利。
Hotel Cycleの宿泊レポートはこちら
>この他の 福山・尾道・しまなみ海道のホテル・旅館一覧
第4位 軽井沢
首都圏の避暑地・軽井沢が第4位。
アウトレットモールもあるし、レストランやお店もあるし、森林浴には最適だし、なるほど夏のサイクリングにはいいかもしれない。
どちらかといえばレクリエーションとしてのサイクリング目的の人が多いのかもしれない。
グランフォンド軽井沢も開催されるので、こちらが目的のサイクリストも多そうだ。
他にもおすすめなのが、軽井沢を起点に一路草津へ北上すれば、国道最高地点の渋峠まで足を延ばすことも可能だろう。かなり楽しめるヒルクライムルートになると思う。
軽井沢で泊まりたいホテル「リブマックスリゾート軽井沢」
軽井沢にはいいホテルがたくさんあるのでいいところはもっとある。しかしサイクリストが泊まるなら、素泊まりレベルでいいんじゃないか。どうせ軽井沢観光もほとんどせず、朝早くから自転車に乗り込むのだから。
あと立地もあまり気にせず、草津方面へのロマンチック街道へのアクセスのしやすい場所という事でリブマックスリゾート軽井沢を選択した。
ちゃんと大浴場もあるので安心してほしい・
>その他の軽井沢・佐久・小諸のホテル・旅館一覧
第5位 壱岐島
第5位は福岡から高速船で約1時間の壱岐島。このランキングで初めて壱岐島がサイクリングに人気ということを知ったのですが、こちらも島おこし事業として、島一周する「壱岐サイクルフェスティバル」が人気のようだ。
こちらは、クラス分けされてタイムを競うガチのロードレースを楽しめるみたいだ。
年齢別30kmのレースもあるようなので、参加しやすいかもしれない。来年は参加してみようかな。
観光旅行でも電動アシスト付き自転車のレンタルもあるようなので気軽に訪れて見るのも楽しいかもしれない。
小さな島なので一周走るのはそれほど苦もないだろう。
壱岐島で泊まりたいホテル「ビューホテル壱岐 <壱岐島>」
最上階に展望風呂があるビューホテル壱岐で決まりじゃないでしょうか。サウナもあります。
島の西側にあるので夕焼け空を眺めるのにも最適のようです。
壱岐サイクルフェスティバルのスタート・ゴール地点にも近いし。イベントのときはあっという間に埋まるんだろうなぁ。
>その他の壱岐島のホテル・旅館一覧
第6位 淡路島
ビワイチと同様に「アワイチ」という言葉も定着し始めているそうな淡路島が6位にランクイン。
島があれば一周したくなるのは、サイクリストの業のようなものなので、関西圏のサイクリストたちにはアクセスしやすい淡路島のランクインも頷ける。
淡路島ロングライド150も認知度向上に一役買っているでしょう。
走行距離150km、獲得標高1200mなので、なかなか走りごたえのあるコース。
島を一周するときは、左側に海が近くなるように時計回りのコース設定がおすすめ。
明石大橋からアクセスもしやすく、駐車場もあってスポーツ自転車のレンタルもある「バイシクルハブあわじ」を拠点にスタートするのがいいかもしれない。
淡路島で泊まりたいホテル「洲本温泉ホテルニューアワジ<淡路島>」
ホテルは、島南東部の洲本市が多いですね。自分のバイクがあるならここを拠点に一周すればいいかもしれませんね。
洲本スタートの方が、施設も多そうだしスムーズかもしれません。
というわけで、洲本温泉ホテルニューアワジ<淡路島>でいかがでしょうか。
3つも温泉あるし。高級すぎるかもしれませんが、淡路島は他にあまり行くところもないので、日中のロードバイクを満喫した体を最高級の温泉と料理で癒すという形でいかがだろうか。
>その他の淡路島のホテル・旅館一覧
第7位 沖縄中部 ツール・ド・おきなわ
沖繩ですね。めんそーれ。
いうまでもなく南国の沖繩は走ってよし。海行ってよし。冬でもよし。で観光も楽しめて、自転車も最大限に楽しめる場所です。
去年のゴールデンウィークは、一人ツール・ド・おきなわとして、飛行機輪行で那覇へ飛びました。
那覇から沖繩北部まで移動して一泊した後にツール・ド・おきなわを何時間もかけて走り切りました。
ランクインした沖繩中部だと、ツール・ド・おきなわスタート地点の本部町までは結構あるので、レンタカーで移動するイメージですかね。確かに中部辺りに宿泊した方が、ビーチホテルも多いのでリゾートと自転車両方楽しめそうです。
おきなわはレンタカーもやすいので、自転車積んで移動すればツールドおきなわも問題ないですね。
沖繩中部で泊まりたいホテル「ザ・ビーチタワー沖縄」
家族連れで行くにはちょうどいい立地のザ・ビーチタワー沖縄。北谷町の商業施設のアメリカン・ビレッジのすぐ横で、ビーチもすぐそこ。
ロードバイクで走る間に残すだろう家族はこのホテルで遊んでおいてもらうという作戦も取れる。
温泉施設のちゅらーゆを利用できるので、リラックスシーンも快適だ。
>その他の中部(宜野湾・北谷・沖縄・うるま・読谷)のホテル・旅館一覧
第8位 ビワイチの西側 大津・雄琴・草津・栗東
第2位の湖東と逆サイドの琵琶湖の西側・南端の大津ほかも8位にランクイン。
関西のサイクリストの拠点として利用されるのが多いのかもしれない。
大津・雄琴・草津・栗東で泊まりたいホテル「おごと温泉 びわこ緑水亭」
湖東から走っての1泊するホテルなら大津よりももう少し北側かなということで雄琴あたりの温泉宿が良さそう。
結構、ピンキリの料金設定なので、安い部屋を探すと1万円を切る部屋もあるのでそちらを探してみてほしい。
高い部屋なら露天風呂付き客室もあるのでお金持ちの方はそちらを選ぶといいだろう。
しっかりした温泉宿なので、露天風呂もかなり楽しめそうだ。
>その他の大津・雄琴・草津・栗東のホテル・旅館一覧
第9位 奈良
今回のランキングで一番意外だったのが、奈良。サイクリングイメージは全くなかったが、観光・地域活性化の一環として、サイクリングコースが整備されているようだ。
ならくるマップ「奈良まほろばサイク∞リング」なる31のおすすめルートが配布されているので、古都を散策しながら自分好みの奈良サイクリングを楽しめるようだ。
結構、ルートを決めるのが大変なので、3つくらいのルートに再構成してもらえると助かるなぁと思った。
よくサイトを調べてみると、おすすめルートはちゃんとありました。
修学旅行以外行ったことがない奈良。サイクリングならありかもしれないな。
奈良北部で泊まりたいホテル「橿原ロイヤルホテル」
もちろん温泉付き前提で、1万円以下のリーズナブルなホテル。
そして、この橿原ロイヤルホテルのもう一つおすすめポイントは奈良朝ごはんフェスティバルランキング1位のハンバーグだ。朝食バイキングの美味しい朝ご飯で、1日のサイクリングのエネルギーをしっかり取ってから奈良へ繰り出そう
第10位 松山・道後
しまなみ海道から、さらにもう少し足を伸ばして、道後温泉までの46kmの松山・今治コースを楽しむ人も多いのだろう松山・道後エリアもサイクリストに人気だ。
私も今治から少し足を伸ばしていきたいなと思ったが、連れもいたので諦めたコースだ。
尾道を出発して、しまなみを今治まで行って残り46km走って、そのまま道後温泉まで行った方が、ホテルのレベルは格段に上がるだろうし。
今治は温泉地ではないので、スーパー銭湯を見つけて入りに行ったものだ。それも十分気持ちよかったが、やはり温泉地に行けるならその方が、ロードバイクを走って生み出された疲れを解消するというマッチポンプのレベルが向上するというもんだろう。
松山・道後で泊まりたいホテル「道後温泉 茶玻瑠」
道後温泉なので、もちろんいい宿はたくさんあるのだが、ここはリーズナブルな温泉宿に。
朝食のみなら1万円を切ってくるが、この屋上露天風呂も楽しめる。
>その他の松山・道後のホテル・旅館一覧
おまけ・旅乗りに持っていきたい自転車グッズ3つ
自転車を持って旅行に出るのは本当に楽しいものだ。移動が楽しみになるので旅行の道中すべてのシーんで五感をフル稼働して楽しめるのが自転車旅のいいところ。
しかし、一方で問題になるのが荷物の問題。自転車に乗って走ることを前提にすると限りなく荷物を少なくしておきたい。そんな自転車旅の荷物問題におすすめグッズを3つ紹介する。
輪行袋
まず旅乗りに必要なものは、輪行袋、輪行バッグ。
自転車に乗っている間は邪魔になるので、最軽量のオーストリッチSL100がおすすめ。
詳細レポートはこちら
サドルバッグ
旅乗りでは、荷物はできるだけ減らすのが鉄則だし、また走っている間はできる限り荷物を背負って走りたくない。
そこでロードバイクにつけられる大容量のサドルバッグが有用だ。これだけで旅行できるくらいが理想の旅乗りの荷物量だ。
お土産は郵送するのも視野に入れておこう。
サブシューズ
ロードバイクに乗るときはサイクリングシューズを履くが、いざバイクを降りるとホテルや、街に食事に出かけるのに困る。そこでかさばらない、軽い、リラックスできるサブのシューズがほしくなる。
おすすめなのが、ベアフィット。丸めるとコンパクトになる。
詳細レポートはこちら