サイクリングブランドGIRO(ジロ)の最新2018年モデルのシューズの中にニットのサイクリングシューズがあることをご存知だろうか?
NIKEやadidasなどのランニングシューズやBURTONもスノボ用シューズにニットを採用しているのはご存知の方も多いかもしれません。私もNIKEを一足持っていますが、あのフィットする履き心地と通気性がかなり快適で走りもしないのによく履いてます。
そんな一般化しつつあるニット技術を自転車に応用した世界初のサイクリングシューズをGIROが開発しました。
最新の2018年モデルでは、3つのバリエーションのサイクリングシューズを展開しています!
- ロードバイク用のビンディングSPD-SLを採用したGIRO EMPIRE E70 KNIT(SPD-SL)
- MTB用のビンディングSPDを採用したGIRO REPUBLIC R KNIT (SPD)
- 全ての道をカバーする究極の多目的モデルのGIRO EMPIRE VR70 KNIT (SPD)
いずれのシューズもニット素材を使用した特徴的なデザインのシューズで、まずはそのおしゃれな見た目で一躍話題になりました。サイクリングウェアにもカジュアルな普段着にも合わせられそうでかっこいいです。
ビジュアル面だけではなく、GIROはニット素材をシューズに活用することで機能性の面でも新しいサイクリングシューズを実現しています。
今回は、このGIROのニットシューズをまとめて紹介していきたいと思います。
GIRO EMPIRE E70 KNIT (SPD-SL)
まずは、GIRO EMPIRE E70 KNITのメンズ。
レッド、ブラック、グレー、マルチの4種類がラインナップされています。
さらにレディースモデルとして、ピンクとグレーの2種類。
通販サイトではL-Breathにグレーがありました。
Y’s Roadでもスタッフ記事で紹介されているので、レディースは直接ショップに在庫を確認してみるのが良いかと思います。
EMPIRE E70はSPD-SLを採用していてパフォーマンスの要求されるロードバイクシーンでも対応できるようです。
ニット部分は、自転車用に開発された新設計のXnetic™Knitを採用して快適性と通気性を兼ね備えつつ、靴下のような柔軟性を持たせています。サイクリングシューズはどちらかというと硬いイメージがあり、足の形が大きい人などは窮屈なこともありますが、ニット素材が足の形にぴったり合わせてくれるフィット感を味わえます。
さらにニットの強度も高められていて、ペダリング中にシューズの内側が自転車などに当っても強度的には問題ありません。特に接触が多くなるつま先やかかとはTPU補強されており、シューズとしての耐久性と耐磨耗性を向上させています。
また、ニット素材はすぐ汚れそうという心配ありますが、ニットにDWR処理が施されているため、撥水性が高く汚れにくくなっているようです。
そして、本格的なライドを楽しめるようにEASTONと一緒に開発されたカーボンのアウトソールが採用されていて、軽く、強度もありよりダイレクトなパワー伝達性能も実現しており、総合的にGIROならではの高いシューズ性能を味わえるモデルに仕上げられています。
GIRO REPUBLIC R KNIT (SPD)
続いて、MTB用のSPDに対応しているGIRO REPUBLIC R KNIT
よりカジュアルな雰囲気で、ソール構造がビンディングをつけていても歩きやすい用になっています。
グルメライドや景勝地めぐりなどのロングライドに出かけて自転車をおりて歩くシーンを想定しているライダーには特におすすめです。
また、私もロードバイク始めたての初心者の頃はSPDペダルを使用していました。ロードバイク用のSPD-SLよりも、MTB用のSPDの方がシューズのホールド感が弱く着脱が簡単。とっさの時もシューズがペダルから自然と外れてくれるので、立ちゴケが心配な初心者はSPDのシューズはおすすめです。
機能面では、ニット素材や構造は前述のEMPIRE E70 KNITと同じ仕様なので通気性や柔軟性、耐久性などは全く遜色ありません。
アウトソールは、カーボンではなく、ナイロンとゴムを採用して、ライド時の道路・歩道・砂利上でも安定した足場を確保できるになっています。
GIRO EMPIRE VR70 KNIT
3つ目は、MTB用のSPDに対応したGIRO EMPIRE VR70 KNITです。
コンセプトは、「自転車のあらゆるシーンをカバーする最も多目的なシューズ」とのこと。だからなのか、一番高価です!
ロード、シクロクロス、MTB、グラベルなどもこのシューズで全て対応できるという触れ込みです。
特徴的なのは、REPUBLICに比べてもシューズのアッパー部が強化されていることがわかります。
また、くるぶしまで伸びたニットは、足首をサポートしながら、舗装路から不整地などを行き来するライドでも怪我などからも守ってくれます。グラベルロードやシクロクロスなどを楽しむライダーには特におすすめですね。
ソールはカーボン素材が採用されていて、よりダイレクトにペダリングのインプットをペダルに伝達してくれます。
GIRO EMPIRE E70 KNITは、とにかくカッコイイ!
ニット素材による快適性や通気性による機能的な恩恵も期待大ですが、何と言ってもGIRO EMPIRE E70 KNITはシューズ単体のシルエットも、履いている状態も、とにかく見た目がカッコいいですね。
普通にサイクルウェアと合わせて履いても、もちろんカッコいいですが、
カジュアルな服装で、クロップドパンツなんかと合わせても、全く違和感なくカッコイイですね。
他のサイクリングシューズに比べても、GIROのKNITシリーズは、デザインの雰囲気がゴツくも、未来っぽくもないので、カジュアルなサイクルウェアやロードバイクのカラーリングとも合わせやすいシューズだと思います。
GIRO(ジロ)ニット素材サイクリングシューズまとめ
世界初のGIROのニット素材のサイクリングシューズは、機能性も高く、デザイン性も高い。いいとこ取りなシューズで他のメーカーからも今後ラインナップに投入してきそうですね。ロードバイクのアイテムにも普通にカッコイイアイテムがどんどん増えてきていて、選ぶのが楽しくなってきました。春のライドに向けて、シューズの新調も検討してはいかがでしょうか?
ライダーのタイプ別のおすすめモデル
ロードバイク定番SPD-SLシューズを狙うライダーは、GIRO EMPIRE E70 KNIT(SPD-SL)
ツーリングや寄り道ポタリングなど乗り降り多めライダーや初心者には、GIRO REPUBLIC R KNIT (SPD)
アクティブ全開!シクロクロス、グラベル系アドベンチャーライダーはGIRO EMPIRE VR70 KNIT (SPD)
私はもともと新しいシューズが欲しかったのでかなり真剣に検討しています。
Sidiのシューズを狙ってましたが、ニット素材の快適シューズはかなり気になります。
でも、ホイールも欲しいのでさらに悩み続けることになりそうです。