気がついたら、7月も海の日も終わって20日に突入。巷は夏休みもスタートというこの時期。
毎月20日恒例の自転車雑誌が発売されました。
BiCYCLE CLUBとCYCLE SPORTSの2大自転車雑誌のメイン特集は、2019ニューモデルとほぼ同じ。
その他の特集を比較した結果、今月はCYCLE SPORTSを選びました!
後述もしますが、ニューモデルの他はライドテクやパーツ、旅と非常に幅広いラインナップで読み応えがありそうだったのが今月の決め手です。特に”真夏ライドの新常識”というTIPS特集は、今まさに悩んでいる「暑さ対策」の具体的な記事なので参考になります。
一方、BiCYCLE CLUBは、サブ特集が”クランク荷重でバイクコントロール”と、ちょっとマニアックなライドテクニックであることと、今じゃなくてもいい情報出会ったので優先度を下げたという形になります。
BiCYCLE CLUB恒例の付録は、”ルコックスポルティフとコラボしたバンダナ”。ファンの人はBiCYCLE CLUBですかね。
CYCLE SPORTS 2018年9月号コンテンツとレビュー
目次
今月の特集はニューバイクから始まり、パーツ系は”足まわり”、”サイコン”ガ、そして、ライドテクニック系は”下り”と”真夏ライド”と、幅広いジャンルがバランスよくラインナップされていて、結構読み応えがあります。
定番の連載陣もあり、中でも毎号楽しみなのは、物欲グッズの”トライ&ジャッジ”
特集1:2019ニューモデル徹底解剖
ぼちぼち各メーカーが発表しているニューモデル徹底解剖の第一弾ですね。
特に各メーカーでもフラッグシップモデル発表が相次いでいて、すぐ買えるかといえば高いのでムリですが、ロードバイク最先端モデルの性能や方向性について、いくつかの有名ブランドのモデルを通して知ることができる読み応えのある特集です。
今月登場するニューモデルは、以下の5つです。
- トレック・マドンSLR
- スペシャライズド・ヴェンジ
- キャノンデール・システムシックス
- ピナレロ・プリンスFX
- ウィリエール・チェント10プロ
特に、マドン、ヴェンジ、システムシックスは、最先端のエアロバイク。それぞれの違いを比較できる貴重な特集になっています。
各モデル6ページに渡る解説や開発者インタビューはとても良いごたえあり。
次の一台は、スペシャライズドのターマック!と思っていましたが、今回のヴェンジはエアロバイクながらも総合系な匂いも醸し出していて、ちょっと興味が湧いてきました。
流れで小特集として、シマノの最新105のインプレ記事も。R7000系とナンバリングも変わった最新105の性能はどうかと読み込んでみるも、正直、あんま変わんなそう。という印象。
ティアグラやSORAからグレードをあげるなら最新を選ぼうねという至極当たり前の結論ですね。
特集2:予算0円からできる!ホントの足まわり強化
さて、他にも気になる特集の一つ、”予算0円からできるホイール&タイヤ活用術。速い人はやっている!ホントの足まわり強化”
全部書くと長いタイトルですが、5つのステップで足まわりのセッティングやパーツについて解説しているので、非常に初心者にも為になります。
インナーチューブの交換は、すぐできるので試してみる価値はありそうです。
本誌で取り上げられた3種類のチューブ
ノーマルブチル:パナレーサー・サイクルチューブ
高級ブチル:パナレーサー・Rエア
ラテックス:ソーヨータイヤ・ラテックスチューブ
特集の検証結果からすると、全てのシチュエーションにおいて高級ブチル:パナレーサーRエアが良さそうな雰囲気です。値段もほとんどノーマルと変わらないので、次チューブを買う機会ではこれを選ぼうと思います。
私は富士ヒルクライム直前、ラテックスチューブに交換したおかげで数秒ギリギリでブロンズリング達成に成功した私は、チューブ交換に非常に前向きな方ではあります
ヒルクライムレース直前でも間に合う軽量化!ラテックスチューブ&軽量タイヤに換装
特集3:最新版”サイコン”選び方大全
みんな大好きガジェット特集は、一番大事な「サイコン」です。
ガーミンで事足りているものの、なんかいいものがあるのなら検討したくなるのが男心です。
今回ピックアップされているサイコンは、以下の3つ。
model01 : LEZYNE SUPER GPS
値ごろで、簡易ナビもある優れものですね。
model02 : bryton Rider410
友人も持っていますが、入門ようサイコンとしては十分。ケイデンスセンサーもついて格安です。
model03 : CATEYE QUICK
最も気になったのはこのCATEYEのサイコン。デザイン的には素敵ですが、性能的にはGPSなどももちろんないので実用的ではないのが残念です。これくらいの小ささで心拍とケイデンス、走行時間:距離表示してくれて、裏でGPSとって最後にSTRAVA投稿してくれればいいんですが。
model04 : Xplova X5 EVO
わっ!高い!と思いましたが、このサイコンはカメラつきで”ドライブレコーダー”として使えるのが最大の売りなんですね。
本体の先端にカメラがついていて、動画撮影しながら走行データともリンクしてくれる機能が最高に楽しそうです。
しかも、車などに幅寄せされたり、事故に巻き込まれた時も客観的事実として記録してくれそうですね。
動画撮影は、20分のループ撮影なので直近のライド状況のみ保存されていて、20分以上前のものは上書きされていくようなスタイルでまさにドライブレコーダーですね。ロングライドの全てを撮影しよう、なんてのは難しいんですね。
特集4:真夏ライドの新常識
まさに今欲しい情報、最前線の”真夏ライド”特集です。
熱中症の予防として、今回の特集では乗る前から始める「体温を下げる暑熱対策」のTIPSを生理学的な説明とともに説明されています。
まず、走り始める前の家にいる段階から「プレクーリング」として、手のひら、足の裏、ほほの3点を氷水などでがっつり冷やしてから走り始めるというテクニックは、目から鱗。そんな前から対策するかと。
走行中の水かぶりは、まぁ実践してますが、なんせボトルの水ってすぐお湯になるんだよねー。とも思いますが。
そして、もう一つ参考になったのが、「飲料補給」の注意点。
「真水」ではなく、塩分補給も兼ねる必要があるというTIPS。
「人間の体は、塩分濃度を一定に保とうとする」性質があるので、水分だけ補給しても、汗で出た塩分が補給されない為、すぐ水が放出され、脱水症状になってしまう問題がある。
もちろん、パフォーマンスも下がるので、ミネラル補給は必ずしようという「気づき」を得ました。
スポーツドリンク系ばかりだと口が疲れるので、コンビニならミネラル麦茶もありですね。
特集5:下りスキルアップドリル
ヒルクライムが楽しくなると、登り終えた後の下り・ダウンヒルは必須になりますよね。
1時間半近くかけて登るような峠のあとは、ながーい下りで30分くらいかかって麓に到着するようなダウンヒルもあります。そんだ下りを安全かつ楽しく走れるようなテクニックがまとまっています。
特に下りの苦手意識があるようなライダーにはおすすめです。
特集6:じてんしゃ旅2018”夏”
夏休みの自転車旅行はどこへ行こうなどと思っていながら、何も決めれずにいる今日この頃です。
参考になりそうな記事です。
石川県、埼玉、和歌山と魅力的な土地の紹介がありますが、ちょっとグラベルっぽいルートなのでパーツ交換なども考えないとだなぁと思いつつ。
山奥へ向かい、ヒルクライムに勤しむのがやはりロードバイク乗りの旅ではないかなぁーと夢は膨らみます。
おわりに
今月号のサイクルスポーツは個人的には読み応えたっぷり、かつ、すぐ使える情報が多かったので特におすすめです。
BiCYCLE CLUBももちろん悪くないので、好みに応じて選んでみてください。