さいたまクリテリウム2019観戦レポート!オフィシャルサポーター沿道観戦プランは結構おすすめ。

2019ツール・ド・フランス さいたまクリテリウムも熱かった!

日本でもトップクラスのプロロードレーサーたちのレースを間近でみれるのは、2020年のオリンピックを除けば、さいたまクリテリウムと宇都宮のジャパンカップだけです。

毎年10月は週替わりでこれら2つのレースが開催されるので、ロードレースファンは大忙し。

首都圏からアクセスの良い「さいたま新都心駅」が会場のさいたまクリテリウムは毎年大盛況です。

今年もオフィシャルサポーターズスタート/フィニッシュエリアが30,000円と非常に高く、さいたまスーパーアリーナ席10,000円にしようか迷いましたが、ただ通過するだけの室内なので、最終的にコース沿道観戦プラン5,000円でお安く済ませました。

スタンド席よりも選手は近くを走るので迫力も感じられるし、コスパとしても満足でした。

レースの決定的な瞬間はやはりフィニッシュエリアの方が盛り上がりますが、大型モニターもあって、しっかり楽しめました。

それでは、さいたまクリテリウム観戦記をまとめていきます。

2020年さいたまクリテリウムを観ようと思っている方はぜひ、参考にしてみてください。

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さいたまクリテリウムコースとオフィシャルサポーターズビレッジ

さいたまクリテリウム観戦エリア @公式サイト

今年のコースは、2018年から随分変更があり、さいたまスーパーアリーナ内を通過するコース設定に3年ぶりに戻りました。

コース沿道観戦プランは、アリーナへ入る直前の道路で、スタート/フィニッシュエリアから随分離れている場所です。

ゴールした後に選手はスーパーアリーナに戻るので、ゆっくりリラックスして帰ってくる様子が観れるのは少しお得かもしれません。

道路を挟んだ向かい側は、無料で観戦できるエリアでそれほど混んでなかったので、早めに会場に入れる人は、コース沿道プランを購入しなくても、ほぼ同じ条件で観戦できると思います。LEDビジョンの場所は有料ゾーンにあるので、お金を払った分モニターはとても観やすいです。

観戦ポイントとしておすすめは、ストレートの真ん中ではなく、コーナー付近。

コーナリング前は、選手たちのスピードが落ちるので、選手の表情や息遣いなども少し感じられます。

一瞬でもいいから猛スピードで走る自転車を見たい!という人は、長いストレートの真ん中あたり、もしくは、ゴール直前のエリアが迫力があっておすすめです。

さいたまスーパーアリーナ内オフィシャルサポーターズヴィレッジ

お金を払った人しか入れないさいたまスーパーアリーナの内部はこんな感じでした。

中央にモニターとステージがあり、ステージ上では選手紹介や表彰式などを見れます。

アリーナ観戦プランはちょうどこの写真のステージ前あたりです。

ステージと観戦席の間にコース設定されています。

アリーナ観戦プランはフラットなので後ろの席だと見づらそうなのが気になりました。コースよりは高い位置にあるのでどの席からも見やすいのかもしれませんが。

プロ選手たちの控え室・チームピット

ステージの左側にいくつかあるボックスは、ワールドチームの選手たちの控え室です。

その手前には、10万円の選手ふれあいプランの高級観戦エリアがあります。

選手たちの休憩姿がすぐ目の前です。

オフィシャルサポーターズのプラン詳細

ちなみに一口50万円の選手帯同プランという最上級プランもありました。

オープニングセレモニー (午後12時頃)

さいたまクリテリウムに参戦するチームの選手たちが順番にステージに上がって、オープニング走行へ出発していきます。

日本チームの紹介の後は、ワールドチームが順番に登壇します。

日本人唯一のワールドチームからの参戦は、新城選手。

隣に誰かいるなーと思ったら、オフィシャルアンバサダーのマルセル・キッテル選手でした。

今年、衝撃の引退をしたのですが、楽しそうに走ってくれました。

ミッチェルトン・スコット

トレンティンがエース。

レースでは積極的に逃げに入り、レースを作っていました。

トタルディレクトエネルジー

カルメジャーヌがエースのトタルディレクトエネルジー。

来年はさらに活躍しそうなので楽しみです。

アスタナ・プロチーム

さいたまクリテリウムで密かに楽しみだったのが、アスタナ。

アスタナ自体が初来日なので、なかなかないチャンスでした。

ヤコブ・フグルサングがエースですが、アシストのフライレも注目です。

アージェードゥゼール ラ・モンディアル

ツール・ド・フランス山岳賞のロメン・バルデがエース。

今年は総合成績が不振に終わったので、ちょっと10月まで落ち込んでたらしいのですが、レース後はハイタッチしてくれました。

チーム ユンボ・ヴィスマ

ブエルタ・ア・エスパーニャのマイヨ・ロホを着て、ログリッチェがエースとして出場。

おそらく初来日に違いないですが、ツール以外のリーダージャージも登場したさいたまクリテリウムは初じゃないでしょうか?

チーム・イネオス

最後に登場したのは、イガン・ベルナルがマイヨ・ジョーヌを纏ってエースとして出場。

加えて、6月の落車事故から復帰しだばかりのフルームも来日。本戦には流石に出ませんでしたが、チームタイムトライアルに参戦。アシストにカストロ・ビエホと、急遽参戦が決まったクヴィアトコウスキー!

今回はこの人の集団コントロールが見れて幸せでした。

サービス精神旺盛で、この後のオープニングパレード走行でハイタッチしてくれました。

オープニング走行

セレモニーの後は、そのまま選手たちがコースを1周します。

と言いつつ、楽しそうに走っていたのは、本物の悪魔おじさん。

ここ数年は毎年招待されていますね。観戦エリアを練り歩いて、一緒に写真を撮ったりサインをしてくれるくらい身近なおじさんです。私のエリアにも来たのですが、子供が人見知りをしたのでそっとしておきました。

オープニング走行は、ゆっくりと選手たちが走ってくれるので、落ち着いて写真も撮影できるし、運がいいとハイタッチしてくれます。

トレンティンとバッチリ目があった気がしました。

フグルサングは、手を振りながら真ん中あたりを走行。

名前を呼ぶとニコニコしてました。

バルデはちょっとうつむきがちのレース前。

ログリッチェは終始にこやかに、場所によってはときおり沿道の観客たちを盛り上げようと両手をあげたりしてました。

チームイネオスは3列走行。

あれ?クヴィアトコウスキーは?

と思ったら、私サイドの観客とハイタッチしながら走って来てました。

私も写真を撮らずにハイタッチ!

通り過ぎてから撮影しました。

オープニング走行が終わると、スプリントレース予選やチームタイムトライアル、スプリントレース決勝などが行われます。

もちろんずっと観戦してもいいですが、お昼ごはんやサイクルフェスタなどの別の会場も行きたいならこの間に行っておくのが良いかと思います。

レース観戦:クリテリウムメインレース (15時頃)

メインレースは、コースを17週。約50km超だと思いますが、1時間ちょっとです。

ポイント周回やヒルクライムポイントもあるので、途中の展開も目まぐるしくあったりして面白いです。

メインレースの展開(序盤)

序盤に「逃げ」は割と早く形成され、最大30秒ほど集団と差をつけて先行しました。

フグルサング、バルデ、トレンティンが逃げ集団に入ってレースを作っていました。

バルデは山岳ポイント狙い、トレンティンはポイント賞狙いで着実にポイントを重ねて行きます。

フグルサングは逃げ切り優勝狙いのようです。

残り4〜5周までは逃げ集団が捕まらずに逃げ続けました。

集団は、ユンボ・ヴィスマとチーム・イネオスがコントロールして、逃げを泳がせます。

クヴィアトコウスキーのコントロールもバッチリ目の前で体験できました。

チーム・イネオスが引いてるとグランツール感がすごい。

選手の流し撮り

レース中に各チームのエースをアップで撮影。カメラを流しながら撮ってみました。

イガン・ベルナル

クヴィアトコウスキー

フグルサング

ログリッチェ

みんな腹圧がすごく、胴回りが太いです。

この体幹が足のパワーを余すとこなくペダルに伝えるんですねぇ。

メインレース終盤

終盤に入りポイント賞の集会が終わると、トレンティンとバルデは逃げるのをやめてペースダウン。

そこへ新城、カストロ・ビエホなどがブリッジをかけて合流します。フグルサングは逃げに残ります。

さらに数周回したところで、逃げと集団の差もさらに縮まり、集団からログリッチェとベルナルが逃げにブリッジして、集団が切り離されます。

そして、新城、フグルサング、ログリッチェ、ベルナルの4人に絞り込まれ、

残り2周で坂を下るポイントで新城とフグルサングが少し差を広げて逃げます。

残り1周のゴールゲートを通過するタイミングで、少し差が開いた隙をついて、新城がフグルサングを置いてラストアタック。逃げ切りを狙って飛び出します。

遅れたフグルサングをログリッチェとベルナル2人がパスし、協力して新城を追います。

これで3人に絞られましたが、ラスト周回で新城が先頭を駆け抜ける展開に沿道のファンは大盛り上がりです。まさかこのまま勝っちゃうのではとドキドキしながら観戦します。このライブ感はかなり鳥肌モノでした。

目の前を通過してからは、もうゴールまではモニターを見るしかありません。

ドキドキしながら展開を見守りますが、縮まるような縮まらないような展開でやきもきします。

そして、最後のアンダーパスに突入したストレートで、はっきりと差があることがわかります。

残り450で、差が50m。

後ろは2人。これはいけちゃうぞ感が沿道を包みます。

アンダーパスからの上りで、ログリッチェ、ベルナルに足があると一気に差が詰まる可能性があるので、まだちょっとドキドキ。

坂を登りきった残り200m付近で、この差。

これは行くぞ!とさらに沿道がざわつき。

そのまま新城がゴール!

さいたまクリテリウム初の日本人の優勝の瞬間は、会場中が燃えました!

2019年もさいたまクリテリウム観戦は大満足でした。

来年は本当にガチのオリンピック観戦もあるので、非常に楽しみです。

でも、今回はかなり盛り上がったので、しばらくロードレース無いのちょっと寂しいですね。

ツール・ド・フランスを見返そうか。

2019年のツール・ド・フランスのDVDもいよいよ発売

Amazonプライムビデオのロードレースのドキュメンタリーも意外と面白いです。

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