グラベル購入をきっかけに「自転車キャンプ」のグッズの研究をしていますが、とにかく軽いアイテムは自転車にとって重要です。
そして、見つけた「Helinox(ヘリノックス)Chair Zero(チェアゼロ)」。
キャンパーに定番の「Helinox(ヘリノックス) Chair One(チェアワン)」をさらに軽量化して、わずか490g(バック込み510g)の超軽量チェアです。
先日、自転車でコーヒーを沸かす準備はできたのですが、やっぱり自然とゆっくり対話するにはチェアが欲しい。
(関連記事)自転車でコーヒーを沸かす!おすすめ装備5つとその作法。
そこで、ヘリノックス・チェアゼロを勢いで購入したので、自転車キャンプに本当に使えるか!?レビューしていきます。
Hellinox(ヘリノックス)Chair Zero(チェアゼロ)の3つの魅力と弱点
ヘリノックス・チェアゼロは、超軽量&コンパクト!
収納時コンパクトで軽いのがヘリノックス・チェアゼロ最大の特徴で、シンプルな魅力です。
畳んだ状態ではバッグの分20g重くなりますが、椅子本体は490グラムとペットボトル以下の重さを実現しています。
この軽さとコンパクトさは、荷物をできるだけ持ちたくない自転車キャンプやツーリングシーンでは非常に魅力的です。これだけで選んでも良いくらいです。
サイクリスト御用達のバックパック「ドイター・レースX」に入れてみましたが、余裕で入ります。そして、背負ってみてもほとんど重量を感じません。
もちろん、バイクパッキングのサドルバックにも余裕で入ります。
自転車でコーヒーを沸かす!おすすめ装備5つとその作法。で初回した装備5点とヘリノックス・チェアゼロを定番ツーリング用サドルバッグ「アピデュラのサドルバッグ」に入れてみました。
さらに着替えとか寝袋くらいは入りそうです。できるだけ容量を絞りたいのでヘリノックス・チェアゼロのコンパクトさは助かります。
ヘリノックス・チェアゼロの座り心地と開放感!
アウトドアではヘリノックスはその座り心地で座面の低いローチェア中で、とても人気です。
もう一つの人気の理由は、座った時の視界という説もあります。
普通の椅子と同じくらいの高さがあるハイチェア座面が地面に平行で視界も正面を見るのに対して、ローチェアはやや後傾していて、空を斜めに見上げるため、自然の中で広がる視界の開放感が魅力なのです。
ヘリノックス・チェアゼロも座り心地が良くて、視界は斜め上で空が広がり、非常に開放感に浸れて、リラックスしやすいアウトドアチェアだと思います。
ヘリノックス・チェアゼロの組み立ては、超簡単
ヘリノックス・チェアゼロは、椅子の骨格であるポールと座面の2つと携帯用バッグで構成されています。
ポールも内部がゴムで繋がっているのでバラバラではないのでサクサク組み立てられ、そこに座面を引っ掛けるように装着します。
座面サイズはギリギリなので、最初はポールに引っ掛けるのに戸惑いますが、ポールをしならせて取り付けるコツさえわかれば簡単でした。
取り出してすぐ座れるのも強みですね。
ヘリノックスの弱点は、「火」
ヘリノックスの唯一の弱点は、火に対する耐久性。
これはヘリノックス・チェアゼロに限らず、チェアワンもそうですが、キャンプで焚き火好きな人は注意です。
ポリエステルなどの化繊でできている座面に火の粉がつくとあっという間に穴があいてしまいます。
焚き火で舞った火の粉がヘリノックスのチェアには当たらないようにタオルを座面にかけるなど工夫をすれば大丈夫です。
ヘリノックス・チェアゼロのスペック
- 重量 490g (携帯バッグ込み510g)
- カラー ブラック(BK)、グレー(GY)、サンド(SD)
- サイズ 52×48×64cm(幅×奥行き×高さ)
- 収納サイズ 10×10×35cm
- 座面高 28cm
- 耐重量 120kg
- 価格 12,000円(税抜)
定番のチェアワンと超軽量のチェアゼロをスペック面で比較してみましょう。
まず、軽さ。
チェアワンが重量890gに対して、チェアゼロはさらに400gも軽量化され490gと、ペットボトル1本分を下回ります。実際に持つと驚くほど軽いです。
たった1歳半の息子にも持ち上げられるほどです。
座面高は28cmと、チェアワンより6cm低くなっていますが、両方座ってみましたが、それほど違いはありません。
価格は、チェアワン10,500円(税抜)なので1,500円ほど高いです。
この程度の差であれば、軽さが命の自転車乗りの携帯チェアとしては、圧倒的にチェアゼロがオススメ。
このようにチェアゼロは、この人気アウトドアチェア「チェアワン」の完成度の高い座り心地をベースに、ファブリックやポールの肉抜きなどで限界まで重量ダウンし、コンパクトにしたアイテムなのです。
車やバイクなどで行くキャンプなら、チェアワンでもほとんど問題ないと思いますので、そちらをお勧めします。
一方で、重量を極力減らしたい自転車キャンパーには、1500円払ってでもチェアゼロを選んだ方が後悔はないと思います。
ヘリノックス・エアゼロまとめ
繰り返しになりますが、ヘリノックス・チェアゼロのたった400gの軽量化は自転車キャンパーには大きなアドバンテージがあると思います。
椅子以外にもさまざまな装備やグッズを積む必要がある自転車ツーリング・キャンプでは、一つずつの軽量化の積み重ねで、数キロの差になってきます。
キャンプグッズの印象では、ロードバイク機材の100g10,000円ほど、軽量化に対する価格差がないようなので、お財布が許す限り、軽量化されたグッズを選んでいくのがオススメです。
ただ、テントや寝袋になってくるとどうやら価格は跳ね上がるそうなので、その辺はまた先の話で。
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