メーカー別 自転車通勤におすすめのロードバイク5選

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自転車通勤の距離が15kmを超えたら、ロードバイクをおすすめしたい。

ロードバイクなら、平均時速30kmは比較的簡単に維持できるので、クロスバイクに比べても通勤時間を短くすることができる。

信号待ちの時間などを考えても、通勤時間は1時間切ることも可能だ。

しかも、ロードバイクにすれば、休日のロングライドなどの趣味にそのまま使用できるし、何より通勤時間がトレーニングになるので、忙しいサラリーマンライダーで本気の人はわざわざ郊外の家に引っ越して、トレーニングにも十分な距離の自転車通勤ルートを確保するというツワモノもいるくらいだ。家賃も安くなるし魅力的なプランである。

今回はそんなツワモノでなく、自転車通勤に興味のある初心者におすすめのロードバイクを紹介したい。はじめての1台で、毎日乗ることを前提に自転車通勤向けのロードバイクのスペックの条件を掘り下げ、各メーカーの最新モデルからおすすめのロードバイクを紹介したい。

通勤距離別 オススメの自転車タイプ

まず、通勤距離が長いほど、自転車の性能を上げ、平均速度が上げるバイクをお勧めしている。平均速度が遅いと通勤時間が長くなってしまう。

また、長時間乗る場合はライドポジションが前傾で、お尻の負担が少ないロードバイクがオススメだ。これはサドルに長時間座り続けるとどうしてもお尻がペダリングの摩擦で痛くなってしまったりするからだ。

走行距離別のオススメ自転車

  • 3km以内  ママチャリでOK
  • 3km〜15km  クロスバイク(マウンテンバイクもあり)
  • 15km以上 ロードバイク

10km程度30分くらいの距離であれば、クロスバイクで充分だ

通勤距離が短めな人はクロスバイクの検討もおすすめしたい。

今回は、通勤距離にして15km以上の総走行時間が1時間くらいを想定した初めての自転車通勤用ロードバイクについて紹介する。

ロードバイクについて知ろう

いきなり具体的にロードバイクの種類を選ぶ前に、まずは、ロードバイクについてある程度の知識を自分なりにゲットした方がいいだろう。

ロードバイク初心者におすすめの本

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アラサーの主人公が自転車通勤をはじめる漫画で、具体的な交通ルールの注意点などが意外としっかり学べるのでオススメ

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いずれも、全体像を把握する買い方から始まり、実際のメンテナンスの基礎知識など、ざっくりとロードバイクを知るのに使える。

ロードバイクとクロスバイクの違い

大きく自転車に分類されるロードバイクとクロスバイクだが、ペダルを漕いだら走るという意味では同じ乗り物である。

では、何が違うのかといえば、「乗り方」である。ライドポジションが違うとも言う。

クロスバイクの乗り方(ライドポジション)

クロスバイクは、ハンドルが横に一直線に伸びていて、上体を起こした姿勢でサドルに座って乗るようなフレーム設計になっている。

ママチャリと同じような姿勢なので、初心者にも乗りやすい。それでいて、ママチャリに比べれば良いパーツを使用しているので軽く10kgを切るくらいなので、速く走ることもできる。

ロードバイクの乗り方(ライドポジション)

ロードバイクは、ドロップハンドルが特徴で、ハンドルは上を持ったり、下を持ったりするが、基本的な姿勢は、やや前傾姿勢で、サドルは座るのではなく軽く乗っかる程度で、ペダルに重心をかけて乗るようなフレーム設計である。

このライドポジションの違いが、クロスバイクとロードバイクの違いである。

もちろん、バイクに使用されているパーツの種類や質なども違い、ロードバイクは非常に高価で質の高いパーツ構成で作られているので、軽くて、性能が良いので速い。ただ、クロスバイクも同じようなパーツで仕上げれば軽くて性能が良いものを作ることは可能だ。しかし、それをクロスバイクのライドポジションで走らせても、あまり速く長く走り続けることができない。やはり、ロードバイクのライドポジションにならないと意味がないので、そんな高価なクロスバイクを作っても意味がないのであまりないだけである。

ロードバイクのライドポジションのメリット

自転車の歴史は200年と言われている。1813年にドイツの男爵が地面で足を蹴って走らせる自転車の原型を世に生み出して以来、ペダル式を手に入れ、タイヤもゴムになり、どんどん進化していった。その長い歴史の中で、ロードバイクは、より速く、より遠くまで走るために、今の形へと進化を遂げた。

ロードバイクのライドポジションに関するメリットはいくつかある。

もっとも大きいのは、あらゆる面で効率を最大限に上げることである。

  1. 体重をペダルに乗せてパワーに変える、機械効率を向上する
  2. 使う筋肉を分散して、人間の運動効率を向上する
  3. 空気抵抗の軽減

1の機械効率だが、前傾ポジションを取ることで、サドルに腰掛けないので、自分の体重を常にペダリングに使用することができる。(うまく乗りこなせばだが。。。)これにより、人間のパワーと自重をペダルに伝え、自転車という機械を通して、推進力に効率よく変えることできる。

2の運動効率は、ロードバイクのポジションのもう一つの特性のいろいろなライドポジションを取れるというメリットによる恩恵である。前傾姿勢は同じだが、ハンドルの持つ場所、サドルの前に座るか後ろに座るかで、足の筋肉の使う部位が変化する。太ももの上の大きい筋肉を使用したり、お尻の後ろの筋肉を使用したり、使う筋肉の部位を分散することで、自転車に乗りながらも疲労を回復することもできる。そして、全ての筋肉を使い果たすまで長時間、ジテ車に乗り続けることが可能になる

3の空気抵抗は一番簡単だが、上体を起こしてスピードを上げると、空気が壁のように立ちはだかる。前傾姿勢になることで、空気を受ける面積が減少して、空気抵抗によるブレーキを最小限にすることができる。せっかく生み出した推進力のロスを減らすことができるのが、ロードバイクのポジションである。

以上のように、ロードバイクのポジションは自転車という乗り物を最大限効率よく乗りこなすために今のところ最適なものなのである。

(参考文献)

実際、プロのロードレーサーは、1日200kmの距離で行われるレースを4〜5時間で走り終えてしまう。実に平均時速40kmを超えるスピードである。20kmなら30分程度で走りきってしまうスピードで200kmも走り続ける。

そこまでとは言わないが、ロードバイクで15km〜20kmの距離を1時間弱は意外と簡単に走れることは想像していただけるのではないだろうか。

もちろん、このロードバイクのポジションに慣れるまで、初心者は時間がかかることもあるだろうが、クロスバイクに比べて圧倒的に少ない労力で自転車を速く、遠くまで乗り続けることができるので、自転車通勤の距離が長い人にはロードバイクがおすすめなのである。

さて、ロードバイクのメリットがわかったところで、早速、自転車通勤に向けた初めてのロードバイクを選びをはじめよう。

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自転車通勤にオススメのロードバイクの選び方

はじめての自転車通勤用ロードバイク選びの5つの重視ポイント

初心者向けのロードバイクを以下の記事で紹介したとき基準は以下の4つ。

  1. 現時点で最新の完成車
  2. コンポ:シマノ105以上
  3. 予算:10万円以上30万円未満
  4. 長く乗って楽しめる。(買った後も拡張できるフレーム)

これは週末など休日に趣味としてロードバイクを始める場合のポイントだったので、毎日乗る自転車通勤というシチュエーションを想定して、もう一つの条件をつけくわえたい。自転車通勤では、通勤後、長時間、ロードバイクを駐輪場に停めておかなければならない。

後ろ向きな理由だが、「盗難」のリスクが高いと言える。

理想は、自分のデスクまで自転車で乗り付けられるカリフォルニアライクな会社文化の企業に勤めることがだが、日本の会社環境でそれはなかなか難しいだろう。いい駐輪場を見つけられたとしても、不特定多数の人が往来するので、どうしても盗難リスクが頭をよぎる。

もちろん、鍵も2重にするなどの厳重な予防をしておくのだが、盗まれる可能性はゼロではない。

自転車盗難保険に入っておくのもいい。購入金額の7%で1年間、購入金額の7割を保証する盗難保険がある。10万円なら7000円となる。ちょっと高い。。。しかし、毎日盗まれるのを考えるのもバカバカしいので必要経費と考えて入っておくのもいい。

自転車盗難保険ちゃりぽ

週末にロードバイクを趣味として走らせるなら、盗難保険は必要ないと思う。しかし、毎日、長時間停車しておくとなると、盗難リスクを考えた方がいい。そして、そのよう集合駐輪場のリスクとしては、自転車を倒されたり、当てられたりする衝撃のリスクもある。

これらを考えると、カーボン製の高価なロードバイクは避けた方が良い。カーボンのロードバイクは軽くてフレームの乗り心地も良いので、初心者にもお勧めしたいロードバイクではあるが、やはり、自転車通勤ではリスクマネジメントとして、カーボン製はやめた方がいい。アルミロードバイクなら倒れたりぶつけても多少凹むくらいで済むかもしれないが、カーボンはその素材特性で割れたりする可能性もある。そうするともう、フレームを変えるしかなくなってしまう。。。怖すぎる。

というわけで、長時間停車しておく自転車通勤用ロードバイクの条件として、「カーボン製のロードバイクはやめる」という条件を加えたい。アルミかクロモリ(鋼)のロードバイクを選ぼう。

  • 現時点で最新の完成車
  • コンポ:シマノ105以上
  • 予算:10万円以上30万円未満
  • 長く乗って楽しめる。(買った後も拡張できるフレーム)
  • カーボンロードバイクはやめる

カーボンをやめると価格帯も20万円以内で狙えるので、コストパフォーマンスも向上するメリットがある。

仮に電車通勤で調布から六本木まで通う人は、通勤定期が、16,640円かかる。

仮に20万円のロードバイクでも約1年で元が取れる計算になる。 ちゃりぽの盗難保険に入って14,000円かかったとしても、あと1ヶ月で十分元が取れる。※厳密には消耗品のコストなどもかかるが。

まぁざっくり2年ごとにロードバイクを変えても自転車通勤なら十分なコストパフォーマンスである。

さて、その他の条件として、以下のコンポは、初心者にとって馴染みがないと思うが、要は変速機などのパーツのセットのことで、グレードによって名前が異なる。いいものほど高くなる。

その変速機のグレードとして、11速あることがロードバイクを楽しむ最低限のグレードとしている。

  • コンポ:シマノ105以上

105よりグレードを上げてももちろん問題ない。

105 < アルテグラ < デュラエース

とグレードが上がっていく。ただ、先ほども言ったように盗難リスクを考えると105にしておくのが無難かもしれない。

メーカー別・自転車通勤にオススメのロードバイク5選

さて、いよいよ間違いない自転車メーカーから、今回の条件に合う自転車通勤にオススメのロードバイクを具体的に上げていきたいと思うが、その前に自分なりのロードバイクの好みを見つけておくこともお勧めだ。

まずは、ロードバイクのカタログ本を買って、パラパラと眺めてみて気になったロードバイクにチェックを入れてみてほしい。

おそらく、自分好みのカラーリングや形の傾向がわかると思う。ロードバイク選びの条件として実は一番大事だと思っているのは実は「見た目」だ。最終的に迷ったら、性能やスペック、価格ではなく、自分の好みを優先してほしい。どうせそこそこ高いのだから、数万円の差ならば自分の好みのデザインを選んでいた方が、のちの後悔がなくなり結果として満足のいく買い物になるだろう。

また、見た目で最も重要なのは、フレームに大きく配置される各メーカーのブランドロゴだ。これが好みのブランドを見つけるのが、自転車選びの第一歩である。

前置きが長くなったが、それでは、自転車通勤におすすめのロードバイクをメーカー別に厳選した1台を紹介していこう。

GIANT(ジャイアント)TCR SLR2

GIANT TCR SLR2

ジャイアントは、以前からアルミロードバイクをお勧めとして選んでいたので、即決。

アルミレーシングバイクからTCR SLR2を選びたい。

ジャイアントは、台湾のメーカーで特にコストパフォーマンスも良いので選ぶ人も多い。ロードバイクの本場はヨーロッパというイメージを持っている人もいるかもしれないが、今となっては、GIANTとMERIDAの2大台湾メーカーがヨーロッパのブランドのロードバイクを生産しているので、世界標準と考えてもいい。

ただ、ヨーロッパブランドのようなかっこいいイメージ、ブランドロゴではないのがGiantを選ぶときの最大の悩みではある。

  • コンポ:105
  • 価格:¥165,000(税抜)

上位モデルTCR SLR1はコンポがアルテグラと1グレードアップされて¥230,000と高くなる。自転車通勤なら、SLR2で全く問題ない。本体重量は7.9kgとカーボンロードバイク並みに軽くフレームジオメトリも最新設計なので、長く乗り続けていけるだろう。

パーツをグレードアップしながら、愛車をカスタムしながら成長させよう。

>GIANT TCR SLR2オフィシャルサイト

Cannondale(キャノンデール) CAAD OPTIMO(オプティモ)

caad_optimo_105_rep

キャノンデールなら、もちろん鉄板のアルミロードバイク。

2017年に新しく発表されたニューモデルCAAD OPTIMO(オプティモ)で決まりだろう。フレーム設計がいい。キャノンデールで現役バリバリのレースモデルのSuper Evo SixCAAD12と同じフレーム設計・ジオメトリーを採用した素敵なモデルである。

ロードバイク初心者にとっても乗りやすく、買ってすぐに乗りこなしやすいロードバイクと評価が高い。曲がりやすく、乗りごこちも良いエントリーモデルで、コンポが105で統一されていて16万円。ジャイアントのTCR SLR2よりも少しお安い。

  • コンポ:105
  • 価格:¥160,000(税抜)

> Cannondale CAAD OPTIMOオフィシャルサイト

Bianchi(ビアンキ) IMPLUSO(インプルソ)

ビアンキは週末の趣味の1台としては、カーボンロードバイクのSEMPRE PROをおすすめしていたが、自転車通勤ということもあって、アルミロードバイクから選ぶこととなった。

IMPLUSOとVIA NIRONEの2つのモデルが候補となるが、値段も少ししか変わらず、その違いはかなり少ない。

いずれもバリバリのレースバイクというよりもエンデュランスロードバイクという乗り心地のいいロングライド向けのシリーズ。フレームの設計や剛性が異なる。

IMPLUSOの方が歴史は浅く、若干剛性が高いので少しスポーティな乗り心地になっているようだ。

IMPLUSO(インプルソ)

  • コンポ:105
  • 価格:¥173,000(税抜)

VIA NIRONE(ビアニローネ) 7 PRO

  • コンポ:105
  • 価格:¥158,000(税抜)

ここまでくると初心者には差がわからないと思うので、名前が気に入った方をお勧めする。

個人的にはIMPLUSO(インプルソ)が気に入った。

Bianchi IMPLUSO オフィシャルサイト

Bianchi VIA NIRONE 7 PRO オフィシャルサイト

SPECIALIZED(スペシャライズド) Allez DSW SL Sprint Comp

ロードレースの最高峰メーカーでもあるスペシャライズドから自転車通勤にお勧めするアルミレーシングバイクは最もスポーティかもしれない。15万円の価格で、エアロロードバイクとしてラインナップされているAllez DSW Sprint Compだ。

  • コンポ:105
  • 価格:¥150,000(税抜)

スペシャライズドはロードバイクメーカーとして数多くのラインナップを世に出しているが、今回紹介するこのバイクは、その中でも最高のエアロロードバイクVengeの設計思想、ノウハウをつぎ込み、他に類を見ないアルミエアロロードバイクとして誕生した。フロントフォークはカーボン素材で乗り心地も良さそうである。その能力を引き出せるかどうかは乗り手次第だが、この価格でエアロロードバイクに乗れる恩恵にあずかれる。

自転車通勤だけでなく、ちょっとしたレースイベントなどに積極的に参加したくなるバイクだ。

> SPECIALIZED Allez DSW SL Sprintオフィシャルサイト

スペシャライズドのロードバイク記事

TREK(トレック)  EMONDA ALR5

TREKは人気がありすぎて、ちょっと盗難リスクが高くなりそうだが、とにかくかっこいいし、直営店も多いので買いやすくてオススメ。アルミレーシングバイクの性能も申し分ない。

2017年モデルで大きな変化はないが、EMONDA ALR5をおすすめの1台としたい。去年よりも1万円ほど安くなっているのでさらにオススメ度アップ。

  • コンポ:105
  • 価格:¥189,000(税抜)

トレックのエモンダのアルミレーシングバイクの特徴は、その剛性の高さで、ペダルの踏み込みがダイレクトに推進力に変わるスポーティな乗り心地が楽しめる。完成車重量で8.19kgと軽量なのも魅力だ。

TREK EMONDA ALR5オフィシャルサイト

メーカー別・自転車通勤におすすめのロードバイク5選まとめ

自転車通勤のロードバイク選びの重視ポイント5つ
  • 現時点で最新の完成車
  • コンポ:シマノ105以上
  • 予算:10万円以上30万円未満
  • 長く乗って楽しめる。(買った後も拡張できるフレーム)
  • カーボンロードバイクはやめる

上記から、以下の5台のロードバイクを厳選としておすすめした。

いずれもロードバイクメーカーとして間違いはないので、自分の好みのデザインのものを選んでほしい。

GIANT TCR SLR2

GIANT TCR SLR2

caad_optimo_105_rep

> Cannondale CAAD OPTIMO

Bianchi IMPLUSO

> SPECIALIZED Allez DSW SL Sprint

TREK EMONDA ALR5

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