キャノンデールCAAD OPTIMO(キャードオプティモ)2017モデルは、初心者最強シリーズになるか?

ツールドフランスの興奮も冷めやらぬこの時期を狙って、各メーカーから続々と2017年の最新モデルが発表され、ショップ店頭にも並び始めている。

今回注目したのは、キャノンデールが2017年の新エントリーモデルとして投入するCAAD OPTIMO キャードオプティモ。アルミロードバイクの評価が高いキャノンデールによるアルミのエントリーロードバイク。これからロードバイクを始めようとする初心者にオススメできるかスペックを調べてみました。

2018最新モデル記事も追加しました。

ロードバイクという趣味は本体だけでも最低10万円以上とそれな...

キャノンデール CAAD OPTIMO(キャードオプティモ)とは?

キャードオプティモの「オプティモ」という名前の由来だが、2002年ジロ・デ・イタリアを総合優勝したシモーニが使用した名機「キャード7」で採用されたアルミ素材が「オプティモ」だった。グランツールの優勝にあやかったこの最新シリーズの名前から、キャノンデールがこのシリーズに対して本気であることがうかがえる。

そのフレーム設計も上位機種「CAAD12(キャード12)」のレースフレームのジオメトリーを、ほぼそのまま受け継いでいる。初心者からロードバイクレーサーへと成長を遂げた時にもレースで活用できる可能性を秘めている。

CAAD OPTIMO(キャードオプティマ)

CAAD OPTIMO(キャードオプティモ)

まず、このキャノンデールの設計思想を知ることで、CAAD OPTIMO(キャードオプティモ)の価値が実感できるだろう。

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CAAD OPTIMO(キャードオプティモ) ラインナップ

早速、キャードオプティモのラインナップとスペックを確認していこう。

エントリーモデルらしく、コンポーネントは、105, TIAGRA, SORAの3種類で価格が異なっている。そして、ディスクブレーキを採用したモデルも投入された。カラーバリエーションは、幾つかあるが、コンポーネントとして最上位の105はジェットブラックとファインシルバーの2色展開。

CAAD OPTIMO(キャードオプティモ) ジェットブラック ※ディスクブレーキ

CAAD OPTIMO(キャードオプティモ)ファインシルバー

もっともキャノンデールらしいアシッドグリーンは、2番目のティアグラのコンポーネントでの展開だ。

CAAD OPTIMO(キャードオプティモ) アシッドグリーン

コンポーネントと価格表

今後、趣味としてロードバイクを続けていく目的があれば、コンポーネントが105のバイクを購入することをお勧めする。2×11の22段変速である。TIAGRA, SORAはさらに1枚ずつリアのギアが減っていく、その分レースやヒルクライムでの細かい変速ができないということである。

乗ったことない人には、実感がわきづらいと思うが、ギアの変速はロードバイクというスポーツにとって重要な要素で、坂の勾配や巡航速度に合わせた細かい変速操作は、長く速く走るために必要なテクニックで、かつ、変速すること自体がとても気持ち良かったり、楽しい。

■「CAAD OPTIMO 105」
カラー:ファインシルバー、ジェットブラック
サイズ:44、48、51、54、56、58
税抜価格:140,000円

■「CAAD OPTIMO TIAGRA」
カラー:ジェットブラック2種類、アシッドグリーン
サイズ:44、48、51、54、56、58
税抜価格:130,000円

■「CAAD OPTIMO SORA」
カラー:ジェットブラック、セルリアンブルー、クラウドバーストグレー
サイズ:44、48、51、54、56、58
税抜価格:115,000円

前述したが、CAAD OPTIMO(キャードオプティモ)は、現役バリバリ上位レースモデルであるSuper Evo SixやCAAD12と同じフレーム設計、ジオメトリーを採用しているので、非常にいい形なのである。

エントリーフレームにありがちのハンドリングの不自由さや強すぎる剛性による乗り心地の悪さを軽減している。まさに初めてロードバイクに乗る初心者や、既にキャノンデールCAAD12などの上位シリーズを乗りこなしている人にも違和感なく、買ってからすぐにすんなりと扱うことができるロードバイクだろう。曲がりやすく、乗りごこちもある程度良いエントリーモデルとして105で14万円という価格は、他のブランドの2017年エントリーグレードモデルと比べてもコストパフォーマンスが良いだろう。

以前投稿したGiantジャイアントの2017年新エントリーシリーズのコンテンドSL1もコンポーネント105で全く同じ価格の14万円。ここで悩むのであれば、ブランドの名前の響きやデザインで決めれば良い。

コンポーネントがシマノで統一されているのは安心

また日本向けモデルでは、コンポーネントをシマノで統一している。ブレーキなど、安全面でも重要なパーツもシマノパーツになっているので、初めての一台として心配がかなり少ない。

OPTIMO(オプティモ)のオススメポイントの一つである

ディスクブレーキモデルについて

CAAD OPTIMO(キャードオプティモ)ディスクブレーキ

「CAAD OPTIMO DISC TIAGRA」

カラー:ジェットブラック
サイズ:44、48、51、54、56、58
税抜価格:140,000円

機械式のディスクブレーキを採用している。※上位には油圧式のディスクブレーキがある

ディスクブレーキは、前輪を見るとわかるがホイールの中心に一回り大きくシルバーのリングがあるのがわかる。これを直接挟んで止める機構である。通常のブレーキは通常のキャリパープレーキは、自転車同様ホイールの外周を両側から挟んで止める機構だ。ディスクホイールの利点は、基本制動力が高い。そして、雨の日でも制動力があまり変わらないこと。デメリットは価格が少し上がる点とタイヤ交換の際に手間がかかること。

雨の日も乗るなら、通勤、通学などでも使用する場合は、ディスクブレーキという選択はアリだ。晴れた休日に乗ることだけを考えているなら、通常のブレーキで全く問題ない。プロのレースでもディスクブレーキはOKになっているが、実際に使っているチームはまだまだ少ないので、ブレーキ性能向上のメリットがそれほど高くないのかもしれない。

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キャノンデール CAAD OPTIMO(キャードオプティモ)インプレまとめ

今回のOPTIMO(オプティモ)は、ロードバイクを始める初心者へは105(¥140,000-)をイチオシとしたい。

通勤、通学がメインで、雨の日も風の日も頑張るぜ!という人には、ディスクブレーキのティアグラモデルがいいだろう。

キャノンデールのブランドのイメージ・印象は、やっぱりレーシー。

やはり硬いフレームで、力をダイレクトに道に伝えでぐんぐん加速を楽しむぜ!というイメージ。ロードバイク買ったら、ガンガン走るぜ、足には自信があるぜ!という人にぜひ乗って欲しい。

ロングライドでゆったり走るぜというのが目的ならば、 TREK DOMANEや GIANT CONTENDなどを独断としてオススメしたい。

散々書いてきたが、スペックよりも価格よりもデザインが最も重要だというのが、私の持論。最初のロードバイク選びは買って見てるだけで楽しくなりそうなロードバイクを選びましょう。

(参考)キャノンデール スーパーシックスエボ 2017年モデル(カーボンロードバイク)

キャノンデールはグッズ選びも楽しめる

余談だが、キャノンデールは、アパレルや小物などの種類が結構揃っていて選ぶのを楽しめる。
Amazonキャノンデール ジャージ、ボトルほか

つーか、ありすぎ。上から下まですべて揃えることが可能だ。なかなかこんなブランドはない。今、改めてびっくりした。

ロードバイクの用途は、3ヶ月くらい乗ってから決めればよし!

締めのことばとして、購入後は3ヶ月くらいロードバイクを乗り倒しながら、自分なりのロードバイクに乗る目的・用途や好みを知ろう。

それに合わせて、ホイールやサドルなどのパーツを少しずつ変更していけば、ロングライド、レース、ヒルクライムなど自分の目的・用途に合わせてロードバイクは進化させていくことも楽しい。

■初心者におすすめ本

■ロードバイク人気ランキング2016 キャノンデールは何位?

2018/10/3 最新ランキングに更新!人気メーカー2019最新モデルから初心者にオススメの一台を厳選して紹介。ランキングはgoogle検索ワードを独自集計したデータを元に公正にまとめています。これからロードバイクを始める人はどのメーカーにするか検討するに役立ちます。

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