イル・ロンバルディア、パリ〜トゥールと落ち葉のクラシックとも言われる伝統レースも終わり、ロードレースもいよいよシーズンオフになりますが、日本のロードレース観戦は、これからが盛り上がるのはご存知ですか?
完全なシーズンオフ直前のこの時期は少し余裕も出てくるから、世界レベルの選手たちが日本のレースに参戦してくるのです。
開催26年目のジャパンカップと近年では民放テレビ中継もされて定番化してきたさいたまクリテリウムが、そのワールドクラスの選手たちの走りを観戦できるレースです。
開催スケジュール
- 10/21,22 ジャパンカップ (宇都宮)
- 11/4 さいたまクリテリウム(大宮)
いずれも関東圏で開催されるので、住んでる方はもちろん、全国の人でも関東に遊びにくるついでに観戦してはいかがでしょうか。
ジャパンカップの記事は先日公開しています。
目玉は、やはり今期で引退するコンタドール、そして、ツールの落車からもう復帰!?大丈夫?リッチー・ポートです。特にコンタドールの走りを目の前で見るチャンスはこれまでもなかなかなかったので、今回は大チャンスです。
そして、今回は11/4開催のさいたまクリテリウムの参加選手やコース変更などについてレポートしていきたいと思います。
参加選手決定!
早速ですが、さいたまクリテリウム2017に参戦する選手が決定しました。
昨年は、ツール・ド・フランスで名誉となる4賞ジャージの選手が勢ぞろいする豪華メンバーでした。
しかし、今年も負けず劣らず豪華なメンバーが揃っています。
さいたまクリテリウムは、ツール・ド・フランスの顔見せ的な位置付けのオールスターレースのような位置付けなので、その年に活躍した選手が参加してくるので、毎年豪華メンバーが揃ってきます。
まずは、筆頭となるのが、2017年ツール・ド・フランス3連覇達成のクリストファー・フルーム
今年は、もう一つのグランツール「ブエルタ・ア・エスパーニャ」も総合優勝して、ダブルツールという快挙を成し遂げて絶好調というか、勝てる人が見当たらない最強王者です。
総合2位のリゴベルト・ウラン
今年は、混戦を極めた2位争いを秒差でもぎ取ったのが、キャノンデール・ドラパックのウラン。レースを作るシーンは少なかったですが、ライバルたちの攻撃に耐えながら、2位を死守したいぶし銀の走りで、魅せてくれました。
そして、山岳賞のワレン・バルギル
ツール・ド・フランスの超級山岳を制し、その他の山でもポイントを稼ぎまくって、レースの見せ場をたくさん作った選手です。サンウェブは、マイケルマシューズがスプリント賞も獲得して勢いに乗っています。
この3人の走りは必見でしょう。
ただ、クリテリウムという街中の平坦路を周回してスピードを競うレースでは、優勝!ということはなかなかないと思います。
ゴール前のスプリントが熱そうだ!
レースの優勝は平坦レースに強いスプリンターたちが競い合うことが予想される。
その有力選手は3名。
マルセル・キッテル
ドイツのイケメンスプリンター。今年のツールドフランスでも活躍していましたが、残念ながら途中リタイアとなりましたが、優勝候補筆頭だと思います。
昨年も参戦していたので、実際に目の前で見ることができましたが、とにかくでかい!一人だけ次元が違う大きさです。ゴール前200mで爆発させる強烈なパワーは見応え抜群で、一見の価値ありです。
マーク・カヴェンディッシュ
今年はそれほど活躍できていませんが、スプリンターとしての実績は抜群。また、彼がオークリーと共同開発したサングラス「ジョウブレーカー」はかなり性能がいいので個人的に贔屓にしています。
キッテルとの直接対決になるか、楽しみです。
Oakley – Jawbreaker サングラス (Mark Cavendish モデル)
フレフ・ヴァン・アーヴェルマート
3番手は、今年はバリ〜ルーベを制したパンチャーのヴァン・アーヴェルマート。純粋なスプリンターというわけではありませんが、昨年のリオ五輪で金メダルも獲得して、最近、調子もいいので、もしかしたら、キッテルに迫ってくれるかもしれません。
優勝争いはこの3名になるのではないかなと個人的には予想しています。
皆さんは誰が優勝すると思いますか?
コースレイアウトが変更!
2017年は、コースレイアウトが2年ぶりに刷新されて、これまでさいたまスーパーアリーナの中を突き抜けるコースもあったのですが、よりシンプルになっています。駅の左右に分かれてコースがあるので、どちらでみるか最初に決めないといけない。
コースは1周約3kmで、20周60kmのレースになる。時間にすると1時間半いかないくらいで見やすい。
また、周回コースのメリットは20回も目の前を走り抜ける選手を見ることができるのだ。
そして、このレイアウト変更で、去年まで離れコジマのようだったサイクルフェスタ会場の周りを走るコースになっているので、観戦しながら買い食いしたり、パブリックビューイングの画面も確認できそうです。
飲食の出店の他にも、自転車メーカーや協賛企業のブースが立ち並ぶので少し早めに行って場所を確保してから、ぶらぶら冷やかすのはなんとも楽しそうです。
サイクルフェスタ会場からも観戦可能に!しかもゴールスプリントも見れます。
サイクルフェスタは、さいたまクリテリウムに金土で開催される自転車イベント。
金曜日にはチームプレゼンテーションもあり、土曜日はレース観戦しながら楽しめます。
特に、コクーンシティ脇の折り返しから、サイクルフェスタの会場前の約300mの直線コースが、白熱のゴールスプリントになる最大の見所になるでしょう。
この場所で観戦したいと思っていますが、結構混むんでしょうね。。。
11月3、4、5は、文化の日を含む3連休です。
さいたまクリテリウムに足を運んではいかがでしょうか?
2017年ツール・ド・フランスのBlu-rayディスクは11/15発売ですね。
私は、海外でしか発売されていない「ツール・ド・フランス」のレースゲームがきになるのですが、面白くはなさそうです。