2018年ピナレロ最新モデルDOGMA F10・GANほか、カラーラインナップ総まとめ!

7/1代官山で行われたPINARELLO(ピナレロ)の2018年最新モデル発表会の全台を写真付きでレポート!

閑静な住宅街に突如現れるたピナレロフラッグにちょっと興奮。

道に迷いつつ、会場にたどり着きました。

発表会は一般公開されており、ピナレロファンをはじめ、たくさんの人が訪れていた。

ツール・ド・フランスも開幕し、各社最新モデルの発表が続く中、どのロードバイクを買おうか悩む人も多い時期だろう。ピナレロを購入候補にしている人は、全モデルのデザインをチェックして、気になるモデルを見つけていただければ幸いだ。

最新モデルは早ければ8月上旬から第一便の店頭販売が開始されるスケジュール。

それでは、早速、最新モデルをレポートしていこう。

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PINARELLO(ピナレロ) 2018最新モデル発表会レポート

今回、展示された最新モデルは全11シリーズの全35台と見ごたえ十分。

2017年1月に発表済みのDOGMA F10をはじめ、2016年より展開されているGANシリーズ、そして、PRINCE、RAZHAなどの人気シリーズの最新デザイン・カラーラインナップを一度にチェックできる贅沢な展示会でした。

PINARELLO(ピナレロ) DOGMA F10

まずは、ピナレロのハイエンドモデルDOGMA(ドグマ)から紹介していこう。

フレームセットで9色展開。在庫販売されるものと、受注生産のものに分かれているので、欲しいカラーは店頭で相談しよう。

完成車は、Black LAVAとTeam SKYの2種類で販売。コンポはデュラエースDi2でホイールもフルクラムのカーボンを採用している。載せ替えるパーツがないなら完成車というのも選択肢の一つだ。

DOGMA F10 スペック

  • 素材: AERO SPACE CARBON T1100G
  • フレームセット 650,000円 税抜
  • 完成車 1,180,000円 税抜 (BLACK LAVA, Team SKY)
    • コンポ:デュラエース 新型Di2仕様
    • ホイール:フルクラム RACING QUATTRO CARBON

DOGMA F10は、全9種類

在庫カラーモデル

Team Sky(完成車アリ)

BLACK LAVA(完成車アリ)

Red MAGMA

BOB (BlackOnBlack)

受注カラーモデル

Sideral White

Sulfur Yellow

Asteroid Red

Team WIGGINS

RHINO 2017 FROOMEY

DOGMA F10の特徴

2018年モデルのDOGMA F10は、DOGMA F8にTTバイクBOLIDE TT / HRの技術を融合して、エアロダイナミクス性能がさらに向上し、軽量・高剛性を実現したオールラウンド・エアロロードになっている。

その特徴について、いくつかわかりやすいポイントを紹介する。

フロントフォーク「Fork Flap」

フロントフォークに乱流を抑えるためのデザインFork Flapを取り入れ、エアロ性能を10%向上している。

ブラッドレーウィギンズが新しいアワーレコードを樹立したTTバイク・ボリデから導入された。

ホイール周りに発生する乱流を整える働きがあり、高速域でのハンドリング精度と安定性を高めるとのこと。

以下のようにDOGMA F8では、全くなかったデザイン。

トップチューブ・ダウンチューブのデザインを一新

ダウンチューブにあるウォーターボトルを気流から保護することで+12.6%エアロダイナミクス特性が向上

トップチューブは、逆三角形のTTバイク譲りの形状にすることで水平方向の空気がスムーズに抜ける。

DOGMA F8と比べると、F10との形状の違いがわかる。

新シマノ・デュラエースDi2ジャンクション対応

ダウンチューブの内部に、エアロダイナミクス、安全性・実用性を改善するために、電子制御グループセットのコントローラを内装することが可能に。

いち早く発表されていたDOGMA F10は、ツール・ド・フランス連覇をかけるためによりエアロダイナミクスを向上しつつ、剛性や操作性能を損なわない最新モデルに昇華されたようだ。

シマノDi2を載せた118万円の完成車。。。いつか、私も買える日は来るのだろうか。

PINARELLO GANシリーズ

新しく発表されたGANシリーズは、DOGMA F8のフレーム設計を生かした中位モデル。

昨年モデルの記事はこちら。

(2017/7/3追加) ピナレロ最新モデル発表会レポ...

2017年モデルからスペックは大きく変わっていないが、NEW アルテグラR8000を採用した完成車も登場し、最新感は高まっている。

デザイン・カラーも刷新され、RSは最新DOGMA F10の特徴的なドットモチーフを取り入れていたり、それ以外のSと無印GANはLINEのモチーフでかなりイメージが変わっている。

GAN RS

GANの最上位グレードのRSシリーズ、フレームセットと完成車のラインナップは変わらず。

デザインでは、DOGMA F10のモチーフを取り入れていたりして、DOGMAの直系モデルである主張をしている。

フレーム設計は、DOGMA F8を継承しているが、ミドルグレードモデルとしては高性能モデルであることは間違いない。

 GAN RS スペック

  • 素材:HIGH STRENGTH CARBON T900 3K
  • フレームセット 428,000円
  • NEWアルテグラ完成車 498,000円

昨年モデルでは、アルテグラ完成車は52万円だったことを考えると今年のRSは2万円ちょい安くなり、50万円をきってきている。お買い得感はある。

GAN RSは、全4種類

LaRossa

Maglia Nera

Asteroid SKY

ITALA

今年のモデルでもGAN RSのフレーム設計はDOGMA F8を継承したものに留まっている。

まだ、F10が導入されたばかりなので、当たり前といえば当たり前だ。

ただ、NEW アルテグラの完成車がラインナップされているので、中位モデルとしては非常にいいモデル。GANなら頑張ってRSを買いたい気分。

GAN S

GANシリーズの2番手が、Sシリーズ。カーボンのグレードをやや落として、105の完成車モデルは30万円台と初心者でもなんとか手が出る値段をラインナップしている。私も2年前にこのGAN Sを購入しました。

基本的な性能には大きな差はないと考えられるが、デザインは大きく刷新。

横線のLINEが並ぶ特徴的なモチーフ。昨年モデルでは主張の強すぎたGANロゴが小さく見つからなくなった点は個人的にはグッドポイント。

 GAN S スペック

  • 素材:HIGH STRENGTH CARBON T700 2K
  • 105完成車 375,000円
  • NEWアルテグラ完成車 435,000円

価格は昨年から据え置きだ。アルテグラモデルは、GAN RSとの差が6万円とかなり狭くなっている。

お金に余裕があるなら、GAN RSのアルテグラモデルの方が、デザイン的にも良いか?

GAN Sは、全4種類

Carbon SKY

Red Carbon

BOB

Carbon Red

このようにシートポストから細かいLINEモチーフを並べたデザインでこれまでのGANとはイメージが変わっている。

GAN

GANシリーズでもっとも手頃な無印GAN。

昨年は、105完成車で、30万円を切る298,000円で入ってきたが、今年は105Mixでも310,000円と値上がり。

ホイールは、Fulcrum Racing Sport。

GAN S 105完成車との差は6万円。デザインの好み次第では、GAN Sを頑張って買うのがオススメ。

 GAN スペック

  • 素材:HIGH STRENGTH CARBON T600 UD
  • 105Mix完成車 310,000円
  • カンパニョーロ ケンタウル完成車 365,000円

GAN デザイン・カラーは、全4種類

 

GAN Sとデザインの方向性はほとんど同じで、カラーのラインナップが変わっている感じ。

  • Carbon Red
  • White
  • BOB
  • Silver Red

silver redはこれまでのカラーリングと趣が違っていて存在感を感じた。意外とレーシーな印象だ。

PINARELLO PRINCE シリーズ

うねうねしたフォークで日本では人気のPRINCE。

海外では展開されていないが、日本の根強いファンのために今年も継続されている。

DOGMA F8の前モデルのDOGMA 65.1のフレーム設計を採用している。

素材もGANと異なるAERO SPACE Carbon 60HM 3Kを採用。

New アルテグラ完成車で、ホイールはフルクラムレーシング5とGANと差別化されていて、465,000円。

GAN RSの方が性能面では高いと思われるが、ロードバイクはフレームの好みが最重要事項。

デザインが好きなら迷わず買いだ。

 PRINCE スペック

  • 素材:AERO SPACE Carbon 60HM 3K
  • New アルテグラ完成車 465,000円
    • ホイール:フルクラムレーシング5

 PRINCEは、全2種類

 Carbon Sky

Carbon Red

PINARELLO RAZHA シリーズ

DOGMA 65.1系フレームで、 GANよりも安いカーボンフレームのロードバイクRAZHA。

初心者でもエントリーしやすい105Mix完成車で、243,000円。

カーボンの素材は、GAN無印と同ランクなので、フレームデザインの差がそのまま値段に出ている。

好み次第では十分、買いなモデルだ。

 RAZHA スペック

  • 素材:HIGH STRENGTH CARBON T600 UD
  • 105Mix完成車 243,000円

RAZHAは、全2種類

ITALIAN ZAFFERA BLUE

BOB

PINARELLO ANGLIRUシリーズ

聞き馴染みのないANGRIRUという新シリーズがさりげなく展開されていた。

これは、去年までRAZHA-Kと呼ばれていたコンフォートバイクモデルが、名称変更されてANGLIRUとして展開された。

基本はRAZHAと考えてもらうとわかりやすいが、乗り心地を重視したコンフォートモデルなので、前輪と後輪の幅(ホイールベース)が長く、直進安定性に優れている。

また、リアフォークの設計をRAZHAと変えて振動吸収性能に優れている。

 ANGLIRU スペック

  • 素材:HIGH STRENGTH CARBON T600 UD
  • 105Mix完成車 243,000円

ANGLIRUは、1種類

Brack

PINARELLO アルミロードバイクNEOR、PRIMAシリーズ

高級ロードバイクのイメージが強いPINARELLOもアルミロードバイクを展開している。

と言ってもフレーム素材がアルミニウムで、フロントフォークやリヤフォークはカーボン素材で乗り心地の良いバイクに仕上げている。

NEOR

NEORはフレームはアルミで、フロントとリアフォークはカーボンを採用しているやや上位アルミニウムモデルだ。

ティアグラ完成車で20万円から。ちょっと高い気もする。。。

NEOR スペック

  • 素材:6061-T6アルミ&HIGH STRENGTH CARBON T600 UD
  • ティアグラ 10s完成車 209,000円

NEORは、全2種類

  • White
  • Black Red

PRIMA

PRIMAはフレームはアルミ、フロントフォークはONDA フォーク。

さらに初心者向きでソラ完成車で149,000円から。

いわゆるロードバイク!を体験したい人は物足りないかもしれない。

アルミロードバイクならば、CANNONDALEやGiantなどを選んだ方が安くて性能のいいモデルが手に入ると思う。

PINARELLOブランドは、人気があるせいで高い。アルミロードバイクは再考の余地が十分あると思います。

PRIMA スペック

  • 素材:6061-T6アルミ&HIGH STRENGTH CARBON T600 UD
  • ティアグラ 10s完成車 149,000円

PRIMAは、全2種類

  • White
  • Black Yellow Fluo

デザインが気に入ったなら買いだ。

PINARELLO SPEEDY 子供用ロードバイク

お金持ちのピナレロファンなら、子供の自転車もピナレロを選びたいぜ!

そんなお大臣の皆様にオススメなのが、SPEEDY 。

最新モデルは、115,000円のアルミロードバイク。

SPEEDY スペック

  • 素材:6061-T6アルミ
  • クラリス 8s完成車 115,000円

SPEEDYのデザイン・カラーは、1種類

実際見てみると、小さくて可愛いロードバイクで、我が子が大きくなったら載せたい!と思う親の気持ちが痛いほどわかる。子供と一緒にツーリングに行きたいものです。

PINARELLO Ezfitシリーズ

女性向けのフレーム設計にアレンジされているEzfitシリーズは、4台展示がある。

基本のスペックはRAZHA、GANシリーズに準拠しているが、フレームジオメトリが女性向けになっている。

上から、順番に

  1. RAZHA Carbon Pink Fluo 105 オープン価格
  2. RAZHA Carbon Sky 105 オープン価格
  3. GAN S   White Carbon Pink 105 375,000円
  4. GAN  Carbon Pink 105 310,000円

PINARELLO(ピナレロ) 2018年最新モデル発表まとめ

以上、PINARELLOの2018年最新モデルのラインナップを全てを紹介した。

目玉のF10は、全カラーリングを見てみても、どれもカッコイイデザインに仕上がっているという印象。

お金があればぜひとも欲しいモデルだ。

ミドルグレードのGANシリーズでは、NEWアルテグラが採用されて値段据え置きのGAN Sや、安くなったGAN RSは、やはり買いやすいモデルにまとめてきている。来年は、F10のフレーム設計が採用されそうなのでその時に買い替えを狙おうか。

PINARELLO(ピナレロ) 2018モデルバックリンク

もう一度、各モデルをチェックする人はこちら。

参考までに昨年のPINARRELO GANの記事も紹介しておきます。

(2017/7/3追加) ピナレロ最新モデル発表会レポ...

(2017年7月4日追記)

ふらっとワイズロードを冷やかしに行ったら、最新モデル発表を受けて、昨年モデルが大幅プライスダウンされていた。

GAN RS 2017モデル アルテグラ 416,000円

GAN S 2017モデル アルテグラ 348,000円

アルテグラは最新ではなく1世代前だが、かなり安い。さすがのお買い得。

RAZHA 2017年モデル105 238,400円

こちらはそれほどお買い得ではないので、素直に最新モデルを待っていたほうが良いかも。

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