自転車キャンプは、交通手段とホテルを全てを持ち運んで、どこでも行って楽しむ、最高に楽しい旅ジャンル。
普通の旅行やライドでは味わえないほど、気楽で自由度の高いアドベンチャー感がその醍醐味です。
昨今のグラベル ブームとキャンプブームが融合すれば興味が出てくるのも当然です。私だってそうでした。
しかし、いざ始めようと思っても何から集めればいいのかハードルが高い側面があります。
自転車の走行性能を維持しつつ、キャンプの快適性も両立できるアイテム選びは、キャンプ初心者には難易度が高いからです。
私は昨年から自転車キャンプのために様々なキャンプ用品を購入し、実際にキャンプに出かけ、本当に必要なキャンプ用品やまた新しいギアを買いなおして、さらにバイクキャンプに特化したアイテムがわかってきました。
自転車キャンプ・ツーリングの「衣食住」に必要な装備・ギア34選
その経験を踏まえて、以前まとめたキャンプギア記事は、アイテム数が多く、自転車キャンプを気軽に始めるにはハードルがまだまだ高いと感じます。
そこで、今回は、これから自転車キャンプを始めたいに向けて、コスパの良い自転車キャンプグッズを厳選して紹介したいと思います。特に買いやすいアマゾンで買えるものを中心に紹介していきます。
一から揃えて、総額10万円程度で、高性能の自転車キャンプグッズを揃えられます。
この秋、自転車キャプを始めようと思っている人は一読の価値ありです。
以下の自転車キャンプに最低限必要なアイテムを紹介しています。
- バイクパッキング用ギア
- テント・ハンモック
- 寝袋
- 焚き火台
- クッカー・調理器具
- ランタン
これだけ揃えれば、すぐにでも自転車キャンプに出発して、カップラーメンを食べて帰ってこれます。
また、総額予算が高いと感じる人は、これらのアイテムを参考に、類似アイテムを選んで、よりコスパ重視で揃えてもらうのも良いでしょう。
また、ちょうどAmazonのプライムデーも10/13, 14にあるので、このタイミングを生かせば、かなり安く、そして、ポイントもゲットできるチャンスです。
バイクパッキング用ギア(3万円)
まずは自転車キャンプグッズを自転車に積載するためのアイテムが重要です。
これでどれだけモノを持っていけるかが決まります。
工夫を重ねた結果、以下の装備で自転車キャンプに十分な積載力を手に入れることができます。
■バイク本体につけるバッグ
- フレームバッグ :Blackburn(ブラックバーン) フレームバッグ(6.95L) 8,800円
サドルバッグ :TOPEAK(トピーク) バックローダー (15L) 8,200円
自転車キャンプの小物系(焚き火台・調理器具、モバイルバッテリーなど)を全てサドルバッグやフレームバッグ に入れたいので、できるだけ容量の多いバッグを手に入れましょう。
Amazonで評価の高いこれら2つのバッグで合計20Lほど確保できます。
■フロントフォーク用カーゴケージ
- アウトポストカーゴケージ 2,800円×左右2個
■コンプレッションバッグ
- グラナイトギア eVentシルコンプレッサー 10L (90g) 4,290円×(左右2個)
テントや寝袋、着替えなど嵩張るものをバイクパッキングバッグに入れようとするとかなり厳しくなるので、おすすめはフロントフォークにカーゴケージをつけ、そこに積載する方法。
コンプレッションバッグでぎゅーっと絞り込めばテントや寝袋は驚くほど小さくなります。
これらは重さはないので、フロントに積んでもハンドル操作の影響はほとんどなく、積載量がグンと上がるのでぜひ活用してください。
予算に余裕がある人は人気のアピデュラ などで揃えるのもおすすめです。
テント→ハンモック(約3万円)
私の購入したテントは、非自立式のポール一本で設営できるタイプです。
そのほかにも自転車にもつめる軽量テントをいくつか紹介しているので以下の記事を参照ください。
自転車におすすめのテント6選!軽量・コンパクトな積載性と快適性も重視
ただ、今私が自転車キャンプを始めるなら、テントではなくハンモックをおすすめします。
その理由は、テント泊の場合、テント以外に「寝袋」「椅子」「マット」などが必要になりますが、
ハンモック泊だと、ハンモックがテントの機能に加えて、「椅子」「マット」の変わりにもなるので、荷物が少なくなり、自転車の機動性を損なわないからです。そして、何よりハンモックは寝心地が良いです。
おすすめは「DDハンモック」
キャンプ芸人のヒロシ愛用のハンモックです。
ハンモック本体以外にも簡単に設営できる機能や冬でも暖かくするブランケット、専用タープなど拡張性の高い周辺アイテムが揃っているので、おすすめです。テント一式の総額と同レベル
DDハンモックセット(3万円)
- ハンモック本体 9,800円
- ウーピー サスペンション システム 6,450円 (2分で設営)
- タープ 13,800円 (日よけ、雨対策)
総額で4万円ちょっとです。タープを除けば、2万円代で揃ってしまうので、テント購入より安く済むのかなと思います。
これに寝袋さえあれば、どこでもキャンプ可能です。
さらにアンダーブランケットがあれば、雪山でもハンモック泊可能な性能になりますが、これは必要に応じて買い増しで。
また、DDハンモックは蚊帳がついてるので、虫対策も万全なのが他のハンモックと大きく差別化されています。
ハンモックは座ることもできるので、意外と嵩張る「椅子」と「マット」を減らすことができる大きなメリットがあります。。また、基本、ナイロン製なのでコンプレッションバッグで圧縮すればかなり容量が減り、自転車に積みやすくなります。
撤収などに便利なハンモックスリーブ 2,400円もありますが、これは必要に応じてで十分でしょう。
寝袋 (予算 約2.5万円)
寝袋は、軽量でちゃんとあったかい良いものをちゃんと買っておくのがおすすめ。
おすすめは、日本の寝袋メーカーのイスカ。NANGAと並ぶ定番の寝袋です。
自転車キャンプに重要な軽量となるとイスカの方が優秀です。Comfort2℃ながら590gとかなり軽量です。3シーズン使えて、日本メーカーなので修理なども対応してくれるので安心です。
[ISUKA(イスカ)] エア300SL
- 重量:590g (ダウン300g) 720FP
- 温度:Comfort 2℃ Limit 0℃
- 価格:25,000円(税抜)
クッカー・調理器具(予算1.7万円)
- シングルバーナー SOTO ウィンドマスター SOD-310 + 専用ゴトク (1万円)
- クッカー DUG(ダグ)HEAT-1 DG-1100 3,745円
- マグカップ スノーピーク チタンダブルマグ 3,900円
焚き火でも料理は可能ですが、ちょっとお湯を沸かしたいレベルであれば、シングルバーナーがおすすめです。特に朝起きてから焚き火を作り直すのは面倒なので、バーナーが活躍します。
自転車キャンプなら最低限と割り切ってこれらだけでも十分。カップラーメンや簡単にあっためて食べるものを調達しながらキャンプしていくのも良いでしょう。
コーヒーフィルター GSI ウルトラライト ジャバドリップ 1,545円、お箸 ベルモント フィールドスティック BM-098 1,800円 などもあると便利ですが、コンビニでドリップしコーヒーや割り箸で代用できるので最小限なら必要ありません。
メスティンもあると、キャンプ飯がグッとランクアップ
日本人なら、米という人にプラスワンの調理器具としておすすめは「メスティン」
米1合と水を入れて、10分ほど弱火でコトコトして、しばらく蒸すだけで、簡単にご飯が炊けます。
米以外にも、パスタや炒めものなどいろいろな調理ができるので、これ1つ加えると、キャンプ飯のバリエーションがかなり増えるので超おすすめです。アルミで軽いし。
メスティン 3,260円
焚き火台 (予算0.5万円)
ベルモント TABI
キャンプで次に必要なものは、やはり焚き火台。
キャンプ場のみならず、万が一の野営でも自然に配慮して焚き火台を持っておくと良いでしょう。非常に軽量でかさばらないベルモント の焚き火台TABIをおすすめします。調理スペースもしっかりあり、普通の薪をそのままで使える利便性が気に入っています。
焚き火を楽しむ機能性に優れた超軽量・コンパクトおすすめ焚き火台4選(自転車キャンプ・ソロキャン編)
ちょっと高いので、亜流品なら5,000円ほどで手に入ります。
アマゾン評価も高いので、それほど遜色はないと思います。
TokyoCamp 焚火台 焚き火台 (4,980円)
ランタン (予算0.5万円)
焚き火の明るさだけで過ごすのも乙ですが、自然の夜は真っ暗なので、ランタンを一つ持っていくのをおすすめします。ものを探したり、トイレに行く時も必要です。おすすめはこの3つ。
(左)LuminAID パックライト マックス USB 6,820円
(中)キャリー・ザ・サン(CARRY THE SUN) ソーラーランタン 4,180円
(右)Goal Zero LIGHTHOUSE micro FLASH USB充電式LEDミニランタン 6,980円
どれも軽量でそこそこ明るくて便利です。お好みで一つ選んでいただければ。
左が、ソーラー充電かつそこそこ明るいので一押しかも。やや嵩張りますが。
真ん中のキャリーザサンが軽量かつ雰囲気もありますが、ややくらめ。
右のミニランタンは強烈に明るいです。
超軽量LEDランタンおすすめ3選。ウルトラライト&コンパクトでソロキャン・自転車キャンプに最適
まとめ:予算10万円!Amazonで揃える自転車キャンプグッズ
バイクパッキング 用ギア (30,000円)
- フレームバッグ :Blackburn(ブラックバーン) フレームバッグ(6.95L) 8,800円
- サドルバッグ :TOPEAK(トピーク) バックローダー (15L) 8,200円
- アウトポストカーゴケージ 2,800円×左右2個
- グラナイトギア eVentシルコンプレッサー 10L (90g) 4,290円×(左右2個)
ハンモック(55,000円)
- ハンモック本体 9,800円
- ウーピー サスペンション システム 6,450円 (2分で設営)
- タープ 13,800円 (日よけ、雨対策)
- (寝袋)ISUKA AIR300SL 25,000円
クッカー・調理器具(17,000円)
- シングルバーナー SOTO ウィンドマスター SOD-310 + 専用ゴトク (1万円)
- クッカー DUG(ダグ)HEAT-1 DG-1100 3,745円
- マグカップ スノーピーク チタンダブルマグ 3,900円
焚き火台:TokyoCamp 焚火台 焚き火台 (4,980円)
ランタン:キャリー・ザ・サン(CARRY THE SUN) ソーラーランタン 4,180円
予算10万円で検討していましたが、
現在の市場価格ですと、総額113,035円と11万円になってしまいました。
やはり、キャンプで最重要なハンモック・寝袋が高額なので、ここを工夫して10万円に抑える。もしくはセールやポイント還元を活用する事で、予算10万円におさまるレベルになると思います。
また、自分の気に入ったアイテムを見つけたら入れ替えたり、工夫して自分なりの自転車キャンプギアを集めてください。
冒頭でも述べましたが、Amazonのプライムデーや年末セールも近々あ利、最大5000ポイントのキャンペーンなど実施されるようなので、うまく活用して効率良い買い物を。