某テレビ局で、かわいい普通の女子が、ただ坂を全力で走っていく「全力坂」という番組がある。
3分番組だろうか。
あの坂は走って登るので一瞬で終わるが、自転車で登る坂はもう少し長い。
坂バカのローディ好むのはおそらく、とっても長くてきつい坂だろう。
かくいう私は、坂バカではない。
が、ロングライドに出るときにすべて平坦だと物足りない気分にはなってきている。
坂の魅力は、登りきったときの達成感に他ならない。
そして、その後のダウンヒルは、デザート的なご褒美として楽しめる。
そんな坂の世界も少しずつ体験していきたいと思う。
最初の坂はつい最近、多摩サイからの寄り道で、初体験したよみうりランドV通り
よみうりランドV通り@稲城市
コースレイアウトは、Stravaのセグメントから。
よみうりランド駅の前からゆるい上るがはじまり、よみうりランドへ向け坂は続いていく。
Stravaによれば、距離は、たったの700mで、68m上り、平均勾配は8%ということだ。
坂の入り口は、まだまだ緩やかなので、こんなもんかとアウターのまま加速して上っていった。
奥多摩の風張峠をクリアしたことで大概の坂に対しての恐怖心は無くなっている。夏合宿理論である。
夏の間の苦しい練習に耐えれば、その後の秋の練習なんて屁でもなくなる。一度、苦しんだ人間は強いのである。
さて、坂を快調に上ることおそらく200m。
右に大きく曲がるU字のコーナーが見えて来る。とても急な坂道の先に。
ここからがきつかった。そびえ立つような坂が短いが続いていく。
あーしんどいね。さすがみんなが話題にするような坂でした。
カーブに入る手前からフロントはインナーに。そして、みるみるギアを使い果たし、曲がり始める頃にはギアはなくなり、あとは、ケイデンスをなんとか維持するのみ。
ダンシングが苦手な私は、シッティングで半分ゾンビモードに入りながら漕ぎ続けること数分。
よみうりランドのバンジージャンプ台のあたりで、坂を上りきった。
長さがない分、最後まで回し続けることを意識してしまうので、1本でも十分な疲労を味わうことができる。
インターバルトレーニングに向いているからこそ、ローディのみなさんが愛して止まない坂なのだろう。
美味しゅうございました。
Result: 2:43 16.3km/h 458 位/1363人中
世界ランカーたち
1位のタイムが1:32 驚くべきスピードである。
フルクラムレーシングゼロを履いた愛車ピナレロGUN Sは機材的にはほぼビハインドはないはず。。。
みんなすごい。脱帽である。
よみうりランドV通り、これもまた走りたくなる坂であった。
Route92