(2023/2/9最新ランキングに更新!)
初心者にとってロードバイク選びは難関です。
街中で颯爽と走るロードバイクを見かけたり、健康診断でC判定が出て何かスポーツでも始めようと自転車を選んだり、弱虫ペダルを読んで始めてみたくなったり、いろいろなきっかけから、いざロードバイクを始めようと購入の検討をはじめると、その種類の多さに途方にくれることはよくある話です。
自分にぴったりのロードバイクを探そうと調べるほど、山のような自転車用語(コンポ、ホイール、フレーム素材等々)にぶち当り、何を決め手に自分が乗るべきロードバイクを決めたら良いのか、いつの間にかわからなくなってしまうことも。
たくさんのメーカー・ブランドには、たくさんの仕様・スペックがあってわかりづらいと共に、一台がそもそも高いので試しに買いづらい。このようなロードバイクの選びづらさは、パソコン選びのそれに近いと思います。
そんな悩めるロードバイク初心者の皆様に向けて、初めてのロードバイク選び4つポイントと、人気ロードバイクメーカーのランキングTOP30まとめました。
さらに、ランキングTOP10のメーカー・ブランドについては、初心者の最初の1台にオススメしたい最新モデルのロードバイクを厳選して紹介していきます。
ロードバイク人気メーカー・ブランドランキングのデータ集計方法について
そもそものきっかけは、自分がロードバイクの人気メーカーランキングってないかと調べてみたのですが、ネット上にそれが存在しなかったからです。ランキングと銘打っている記事でもデータ的な根拠がなく、自分で勝手に作ってるランキングが多く、信頼感のないものばかりです。
そこで自分でランキング作成しようと思い、客観的根拠としてネット上の人気投票とも考えられるGoogle検索回数を活用しています。
各ロードバイクメーカー・ブランド名(英語・カナ)の月間平均検索回数を集計して、ランキングにまとめています。最新版は2023年2月7日に集計したデータで作成しました。
(過去のランキング記事)
それでは、早速、2018年版最新ランキングを見ていきましょう。
ロードバイク人気メーカー・ブランドランキングTOP30 2019年版
Rank | 英語表記名 | 日本語表記 | 月間推定検索数 | 前回比較 |
1 | TREK | トレック | 125,000 | 1↑ |
2 | BIANCHI | ビアンキ | 100,500 | 1↑ |
3 | GIANT | ジャイアント | 88,500 | 1↑ |
4 | MERIDA | メリダ | 81,500 | 3↑ |
5 | CANYON | キャニオン | 76,500 | 5↑ |
6 | Anchor | アンカー | 31,500 | 7↑ |
7 | SPECIALIZED | スペシャライズド | 24,500 | 6↓ |
8 | Cervelo | サーヴェロ | 24,500 | 15↑ |
9 | SCOTT | スコット | 17,500 | 12↑ |
10 | cannondale | キャノンデール | 16,000 | 4↓ |
11 | DE ROSA | デローザ | 15,500 | 3↓ |
12 | FELT | フェルト | 15,000 | 1↓ |
13 | COLNAGO | コルナゴ | 14,500 | 4↓ |
14 | NESTO | ネスト | 14,000 | NEW |
15 | RIDLEY | リドレー | 12,500 | 13↑ |
16 | GIOS | ジオス | 11,000 | NEW |
17 | TIME | タイム | 10,500 | 3↓ |
18 | LOOK | ルック | 10,000 | 2↓ |
19 | cinelli | チネリ | 9,500 | 3↑ |
20 | RALLEY | ラレー | 9,000 | NEW |
21 | PINALERRO | ピナレロ | 8,500 | -16↓ |
22 | Panasonic | パナソニック | 8,000 | NEW |
23 | Wilier | ウィリエール | 7,500 | 2↑ |
24 | FUJI | フジ | 7,000 | 12↓ |
25 | PANTHER | パンサー | 6,500 | NEW |
26 | BMC | ビーエムシー | 6,000 | 9↓ |
27 | LOIS GANEAU | ルイガノ | 6,000 | NEW |
28 | CARRERA | カレラ | 6,000 | 8↓ |
29 | YONEX | ヨネックス | 5,500 | NEW |
30 | FOCUS | フォーカス | 5,000 | 15↓ |
31 | CUBE | キューブ | 4,500 | NEW |
32 | BH | ビーエイチ | 4,500 | 14↓ |
<Ranking作成ルール>
※メーカーのリンクはそれぞれの記事にジャンプします。
- 2022年1月〜12月のGoogle Keyword Plannerで取得した各メーカーの英語名・カナ名の月間検索回数の合計値のランキング
2023年版ランキング総評
2023年版は上位はやはり安定していますが、順位は変動しました。
サイクリングロードで必ず見かける定番ブランドがしっかり上位キープ。
今年も割と信頼度の高いランキングができたと思います。
TREK(トレック)トップに返り咲き!
日本ではTREK ストアもかなり多くあり、ロードバイクもマドン、ドマーネ、エモンダと性能差がシンプルにわかりやすいモデル展開で、初心者から本格ライダーまで多くの支持を得ているTREKがランキングトップを奪還しました。
Canyon(キャニオン)躍進!
ネット通販専門ブランドのCanyon(キャニオン)がTOP5まで大きく伸ばしています。
Cannyonブランドの浸透してきました。ロードレースシーンでも目覚ましい活躍もしていますし、何よりネット通販での自転車購入も当たり前になってきた中で、ネット通販に特化してコスパの良いキャニオンは検索が伸びているようです。
定番のTREK(トレック)、Bianchi(ビアンキ)、GIANT(ジャイアント)は、安定して上位をキープしています。
MERIDA(メリダ)も直営店の展開が増えランクアップ。スクラトゥーラのモデル指名検索も伸びており、かなり人気が高待っているイメージです。
メーカー直営店があり、ラインナップ豊富なこれらのメーカー・ブランドはやはり多くの人から安定的な支持を得ていることがわかります。
初心者は、ロードバイクで迷ったら上位メーカーのバイクがおすすめ。
まず最初の一台は流通量も多く、ライダーも多いメーカーは、何かのときに信頼できます。
それでは、次に初心者のためのロードバイク選びのガイドラインを紹介していきましょう。
初心者におすすめのロードバイク選びガイドライン(2023年版)
当サイトで初心者におすすめのロードバイク選びのガイドライン(2023年版)をお伝えします。
- 現時点で最新の完成車
- コンポ:シマノ105以上
- 予算:10万円以上30万円台まで(2023年変更変更)
- 最も重視するのは「見た目」(2017年追加)
- 安全な「ディスクブレーキ」(2018年追加)
最新2023年モデルでは、ディスクブレーキモデルが標準です。また、円安の影響が出てどれも高価になっています。ミドルグレードのバイクを狙うには30万円台まで価格帯を広げました。
さて、本サイトでは、ガイドラインで最も重要なのは「見た目」と考えています。
特に初心者は、ロードバイクの仕様・スペックの全てを理解して選ぼうとあまり気負わない方が良いと思います。
ロードバイクは高い買い物です。スペックで選んでも見た目がいまいちだと走るモチベーションが持続しないかもしれません。まずは、自分好みの「見た目」のロードバイクを選ぶのが愛着持って長く乗り続けるコツです。
そして、1台目を楽しく乗っているうちに、自然とロードバイクのスペックの理も深まっていくでしょう。その時こそ、2台目は、自分にぴったりのロードバイクをスペックから選べば良いのです。
まずは、「見た目」から。
迷ったときは「見た目」で選びましょう。
また、スペックは以下2点を満たせば、どんな用途でもおおよそ対応してくれます。
- コンポは105
- 完成車で定価10万円以上
後々のアップグレードしていくことも可能で、パーツを少しずつ交換して、自分好みに仕上げていくロードバイクの楽しみも十分味わえます。
(補足)フレーム素材について
初心者のバイク選びで悩みがちなポイント「フレーム素材」ですが、極論どれでもOKです。
「アルミ」「カーボン」「クロモリ」「チタン」などどれでも、「見た目」のデザインが気に入って、自分の予算以内であれば、問題ありません。特性の違いはありますが、極端に重くなければロードバイクの戦闘力を十分味わえます。
(補足)ディスクブレーキについて
油圧式と機械式のディスクブレーキがありますが、性能面では油圧式の方が高いので予算に合うなら油圧式がおすすめです。
まぁ下りをガンガン攻めたり、雨の日を乗らないなら、どちらでもディスクブレーキなら十分制動力があります。
TOP10ロードバイクメーカーの特徴と初心者おすすめモデル
それでは、TOP10にランクインしたロードバイクメーカー・ブランドの特徴を簡単に紹介していきます。
各メーカーごとに初心者に特にオススメしたいモデルを1台厳選しています。
Rank 1 TREK(トレック)
TREK(トレック)が1位に返り咲き!
日本でも直営店や協力店が多く、乗っている人も多いので目に留まる機会も多いメーカーです。
アメリカのメーカーでレースシーンの実績も多く、独自に開発したカーボン素材のOCLVを利用した世界最軽量のカーボンロードバイクを開発して、ツール・ド・フランス7連覇を達成したアームストロングを支援していました。(のちにドーピングで剥奪)。宇宙人の異名を持つほど強かったファビアン・カンチェラーラ、グランツール優勝の常連アルベルト・コンタドールなども、トレックのバイクで活躍しています。
トレックのロードバイクは、大きく MADONE(エアロロード)、EMONDA(軽量)、 DOMANE(エンデュランス) の3種類にキレイに分類されています。自分の当初の目的に合わせて非常に選びやすいラインナップです。
本格的にレースに参加したいならMADONE(マドン)、ヒルクライムならEMONDA(エモンダ)、のんびりロングライドで遠くまで行くなら乗り心地のDOMANE(ドマーネ)という感じです。
ショップに行って店員さんにちょっとアドバイスをもらえば、自分が買うべきロードバイクがわかりやすいのではないでしょうか?また、トレック専門店ではトレックのパーツやグッズの取り扱いも豊富で、トレックを買うならトレック専門店を活用すると、初心者でも色々とロードバイク情報が得やすく、サポート・アフターサービス面でもおすすめのメーカーです。
初心者にオススメ EMONDA SL5
トレックの2023年モデルからは、エモンダ SL5 DISCをおすすめします。
カーボンフレームで8.87kg(フレームサイズ56)の超軽量ロードバイクで、コンポ105に油圧式ディスクブレーキで戦闘力抜群ながらも、398,200円(税抜)とギリギリ30万円台です。
2021年モデルから、エアロフレームに大幅リニューアルされており、2023年モデルは継続になりますが、ヒルクライムのみならず、ロングライドでの直進走行でもエアロ性能を堪能できます。
ディスクブレーキも油圧式で十分な制動力で安全面でも問題ないでしょう。
軽さは、初心者が最も苦戦しがちなヒルクライムで強い武器になります。山の多い日本ではロングライドに出れば必ず坂に出会います。そんなときは、エモンダを選んで良かったと喜びを噛みしめることでしょう。
- カラー:Lithium Grey、Hex Blue/Deep Dark Blue
- コンポ:105 R7025 Disc
- 価格::398,200円(税込)
- サイズ:47、50、52、54、56、58、60
- ホイール:ボントレガー Paradigm SL チューブレスレディーホイール
継続モデルですので、まだ昨年モデルの在庫があれば、そちらを選んでも問題ないと思います。
フレーム形状や性能差はなく、価格が349,800円(税込)と安く抑えられます。好きなカラーリングでサイズが残っていれば、最新にこだわらず、昨年モデルをコスパ面ではおすすめします!
Rank 2 Bianchi(ビアンキ)
徐々にランクアップして、ついに2位。日本ではクロスバイクもよく見かけるイタリアの自転車メーカーBianchi(ビアンキ)。
とにかく街を流していると出会うことが多いブランドです。ロードバイクよりもクロスバイクが多いかもしれませんが。最近ではビアンキカラーっぽい普通の自転車も増えているくらい日本での影響力は大きいですね。
私も最初に買ったスポーツバイクは、ビアンキのクロスバイクでROMAⅢでした。
ビアンキといえば、チェレステカラー。イタリア語で「碧空・天空」で緑色に近い青色という意味。毎年、ミラノの空の色を見て現地の職人が色を調合するで、チェレステは毎年微妙に違った色になるらしいです。
緑が強かったり、青が強かったりと毎年微妙に違う色合いを楽しめるのは面白いですね。
本当の目利きなら、その色は2023年モデルだね。なんて言えるのかも
ビアンキの歴史は古く創業は1885年。現存する世界最古の自転車ブランドです。それでいて古い感じは全くなく一般車の人気も高いし、プロ向けのロードバイクでも、ファウスト・コッピやマルコ・パンターニなどの多くのイタリア人レーサーがジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスで輝かしい成績を上げてます。
2019年はLOTTO NL JUMBO(ロットエヌエルユンボ)のログリッチェが、ブエルタ・ア・エスパーニャでついにチーム初のグランツールリーダーに輝きました。
初心者にオススメ ARIA (スプリント)Disc
ビアンキは、2023年モデルのミドルグレード以下で条件に当てはまるのはARIAです。
チェレステカラーに黒のホイールがなかなか格好いいですね。
個人的にはこちらのフルブラックのフレームもビアンキらしからぬ渋さで気になります。
ARIAはエアロロードバイクの位置付けで、空力性能だけなら上位モデルのORTRE XR4と同レベルで、剛性もXR3程度の性能です。ビアンキ独自のカウンターヴェイルという上位モデルのカーボン素材を使用していないため、価格が抑えられたミドルグレードです。
初心者にとっては、踏んだらグイグイ進むロードバイクの楽しさを味わうことができるでしょう。
- カラー:SUMMERTIME DREAM/BLACK、CELESTE CK16/BLACK FULL GLOSSY、BLACK/GRAPHITE GLOSSY
- コンポ:105 油圧式ディスクブレーキ
- 価格::415,800円(税込)
- サイズ:47、50、53、55、57
- ホイール:RACING 818 DISC BRAKE
Rank3 GIANT (ジャイアント)
初心者のエントリーバイクとして人気の高いGIANT。高い人気を維持し、ついに3位、表彰台入りです。
圧倒的なコストパフォーマンスのバイクを提供するメーカーです。
ジャイアント直営ストアも全国各地に展開しているので買ってからのサポートも手厚く、初心者も安心してロードバイクを始めることができます。サイクリストの聖地しまなみ海道では、広島の尾道、愛媛の今治の両側にジャイアントストアがあり、修理・整備、レンタルバイクなど提供してくれるライダーに密着したメーカーです。
GIANT(ジャイアント)は台湾のメーカーで、創業者はうなぎの養殖をしていたのですが、自然災害で壊滅したため、一念発起して自転車部品製造業をはじめたのがルーツという本当か嘘かわからないエピソードを持つ自転車メーカーです。創業からOEM(受託)生産を始めて、着実に技術を磨きながら少しずつ成長し、アメリカ、ヨーロッパへと進出し、プロチームにもバイク提供するほどのトップブランドに成長しました。現在でも他社のOEMも続けながらも、スローピングフレームなどの独自技術を広めたことでも有名なメーカーです。
初心者にオススメDEFY ADVANCED 2
ジャイアントからおすすめの一台は、エンデュランスロードとして、長年進化し続けているDEFY ADVANCED2。
しなりによって振動を吸収するD-FUSEハンドル&シートピラー、32cのやや太めのチューブレスレディのタイヤを標準装備して、乗り心地の良さは完璧です。まったりロングライドでしまなみ海道や、センチュリーライドなど快適に楽しむことができます。
- カラー:ディープレイク、アンバーブロー
- コンポ:105 油圧式ディスクブレーキ
- 価格:352,000円(税込)
- サイズ:410、445、480、515
- 重量:8.9kg(480mm)
- ホイール:GIANT P-R2 DISC WheelSet 24H 12mm Axle
(参考記事)
ジャイアントDEFYが2019年フルモデルチェンジ!究極の快適性とは?
あと、99,000円出せる方は、DEFY ADVANCED 1という選択肢もあります。
夢の電動コンポ105Di2を搭載していてサクサク変速しながら走る楽しさを味わえます。
DEFY ADVANCED 1
カラーは、オリオンネビュラと、紫っぽい色ですね。カラーが気に入ったらこちらを。
電動コンポ以外はADVANCED2との性能差はなさそうです。後から載せ替えるよりコスパが良いのでギア好きならこちらですね。
99,000円ならホイール変えたくなるけど。
Rank4 MERIDA(メリダ)
MERIDA(メリダ)は、GIANT(ジャイアント)と同じ台湾のロードバイクメーカー。
アメリカのメーカーのOEM生産を受注しながら、自社ブランドのロードバイク開発も積極的に行なっています。デザイン・設計は、ドイツにあるMERIDAヨーロッパR&Dセンターで行われ、生産工場は台湾にあります。
MERIDA(メリダ)UCIワールドチーム「バーレーン・マクラーレン」に機材を提供しています。日本人プロロード選手の新城幸也選手も所属しています。
初心者にオススメ SCULTURA(スカルトゥーラ) 4000
オールラウンドのSCULTURA(スカルトゥーラ) 4000が一押し。
新型スクルトゥーラCF3カーボンフレームに105を搭載したミドルグレードモデル。
ケーブル類がフル内装でスッキリしていて、エアロ形状で空力性能がかなり向上しています。
ミドルグレードでも比較的買いやすい価格帯でコスパが良いですね。バイクを提供するロードレースチームのデザインを踏襲したカラーを展開しています。
- カラー:RED/BLACK(TEAM-REPLICA) | ERK9、 GUNMETAL GREY(TEAL) | ES92
- コンポ:105
- 価格:374,000円(税抜)
- サイズ:44、46、48、50、52 cm
- 重量:8.6kg(XS)
- ホイール:MERIDAオリジナル
(参考記事)
MERIDA(メリダ)最新2019モデル徹底比較!初心者におすすめはこれ!
Rank5 Canyon(キャニオン)
ネット販売専門メーカーのCanyon(キャニオン)がジャンプアップ。
街中でも見かける機会が増えたような気がします。メーカーのネット直販専門で仲介がないため、高性能バイクが安価で手に入る仕組みが人気の秘密でしょうか。最近高いですし。
Canyonのバイクはすべて、専門整備士による完全な組み立て、調整、組み立て工場内での走行テストを経ています。発送時、ホイール(バイクにより前輪のみ、または前後輪)、シートポスト、およびハンドルなどの一部コンポーネントを取り外し、バイクのフレームにしっかりと固定します。到着後の組み立ては単純な作業であり、同梱の工具と説明書で簡単にできます。
と公式サイトにあるように、簡単に組立られる状態で納品されます。ただ、ショップでの購入と違って不具合があった時に相談に乗ってもらえないのが玉に瑕。ただ、最近ではCanyonの整備も快く受けてくれるショップも多いのであまり気にせず欲しいバイクがあればチャレンジしてもいいと思います。
プロチームモビスターにバイクを供給し、最近は2019年はジロ・デ・イタリア優勝、ベテランのバルベルデも昨年の世界選手権に勝利し、アルカンシェルを纏うと、実績も十分。最近は超人マチューファンデルプールのシクロクロス優勝バイクもキャニオンと強いブランドのイメージが人気向上に一役買っているのかもしれません。やっぱりスポーツの世界はわかりやすいですね。
初心者にオススメ Ultimate CF SL 7
カーボンロードバイクのミドルグレードで31万円は今回最安ですね。
フレーム設計も風洞実験を行い、エアロ性能を向上していて、重量も平均8.22kgと超軽量です。ヒルクライムも平坦もどちらもバランスよくこなし、最初のロードバイクとしても満足度が高いと思います。浮いたお金でカンパニョーロのZONDAあたりのホイールを買うと良さそう。
- カラー:Black Snow/ Deep Polar
- コンポ:シマノ GRX600 油圧式ディスクブレーキ
- 価格:319,000円
- サイズ:2XS,XS,S,M,L,XL,2XL
- ホイール:DT Swiss C 1850 Spline db
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Rank6 Anchor(アンカー) ブリヂストン
日本のブリヂストンのロードバイクブランド「アンカー」が初ランクイン。
日本のお家芸KEIRINやトラック競技の技術をロードバイクに詰め込んで、他のブランドとは違うコンセプトのロードバイク開発を進めてRP9を展開しています。レース思考のハイエンドモデルならRPシリーズの戦闘力が欲しいところですが、初心者の最初のロードバイク向けのラインナップをロングライド向けRLシリーズとして数多く用意しています。
初心者にオススメ RL8D
カーボンフレームに105搭載し、ロングライド向けのジオメトリで、ゆったりしたライドポジションが取れます。
11万円でコンポを電動105Di2に載せ替えることも可能です。国産の割りに高いじゃんと思いましたが、ホイールがMAVICのAKSIUM。完成車としてはやや良いホイールですね。
- カラー:オーシャンネイビー、キャニオンオレンジ
- コンポ: 105 CS-R7000
- 価格:352,000円(税込)
- サイズ:390、420、450、480、510、540
- ホイール:MAVIC AKSIUM DISC
- 重量:8.6kg(480mmモデル)
Rank7 SPECIALIZED(スペシャライズド)
ややランクダウンしてしまいましたアメリカの自転車メーカー・スペシャライズド。
創業者は大学卒業後も自転車に関わる仕事をしたいと1974年にフォルクス・ワーゲンバスを売却して得た1500ドルを資金にサイクリング文化発祥の地ヨーロッパ縦断旅行に出発。そこで偶然チネリの創始者チーノ・チネリと会い、アメリカへの輸入権を獲得したそうです。
そんな幸運から始まったスペシャライズドは、1981年に世界初の量産型マウンテンバイク「スタンプジャンパー (Stumpjumper)」を発表し大ヒット。これが日本の新家工業のOEM生産だったそうです。これをきっかけに一気に人気メーカーの仲間入りしたスペシャライズドは、エアロロードバイク(VENGE)をツールドフランスに初導入したり、時代を切り拓く自転車メーカーの一つとしてその地位を確立していきました。ロードレースシーンでもここ数年大活躍しています。
初心者にオススメ Tarmac(ターマック) SL6 Sports(スポーツ)
オールラウンドのTarmac(ターマック)、ロングライドのROUVAIX(ルーベ)、軽量ヒルクライムのAethos(エートス)がカーボンバイクの3モデルです。2022年までエアロロードとして展開されていたVENGEは廃盤となりました。ただ、その技術は
まだ自分のライド好みを確立していない初心者におすすめは、やはりオールラウンドのTarmac(ターマック)
105、油圧式ディスクブレーキ、カーボンフレームと初心者には十分なスペック。ちょっとした市民レースに出たくなっても十分戦えます。
また、スペシャライズドは、男女別にフレームを開発していたり、サイズバリエーションも多く、またホイールやタイヤ、サドルまで自社生産しているのも大きなメリットです。Smokeカラーは格好いいですね。
若干価格が高めですが、長く乗り続けるには満足度の高いモデルです。
カラー:Carbon/Smoke、Lagoon Blue 、 Cool Grey – Wild
- コンポ:105 油圧式ディスクブレーキ
- 価格::396,000円(税込)
- サイズ:Men 49、50、52、54、56、58、61, Women 44、49、52
- ホイール:DT Swiss R470 Disc
趣向を変えて、グラベルバイクDiverge Sport Carbonはいかが?
ロードバイクとMTBの間にあり、ロングライドも山道も旅乗りも、あらゆる道を走るグラベルロードは、最初の一台にもピッタリだと思います。グラベルイベントがたくさん増えてきて、王滝SDAにもグラベルクラスがあり盛り上がっています。
Diverge Sport Carbonは、カーボンフレームかつ油圧式ディスクブレーキで、Roubaixにも採用されているFuture Shock1.5を搭載し、悪路の衝撃を吸収してくれるギミックが他のグラベルとは大きな違いです。
- カラー:Gloss CA White Sage/Oak/Black/Chrome/Clean、Gloss Smoke/Black/Transparent/Chrome/Wild
- コンポ:SRAM Apex 油圧式ディスクブレーキ
- 価格::385,000円(税抜)
- サイズ:44、49、52、54、56、58
- ホイール:DT Swiss G540
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Rank8 Cervelo (サーヴェロ)
名前がかっこいいCerveloが大躍進でランクイン。
サーヴェロはイタリア語で頭脳を意味する「cervello」と、フランス語で自転車を意味する「vélo」を組み合わせた造語。頭脳を持つバイクという意味で仮の名前としていたが、定着してしまってそのままらしい。
イタリアのメーカーでルーツはタイムトライアルバイクの開発で、目指したものは最高のエアロダイナミクスと軽さと強靭さを兼ね備えたバイクであり、市場性は無視していた。その後、開発者自ら自分たちの市場に出すためにCervelo Cyclesを設立しています
イメージとしてはバリバリ硬派なレーサーバイク。プロのためのバイク開発がルーツだからバイク職人とテクノロジーのこだわりを感じられますね。
初心者にオススメ SOLOIST (ソロイスト)
エアロバイクのS5、軽量ヒルクライムバイクのR5とは違い、オールラウンドの新型ソロイストは、S5より若干軽くなっていますが、R5より大幅にエアロダイナミクスが向上しています。かなり戦闘力が高そうなバイクです。ただ、円安の影響でとてもお高い。。。3400ドルなので、1ドル100円の時代なら普通の値段ですが。。。
今年は買い時じゃないですね。
- カラー:Alpenglow 、Embers 、 Gold Dust
- コンポ:105 油圧式ディスクブレーキ
- 価格:594,000(税込) 3400ドル
- サイズ:48 , 51 , 54 , 56
- ホイール:Alexrims Boondocks-5D
Rank9 SCOTT(スコット)
スイスに本部を置くスポーツ用品企業。 主にスキー用品と自転車用品を取り扱っています。
スキー用品がルーツで主力。世界一のスキーブランドですが、自転車も40年近い歴史があります。
現在は韓国企業に買収されています。
初心者にオススメ ADDICT 30
軽量ヒルクライムADDICT RC、エアロバイクFOILラインナップから、ミドルグレードにあるオールラウンドなADDCT30を選びました。軽量でロングライドにもヒルクライムにもレースにも活躍してくれそうです。
最も大きな特徴は、独自の特許技術「エキセントリック・バイクフォークシャフト」を用いて、フロント周りのケーブル類が完全に内装され、そのデメリットを無くしている構造になっていて、空力的にも見た目的にもスッキリしていてかっこいいですね。
- カラー:RED,YELLOW
- コンポ:105 油圧式ディスクブレーキ
- 価格:440,000(税込)
- サイズ:XXS/47 – XS/49 – S/52 – M/54 – L/56
- ホイール:Syncros RP2.0 Disc
Rank10 Cannondale (キャノンデール)
アメリカの自転車メーカー・キャノンデール。蛍光色のグリーンが特徴のロードバイクは、いつ見ても軽快で速そうです。キャノンデールは設立当時の1960年代から高性能のアルミ素材で自転車業界に革命を起こそうした。クロモリ素材がメインの時代に高性能アルミに目をつける先進性を持ちアメリカ生産にもこだわり最新の自転車を発表し続けた。1984年に他のメーカーより、いち早くマウンテンバイクを発表。今では当たり前のなったリアサスペンションも初めて量産したのもキャノンデール。先進的なデザインと技術で自転車業界を牽引し続けています。
初心者にオススメ CAAD13 Disc
キャノンデールからは、アルミロードバイクCAAD13 Discをおすすめします。
アルミ素材のロードバイクに定評のあるキャノンデール。カーボンキラーの異名を持つほど戦闘力が高いバイクです。
アルミ素材でも非常に軽量で、弱点になりがちな乗り心地も硬い7000番台ではなく、6069番台のアルミを選択し、振動吸収性をあげるフレーム設計にして、乗り心地を損なわないバイクに仕上げています。キャノンデールのプロモデルSuper Evo Sixと同じエアロ効果を高めるチューブ形状を採用している。
近年ではカーボンが主流ですが、アルミは剛性が高くペダルの踏み込みに対するレスポンスが速いので、乗り味が楽しいと感じるケースも多いです。カーボンらしい振動吸収性による乗り心地を求めるなら、後々ホイールやタイヤを変えて自分好みにすることもできます。
何より価格が安くなるのもアルミバイクのメリット。浮いたお金でカンパニョーロなどのホイールを買うのも選択肢の一つです。
- カラー:Candy Red, Matt Black, Smoke Black, Acid Lime
- コンポ:105 油圧式ディスクブレーキ
- 価格::286,000円(税込)
- サイズ:44, 48, 51, 54, 56, 58, 60
- ホイール:DT Swiss R470
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人気メーカー別 初心者にオススメロードバイクまとめ
以上、人気TOP10メーカー最新モデルから、初心者にオススメのロードバイクをピックアップしました。各メーカーの特徴に合わせて選んでいるので自分の気になるメーカーを見つける参考にしていただければ幸いです。
2023年TOP10 ロードバイクメーカー初心者におすすめの1台まとめ
- TREK(トレック)エモンダSL5(公式サイト)
- BIANCHI(ビアンキ)ARIA(公式サイト)
- GIANT(ジャイアント)DEFY ADVANCED2(公式サイト)
- MERIDA(メリダ)SCULTURA(公式サイト)
- Canyon(キャニオン)ULTIMATE CF SL(公式サイト)
- Anchor(アンカー)RL8D(公式サイト)
- SPECIALIZED(スペシャライズド)Tarmac SL6(公式サイト)
- Cervelo(サーヴェロ)SOLOIST(公式サイト)
- SCOTT(スコット)ADDICT(公式サイト)
- cannondale(キャノンデール)CAAD13(公式サイト)
もし、悩んだときは見た目(カラー・フォルム・ロゴなど)
悩んだときは、見た目で決めるのが鉄板。
ブランド名の響き、ロゴのデザイン、カラー、全体のバランスなど、自分が直感で見た目で気に入ったバイクを選ぶのがコツです。
バイク性能差は初心者はほとんどわからないので気にせずに、毎日乗りたくなる見た目のバイクを選ぶことで、ロードバイクに乗るモチベーションが自然と湧いてきます。
乗り続けているうちに、バイクの性能についても知見が溜まり、感覚もできてくるので、もっとこんな感じのバイクが良かったと思った時が、2台目のバイクの買い時です。
ロードバイクを買ったら読みたいおすすめの本・雑誌・漫画
じこまん
中年漫画家のロードバイク実録エッセイ漫画。とてもわかりやすい初心者あるあるが沢山学べて、同じ間違いをしなくて済むかも。
ポルシェより、フェラーリより、ロードバイクが好き
ロードバイクの作法 やってはいけない64の教え
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