毎月20日は自転車雑誌「BiCYCLE CLUB」と「CYCLE SPORTS」の発売日。
毎月本屋で立ち読みして、どちらを買うか決定するのが恒例行事。
(先月の自転車雑誌バトル記事)
今月のメイン特集は、サイクルスポーツが「ペダリング」というライドテクニック系、バイシクルクラブは「ホイール・カスタム」というバイクパーツ系に大きく分かれていた。好みとその人のテクニックによっても興味が分かれるいい勝負になりそうだ。
そして、私の決断だが、この2ヶ月BiCYCLE CLUBの2連勝だったが、今月は、CYCLE SPORTSの勝利とした!
決め手は、年末でお金がもうなくなったので、「ホイール」は当面買えそうにないという非常に個人的な背景が大きい。お金のかからない「ペダリング技術」の方が今使える情報になると考えたからだ。
そして、もう一つの決め手は、サイクルスポーツには2017年のロードレースカレンダーが付いていることも、観るのも好きな私にはプラスポイントだった。
年末年始は、サイクルスポーツを読みながら、ローラー台で自分のペダリングを修正しよう。
CYCLE SPORTS 2月号のコンテンツ
(メイン特集)これが本当の自転車の進ませ方 ペダリング最終回答
(サブ特集) 最新機材のエアロダイナミクス 実測! フレーム&ホイールの空気抵抗
自転車のフレームとホイールが空気抵抗にどう影響するのかを実測&検証
(その他1)仲間が見つかる、知識も学べる! ショップライドへGO!!
ショップのライドに参加する手順などとともにライドイベントを実施しているショップの情報も。
(その他2)地球冒険自転車旅 続・座談会 世界の果てまで行ってきた!
計46万km走破の「世界一周サイクリスト」4人が集結
◆自転車道「カーボンフレームの作り方 其の二」
■注目の最新モデルを試乗&紹介!
- ピナレロ・ドグマF8 Xライト
- ファクター・ワン
- ガノー・ジェニックスA1
- チネリ・スーパースターディスク/スーパースター
■充実のイベント&レースレポート
- ツール・ド・おきなわ
- ツール・ド・玉川
- 伊勢志摩じてんしゃ旅プロジェクト
- かみのやまツール・ド・ラ・フランス
- メリダ・ミヤタカップ
- ラファ スーパークロス野辺山
- セオサイクル・サイクルフェスティバル
- ワイズカップ彩湖4時間エンデューロ&スポーツバイクデモ
- つくば霞ヶ浦りんりんロード開通
そして最後に特別付録が別冊としてついている。
フォトグラファー・辻 啓 1年間の集大成! 「2017ロードレースカレンダー」
以上が、今月号の目次である。
早速メイン特集について少し紹介しよう。
メイン特集:ペダリング最終回答
ペダルは漕ぐのではなく回すとは聞いたことがあるが、どんな回し方が正解なのか結局はわかっていないのが、初心者な私の現状である。
今回の特集では、ペダリングの技術を4つのステップで解説して理解を深めてくれる。
第1章:ペダリング動作とその筋肉の働きを正しく理解する。
ペダリング時の筋肉の動きを細かく解説している。筋肉をコントロールする神経を増やすと効率が良くなるという新しい視点を得られる。
第2章:ペダリングにまつわる要素を正しく理解する。
この章では、まずは、サドルの高さと座るポジション、そして骨盤の角度による違いを解説。
その他にも、ペダリングの軌道、クリートなど細かいポイントについてチェックしていける。
第3章:正確な動作を獲得するための神経トレーニング
3章では、1、2章で得た正しい動作の知識を実際に自分で再現するためのトレーニングについて解説。簡単に言えば、軽めのギアで、少し高めのケイデンスで正確にペダリングして長距離走るトレーニング。最近、流行りのパワートレーニングを行うレベルに達している一般サイクリストはどれだけいるのかという問いかけで、まずは、正しいペダリングを身につけることが重要であることを示唆している。
第4章:キネティックチェーンでワンランク上の走りを
キネティックチェーンと言われても、?な感じだが、簡単に言えば、上半身の力も使ってペダリングにパワーを伝えるコツについて解説されている。意識しやすくなるので、これは使えそうなテクである。
サブ特集:フレーム&ホイールの空気抵抗
科学的アプローチで、ホイールのリムハイトやフレームの違いで、どれくらいパワー効率が良くなるかを検証する「やってみた」系企画。
パーツごとに時速40kmで走行するときに必要な消費パワーを比較している。
興味深かったのが、リムハイトが高いほど、空気抵抗が減り必要なパワーが少なくなるはずだが、90mmまで行くと逆にパワーかかるという実験結果が出てた点。しかし、これについては実験環境のせいで、実際は効果があるはずという解説があるが、やや納得感が低い。それほどリムハイトは高すぎない方がいいかもしれない。
他にもTTバイクフレームとエアロフレームバイクの比較も結構はっきり出ていて面白い。
特別付録:2017ロードレースカレンダー
ロードレースをJ SPORTSで観戦していると電話中継で解説に出てくる辻啓さんの本業であるフォトグラファーの仕事を1冊のカレンダーにまとめたお得な付録だ。
カレンダーの日付には、2017年のレースの日付が記載しているので、これで見逃すことは少なくなりそうだ。テレビの横に貼っておこう。
あと、有名選手の誕生日も記載されているので、気になる選手の誕生日がわかる。
以上、サイクルスポーツ 2月号のコンテンツである。
ちなみにバイシクルクラブ2月号は、ホイールの他にも別冊で注目のロードバイクアイテムブランドの特集もあるので、お金に余裕のある人はオススメ。