ロードバイクを購入して早1年になりました。
初のアップグレードホイールとしてフルクラムレーシングゼロを購入して愛用してからも半年ほど経ちました。
そして、そろそろ私もディープリムホイールを履いてもいいのではないかと勘違いし初めています。
というのも、今年はシーズン最初からJ SPORTSでロードレース観戦をはじめました。
ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャとグランツールを全て観戦。21レースを3回、合計63レース。
当たり前ですが、世界最高峰のロードレーサーとロードバイクが集まっているその光景を見ていると、彼らのバイクについている「ディープリムホイールかっけぇ」と洗脳されてしまいます。そして、私のディープリムホイールへの渇望は強くなっています。
しかし、デュラエース、BORA 、MAVIC、FFWDなど、カーボンディープリムホイールの種類も星の数ほどあり、悩めば悩むほどキリがない。
そこで、趣味の道具は「見た目が大事」という初心に立ち戻り、直感でロゴがかっけぇFFWD(ファストフォワード)が気になりはじめています。
FFWD Fast Forward (ファストフォワード)カーボンホイールの特徴とディープリムホイールの性能とは?
まず、FFWD(ファストフォワード)のディープリムホイールは、見た目がかっこいい。
ディープリムホイールはリムの高さがあるので、大きくメーカーロゴを入れられるので、ロゴとホイール形状がマッチングしているととてもかっこよく見えます。
ロゴがかっこいいメーカーのディープリムホイールを選ぶのは初心者にとっては選びやすい基準です。もちろん好み次第で違うメーカーロゴが気にいる人もいて然りです。
そもそも、私のような初心者にホイールの微妙な性能差を体感で感じ取るのは難しいものです。でも、一気にカーボンディープリムホイールに変えるこのタイミングなら、初心者でも流石に性能差はわかります。
というわけで、各メーカー毎の性能差はわからないのでそこは諦めて、やはり、デザイン(見た目)のかっこよさで選べば良いという結論に至りました。
FFWDって?
そもそも、FFWDはカーボンホイールのスペシャリストを自負して、2006年にオランダに誕生したハイスピードホイールブランドです。ホイール専門メーカーなので、ホイールに対する情熱はハンパなく、数ある自転車パーツの中から他のものには目もくれず、ホイールだけを集中して開発を進めています。そのホイールが速くないわけがないという理解もできます。
こだわりの一つがスポーク職人。FFWDのスポークは全てオランダでマスターの称号を持つ職人の手によって非常に精密に組まれています。
知れば知るほどFFWDの魅力は増してきています。
新進気鋭のホイールメーカーFFWD。カンパニョーロやマヴィックなどの一流ブランドにチャレンジするブランドであり、ホイール専門で進化し続けているFFWD。そんなスピリットに共感する人は、FFWDおすすめです。
そんな経緯で私が、まず狙いを定めたのはFFWDのF4R。リムハイト45mmのホイールです。
ディープリムホイールのメリットとは?
- 高速走行時の空気抵抗が減る。
- ホイール剛性が高く、パワーロスが少ない。
- 高速巡航維持が楽。
- 見た目がかっこいい。
そもそもリムハイトが高い理由は空気抵抗を軽減するためです。
理論的には真円に近いほど(スポークが短いほど)空気抵抗が減ることになります。
だから、とにかく速く、長く走る性能を持っています。
ディープリムホイールのデメリットとは?
- 重い。
- 横風に弱い。
- 高い。
逆にディープリムホイールのデメリットとされるのは重さ。そしてリム高があるため、横風の影響をもろに受けます。
走るコースに寄っては、ディープリムホイールを避けたほうがいい場合があります。
低速走行だけのヒルクライムや、海岸沿いなど風の強い場所です。
ディープリムホイールのリムハイトの高さはどのくらいが良い?
ディープリムのリムハイトはどれくらいがいいのだろうかと考えた。
自分の走りの好みにもよります。
・平坦路だけが好き!ならリムハイトは高ければ高いほどいいでしょう。
・ヒルクライムが好き!ならそこまでリムハイトは必要ないでしょう。
ただ、ロードバイクの醍醐味を味わうなら、やはり、平坦の高速走行と適度なアップダウン、たまに峠もチャレンジと比較的バランスの良いコースを走った方が良いと思います。
例えば、私はヒルクライマーとしては最弱レベルです。
つまり、グランツールの山岳ステージでは活躍できないが、平坦中心で2級山岳があるくらいのコースが理想的です。クラシックレースで言えば、ツール・デ・フランドルみたいなアップダウンのある高速コースを楽しそうだと思います。
レースだとわかりづらいと思うので、関東近辺で言えば、「尾根幹」がベスト。あとは「都民の森の五日市からのルート」も好き。高尾山くらいの上りで十分。
ヤビツ峠や風張峠くらいガチヒルクライムになると、「自分はなぜ上っているんだ?」と途中何度も思いはじめます。
リムハイト選びの一つの基準は、
リムハイト40mm以上から平坦の高速走行で空力性能の効果を得られる。
という専門家の意見です。
それよりリムハイトが高ければ、より高速走行で有利になり、それ以下であれば、高速走行よりもカーボンリムの剛性や軽さを生かしたホイールでヒルクライムにも活躍できる。と考えてもいいでしょう。
FFWDのリムハイトのバリエーション
FFWDはリムハイトのバリエーションがたくさんあります。だから悩みます笑。
シンプルに言えば、FFWDはホイール名称の数字に正比例してリムハイトが高い!
F6R – 60mm
F4R – 45mm
F3R – 30mm
このようにシンプルでわかりやすいネーミングです。
F4Rのリムハイトは45mm。
空力性能は得られますし、F6Rほどリムハイトは高くないので、ヒルクライムでも十分な軽量ホイールに仕上がっています。
FFWDのホイールで悩んだら、まずはオールラウンダーなF4Rを選択するのがおすすめです。
FFWD(Fast Forward)クリンチャーホイールラインアップ
それでは、FFWDホイール2018年モデルから、パンクしても修理しやすいクリンチャーからラインナップを紹介していきます。
F4R
- 重さ: 1390g
- リムハイト: 45mm
- リム幅: 22.4mm
- リムの種類: クリンチャー
まずは、一押しのリムハイト45mmのF4R。
見た目と性能のバランスが最適で、重量も1390gの軽量カーボンホイールです。
このくらいの軽さで高速走行の空力性能が向上してくれると、走行感が圧倒的に変わりそうです。
F4R Disc
- 重さ: 1560g
- リムの深さ: 45mm
- リム幅: 22.4mm
- リムの種類: クリンチャー
F4Rのディスクブレーキホイールです。
最近のロードバイク市場では、一気にディスクブレーキ化が進んでいるので、新車を購入した人にはこのディスクブレーキホイールがおすすめです。
ディスクブレーキホイールのメリットは、リムブレーキホイールと異なり、リム部分にブレーキ用の加工が必要なくなるため、ホイール外周部の軽量化がされています。
これは、踏み出しの軽さを感じやすくなっているはずです。
一方で、ディスクブレーキパッドがついている分で全体重量は170gほど重くなってしまいます。ただ、ブレーキ性能は向上するので初心者や女性には特にオススメです。
F6R
- 重さ: 1600g
- リムハイト: 60mm
- リム幅: 22.4mm
- リムの種類: クリンチャー
リムハイトが60mmと、平坦の戦闘力抜群のF6Rです。
見た目のインパクトも大きくなるメリットがありますが、やはり60mmの空力性能は平坦スプリント、高速巡行では圧倒的メリットがあります。
トライアスロンをやる人なんかにもオススメですね。
ちなみにF6Rよりもリムハイトの高いF9Rなんてのもあります。90mmのチューブラーホイールだとF6Rクリンチャーと同じ1600gとかなり軽量です。平坦を極めるならこちらもありかも。
F3R
- 重さ: 1390g
- リムの深さ: 30mm
- リム幅: 22.4mm
- リムの種類: クリンチャー
最後にリムハイト30mmとお淑やかなF3R。
高性能アルミホイールとほとんど変わらないリムハイトなので、空力を求めず、カーボンの剛性を求めるならこれかと。ただ、カタログ重量はF4Rとほぼ変わらないので、あまりメリットを感じないですね。これを買うならF4Rにした方が良いかと思います。
以上がクリンチャーホイールです。
他にもチューブラーホイールやグレードをやや下げたホイールもラインナップされていますので、興味のある方はこちらでご確認ください。
FFWD(Fast Foward)のディープリムホイールまとめ
FFWDなら、やはり見た目にはっきりとカッコいいディープさのF4R、F6Rを選びたいところです。
リムハイト40mm以上で空力性能も十分発揮してくれるので、時速40kmくらいからはっきりとディープリムホイールの威力を感じられると思います。
ヒルクライムも楽しみたいライダーは、F4Rを選択しておくと、ホイールの重量で優位性を保ちやすいと思います。
Fast Forward – F4R FCC 45mm ホイールセット
Fast Forward – F6R FCC 60mm ホイールセット