3月5日にスタートする1週間のステージレース「パリ〜ニース」が始まるといよいよロードレースシーズン到来という気分になってくる。
続いて、4月は、春のクラシックのワンデーレースで盛り上がり、いよいよ21日間という長期間の熱い戦い3大グランツールが開幕する。
5月 ジロ・デ・イタリア
7月 ツールドフランス
9月 ブエルタ・ア・エスパーニャ
間にも1週間程度のステージレースもあり、この半年間はロードレースファンは寝る間を惜しんで、毎日4時間のロードレース中継にかぶりつくことになる。今から楽しみである。
そんなロードレースファン、もしくは、今年からロードレースも観て見たいと思う人にオススメの本が、ciclissimo(チクリッシモ)4月号である。プロチームガイド・選手名鑑である。
サイクルロードレースをより楽しむために、選手やチームの特徴をつかむことはかなりプラスである。特にこれからロードレースを見ようという人は、プロチームの名前や選手などほとんど知らないと言ってもいいだろう。
まずは自分の載っているバイクのチームを注目することから始めて、その次のステップとして、チーム・選手へと興味は移っていく。そのサポートとして本著はかなり有効である。
ciclissimo(チクリッシモ)プロチームガイド・選手名鑑で、贔屓のチーム・選手を決めよう
実は、2017年版はまだ購入できていないが、構成はほぼ同じのようだ。
今年は、プロチーム全40チームを対象に、選手と機材について徹底的にカタログ化されている。
ワールドチームとプロコンチネンタルチーム
プロチームはクラス分けがある。UCIワールドチームとプロコンチネンタルチームがその上位2クラスだ。
ワールドチームは、UCIの指定するレース全てに出場できる(しなくてはならない)チームで世界で最も強い自転車チームである。今年は、18チームが登録されている。
その下のクラスがプロコンチネンタルチーム。出場権を獲得したワールドクラスのレースに登場してくる。この本では22チーム紹介されている。
例えば、ツールドフランスの場合、出場チームは22チーム。
ワールドチームは18チームすべて出場し、残り4チームは、プロコンチネンタルのチーム。という具合である。
だから、まず覚えるのは「ワールドチーム」だけで十分だ。
それだけでも、18チームになるので、なかなかの情報量だ。
チーム紹介ページでは、有名選手とチームメンバーが順に紹介される。
1チームに3、4人の有名選手を覚えようしただけでも、もう70人くらいの選手を覚えなくてはいけない。そして、その選手達の中から、レースっぷりや男っぷり、キャラクターなどを見て、贔屓の選手が出てくると、レース観戦は一気に楽しさレベルが上がる。
そのための時間を短縮してくれるのが、この雑誌チクリッシモだ。
去年のチクリッシモだが、私のお気に入り選手はバルベルデ。
グランツールも、ステージレースも、ワンデーレースも1年を通して活躍してくれるので見ていて飽きない。チームは、モビスター。バイクは、キャニオン。
チームのエースは、ナイロ・キンタナで、今年こそは、ツールドフランスを狙ってくるだろう。その強力なアシストとしてバルベルデも活躍してくれるだろう。
個人的には、ジロ・デ・イタリアか、ブエルタでバルベルデが優勝してくれないかと期待している。春のクラシックは昨年もフレッシュワロンヌで優勝したし、ツールデフランドルなどに挑戦してくれると面白いのだが。
などと、1年間ロードレースを見続けただけの私だが、こんなことをすでに考えている。レースに入るまでの予想も、ロードレース観戦の楽しみのひとつである。
さて、2017年は、3/5の「パリ〜ニース」からテレビでロードレース観戦のシーズンイン。
そろそろ J SPORTS入ろうかな。
>スカパー! J SPORTS 月額2,469円(税抜)
去年の私もちょうど「パリ〜ニース」のタイミングで加入していた。