ロードバイクをはじめたばかりのころは、色々買うものがあるので、お金がかかりがち。ウェアまでお金がなかなか回りません。
いざ、本格的なサイクルウェアを買おうとしても、その値段の高さに驚き、価値も良くわからないので、ついつい安いノーブランド(不明ブランド)のウェアを買って、見た目も機能もいまいちで、結局、安物買いの銭失いをしてしまう人も多いのではないでしょうか?
私も最初は、ビブショーツでもなく、普通のジャージの下に2,000円くらいのインナーパッドを買ってみたりしましたが、性能はいまいちですぐ着なくなりました
そして、試行錯誤しながら、今ではASSOS(アソス)のような1着30,000〜40,000円の高性能ウェアを買うほどになりました。今は、ASSOS EQUIPE RSR Bib Shorts S9とか欲しいです。
ロードバイクにハマってくるとウェアの機能性や快適性は非常に重要だとわかってくるのですが、ロードバイクをはじめたばかりでその必要性を理解するのは無理といっていいでしょう。
そこで今回ご紹介するのは、初心者にとって買いやすい価格帯で、機能性も十分で、見た目もシンプルでおしゃれな”dhb”を紹介します
はじめてのサイクルウェアにおすすめ!dhb
dhbは海外通販サイトwiggleプライベートブランド(PB)です。最近はamazonやzozoでもプライベートブランドを開発して積極的に展開するのがネット通販界のトレンドです。
プライベートブランドがトレンドになっている背景には、ネット通販会社にはカスタマーデータが大量に蓄積されていて、しっかりカスタマーニーズを把握した上でプライベートブランドを開発できるメリットと、自分のサイトを使って売れるので、販売手数料やブランド料など上乗せがない分、他のブランドと同レベルの製品を安価に展開できるメリットがあります。
特にサイクルウェアのような機能性ウェアは、特に有名ブランドは同じ機能でも非常に高額になっていたりします。
なので、特にブランド名を気にしないのであれば、プライベートブランドのウェアを選ぶと、機能性が高いものを安く手に入れられておすすめです。
そんなwiggleのプライベートブランドdhbは一度チェックする価値ありです。
dhb Aeron実走レビュー・インプレ
今回、そんなdhbのサイクルウェアをゲットしたので、早速、実走レビューをまとめていきます。
今回、ゲットしたのは半袖ジャージとビブショーツ、そして、メリノソックスの3点。シンプルなデザインでなかなかおしゃれで、機能性も期待できそうです。
dhb Aeron 半袖ジャージ
今回ゲットしたウェアは全てdhbの”Aeron”というレースモデル。より機能性を重視した高性能ウェア。2019SSの最新モデルです。
まずは、半袖ジャージ。
まず、サイクルジャージは他のスポーツウェアと違う点はこの辺り
- ウェアの後ろ側が長い(前傾姿勢で背中が出ない)
- 背中にポケットがある(走りながらモノを取れる)
- フルジップ(ジッパーを開いて体温調整しやすい)
- タイトフィット (空気抵抗を減らす)
- 通風性が高い(汗の管理)
- 吸汗速乾性の高い生地(汗の管理)
いずれも自転車を運動レベルで走るために必要な機能です。
dhb Aeronは、上記の機能はもちろん全て兼ね備えていました。
さらに、袖口や胴まわりにシリコングリップが付いていて、ジャージのずれを防止する機能も付いていました。
スペックをみる限り、十分な高性能です。
早速、実際に多摩川サイクリングロードを走ってきたインプレを。
178cm68kgの中肉中背体型ですが、Sサイズでぴったりのタイトフィットで、風でバタつくことなく空気抵抗はほとんど感じません。
立ち状態で着るとややきつく感じるくらいですが、ロードバイクの前傾姿勢になると、不思議にぴったりになる感じもあります。ロードバイクのウェアは前傾姿勢に合わせたカットになっているので当然なのですが。
汗がにじむくらいの春の陽気の中走ったのですが、走行中から汗が溜まるようなことはなく、走り終えても汗でべとつく感じは全くありませんでした、
非常に満足のいく性能でした。
dhb Aeron ビブショーツ
つづいて、サイクルウェアでもっとも重要なビブショーツ。
特に初心者の人こそ良いものを選んでほしいウェアです。
ロードバイクに慣れていない頃はサドルに体重が乗りがちでお尻の負担も大きいので、お尻が擦れて痛くなることが多いからです。
初心者の人はパッドが厚めのビブショーツを選ぶと良いかもしれません。
ロードバイクに慣れて体幹も安定してくると、サドルにどっしり座ることも少なくなるので、お尻の痛みは自然と減っていくので、ビブショーツ選びのポイントは少し変わるかもしれません。
dhbのAeron ビブショーツの性能面ですが、Elastic Interface® の最新パッドを使用し、通気性も高く、非常に肌触りの良い素材感で、非常に着心地が良い仕上がりです。
実走中も、非常に快適で気持ち持ちよく走ることができました。ペダリング時に足回りの負担も全く感じません。
ただ、家に帰ってビブショーツを脱いだ時にほんの少しだけ股のスレを感じました。今回は約60kmの試走だったのですが、さらに距離が長くロングライドになってくると影響は大きくなるかもしれません。
パッドの大きさを私が普段使っているASSOSのビブショーツと比較してみると、ASSOSの方が股全体を包むように大きく、パッドも立体的に工夫されていて、パッド機能面ではASSOSの方が高いと思います。
ただ、Aeronは1万円と非常に安く、3万円のビブショーツとの比較は、やや不公平です。個人的には1万円(セールならさらに安く)手に入るビブショーツとして、このAeronの性能はかなりコスパが良いと感じました。
特にはじめてのサイクルウェアとしては非常に買いやすい価格のビブショーツだと思います。
dhb Aeron Light Weigh メリノソックス
dhb – Aeron Light Weight メリノソックス
自転車ウェアの中でももっとも軽視しがちな靴下ですが、ちょっと良いなと思ったメリノウールのソックス。
アウトドアでは定番の素材ですが、自転車ウェアに使用するのはアリですね。
メリノウールの特性は、保温性が高い、吸湿速乾性が高いなど、そして、なぜか、防臭性も高い点が挙げられます。なので靴下にはぴったりの素材ではないでしょうか。笑
実際にはいて見ると、特に綿やポリエステルのソックスと違和感もなく、普通のソックスです。ただし、メリノウールなので、上記のように性能が高い。
おすすめです。
走行中は特にソックス面での性能を感じることはなかったのですが、今後は、長時間走行後の匂いなどで性能を感じられるかもしれません。
はじめてのサイクルウェアにdhb Aeronはおすすめのまとめ
今回、wiggleのプライベートブランドdhbを紹介してきました。
dhbのおすすめポイントは、プライベートブランドならではの「コスパの良さ」
この性能のサイクルウェアが、非常にリーズナブルな価格で手に入るのは大きなメリットです。ブランドにこだわりのない、ロゴより「実」を取る人にはおすすめのウェアです。
特にそのコスパの良さから、サイクルウェアが高くて手が届かないと思っている初心者にしっかりしたウェアを低価格で揃える手段としてdhbを選ぶのがおすすめです。
最新モデルだけじゃなく、一年型落ちのモデルなどもサイズがあれば選ぶとさらに安く揃えられます。まずはそこからはじめるのが良いかもしれません。
これからロードバイクをはじめる人は、ぜひ安かろう悪かろうのウェアから入らず、ちゃんとしたコスパの良いdhbから初めてみるのはいかがでしょうか?