イタリアの人気ブランドビアンキの2018年モデルを調べていて、これは!というミドルグレードモデルを発見。
それが、
Bianchiビアンキ OLTREオルトレ XR3
です。
2011年から、ビアンキのフラッグシップロードバイクとして追加されたモデル「OLTRE」は、当時のカーボンテクノロジー粋を極め高い重量剛性比を実現。最近は定番になったエアロフォルムかつオールラウンドな性能のハイエンドバイクとして開発された。それを2012年さらに進化させて「OLTRE XR」とし、10数年ぶりにプロロードレースシーンに機材供給を再開。
2013年に「XR2」となりプロレーサーの愛するバイクとして定着してきたモデルです。
そして、今年。
2018年最新モデルとしてハイエンドレースバイク「OLTRE XR4」と合わせて、「OLTRE XR3」が登場。
XR4と全く同じ設計思想で、抜群の空力性能とコントロール性能を持つオールラウンドエアロロードバイクとして開発されました。
2019年モデルでは、ディスクブレーキ搭載モデルが投入されました。
Bianchi OLTRE XR3ミドルグレードらしからぬ戦闘力の秘密
それでは、XR3の魅力に迫っていきましょう。特にその高い戦闘力の秘密と魅力について詳しくまとめています。
OLTRE XR4の性能をそのまま取り入れる!
Bianchi OLTRE XR4
実は、OLTRE XR4は、1年以上前からプロレースに投入されていて、ロットNLユンボのログリッチェやフルーネウェーヘンが今年のツール・ド・フランスでステージ優勝していたり高い評価を得ています。
その XR4の性能をより多くのライダーの元に届けるために開発されたのが XR3というわけです。だから、基本的な戦闘力はかなり期待できるのです。
もちろんミドルグレードのXR3とハイエンドのXR4では、若干カーボンの弾性やレイヤーが異なっていたり、ヘッドチューブがXR4より5mm長いと違いはあります。(セッティングを変えることもできるから初心者でもポジションが取りやすい様にしていると思われる)
ちなみにOLTRE XR4はフレームのみで41万円(税抜)。XR3の完成車よりも高い価格設定です。
コンポやハンドルなど一から揃えて購入すると、60万円くらいから乗り始められるイメージです。
ハイエンドモデルの秘密仕様「カウンターヴェイル」も搭載!
ミドルグレードと言いながらも、 XR3に注目した最大の理由が「カウンターヴェイル」
簡単に言えば、高い振動吸収性の持つカーボン素材を使用して無駄を省き、高いフレーム剛性や強度を実現しながらも、乗り味が柔らかく、走行性能や快適性も高めた秘密仕様です。
卓球の玉を利用した振動テストビデオをみると違いが一目瞭然なので参考にどうぞ。
これまでのビアンキでは、スペシャリッシマなどの超ハイエンドモデルでしか「カウンターヴェイル」を採用されていませんでしたが、 XR4に加えて、ミドルグレードのXR3にまで投入したのはかなり画期的です。我々庶民にも最高級の素材を提供してくれるビアンキの粋な計らいは受けておきたいところでしょう。
初心者にとって、ロードバイクの硬さは慣れるまでちょっと辛いです。手がしびれたり、お尻が痛くなったりして、長時間乗れない人もいます。カウンターヴェイルを採用したOLTRE XR3なら初心者の悩みもかなり小さくなると思います。
ボルトもチェレステ!細部までこだわるビアンキ魂!
さらに細かいところですが、XR3のボトルケージ用のボルトもなんとビアンキの特徴であるチェレステカラー。そここだわるかと。
さらにハンドルから出てくるシフターやブレーキワイヤーのアウターもチェレステカラー。
この細部までのこだわりがビアンキらしい高級感を感じさせてくれます。
「神は細部に宿る」
そんな言葉を思い出します。
Bianchi(ビアンキ) OLTRE(オルトレ) XR3 スペック・カラー
最後に、ミドルグレードらしからぬ性能とこだわりを感じるOLTRE XR3のスペックについてまとめます。
カラーは、XR4と同じ2パターンです。
CK16/Black glossy
まずは、ビアンキらしいチェレステがメインカラーのモデル。買うならこっちを選びたいところですが、若干かぶりが心配ですね。
BLACK CK16/GRAPHITE MATT
そして、ブラック基調のモデル。落ち着いた雰囲気なので、こちらも個人的には好みです。
ビアンキ OLTRE XR3の価格・スペック
- 価格:アルテグラ完成車:398,000円(税抜) / 105完成車:330,000円(税抜)
- フレーム/カウンターヴェイル素材カーボンとミディアムモジュラスカーボン
- フォーク/カウンターヴェイル素材フルカーボンフォーク 1.1/8” to 1.5”
- サイズ:44、50、53、55、57
- 重さ:1,110グラム (55サイズ)
- カラー:CK16/Black glossy、Black-CK16/Graphite matt
- ホイール:フルクラム Racing 5 LG(アルテグラ完成車)、フルクラム Racing Sport(105完成車)
30万円台のミドルグレード価格で、アルテグラと105の完成車がラインナップされています。悩むところですが、お金に余裕があれば、ぜひ今年は最新のR8000アルテグラの完成車を選びたいところ。ただ、105でも十分なので予算に悩んだら105でOKです。将来のアップルグレードを楽しむことができます。
ホイールは105完成車でもフルクラムレーシングスポーツとまずまず。でもしばらくしたら変えたくなるでしょう。アルテグラ完成車のフルクラムレーシング5でも同じです。
余談ですが、このホイールからのアップグレード候補として一押しは、やはり、フルクラムレーシングゼロ。
私が最初に購入したホイールでもあります。剛性が高く、ペダルを踏み込んだらダイレクトに進む感覚で乗り味が楽しくなりました。足が疲れるという不評もちらほら聞きますが、慣れたら全く気になりません。
Bianchi(ビアンキ) OLTRE(オルトレ) XR3まとめ
ハイエンド限定だった、カウンターヴェイルを採用したOLTRE XR3の戦闘力の高さについていかがだったでしょうか?
初めてのロードバイクをカーボンで購入したいと思っている人には超おすすめの一台です。
ビアンキのロードバイクは人気も高いので資産性もあるのがいいですよね。
(おまけ)ビアンキ関連のおすすめウェア・グッズ
ビアンキはファンも多いため、ビアンキ関連のウェアやグッズなどが充実しているので、嬉しいブランドです。おすすめのアイテムを幾つかピックアップして紹介します。
サイクルウェア
チェレステカラーのウェアもたくさんあります。全て揃えるとあまりにも露骨なのでキャップやグローブなどの小物だけワンポインドでチェレステというのもおしゃれです。
アイテム・グッズ
ライトやボトルケージなどは本体に直接つけるので、チェレステカラーのモノを選ぶのは統一感も出るのでおすすめですね。
他にもいろいろあるので、いいですね。ビアンキって。