いよいよ、2017年もシーズンイン。暖かくて走るのも楽しくなってきたし、春のクラシックレースが本格的になってきた。
3/18のミラノ〜サンレモを皮切りに「モニュメント」と呼ばれる5大レースもスタートする。
春の訪れを告げるレース「ミラノ〜サンレモ」。
その名の通り、イタリアをミラノからサンレモまで291kmを縦断するレースだ。
昨年からレース中継を観始めたばかりの初心者であるが、去年は、J SPORTSで主要レースはほとんど見ることができた。しかし、2017年は、Jリーグ全試合と同じように、幾つかのロードレースの放映権がDAZNというネット配信サービスに移籍してしまった。
調べているうちにわかったが、モニュメントの「ミラノ〜サンレモ」も、DAZN行きだった。
仕方がないので、ミラノ〜サンレモ当日3/18からDAZNに入会することにした。31日間は無料お試し期間だ。
※ツールデフランドルは放送が未定のようだ。
早速、DAZN(ダ・ゾーン)にアクセス。
入会するまではこの場面しか見れない。月額1,750円は決して安くない。高くもないけど。
ロードレース以外にもサッカーファンや格闘技、バスケファンは、いろいろ観るものがあるのでお得な気もする。
私は、昔から体育会系ではあったものの、自分が現在やっているスポーツしか観たいと思ったことがなく、スポーツをやめると観なくなる。なので、今はロードレースしか観たいものがないため、ちょっと割高な気持ちだ。J SPORTSももちろんそうなのだが。。。
さて、PCでサインインしてからしか見れない画面をお見せしましょう。DAZN入会を悩んでいる方こんなです。私も入会前に画面を確認したかった。(まぁ無料期間なので退会すればいいのですが)
DAZN(ダ・ゾーン)トップ画面
これがDAZNのトップ画面だ!
HuluやAmazonプライムビデオなどネット配信サービスに入会している人は馴染みの感じだ。
今日、ライブ中継されるカードが一番上にラインナップされる。そして、今まさにライブしているものは自動的に再生が始まっている。
3/18の夜の画像なので、「ミラノ〜サンレモ」も表示されている。この後1時間ほどで中継スタートだ。
さらに下へスクロールすると、ライブ中継ではなく、「見逃し配信」のラインナップが表示される。
そして、一番下まで来ると、DAZNで配信しているスポーツの一覧。
ここからジャンルごとのページに行くことができる。
「自転車競技」ありました。
自転車競技ページ
自転車競技画面では最新の見逃し配信がずらりと並んでいる。
7日間のステージレース「ティレーノ・アドリアティコ」が現在は配信されている。
その下に「まもなく配信」
「ミラノ〜サンレモ」と「ボルタ・ア・カタルーニャ」がラインナップされている。
ボルタ・ア・カタルーニャは、スペインのステージレースでこれまで観たことはなかったので楽しみではある。スペインのカタルーニャ地方・バルセロナなどを走るレースのようだ。バルベルデなども出場しそうだ。
そして、さらにレース別のコーナーも設けられている。
すでに終わっている「ストラーデ・ビアンケ」も見逃し配信で観戦可能だった。
さらに、注目は「フランダース・クラシック」
オランダ地方で開催されるクラシックレースで、ヘント・ウェベルヘムやツール・デ・フランドルなど人気レースもDAZNで中継される。はずだが、ツールデフランドルは放送予定にでてこない。。。
その他にもアブダビツアー、5月にはジロ・デ・イタリアと続く。
DAZN(ダ・ゾーン)のレース中継クオリティについて
では、早速、DAZNのロードレース中継を観ていこう。
ミラノ〜サンレモ前に見逃し配信で観ることができる「ティレーノ〜アドリアティコ」を観戦した。
レース中継画面の画質は今ひとつ
PCでフル画面再生をキャプチャーした画像だ。jpgへ変換したので多少画像が荒くなった可能性もあるが、クリックして拡大してみてもらえるとわかるが、残念な画質だ。。。
実際、画面を見ている感覚はHD画質がやや荒くなった感じだ。
フル画面ではなく小さい画面で見ている限りはあまり気にならないが、やはりスポーツ中継は大きい画面で観たいのが人情というものだ。大きい画面で見ると粗さが目立つ。
ストリーミング配信のhuluやアマゾンプライムビデオでも、最近は動画が綺麗なサービスが多い中、やや劣るHD画質である。
動きがあるスポーツではなおさら少しの画像の乱れが気になってしまう。もう少し改善に期待したい。
フルタイムとハイライトが切り替え可能だが、ハイライト感は薄い。
見逃し配信では、フルタイムの動画と上のようにハイライト動画の2種類が良いされていて、時間がないときは、数分程度のハイライト動画を楽しむという選択肢もある。
が、正直、このハイライト動画は短すぎるし、編集も適当で全然レースの展開を楽しめるものではない。
おすすめは、フルタイム動画で、勝負どころとなる山岳部分と、ゴール前10kmあたりへ時間をずらして自分でハイライトを作って見るのがいいだろう。
音声は、英語のみ
残念ながら、日本語での解説・実況は今のところない。英語音声のみだ。
大きなレースだけでも日本語実況が欲しいところだが、海外の放送をそのまま使っているだけなのできっとそんな予算をかけてくれそうもない。
個人的には英語のヒアリングは多少できる方なのだが、スポーツ実況はかなり早口で難しい。ほとんど聞き取ることができなかった。今後、耳が慣れたら聞き取れるだろうか。英語の勉強になるからいいのか?
ストリーミング配信の安定性
心配していたストリーミング配信のスピードだが、元の中継動画自体の映像の乱れはあるが、ほとんどストリーミング配信による遅延はなさそうだ。
以上が、見逃し配信で、初めてDAZNのレース中継を観た感想である。
レースの展開などは楽しめるのだが、実況や解説がないのはスポーツ中継ではかなり痛い。
さらに出場選手のスタートリストなども、海外のオフィシャルサイトなどを観に行くしか方法がない。レース観戦初心者にはかなり楽しむのが難しいかもしれない。
DAZN(ダ・ゾーン)をFire TVを使ってテレビで観る
DAZNを観る方法はオフィシャルサイトにもあるが、パソコンやモバイル以外にも、スマートテレビやゲーム機で観ることができる。残念ながらどちらもない私は、amazonのFire TVを購入して観ることにした。
もちろん、クロムキャストやApple TVなどでテレビにキャストしてみてもいいのだが、遅延が容易に予想できるので、そもそも選択していない。
※実際、PCをクロムキャストでテレビに映してみたが、画質もさることながら、やはり動画のフレームレートが下がり、カクカクしてしまった。
こちらがキャストした画像だ。わかりづらいが多少画質が荒い。ただ、それよりも動画の遅延が気になった。
Fire TV開封の儀
さて、AmazonでFire TVを購入した。1万円程度だが、amazon プライムビデオや Hulu、そして、DAZNなどもまとめて見ることができるし、4K配信にも今後対応するということなので、Fire TV stickではなくFire TVにした。
4K配信対応で、ネットの有線接続も可能なのが、Fire TV
Wifi接続でHD対応なのが、Fire TV Stickだ。
リモコンが音声認識対応かどうかの違いがある。
音声認識なしのモデルでも、スマホアプリで音声認識機能のリモコン操作が可能ということなので、Stickでコストをおさえてもいいかもしれない。
Fire TV
パッケージ
昨今のアップルのパッケージに慣れていたので、外資系企業のamazonなのにこの安っぽさ。特に上部にいろんなロゴが並べられている感じがなんとも。。。
FINAL FANTASY VIとか、GYAO!とかは、全く入らないと思うのは私だけなのだろうか。
パッケージを開けて内容物を確認。
本体と電源ケーブル、そして音声認識リモコンだ。
あ!HDMIケーブル入っていないのか!
たまたま1本余っていたので、事なきを得ましたが、皆さん購入時には注意してください。
さて、HDMIケーブルで、本体とテレビをつなぎ、電源コードをつなげば準備完了。
wifiでもいいのだが、有線の方が回線が安定するのでルーターと直接LANケーブルでつなぎます。これはFire TVならでは。stickだとできません。
amazonから購入しているとなんとアカウント設定済みという簡単さ。
Fire TVトップ画面
Fire TVを起動するとこんな画面に。
amazon関連のプライムビデオやmusic、Prime photosなどに加えて、NET FLIXやHulu、niconicoなどラインナップ。
パッケージにあったGYAOやFINAL FANTASYはどこにも見当たりません。だからいらなかったのに。
DAZNはアプリからダウンロード
DAZNは最初からプリインストールされていないので、アプリからダウンロードする必要がある。一度ダウンロードしてしまえば、次からはトップ画面に表示されるので問題ない。
早速、Fire TVのDAZNを観てみる。
レースロゴ画像
レース画面
ちょっと色味が変だが、PCのフル画面で見るよりはやや画像の荒さが軽減されたような気もする。動画の遅延もほとんど感じない。有線接続が良いのかも。
テレビに顔を近づけてじっくり見るとHD画像としてはやや劣る気もするが、2mほど離れて見ると、ほとんど気にならない。
とりあえず、これでテレビ中継でロードレース観戦を楽しむ環境は整ったと言える。
Fire TVの良い点
DAZNのせいでFire TVを購入という出費になってしまったが、意外とFire TVが使えそうなので、これはこれでまた便利かなと思い直している。
1. あらゆる動画配信サービスを一つで観れる。
Fire TVのインターフェイスでは、Amazonビデオだけということはなく、HuluやNET FLIX、そして今回のDAZNなどが、一度に表示される。
それらは、別々に起動するという必要もなく、ただ横移動するだけなので、Huluを見ていて、次にDAZN、そして、プライムビデオなど次々にザッピングすることが可能だ。
これまでは、PS4でアプリをいちいち立ち上げ直していた。他の動画サービスの起動時間がゼロになる。
これは非常にストレスがない。
2. 音声検索リモコン
アマゾンのコンテンツに限るが、音声検索ボタン付きのリモコンの精度は高い。別にプライム会員の無料動画以外にも、最新のレンタル動画を借りてみたいことも多いのだが、これまでのamazonビデオは、無料動画ばかりを前面に出してくるので、最新動画を観たくてもいちいちテレビ画面上のキーボードで文字入力して検索するというとても面倒な作業が必要だった。
この人生のなかでも無駄と言える作業が音声認識で一発。
そろそろシン・ゴジラでもないかなーと思えば探せるのだ。
まだでした。3/22発売。
動画レンタルはまだ先のようだ。
3. 4K動画もいよいよ本格スタート?
4K Ultra HD動画がAmazonのオリジナルビデオとして積極的に配信され始めている。まだ観たい!と思うものは少ないが、せっかく買った4Kテレビもあまり活躍していなかったので、いよいよ4K時代もすぐそこだと嬉しく思った。
ミラノ〜サンレモ中継開始!
記事を書いているうちに、ミラノ〜サンレモの中継がスタートした。
最初に昨年のダイジェストとスタート前の選手インタビューなどが入っていたのだが、レースが始まると恐ろしいことに。
ミラノ〜サンレモの無音地獄
中継開始は日本時間で22:30。
J SPORTSの頃とあまり変わらない。レーススタートから約4時間弱といったところだろうか。
ミラノ〜サンレモは291kmとロードレースの中でも特に長い距離を走るレースだが、残り110kmほどからレース中継はスタートした。
いよいよはじまった!と思って眺めていて、あれ?解説・実況の音声がない!
もちろん、日本語ではない。それはもう諦めていた。英語音声すらないのだ。
聞こえてくるのは、環境音のみ。
ヘリの音、バイクの音、ロードバイクのチェーンの音。そして、街頭のファンの声援だけだ。
なんとも退屈な映像である。まじか。。。
英語音声をわざわざ切る必要があるのだろうか。
DAZNに慣れていない私は、自分が変な操作をしてしまったのかといろいろ操作してみたりした。そんな設定などなさそうだ。
エゴサーチ的にDAZNをtwitter検索してみると、同志たちを発見。
DAZNのミラノサンレモまさかの実況解説ナッシングでただただ「シャーーーーーー!」っていう自転車たちの音と中継ヘリの「パタパタパタパタッ」って音の繰り返しがけっこうシュール。 #MSR #dazncycle #dazn #jspocycle
— sirop🚴RR観戦 #Tirreno (@sirop_enjoyRRer) 2017年3月18日
ティレーノ〜アドリアティコでは英語実況あったのに、あえてなくしてしまったのはなぜ?
せめて英語音声をつけてください。
そんな思いもあって、DAZNのヘルプページのチャットから、実況ないよ!と問い合わせてみた。
すると、なんと問い合わせの10分後には、英語実況が再開された。
DAZN意外と対応早い!つか単純なミスか。。。
そして、俺もよくやった!
というわけで、実況が無音だったのはミスだった模様。今後、実況が入ってなかったら問い合わせを早めにしましょう。
さあ、まだ安定していないDAZNに入るか入らないかは、あなた次第です
英語実況はさすがに今後もありそうなので、無音地獄は今回のみであってほしい。
ミラノ〜サンレモの見逃し配信では実況ついてるんですかね。
Fire TVが意外と使えることがわかった。
DAZN用に購入したFire TVだが、いろいろな動画配信サービスに入っている人にはシームレスに切り替えられるので使えることがわかったのは良かった。
4K配信対応・ネットの有線接続も可能なFire TV
HDMIケーブルが必要。
Wifi接続でHD対応なのが、Fire TV Stick