ジロ・デ・東京ゲートブリッジ@若洲海浜公園 [ROUTE06]

東京には、JR、私鉄、地下鉄の電車の路線がそれは網の目のように発達している。

だから、その気になって電車を乗りこなせば、東京中のどこへでも行ける気分になる。

ネット、スマートフォンも発達して、乗り換えアプリを使えば、最短の乗り換えもわかるからそれほど苦労せずにどこの駅へも行ける。東京タワーも、スカイツリーも、上野動物園も。

電車は便利だ。数百円で好きなところに運んでくれる。電車に乗っている間は、本を読むなり、スマホをいじるなり、鼻歌を歌っていればよい。調子に乗って鼻歌のボリュームを上げると変な奴だと警戒されるが、ほどほどであれば問題ないだろう。電車で東京を巡るのは、時間的にもリーズナブルだろう。

しかし、自転車に乗りはじめると、電車では行けない場所が、東京にもあることを知る。

自転車だからこそ行ける、行く価値のある場所。

そんな場所に巡り会うたび、また、自転車に乗りたくなる。

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目的地は、東京ゲートブリッジ

東京のお台場にあるレインボーブリッジは、みなさんご存知だと思う。踊る大捜査線の映画のサブタイトルにもなったし、フジテレビの映像でよくでてくる。その湾岸地区にももう一つ数年前にできた橋があることをご存知だろうか?

それが、東京ゲートブリッジ。

東京ゲートブリッジ

東京ゲートブリッジ

自転車に乗ると、あらためて自分が好きなものを知る機会になることもある。

自分は「橋」が好きらしい。

川沿いや海沿いを通る機会が増えるからかもしれないが、大きな橋を見かけると自転車を止め、眺めて見惚れる。

そんな橋好きならば見ておきたい「東京ゲートブリッジ」

レインボーブリッジのように丸みを帯びた煌びやかな橋ではなく、豪快に組まれた鉄骨の角ばったフォルムがなんとも無骨である。相対する台形の鉄骨は、2頭の恐竜が向き合った標本のように見える。

ある休日のサイクリング、東京ゲートブリッジを目指すことにした。

Route06 : ジロ・デ・東京ゲートブリッジ@若洲海浜公園 70km

[サンプルルート]

全長 69.55km

想定所要時間 3時間30分

獲得標高 270m

中目黒スタート&ゴール

[寄り道スポット]

  • ブルーボトルコーヒー・木場公園
  • 東京ディズニーリゾート周回
  • 若洲海浜公園サイクリングコース
  • 東京ゲートブリッジ

写真で読む、ジロ・デ・東京ゲートブリッジ

今日は、中目黒周辺からスタート。

目黒駅から、白金方面へ抜け、新橋を通り過ぎ、京橋・宝町を右折して、八丁堀へ。

隅田川にでてからは、475号線に乗る。ここからひたすら直進していくのだが、

すぐに清澄白河付近なので、少し寄り道。

2015年第三のコーヒーショップと話題になった「ブルーボトルコーヒー」の日本1号店が少し入ったところにある。

ブルーボトルコーヒー@清澄白河

第三のコーヒー:ブルーボトルコーヒー

第三のコーヒー:ブルーボトルコーヒー店舗前

ここに来るのは2回目だが、前回はアイスコーヒーを飲んだので、今回は本来のコーヒーの味が楽しめるという「シングルオリジン」を頼んだ。

酸味の強いすっぱいのは苦手なのでstrongなのというとその日の豆の中から最も高いものを勧められた。

なんと1杯810円だった。高いとは思ったが、一度口に出した言葉をひっこめるわけにもいかず、なけなしの千円を差し出し、しばし待つ。

シングルオリジン 810円

シングルオリジン 810円

来た。店内で飲んでもよいのだが、倉庫のような店内は落ち着かないし、もちろん禁煙。

なので、近くにどこかいいところはないかとコーヒー片手に自転車に乗り込み、ルートを進む。

しばらく進むと木場公園がある。広くてベンチも多くて、ここはおすすめだ。

自転車だからこそできたルート。

木場公園

DSC_0212

少し離れた木場公園のベンチでコーヒー

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広場のスペースは穏やかである。

さて、落ち着いてコーヒーを飲もう。

肝心のブルーボトルコーヒーの味だが。

まぁ、エスプレッソのように圧縮して出さず、ゆっくりお湯を注いで出しているので、まぁなめらかな舌触りで美味い。といったところか。

さて、ルート復帰し、ずんずん進む。

やがて荒川にたどり着く。東京湾に注ぎ込む荒川河口近辺なので、川幅はとても広く、迫力がある。

荒川を渡れば、葛西である。ここはまだ江東区。つまり東京都だったのか。

葛西から浦安までの道は、道幅も広く、交通量もそこそこのせいか、普通の道だが気持ちが良い。

かなりのスピードを出して進める。しばらくすると東京リゾートの看板がでてくるので、看板の指示通りでディズニーリゾートへ向かうが、途中ループの坂を下ってからは幹線を進むことになり、大型トラックが多いため、少し危険を感じる。初心者は、ループの指示は無視して直進し、しばらく進んでから右折することをお勧めする。

そんなこんなで、東京ディズニーリゾート到着!

東京ディズニーリゾート周回

東京ディズニーリゾート

東京ディズニーリゾート

このすぐ奥に大きな駐車場があるので、その右の道を進むとぐるっと東京ディズニーリゾートの外周を巡ることができる。ディズニー指定ホテル群が並んでいる道だが、ディズニーリゾートは出島になっているので、その外側は海なので、気持ちが良い。

つきあたりまでいき、堤防を登るとこんなスペースが。

ディズニーリゾート周回コースから海を望む

ディズニーリゾート周回コースから海を望む

東京湾の海と空と太陽の眺めが最高。

逆光による、自転車の影もパーツ一つ一つが見えるくらいくっきり。

そして、また周回に戻って進むと、ちょうどディズニーシーリゾートの裏あたり。

「タワーオブテラー」が見える。

ディズニーシーの裏側

ディズニーシーの裏側

さらに進むとタワーオブテラーをぐるっと回り込んで、真裏から見ることができますが、これが非常に簡素なので、夢が少し壊れます。

さらに進んで、東京ディズニーリゾート周回コースを後にします。

イクスピアリで補給するのもありでしょうか。

若洲海浜公園へ

東京ディズニーリゾートを後にし、葛西臨海公園方面へ東京に戻っていきます。

葛西臨海公園を超えると再び荒川を越えるのですが、このまま自動車道路を行くのは危険なので、側道へおり荒川に突き当たってぐるっと回ると、橋の歩道へ登れるルートがあります。

荒川をふたたび渡る橋を降りたところの夢の島エリア。

すぐに右側の公園に入り、Uターンして自転車用のルートに進みます。

先ほど渡った橋をくぐると、荒川沿いのサイクリングロードがあります。

若洲海浜公園への裏道

若洲海浜公園への裏道

このサイクリングロードはしばらく進むと緑のアーチがまっすぐ伸びている。

海沿いなのに、森の小道を進んでいる気分を味わえる。

緑道

緑道

時折ある木々の合間からは、先ほどまでいた東京ディズニーリゾートが小さく見える。

東京ディズニーリゾートが遠くに

東京ディズニーリゾートが遠くに

つい先ほどまでいた場所が、遠くにあることを確認すると遠くまで走った実感に包まれる。

さらに進むと右手側にヘリポートがある。運が良ければヘリが飛び立つ光景が見える。

さらに羽田からの飛行機が見えることもある。ボーナスチャンス。

東京ヘリポート

東京ヘリポート

ヘリポートをぐるっと回り、自動車道に戻って橋を渡るといよいよ「若洲海浜公園」

若洲海浜公園

若洲海浜公園

橋を渡ってすぐ左手に公園のゲートがあるので入り、左の小道を進んでいくと自然と若洲海浜公園のサイクリングロードにつながっているのでずんずん進む。

若洲海浜公園サイクリングロード

若洲海浜公園サイクリングロード

サイクリングロードは左側通行で自転車が行き交う。空いているので対向車はほとんど来ないけど。

ここは気もすくなく、海沿いなので本当に気持ちが良い。

変なオブジェ?

変なオブジェ?

海側の土手に変なオブジェが並んでいる。

宮崎駿のアニメの機械で出てきそうなフォルムをしている。たぶん、船のクレーン。

さらにサイクリングロードを進むと、ぐるっと回りこむように見えてくるのが、「東京ゲートブリッジ」

自転車のスピードをゆるめ、その迫力をゆっくり眺めて堪能する。

東京ゲートブリッジを望む

東京ゲートブリッジを望む

橋の下の堤防のあるエリアは、少し開けていてベンチが並んでいるので、ここでしばし休憩。

東京ゲートブリッジがきれいにのびていく風景がなんとも美しい。

今日の目的は達成。

時間があれば、釣具のレンタルもやっているので、釣りに興じるのも良いかもしれない。

この若洲海浜公園エリア。

新木場駅から歩いていくこともできるが、なかなか距離も長く大変だろう。

自転車だからこそ、楽しめるコースの一つであることは間違いない。

ぜひ、自転車で訪れて欲しいエリアである。

さて、残り15km。

お台場エリアから豊洲、勝鬨橋を渡り、都心に戻ることができる。

湾岸エリアを十二分に楽しめるルートだと思います。幹線道路のトラックが多いところは十分気をつけてください。

自転車だから行ける、行きたくなる場所。

あなたの家の近くにも。

Route92

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