コロナがようやく落ち着いて、東京もGOTO対象になったので、おそーい夏休み10月末を計画。
実質50%OFF(宿泊、旅費、レンタカー)の大いなるチャンスで、少しでも夏気分を味わえるように沖縄の宮古島(5泊6日)へ旅乗りに出かけました。
結論から言えば、GOTO割引を超える70%曇天or雨天のやや悲しい夏休みでしたが、それでも夏気分、南国気分を破格で味わえたので、GOTOのインパクトはなかなかすごい実感がありましたので、別途GOTOトラベルの活用方法は記事にしたいと思います。(とはいえ2021年の2回目の緊急事態宣言でしばらくGOTOできなそうですが)
今回は、宮古島一周ロングライドのコースをご紹介していきたいと思います。
ひとりツールド宮古島114kmコース紹介
今回参照したコースは、2016年のツールド宮古島114kmです。
ツールド宮古島は、年によってコースが変わっていて、上級カテゴリは島巡りをなくして2周したりするコースを採用していたりするのですが、宮古島といえばやはり「伊良部島」へつながる大橋を渡りたい!、池間島や来間島などの島に繋がる橋も渡りたい!という観光要素を考えると、2016年のコースが最適でした。
こちらのデータを取り込んで走るのがおすすめです。
ツールド宮古島114kmの見どころ
宮古島のコースを走っての大雑把な感想は、さとうきび畑ばっか。
車で走っていてもそうでしたが、コース上もほとんどが海岸線ではなく、やや内側に入っていて眺望があんまりよろしくないのが正直なところ。
ツールド沖縄のコースは海岸線も多いので結構楽しめるのですが、宮古島は割と海の眺望を期待するとちょっとがっかりするかも。
ただし、大きな橋がたくさんあるので、橋を渡るときはまるで海の上を走っているような楽しさを味わえるのは大きな魅力です。
ただ、風が吹きっさらしで、強風の日は吹き飛ばされそうになるのと、車が横を通っていくので、命の危険を感じる難所です。
また、全般的に超平坦コースで、1周まわっても獲得標高800m程度と、天気さえ良ければ初心者でも十分クリアできるコースレイアウトです。
それでは、そんな宮古島ロングライドコースの見どころをご紹介していきましょう。
①伊良部大橋
スタート地点は、宮古島の北西部にある大きな公園。すぐ対岸に見える伊良部島に向かって走り出します。
そして、すぐにクライマックス感のある全長3.5kmも海上を渡る伊良部大橋に突入します。
右を見ても、左を見ても大きな海が広がり、中央付近にある大きな登りはまるで空に向かって飛行しているかのような浮遊感を味わえます。
しかし、一方で風が吹けば吹きっさらし、一気に危険を感じる難所となります。
②池間大橋
伊良部大橋を往復し、宮古島の繁華街もある北部を通過しながら、北へ伸びていく半島を進んでいくと、池間島へ渡る池間大橋に続きます。
こちらは小さな島なので、ロードレースコースに一周が含まれていて、潮風を再び感じられるコースです。
③比嘉ロードパーク
池間島を一周して宮古島へ帰ってくると、今度は一気に宮古島をなんかしていきます。
海岸沿いっぽいルートではあるものの、ほとんど海岸線は見えず、さとうきび畑や放牧地、森林や草原のような自然を感じるエリアを淡々と走ります。
途中に比嘉ロードパークという東屋のある展望エリアがあるので、眺望を楽しんでください。
眼下に広がる大海原が楽しめます。
④東平安名崎
比嘉ロードパークを後にして、さらに南東へ向かって、宮古島を南下した突き当たりに細く伸びる岬が「東平安名崎」です。
小さな灯台まで伸びる細長い道はまるで橋みたいですが、あまりロードバイクで走った経験のない細長い道を味わえます。
走ってみないとわからないのですが、なんか楽しいです。
灯台付近もちょっとグラベルっぽい道があって楽しめます。
⑤シギラベイリゾートエリア
東平安名崎に別れを告げ、宮古島の南部を一路、西へ向かっていきます。
これまでに比べややアップダウンを楽しめるコースをしばらく進むと、宮古島きってのリゾートエリア「シギラベイ」にたどり着きます。
私も宮古島滞在の後半をシギラベイリゾートエリアで過ごしましたが、子供と一緒にちょっとシュノーケリングを楽しむといったエリアとしては、ホテル内のプライベートビーチがちょうど良くて最適。
ホテルの周りにもちょっとした沖縄料理やカフェなどもあるので、日中はこの辺りで十分楽しめます。
⑥来間大橋
シギラベイリゾートエリアを抜けて、しばらく進むと、宮古島随一の前浜ビーチの横あたりにある「来間大橋」にたどり着きます。
伊良部大橋ほどではないものの、直線の長い大橋で眺望は楽しめます。
宮古島滞在の前半は、来間島の北にある新しいビラリゾートに滞在しましたが、来間島自体はなんにもない静かなエリアです。
来間大橋を渡って戻ってくると、コースはほとんど終わった感があります。
20km強の残りの距離は、宮古島でも人の住んでいる居住区を進んで、ゴールへたどり着くイメージです。
途中、ファミリーマートもあるので、最後の補給に使えます。
※ちなみにスタート地点の付近にもファミリーマートがあるので最初の準備はこちらで。
休憩・補給におすすめのカフェ
さて、114kmとはいえ、まずまずの長さがあり、宮古島の北部エリアは本当に店など何にもないので、休める場所ではしっかり休んでください。
おすすめのお店や休憩所はこちらです。
序盤・OHAMA テラス (池間島)35km地点
最初の休憩スポットとしては、池間島にあるOHAMAテラスがおすすめです。
ここまでで35kmほどになるので、初心者の人はここにたどり着くより前にどこかで休んだ方が良いかもしれません。
中級者序盤の伊良部大橋から北部を抜ける途中はあまり店がないので、自前の補給をどこかで挟むのが良いでしょう。
中盤・比嘉ロードパーク(お店なし)60km地点
池間島以降は、ほとんど人の気配のないエリアをひた走ります。
ゆっくり座って休めるエリアとしておすすめなのが、眺望も素敵な比嘉ロードパーク。
雨もしのげるので、悪天候の時は特におすすめです。
ちなみに私の最初の休憩ポイントとなりました。(大雨だったので、地獄の中の一休みになりました)
終盤・島カフェ・とぅんがらや(シギラベイエリア)85km地点
東平安崎を抜けて、ややアップダウンで疲れた頃にシギラベイエリアに向かう途中にあるカフェ「とぅんがらや」
ちょーどいいエリアで、眺望もよく、しっかりご飯(カレーなど)も食べられます。
ここら辺にはご飯屋さんがいくつかあるので、コースをやや外れた沖縄食堂などに立ち寄ってもいいかもしれません。
ここでしっかり休んだ後は、市街地に向けて北上していくルートですので、コンビニなども出てきたりします。
後はゴールするだけなので、気持ちもだいぶ楽になっているでしょう。
さて、実際に走ってみたら、大雨・強風であえなくDNF
そんなツールド宮古島114kmコースを実際に走ってきました。
見事にDNFです。
日程中、唯一走れる日が、もっとも強風、かつ、雨だったという超悪条件です。
特に苦しかったのが、やはり「風」で、伊良部大橋は本当に吹きっさらしで、もってかれそうになりながら走っていたので死ぬかと思い、Uターン。
そこから北へ向かうのですが、これが、ずっと逆風。時速20kmも出せない状況で死に物狂いで走ります。
池間島までの一本道は本当に地獄で、池間島直前の南下ルートの分岐で、諦めて南下ルートへ入りました。
しかし、このルートは追い風になったので、東平安名崎までは40km/h弱のスピードでワープ気分であっという間につきました。
後は南部ルートをひた走ってゴールすれば良いのですが、島カフェ「とぅんがらや」の休憩で、iPhoneが水没していたことに気づき心が折れました。
雨の背中ポケットはよくないですね。
カフェが泊まってたホテル付近だったこともあり、そのままホテルに直帰してリタイア。
DNFとなります。
ツールド宮古島での滞在ホテル
来間島北部にある広大な敷地で割安なヴィラコテージホテル。
プールつきで、専用カートも走らせて楽しめます。
シギラベイリゾートエリアでは割安なホテル。島内の学校の旅行でも使われてました。
早めに予約してシギラベイでももうちょい高級なホテルをおすすめしますが、個人的にはこちらでも十分楽しめます。
敷地内に大きいプライベートビーチやドイツ村などもあり、シュノーケリングでちょっと魚を見ることもできます。
小さい子供連れならここだけでのんびり過ごすのはおすすめ。
キッズルームも広くて快適です。