飛行機輪行で沖縄へも行って、いつかは海外でロードバイクを走らせるぞ!と思っているもののなかなか機会を作れないでいる。
国内だけでも行きたいところが山ほどあるので、海外まで手をつけられていない
あと、海外の航空会社の受託手荷物の扱いをあまり信じて切れていないというのもある。
そんななか、3月バリ島旅行をすることに。
最後までロードバイクの飛行機輪行しようか迷ったのだが、バリ島は海やプールがメイン。ロードバイクを持って行っても乗る機会は圧倒的に少なくなることは目に見えている。乗らないロードバイクはリゾートでは邪魔であろう。
そこで、大人として無理はせず、マウンテンバイクをレンタルした。
これが結果的に正解で、バリ島の山間部の街ウブドで、海外サイクリングデビューを楽しんだ。
ウブドの中心部から観光スポットとして有名なテガラランのライステラスまで、ウブドを体感しながら自転車を走らせる最高に贅沢な時間をレポートする。
バリ島のウブドは、大自然の楽園
バリ島というと、南国。
ビーチリゾートを想像する人も多いだろう。
確かにリゾートエリアは、クタ・レギャン、スミニャック、ジンバランなどのビーチが多い。
しかし、バリ島のもう一つの魅力は山間部である。
ビーチから北上してバリ島のちょうど真ん中あたりまで行くと、バリ建築や寺院と大自然が調和した素晴らしい街ウブドがある。
エキゾチックなバリ建築
ウブドの街の中心部にあるランドマーク「ウブド王宮」
広い青空に映えるバリ建築が見事に立ち並ぶウブドは、散策するだけでも楽しいエリアだ。
ビーチの太陽と海と砂浜というアクティブなリゾートはもちろん最高だが、ウブドの街は全く別のスローなリゾート体験をすることができるのでオススメだ。
何もしない贅沢。
それが、ある。
そして、ウブドの楽しみである、自然。
ライステラスのあぜ道も
日本人には親しみ深い田園。ライステラス。
バリ島は3毛作なので一年中、稲穂の緑が美しく風になびいている。
何度訪れても不思議とノルタルジーを感じる原風景である。
山道のアドベンチャーライドも
裏道に入ると、未舗装路も出現。
アドベンチャーな自転車乗りにはたまらない道だろう。
グラベルロードに乗りたくなる。せめてタイヤだけでも履き替えたロードバイクで走りたい。
くだり坂のカーブから、体感勾配15%の急坂へ突入するなど、コースも飽きない。
テガラランのライステラスを目指して、ロングヒルクライム
ウブド中心部でマウンテンバイクをレンタル
ウブドの道沿いには、原付バイクと自転車のレンタルをやっている場所が点在している。
返すことも考えて、ホテルの近くにある場所で借りればいいだろう。
値段も1日で100〜300円ほど、どこでも大差ない。
借りた自転車はマウンテンバイク。それほど上等でもないか十分な相棒だ。
多少、道も悪く石畳のようなところもあるので、マウンテンバイクはいいだろう。
ウブド→テガララン コースプロフィール
ウブド中心部からテガラランのライステラスまでは、10kmほど。
平均勾配:3%
地図の下にある緑の丸がスタート地点のウブド中心部のレンタルサイクルを借りた場所。
このウブド中心部から2度ほど曲がったら、あとはテガララン方面へ
あとは、一直線に北を目指す!
上図の勾配をみるとわかるが、基本アップダウンがあるわけではなく、なが〜くゆるい坂が延々と続くので普段からロードバイクを乗っている人には余裕だ。
道沿いには、バリの工芸品のお店がたくさんあって、結構、飽きない。
前半の道すがらには、レストランなども転々とある。
この写真は裏道のものだが、ウブドらしい自然の中を走るシーンもある。
樹齢100年は超えている大木もあったり、小さな田んぼも点在していて、南国を走っているなぁとわけもなく感慨深く思ったり、楽しいサイクリングを楽しめる。
一方で、フォートラベルの質問箱に自転車でテガラランへ行くのは大変ですか?という質問が投稿されていた。
こちらへの回答では、ウブドからテガラランまでは坂が続くのでオススメしない。という意見が多い。
確かに普段あまり自転車に乗っていない人は10kmの坂というと引いてしまうのかなとも思いますね。
私の連れは普段クロスバイクにちょっと乗る程度だったので、確かにしんどそうでした。
何より、バリ島は日差しが強く、暑い!ので、坂より、暑さがツライのはうなずけます。
補給に気をつけろ!
というわけで、水分補給には気をつけましょう。
テガラランへ向かう途中にコンビニがあるのでそこを利用しよう。
ちょうどウブド中心部とテガラランの中間くらいにあるのでタイミングもいい。
コンビニの中はクーラーも効いているし、外にはテーブルと椅子もあるので小休憩にぴったり。
連れのペースに合わせて休憩を取りながら1時間強で、目的地の楽園テガラランへたどり着いた。
テガラランのライステラスで、棚田を歩く
テガラランは谷の両側に見事な棚田が並んでいる見事な景観。
道路側から一度谷をおり、向こうに見える棚田の奥まで散策を楽しめる。
ところどころ、ラフに人が立っている関所があって200円ほど通行料を取られるシステム。
入り口だけでとって山分けでも良さそうだが、私は3回ほど関所に引っかかった。多分縄張りがあるのだろう。
まずは、谷を降りる前に、カフェに立ち寄り、ライステラスを眺めながらゆっくりとランチを楽しむ。
日差しによる疲労は意外とバカにできない。汗もかいてカロリー補給も必要だ。
そして、何よりビールがうまい!
帰りも自転車だが、1、2時間は散策しているうちにアルコールは抜ける算段である。
ウブド観光のクライマックスの一つである。
テガララン散策
動画を見ていただければ、伝わると思う。
ロードバイク自撮り用に購入した小型ドローンdobbyがバリ旅行でも活躍してくれた。
テガラランの棚田の散策は、風景の壮大さももちろん満喫しながら、ウブドの日差しと山間らしい気持ちの良い風など自然を体感でき、ウブドの名所の一つだなと実感。
帰り道は、当然ですが、下り坂。
あっという間にウブド中心部まで戻ることができます。
ウブド中心部まで戻ったら、スタバのフラペチーノ
といったものの、私はブラックアイスコーヒー以外頼まない。
最近は、cold brewというメニューが海外のスタバにもできたので、海外でもうまいブラックアイスコーヒーを楽しめるようになったのは嬉しい変化。一昔前は、アイスコーヒーはアメリカーノ。ほぼ水にコーヒーフレーバーがついているような飲み物だった。
というわけで、ウブド中心部には、スターバックスがある。
東南アジアの各国にもスターバックスが増えてきているが、バリ島にもエリアごとに1軒ずつくらいスタバがある。
ウブドのスタバはその中でも街の景観を損なわないようにバリ建築の外観に、木目の看板と街に馴染んでいてかっこいいので、バリ島の中でももっともオススメのスターバックスだ。
裏庭の蓮の池のテラス席は、一見の価値あり
このウブドのスターバックスには、もうひとつオススメの場所がある。
店内でコーヒーを買ったら、ぜひ、クーラーのかかった室内を出て、裏庭へ回って欲しい。
ウブドの自然とエキゾチックな建造物が見事な蓮の池がある。
この静謐な空間でコーヒーを飲んだら、暑い日差しの下のサイクリングで疲れた体がすっかり癒される。
蓮の池の真横にスターバックスのテラス席もあるので、木陰でゆっくり眺めながらリラックスタイムを過ごすのはなんとも贅沢な時間であった。
そんなスタバの裏庭を上空から。
こちらでもドローン撮影。
やはり上空からの風景も取れるドローンっていいですね。
ちなみに私が買ったのは、300g以下の超小型ドローンdobby。
日本の法令にも準拠しているので、どこでも飛ばしてOK。
中型・大型ドローンは、飛行禁止エリアでは許可を取らなくてはいけないので、小型ドローンから初めてみましたが、ちょっとした撮影ならこれで十分だと思います。
高速移動しながらの追跡撮影などは、上級ドローンが必要ですね。
PHANTOM4
エアアジアのバリ島直行便も就航スタートで、バリ旅行は身近に
LCCの雄「エアアジア」がバリ島への直行便が2017年の5/24から就航スタートする。
現在は、ガルーダインドネシア航空の1日1便のみしか直行便がなかったが、これで少しバリ島が近くなった。
詳しくはこちらの記事に記載されている。
キャンペーン価格だと往復3万円くらい。通常時も4万円ほど。安い!
ただ、LCCの座席は狭い!ので、ガルーダインドネシアなど普通の航空会社を利用したいのも事実。
そんな時の格安航空券の見つけ方は、こちらが参考になります。
個人的には、東南アジアの旅行をあまりしていない人には、バリ島だけではなく、シンガポールやマレーシアなどを周遊する旅行設計がおすすめです。
さて、次はヨーロッパの石畳ツアーに行きたい。
パリ〜ルーベか、ツール・デ・フランドルあたりに行きたい。
Route92