ロードバイクに慣れてくると色々なイベントに参加したくなるものです。
初心者にとって参加しやすいのは、ロングライドやヒルクライムなど、自分の限界と戦う系のイベントライド。
160km走れたとか、富士山を登りきったとか、非常に充実感を味わえるのでオススメです。
次のステップとしてオススメしたいのが、他人と優劣を競えるレースイベントです。
その中でも、自転車仲間と一緒に走れるチーム・エンデューロがなかなか楽しいし、始めやすいのでおすすめです。
今回、新横浜で開催された日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルに参加してきたのでレポートします。
老若男女が楽しめる!日産スタジアム・サイクルパークフェスティバル
1年を通して、関東各地で全17ステージ開催される「ツール・ド・ニッポン」の第10ステージとして開催されたのが
エンデューロとは?
エンデューロは、周回コースを制限時間内に何周できるかを競うレースです。
そして、とっても老若男女、初心者が参加しやすく、かつ、楽しめるレースです。
なぜかというと、レースのカテゴリ分けがいろいろあるためです。
レースカテゴリとは?
個々のレースによってカテゴリ分けはそれぞれですが、日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルは、非常にたくさんのカテゴリに分かれています。
例えば、男女混合チーム、ファミリーなどの老若男女組み合わせカテゴリ。
そして、自転車の車種がゆるいカテゴリ。
ロードバイクのみならず、クロスバイクやミニベロ、ママチャリなど好きな自転車に乗って参加できるので機材的なハードルも非常に低くなっています。
レースの順位は、参加カテゴリごとに競い合うので、参加チームが少ないカテゴリを選べば、入賞できる可能性もありますね。ママチャリとか狙い目ですが、2時間もママチャリで走るのは正直しんどいので私はロードバイクで出場します。
日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルのレースカテゴリ一覧
- 男子ロード・ソロ
- 女子ロード・ソロ
- 男子ロード・チーム
- 男子車種混成・チーム
- 男女混合ロード・チーム
- 男女車種混成・チーム
- フラットバー
- 小径車 男女自由
- ママチャリ 男女自由
- ファミリー (成人1 名と中学生以下の子どもを含む2 名以上の親子)
- 女子(ソロ・チーム)
- レースデビュー
このようにたくさんのカテゴリがあります。
そして、レースの走行時間が3つに分かれています。
- キングの部(5時間)
- 3時間の部
- 2時間の部
たくさん走りたければキングの部を選びましょう。
3時間の部と2時間の部を両方走って合計5時間たっぷり走れます。お昼休みも入って朝から1日中楽しめます。
参加人数や自信の具合によって、参加する時間を決めれば良いと思います。
人数別おすすめのロードバイクカテゴリは?
1人(ソロ)参加の場合
ソロの場合は、キングの部がないので、3時間の部と2時間の部に参加できます。
スケジュール的には両方エントリーできますが、流石に同じコースだと飽きるのでダブルエントリーの必要はないと思います。
シンプルにそこそこ自信があるなら3時間の部、初心者なら2時間の部ですかね。
ソロだと交代ができないので、補給もしながら走ることになるでしょう。本気で優勝するならドリンクなどを補給に運んでくれるアシストも参加してもらうようなチーム体制を作った方がいいかもしれないですね。そこまでやっているのかな。
2人参加の場合
2人参加なら3時間の部くらいがおすすめですね。
2時間だと1人1時間くらいになるので、意外と走った気にならないと思います。10週くらいですかね。
脚力に自信が2人なら、5時間の部でもおすすめです!
ちなみに私は、当初3人チームで3時間の部にエントリーしていました。
しかし、当日一人DNS(不参加)になってしまったので、2人で1時間半ずつ走ることに。
結果的には、これが正解で走行後は満足感がありました。
30分毎に交代して、3回出走し合計1時間半走る感じですが、間の休憩もあっという間に終わりすぐ自分の番が来るイメージで、嵐のようにイベントを楽しめました。
3人参加の場合
そこそこ走れる3人チームなら、もう5時間の部で決まりですかね。
チームの中でもっとも走れる人が多めに走れば、2時間、1.5時間、1.5時間くらいでバランスいいかも。
(注意)本当のソロ参加は寂しいかも
さて、ソロ参加ですが、おそらくですが、他のソロ仲間と競い合う感じで参加していると思われました。
会場内は思っていたより、たくさんの自転車仲間たちで集まって和気あいあいな雰囲気なので、本当にたった一人で単独参加すると、ちょい寂しいかもしれません。
まぁ走り出しちゃえば走って終わりなので大丈夫かもしれませんが。
日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルのここが面白い!
普段はしれない日産スタジアムが舞台!
日産スタジアムは、W杯も開催された巨大スタジアムです。
普段は公園内も自転車走行禁止なので、スタジアムを含めてロードバイクを走らせるのは非日常感がたっぷりです。
ちょーどいいコースレイアウト
コースは全長3.2kmのコースレイアウトで、程よいコーナーでほぼ平坦です。
初心者でも十分楽しく走れるコースです。
難所は、スタジアムの出入り口。
まずは、スタジアムからスタートしてトラックを回った後、外に飛び出した直後の下りのヘアピンコーナー。
ここでしっかり減速しておかないと、滑って転んでしまう可能性があります。スピードもさほど出せないのでここは慎重に降って、公園に入ってからは平坦路でぐんぐん飛ばしましょう。できれば足の合う選手を見つけてローテーションできると最高です。
2つ目はスタジアムへ戻る激坂。STRAVAデータですが、最大勾配15%です。
距離は短いのであっという間に登り切れますが、心肺よりも足の疲れが一気にたまります。
この2箇所を除けば、平坦路を気持ちよく走ることもできますし、集団について、いつもより速い高速巡航でのコーナーリングなどを楽しめます。
コースの路面も、つなぎ目以外は非常に整備されていて走りやすいので本当に楽しいです。
サーキットほどではありませんが、公道やサイクリングコースよりも走りやすい路面状態です。
ラップがリアルタイム速報が面白い!
メンバーが走っている間にチェックして楽しめるのが、「リアルタイム速報」
現時点での周回数、タイム、順位、トップとの差がリアルタイムで更新されていきます。
レースの展開を楽しめる情報なので、ぜひチェックするのがおすすめです。
またレース終了後の振り返りとして、チームごとの全てのラップタイムや
より視覚的に楽しめる順位とラップタイムがグラフ化された表も楽しめます。
自分が担当したラップタイムと仲間を比較するのもまた一興です。
このデータをリアルタイムで得られる仕組みは非常に楽しい買ったですね。
スタジアム環境がいい
スタジアム内には、チームメンバーが待機したりするスペースがぐるっと設けられています。
場所取り合戦とかを心配しましたが、客席も使えるので、余裕もありました。
メンバー交代時にピットエリアの前に出るときだけちょっと周囲を気にする感じでストレスはほとんどありません。
また、会場内には水やスポーツドリンクを無料で配布してくれる場所や、スタジアム外には屋台やロードバイク関連の特別ショップもあるので、時間に余裕があれば、そちらをチェックして楽しめます。
これは受付です。この辺りに屋台などが集中しています。
モニターの実況中継
さすがスタジアムということで、レースの様子がオーロラビジョンで放映されるのもちょっといいです。
スタジアム内だけなので、外はどうなっているかは全くわかりませんが、ちょっと盛り上がりました。
初心者でもレースが楽しめるのが、もっとも大きな魅力!
日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルは、ガチ勢のためのレースというよりは、一般の人が仲間と一緒にゆるゆる楽しめるレーススタイルで、順位は二の次で、ゆるーく楽しめます。
ツール・ド・ニッポンでは、今年もまだまだレース、イベントが開催されるので興味を持たれた方はロードバイク仲間と一緒に参加してみてはいかがでしょうか?
レースに出るなら鍛えないと!おすすめトレーニング本
体をアップデートする「ロードバイクスキルアップトレーニング」読書レビュー
単純なプランクだけではない、ロードバイクに必要な体幹、体の使い方のトレーニングのドリルがたくさん乗っていて非常にためになりました。
3週間くらいこの本を参考にトレーニングしていますが、万年腰痛からも解放されるのではないかと期待しつつあります。
竹谷賢二「ロードバイクの作法」やってはいけない64の教えのレビュー
NHKのチャリダーで有名な竹谷さんの本ですが、彼の経験と豊富な見識のTIPSが学べて、ペダリングスキルなど参考にあります。
ヒルクライムイベントに出るならこちらをピックアップしてみてはいかがでしょうか。
トレーニング計画に使える!「より速く、より遠くへ!ロードバイク完全レッスン」西加南子
1週間のトレーニングスケジュールの立て方が非常に参考になりました。
初心者の進路相談ブック「勝つためのロードバイクセッティング」レビュー
トレーニングではなく機材系の知識ですね。
日本のアマチュアレーサーたちがレースに向けてどんな機材を使っているかの具体例を確認できます。ちょっとマニアックな気もしますが。。。