今日は、スマホのSTRAVAアプリがBluetoothで認識してリアルタイムで心拍数を計測する方法について、まとめました。
一時期、スマホで認識してくれる心拍計を探し求めていて、自転車ショップの店員さんにも聞いてみたりしたものの、皆さんロードバイクで走るときは、定番のサイクルコンピュータGarminとその心拍バンドを導入して本格的な計測をしている人が多くて、スマホのSTRAVAで心拍を計測するシーンがなさそうです。
Garminで取得したデータは、Garmin Connect経由で、自動的にSTRAVAへデータがアップロードされるので、スマホのSTRAVAを起動する必要もないですからね。
そんな訳で自分が実験体となって、できるだけ格安で、スマホで心拍を測れる環境を見つけました。
クロスバイクやミニベロなどで街乗りする時にSTRAVAで、走行距離やスピードだけではなく、心拍数も測りたい、ロードバイクでもライトに心拍計測を導入したい、そんな人はぜひ試してみてください。
STRAVAについては、以下の記事が詳しいので、ご参考に。
スマホのSTRAVAアプリで認識する格安の心拍計「Mi Band2(Xhaomi)」
まずは、結論からお伝えすると、導入した心拍計は、Xaomiという中国のメーカーのMi Band2。
Amazonで実売価格3,400円(税込)くらいと、かなり格安だ。
Mi Band2は、いわゆるスマートウォッチです。
心拍数だけではなく、時計・心拍計・歩数計として使えるほか、Bluetoothでスマホアプリと連携することで、睡眠計測やアラーム、そして、スマホの着信、着メール、着LINEなどの通知までしてくれるので、習慣的につけると意外と楽しいログが取れます。
中国製といってもXaomi(シャオミ)は、スマホも生産しているメーカーなので信頼感はまずまずあります。この価格帯の格安スマートウォッチを買うならXaomiのMi Band2をおすすめします。他にも似たような格安スマートウォッチがたくさんありますが、充電プラグがすぐ壊れたり、使い方がわからないものが多いです。
というのもXhaomiは世界的にも人気の格安スマートウォッチで、検索すると色々と使い方が出てきてそれを参考にすることができるので、購入後も使いやすいです。
Mi Band2の大きさ
パッケージはシンプルで小さく好感が持てます。
オープンすると、液晶部分が中央にどーん。
さらに開くとバンド部分と説明書、そして、専用の充電ケーブルが入っています。
液晶部分をバンドにはめ込み、丸いボタンを触ると、
「現在時間」→「歩数計」→「心拍計」の3つが切り替わります。
心拍計に合わせると、計測が開始されて、現在心拍数が表示されます。
光学式の心拍計で、計測中は表示画面の裏側部分ある緑色のランプが明滅して心拍数を測っています。
本体は7.0gと超軽量です。
Mi Band2をMi Fitアプリでスマホに接続
Mi Band2単体では、時刻合わせもできないのでまずは、スマホに「Mi Fit」アプリをDLして、Mi Band2をスマホに接続する必要があります。スマホのBluetoothをONにした状態でスキャンして下さい。
勘違いしやすいのが、スマホの設定アプリのBluetoothから接続機器を探しても表示されません。なのでMi Fitアプリから認識させてください。
Mi FitアプリDLページ
Mi Fitアプリで接続できると、歩数や心拍ログなどが自動的にデータ転送されます。
また、Mi Band2本体の時刻も自動的にスマホに合わせてくれます。細かい設定では、電話の着信やLINEの通知などを設定できるので、お好みで設定してください。LINEの通知は結構使えます。
以上でスマホがMi Band2を認識した状態になりましたが、STRAVAと連動させるにはもう一つ設定が必要なことがあります。
このままだと心拍計測は10秒に1回など定期的にしか行われません。
ランニングや自転車などのアクティビティでの心拍管理をするのであれば、リアルタイムで心拍数を計測する必要があります。STRAVAでもたまにしか心拍が送れないのではあまりログを取得する意味がありません。トレーニング負荷がわからないからです。
そこで、Mi Band2をリアルタイム心拍計に変貌させるアプリも導入します。
Mi Band2でリアルタイムで心拍計測させる「Mi HR」アプリ
STRAVAで連動させるにはリアルタイムで心拍を計測させる必要があります。
Mi Heart rateアプリDLページ
その機能をアプリ側から付加してくれるのが、MI HRです。
Mi Heart rate with Smart Alarm – be fit Band (Android版)
Mi Heart rate – be fit (iPhone版)
このアプリから心拍計測をスタートさせると、Mi Band2の光学式心拍計は常に作動するようになるため、心拍計は常に計測できるわけです。
ただ、このアプリ無料版では10分間しか連続計測してくれないので、無制限にするためにアプリ内課金360円でリミット解除します。
まぁ360円で無制限になるので、それほど高くもないのでスパッと払っちゃいます。
Mi Band2の心拍計の精度は?
無制限にしてから、Mi Band2の心拍計測を実験してみました。
Zwiftで実走して、Garmin心拍バンドの数値をモニターしながら、Mi Heart Rateに表示される心拍数をモニターする方法をとりました。
PC画面とスマホ画面を見較べるだけなので、簡単に検証することができたのですが、おおよそ許せる範囲の誤差でした。
・心拍が一定数を維持するペース走だと、心拍数はGarminとMi Band2でほぼ同じ値が表示される
・ペースダウンやペースアップで、急激に心拍が変化すると、MiBand2は安定せず、かなり低く数値が表示される。
Mi Heart Rateでの心拍ログ
このようにMi Heart Rateでリアルタイム計測した30分ほどをモニターすると、結構デコボコしてしまいます。
ペース変化で心拍変動が起こったタイミングで、心拍をかなり少なく計測する傾向があり、数十秒後に正常な値に合わせてくるような挙動になります。
本格的なスポーツライドではこの精度では物足りないと思いますが、今まで計測できていなかった街乗りやクロスバイクシーンで心拍計測する程度であれば、十分許容できると私は気に入っています。
スマホのSTRAVAアプリでMi Band2で心拍計測を導入しよう!
さて、いよいよSTRAVAアプリで、Mi Band2計測を導入していきましょう。
Mi Band2を装着し、Mi Heart Rateでリアルタイム計測をスタートさせた状態で、STRAVAを起動して、計測開始をしてみてください。
Map画面が表示されます。
Bluetooth接続があると四角枠のような接続表示がされると思います。これがあればすでに心拍計測がされています。
もし、表示がなければ、左上にある設定ボタンから、設定画面に移動します。
そこでBluetoothセンサーと心拍数のボタンをONにするだけです。
すると、心拍数の所に接続された59bpmと表示がされました。
リアルタイムで数値が変わっていれば、リアルタイム計測成功です!
完了ボタンを押して前の画面に戻り、計測スタートしてみましょう。
心拍数が追加されたSTRAVA計測画面
Mi Band2と連動がうまくいくと、心拍数の表示が追加されています!
これであとは走るだけです。
実際にこの状態で走ってみて、ログをSAVEしてみると、ライドログ画面から心拍数分析画面も表示されるようになりました!
これが取得したかったのです!
STRAVAで心拍数を取得すると、トレーニング強度がわかる!
STRAVAで心拍数が計測できると、トレーニングログにSuffer Score、トレーニングロード、強度などが表示されるようになります。
心拍数がない状態だと、さっぱりした結果表示になります。
Fitness & Freshnessに反映
トレーニングロードが計測できると、Fitness&Freshnessのグラフにちゃんと反映される。
STRAVAのプレミアム会員だと、トレーニングログの結果を反映して、現状の体力や疲労が表示されます。
ただ、これにデータが反映されるには、心拍計測が必要なのです。
これまでクロスバイクで色々と移動しまくったりしていたのですが、その分は全くこれに反映されなかった不満がこれで解消されました。
同じような不満を持っていた方は、これで街乗りもバッチリです!
スマホSTRAVAアプリに心拍数導入のまとめ
導入したスマートウォッチ Mi Band2
Amazonで実売価格3,400円(税込)
導入したアプリ
Mi FitアプリDLページ
Mi Heart rateアプリDLページ
リアルタイム心拍計測を可能にするアプリ
Mi Heart rate with Smart Alarm – be fit Band (Android版)
Mi Heart rate – be fit (iPhone版)
時間制限解除 360円
総額3,760円の格安であなたのスマホでもSTRAVAで心拍計測可能です!
Mi Band2は心拍計以外にも、スマホ通知系が使えるのでおすすめです。