ロードバイクという趣味は本体だけでも最低10万円以上とそれなりにお金がかかる趣味であるから、いよいよ決断して購入したバイクに対する思い入れも強くなるのは当然の帰結でしょう。
だからこそ、ロードバイクはスペックや性能もさることながら、愛車として長くいつも乗りたくなるような自分好みのデザインやカラーを選ぶことが一番大事というのは私の持論です。特にロードバイク初心者は最初の一台は見た目に妥協せずに心にビッとくるデザインや色のバイクに出会うまでいろんなバイクを見た方がいいと思います。
そんなニーズに応える形で、キャノンデールの2018年のCAAD12は、なんと全22色のフレームセットを展開!
その名も”CAAD12 COLORS“。8月上旬から全国のキャノンデール正規販売代理店を開始している。
先日、参加した「シマノ鈴鹿ロードレース」の会場のキャノンデールブースでも展示されていましたが、カラフルなバイクがずらりと並ぶディスプレイは壮観で人目を引くものでした。
シマノ鈴鹿ロードレース・キャノンデールブース
今回は、そのキャノンデール2018新モデルのCAAD12 COLORSについて紹介していきたいと思います。
キャノンデール2018最新モデルCAAD12の完成車スペック
CAAD12は2015年に新登場して以来3年。アルミロードバイクとしてカーボンキラーとして異名を持つほどの戦闘力で人気が高い。アルミ素材のフレームで1,098gの軽量を誇っている。
フレーム性能自体は従来の継続であるものの新型アルテグラを搭載して値段据え置きだったり、Tiagraの完成車も投入されていたり、なかなか面白いラインナップになっている。
CAAD12 R8000アルテグラ完成車
CAAD12で今年の一押しはやはり最新R8000アルテグラを採用しているモデルです。ただ、フルアルテグラではなくクランクやボトムプラケットはキャノンデールのものになっているのは注意です。ホイールは他のCAAD12完成車と違いMavicのホイールなのもこのモデルの良いところです。買ってすぐにカーボンキラーの性能を発揮してくれそうな完成車です。
スペック
- 価格:260,000円(税抜)
- カラー:ブラック、CASHMERE
- フレーム:CAAD12, SmartForm C1 6069 Alloy, SPEED SAVE, BB30a, Di2 Ready
- フォーク:CAAD12, SPEED SAVE, BallisTec full carbon, 1-1/8″ to 1-1/4″ steerer, integrated crown race.
- クランク:Cannondale HollowGram Si, BB30a, w/ OPI SpideRing, 52/36 (CE 50/34)
- ボトムブラケット:FSA BB30 Bearings
- リヤコグ:Shimano Ultegra R8000, 11-28, 11-speed
- フロントディレーラー:Shimano Ultegra R8000, braze-on
- リヤディレーラー:Shimano Ultegra R8000
- シフター:Shimano Ultegra R8000
- ブレーキ:Shimano Ultegra R8000
- ブレーキレバー:Shimano Ultegra R8000
- ホイール:Mavic Aksium
- タイヤ:Mavic Yksion Elite Guard, folding, WTS, 700x25c
CAAD12 105
105モデルは、クランクがSiに変更。またホイールのグレードも落とされて、20万円を切る価格を目指したのかなと思います。ただ、フレームについては間違いなくCAAD12なので、ホイールやクランクなども後々好みのものにグレードアップしていけば良いかなと思います。
初期投資を抑えたい人は、105モデルはオススメです。
カラーリングは3色展開です。
スペック
- 価格:190,000円(税抜)
- カラー:TEAM COLER、VOLT、CARCOAL GRAY
- フレーム:CAAD12, SmartForm C1 6069 Alloy, SPEED SAVE, BB30a, Di2 Ready
- フォーク:CAAD12, SPEED SAVE, BallisTec full carbon, 1-1/8″ to 1-1/4″ steerer, integrated crown race.
- クランク:Cannondale Si, BB30a, FSA rings 52/36
- ボトムブラケット:FSA BB30 Bearings
- リヤコグ:Shimano 105 , 11-28, 11-speed
- フロントディレーラー:Shimano 105, braze-on
- リヤディレーラー:Shimano 105
- シフター:Shimano 105
- ブレーキ:Shimano 105
- ブレーキレバー:Shimano 105
- ホイール:RD2.o
- タイヤ:Schwalbe Lugano
CAAD12ティアグラ
昨年までラインナップに無かったティアグラモデルの新登場で、CAAD12が驚きの15万円で手に入る時代に突入です。
ただし、ティアグラモデルは、CAAD12フルスペックではなく、この価格を実現するためにパーツが幾つかグレードダウンしているので注意してください。
特にアルテグラ、105モデルと一番大きな違いはフロントフォークがカーボンではないところです。フレームセットともここは違うところですね。また、クランクもFSA Omegaになってさらにコストダウンしています。この辺りで剛性などが落ちてカーボンキラーとしての戦力はやや落ちると思いますが、週末サイクリング!といった利用イメージだと結構しっくりはまるモデルじゃないでしょうか?
レースやイベントもちょっと意識しているような人は、105モデルにしておいたほうが無難です。今年は新型アルテグラのモデルまで頑張っちゃうのもいいかもしれません。
スペック
- 価格:150,000円(税抜)
- カラー:Acid Greenw/jet Black-Gloss(AGR)
- フレームセット:CAAD12,SmartForm C1 Premium Alloy,SPEED SAVE,BB30a,Di2 Ready
- グループ:Shimano Tiagra
- クランク:FSA Omega BB30a 52/36
- ボトムブラケット:FSA BB30 Bearings
- リヤコグ:Shimano HG500 , 11-28, 11-speed
- フロントディレーラー:Shimano Tiagra, braze-on
- リヤディレーラー:ShimanoTiagra
- シフター:Shimano Tiagra
- ブレーキ:Shimano Tiagra
- ブレーキレバー:Shimano Tiagra
- ホイール:RS 2.0 24H Front,28H Rear
- タイヤ:Schwalbe Lugano
22の顔を持つキャノンデールCAAD12 COLORSのフルラインナップ
22色展開で好きなフレームを選べるCAAD12 COLORSは、初登場の2015年の165,000円(税抜)の価格からさらにリーズナブルになって150,000円(税抜)。他のメーカーでも上位モデルなどではカラーオーダーできる場合もあるが、CAAD12の15万円の価格帯で22色も選択肢があるのは、かなり異例だ。通常2、3色も展開してればいいところだろう。
カラーオーダーできる対抗馬のメーカーで思いつくのは、ブリジストンアンカーのカラーオーダーシステム。こちらは日本メーカーらしくさらに細かく指定できたりするので本気でバーテープからサドルなどパーツの組み合わせまで選ぶことが可能なのでこちらはもっとすごいとも言える。
とはいえ、UCIワールドチームとしても活躍して名前もかっこいいキャノンデールのロードバイクという魅力もあるので、CAAD12 COLORSも十分すぎるカラー展開でしょう。
そんな22の顔全てを紹介していきます。
キャノンデールのカラーの名称を見てると結構変わっていて、ステルスとかスペクトラムなど、かなり工夫してつけているので、ネーミングセンスも注目してみると、お気に入りのカラーが見つけやすいかもしれません。
- 価格:150,000円(税抜)
- カラー:22色
- フレーム:CAAD12, SmartForm C1 6069 Alloy, SPEED SAVE, BB30a, Di2 Ready
- フォーク:CAAD12, SPEED SAVE, BallisTec full carbon, 1-1/8″ to 1-1/4″ steerer, integrated crown race.
01:ACID GREEN / アシッドグリーン
02:ACID RED / アシッドレッド
03:ACID STRAWBERRY / アシッド ストロベリー
04:ANTHRACITE / アンスラサイト(無煙炭)
05:ATOMOSPHERE / アトモスフィア (大気)
06:BERSERKER GREEN / バーサーカーグリーン(狂戦士グリーン)
07:CASHMERE / カシミア
08:CHARCOAL GRAY / チャコールグレー (黒に近い灰色)
09:FINE SILVER / ファインシルバー
10:HAZARD / ハザード (危険)
11:JET BLACK / CHROME ジェットブラック/クロム
12:JET BLACK / COPER ジェットブラック/コパー(同)
13:MAGNESIUM WHITE / マグネシウム ホワイト
14:NITRO / ニトロ
15:RACE RED / レースレッド
16:SPECTRUM / スペクトラム (残像)
17:STEALTH / ステルス
18:TURQUOISE / ターコイズ
19:ULTRA BLUE / ウルトラブルー
20:VIOLET TONIC / バイオレットトニック
21:VOLT / ボルト
22:YELLOW / イエロー
以上22色のカラーとそのネーミングでした。
スペクトラム(残像)とか、ステルスとかは、かなり速そうなイメージでいい名前ですよね。
CAAD12 COLORSはフレームセットなので、コンポやサドルハンドル・ステムなどのパーツはショップの人と相談しながら決めていく感じですね。初心者の方はなかなかどのパーツを選んだらいいかわからないと思うので、コンポ105(予算があれば新型アルテグラ)で 予算○○万円以内で組んでほしいというリクエストをすると良いかと思います。
(参考)ロードバイクのコンポの違いとは?
(参考)2017年モデルCAAD OPTIMOの記事
2017年モデルは、昨年初登場したCAAD OPTIMOを初心者エントリーバイクとして紹介しました。今年はCAAD12のアルテグラが個人的には気になります。
■ロードバイク初心者にオススメの書籍