ロードバイク乗りにとって愛車は大事な宝物の一つです。
汚れた愛車を見ると悲しいので、ちょっと汚れただけでも晴れた日には洗車する人も多いでしょう。
また、チェーンもすぐ汚くなるので、チェーンクリーナーを使ってピカピカにしたりします。
しかし、忘れがち、というか目をつむりがちなのが、「スプロケやディレーラーなど駆動系パーツの汚れ」。
私も定期的に洗車とチェーンの洗浄はやっていましたが、それ以外の部分はほとんどしていませんでした。チェーンを洗うついでに、スプロケをブラシでゴシゴシしてみたりしましたが、あんまり綺麗にならなくて諦めてました。どうしたもんだろうなんて思いながら、いつかやろうなんて思ってました。
しかし、先日、予期せぬ雨に打たれ、泥まみれになった愛車をみて、一念発起。
洗車と一緒にスプロケやディレーラーなどの駆動系の洗浄も徹底的にやろうと決意しました。
そこで購入したのが「FINISH LINEのプロケアバケット8.0」
ロードバイクメンテナンス用品を数多く販売しているFINISH LINEの洗浄やお掃除用品を大きなバケツにまとめてパッケージにしているのが「プロケアバケット8.0」です。
プロケアバケット8.0の中身
ちょうどチェーンディグリーザーやチェーンオイルがなくなっていたので、まとめて購入できるこちらの商品はバケツもついた上に、バラで買うより値段もお得なので購入しました。
(内容物)
- バイク洗浄液(ピンク) SUPER BIKE WASH(1.0l) 1,814円
- チェーンディグリーザー(紺色) ECOTECH BIKE CHAIN DEGREASER(600ml) 2,268円
- チェーンルブ ドライ(赤) DRY BIKE LUBRICANT(244ml) 1,515円
- チェーンルブ ウェット(緑) WET BIKE LUBRICANT(120ml) 1,445円
- ディグリーザー スプレー(黄) SPEED BIKE DEGREASER(588ml) 1,836円
- 3点チェーンブラシ(赤) GRUNGE BRUSH 1,944円
- バイク本体用ブラシ(黒)
- バケツ
以上8点が入って、Amazonなら6,000円ほどです。
値段がわかる6点の合計9,030円なので、まとめて買った分お買い得ですね。
そして、この中に入っている「黄色いアルミボトル」が今回の主役です。
商品名は、FINISHI LINEの「SPEED BIKE DEGREASER」。
紺色のボトルチェーンディグリーザー(洗浄液)とは、別のスプレータイプのディグリーザーで、油汚れの多い駆動系パーツへ使用できます。
これの洗浄力がハンパ無く、とにかく感動したので、今回は、その威力のすごさをお伝えしたいと思います。
スプロケの汚れを10秒洗浄!SPEED BIKE DEGREASERの威力がやばい!
これが主役のFINISH LINE SPEED BIKE DEGREASERです。
商品は、プロケアバケットを購入してもいいのですが、単体で購入したいと思ったので調べてみたところ、楽天市場で2000円ちょっとで売っています。
まず、ローラー台のスプロケを洗浄してみた。
2年前に購入したローラー台のTacx Neo Smart。
最初にスプロケを装着して以来、全くメンテナンスしていませんでした。
ローラー台Tacx NEO Smart T2800購入!その静かさに感動!
取り付けたばかりはこんなにピカピカでした。
家の中にあるので汚れないかといえば、そんなことはなく、外を走って汚れたチェーンをそのまま使用したりするので、少しずつ汚れが溜まって、気がつけば真っ黒。
今回は、そのTacx Neo Smartについていたスプロケを外して洗浄することにしました。
まじですか!というくらい真っ黒です。
チェーンは定期的に洗浄していても、走った後にそのままローラー台につけてみたり、また、そもそもロードバイクのスプロケも洗浄していないので、そこの汚れが付着してしまったり、2年間の汚れの蓄積はハンパないことがわかりました。
そして、この真っ黒のスプロケに、FINISH LINEのSPEED BIKE DEGREASERのスプレーを噴射して洗浄すると、あっという間に油脂汚れが吹き飛んでいきます!
百聞は一見にしかず、30秒程度の動画ですが、こちらを見てみてください。
スプロケの真っ黒の油がスプレーの噴射に合わせて、綺麗に吹き飛んでいく様子がわかりましたでしょうか。
スプレーを噴射した後は、水なども必要なく、すぐに速乾するので軽く拭き取るだけでスプロケがピカピカに生まれ変わります。
注意点は、吹き飛ばした油脂が床につくと汚れてしまい、洗い流すのが大変になるので、下にウェスなど使い捨てのペーパーを引いておくのをおすすめします。
ウェス
そして、何度かスプレーした後のスプロケです。
この後、ウェスで何度か気になる汚れを拭き取りました。
そして、Tacx Neo Smartに付け直したのがこちらの写真です。
どうでしょうか、買ったばかりの新品とさほど変わらない状態です。
ロードバイク本体のホイールのスプロケ洗浄はつけたままでOK
ローラー台のスプロケは外して洗浄しましたが、リアホイールのスプロケは、つけたままスプレーして洗浄できます。
スプロケに黒い油がたっぷりついています。
そして、スプレー後がこちら。
ちょっとわかりづらいのですが、明らかに黒い汚れの塊が無くなっています。
ホイール外した状態の方がわかりやすいですね。このように黒い塊は全くなくなりました!
洗浄するときは受け皿や新聞紙を敷いて
スプレーすると黒い油が滴るので、受け皿としてプロケアバケットのバケツを使用しました。
軽く水を貯めたバケツの上に本体から外したホイールを乗せて、スプレーします。
思った以上に汚れが取れるので、このように真っ黒なみずに変わります。
これがそのまま床につくと、本当に真っ黒になってしまいます。
この方法でもバケツが真っ黒になりました。新聞紙などを敷いてやるのが良いかもしれません。
プーリーやディレイラーも同様にスプレーで洗浄できるので、一度に洗浄するのがおすすめです。
また、スプレーの影響で本体の色落ちしないか、目立たないところで試してから洗浄するようにしてみてください。(説明書より)
ちなみにカーボンフレームの私のピナレロは塗装への影響はゼロでした。のでおおよそ大丈夫だと思いますが。
スプロケ洗浄後の走行性能が気持ちいい!
スプロケをピカピカにした状態で、早速走りに行きました。
とにかく、快適で気持ちがいい!
シフトチェンジが105の割にパキパキ変わるし、ペダリングのパワーロスが心なしか少なくなったように思います。STRAVAのマイコースの一区間ですが、久々にタイム更新できました!
まぁ新品の頃の性能にかなり戻っただけなんですが笑
FINISH LINE プロケアバケットBIKE WASHも良い!
プロケアバケットには、SUPER BIKE WASHというバイク本体の洗浄液と本体用のブラシがついています。
まずは、ロードバイク本体の汚れを軽く水で洗い流して、SUPER BIKE WASHをスプレーします!
そして、付属のブラシで本体の汚れをこすります。
ただ、あまりブラッシングするほど汚れていない場合は、バケツに水を溜めて、スポンジでじゃぶじゃぶ洗うのが楽しいですよ。
これは楽しく洗えます。軽く水にSUPER BIKE WASHを混ぜて、スポンジでじゃぶじゃぶやるのが効率良いです。
フレームだけではなく、ホイールやスポーク、クランク、タイヤなどもまとめて洗うと見違えるように綺麗になります。
スプロケ・ディレーラーの汚れを10秒で洗浄!まとめ
ロードバイク乗り始めて3年弱でようやくスプロケの汚れに正面から向き合ってみました。
スプロケに普通のチェーンディグリーザーを使ってブラシでゴシゴシやる洗浄方法はネットでみたりしていたのですが、あんまり汚れが取れないし、大変なのでずっと諦めていました。
今回の SPEED BIKE DEGREASERを見つけたのはなかなかの僥倖でした。
スプロケ汚れが気になる人は、 SPEED BIKE DEGREASER単体でも、今回紹介したプロ ケア バケットでまとめてでも、使ってみてはいかがでしょうか。
紹介したアイテムまとめ
フィニッシュライン(FINISH LINE) プロ ケア バケット 8.0
(内容物)
- バイク洗浄液(ピンク) SUPER BIKE WASH(1.0l) 1,814円
- チェーンディグリーザー(紺色) ECOTECH BIKE CHAIN DEGREASER(600ml) 2,268円
- チェーンルブ ドライ(赤) DRY BIKE LUBRICANT(244ml) 1,515円
- チェーンルブ ウェット(緑) WET BIKE LUBRICANT(120ml) 1,445円
- ディグリーザー スプレー(黄) SPEED BIKE DEGREASER(588ml) 1,836円
- 3点チェーンブラシ(赤) GRUNGE BRUSH 1,944円
- バイク本体用ブラシ(黒)
- バケツ
ウェス
お掃除の参考雑誌・ムック
先月号のCYCLE SPORTSですが、お掃除特集が充実していて、別冊と洗車用のオリジナルタオルが付いているので、お掃除の参考になります。
■別冊付録
「洗車の達人」
夏ライドでは汗やエナジードリンクがフレームやパーツに付着したり、突然の夕立ちにみまわれたりしてバイクが汚れやすいもの。こうしたバイクをしっかりきれいにするには、思い切って洗車をするのが一番。そんな洗車のノウハウを、プロチームのメカニックが行うような本格的なレベルから簡易的な方法まで、そして洗車後のメンテも徹底的に紹介。指南役は実業団チームのメカニックとしても活躍した〝洗車の達人〟添田英雄さん。■特別付録
「BOSCH×CYCLESPORTS オリジナルセームタオル」
オリジナルアイテムの「BOSCHセームタオル」。超吸収性を持ち、軽量・コンパクトで、水を含んでも絞れば何度でも超吸水性が戻るこのアイテムは、洗車時の水分の拭き取りに超便利なアイテムだ!
とのことです。気になる方は合わせてどうぞ。
洗車用のスタンドも欲しいですが、置く場所がないです。
ロードバイクの汚れを落とすと、かなりスッキリしますし、そもそもシフトチェンジがスムーズで気持ちよく、また、走り込んだ時のパワーロスも減るので、おすすめです!