ロードバイクに乗る人にとって必需品とも言えるサイクルウェア。
ちょっとかっこいいからロードバイクに乗り始めたという初心者、街乗り派の人は、本気の自転車ウェアを着るのに抵抗がある人も多いだろう。ピチピチモコモコの自転車ウェアのフォルムに尻込みしてしまうのと、本気出すのカッコ悪いなどの理由だろう。
しかし、まだ脱初心者手前の私からだが、僭越ながら自転車ウェアをおすすめしたい。そして、ぜひロードバイクの奥深さにどっぷりはまり込んで行って欲しいと願ってやまない。
なぜ、そこまで自転車ウェアをおすすめするかについて説明しながら、おすすめ自転車ウェアブランドとして、最近個人的に気になっているcastelli(カステリ)を紹介したい。
なぜ、自転車ウェアを着るべきか。
以前、初心者によくある3つの間違いという記事でも書いたが、自転車ウェアを着るのは初心者からの脱却第一歩である。興味のある人は以下の記事も参考にしてほしい
要約すると以下の5つのポイントがロードバイクを走るときにサイクルウェアで得られる恩恵である。
サイクルウェアを着るべき5つの特徴
- 空気抵抗を減らす
- 汗を逃がして速乾する生地、構造
- 背中のポケットに補給食
- 前傾でも背中をカバーするデザイン
- 数万回に及ぶペダリングをサポートするお尻パッド
これを簡単な一文にまとめると
自転車ウェアは、ロードバイクを、より速く、遠くまで走らせ続けるサポートをしてくれる。
ということです。
スポーツウェアは種目ごとに必要な機能が異なり、それぞれ別々の進化を遂げ続けている。野球でもバスケでも、水泳でも、専門スポーツウェアがあるだろう。私はその中でも自転車ウェアは自転車をこぐという単純なスポーツにも関わらず、かなり多くの機能が必要で、それらを自転車ウェアメーカーが研鑽を重ねて、優れたスポーツウェアに進化させているのではないかと思う。
ロードバイクというスポーツは、全天候、オールシーズン、スピードと摩擦、そして、補給という複合的な条件や要素を持つ。それを生地素材やデザイン、機能に落とし込み、全てを小さな自転車ウェアの中にできる限り詰め込むメーカーたちの技術や情熱には敬服する。
そして、一旦、自転車ウェアを着てしまったら、ロードバイクを普通の服で走らせることがいかに無駄が多かったり、不便であるかに気がついてしまう。そして、もう自転車ウェアは手放せなくなってしまう。
上から下まで揃えるとそこそこの値段になってしまうので財布には厳しいが、いいものは高い。しかし、その値段の分だけ自転車ウェアに価値がある。
特に初心者の方で、今後もロードバイクに乗るのが楽しい人たちは、自転車ウェアはちょっとと敬遠せずに是非一度試してもらいたい。
自転車ウェアブランド Castelli(カステリ)
今回は、数ある自転車ウェアブランドの中から最近気になっているカステリを紹介する。
ロゴにもあるサソリのトレードマークが印象的な自転車ウェアブランドCastelli(カステリ)
1974年の創業され、優れたサイクルウェアを供給しているイタリアのブランド。ウェアの特徴はロードバイク乗りにとって重要な体温調節、天候の変化の雨や汗で濡れた後の速乾性に優れる。さらにヨーロッパのプロチームに供給を行い、プロレベルのレースで必要な空気抵抗の軽減しパワーロスをなくし、より速く走るサポートをしてくれる。
ラインナップも豊富で、レースから、ロングライド、ヒルクライムなど目的に合わせてジャージを選べるので、自分にあったサイクルウェアをみつけられるのもカステリの魅力だ。
キャノンデール乗りならカステリで攻めろ?!
このカステリがウェアを供給するプロチームの一つが、「キャノンデールドラパック」だ。
上下のウェアに赤いサソリマークが入っているので、カステリだとわかりやすいだろう。
もちろん、キャノンデールのロードバイクでレースに出ている。彼らが来ているジャージを提供しているのが、Castelli(カステリ)だ。ちなみにヘルメットはPOCを使用している。
まず、キャノンデールに乗る人でロードレースにはまった人は、キャノンデールチームのレプリカジャージが欲しくなるだろう。そんな人は必然的にカステリジャージを着ることになる。
キャノンデールに限らず、カステリのウェアはamazonで販売しているので手に入れやすい。
カステリの自転車ウェアラインナップ
カステリのサイクルジャージ
豊富なラインナップの中から初心者にもおすすめのカステリらしい機能性を持ったサイクルジャージを用途別に紹介していく。
スプリント・レースにおすすめ エアロレースジャージ
> Castelli – Aero Race 5.1 ジャージ
まずはスピードに魅せられているロードバイク乗りにおすすめのエアロレースジャージ。体にピタッとフィットするデザインで、空力(エアロダイナミクス)に優れている。時速40kmで、1時間走った場合、20ワットの出力を節約できるそうだ。もちろん、軽量で速乾性の高い素材で、汗や雨で濡れたウェアを瞬時に乾燥させてくれる。
パワースプリントを目指すならこのジャージであろう。
背面は 3D メッシュになっていて、体温のオーバーヒートを防止したり、背面の 3つのポケットのずれを防止する仕組みも採用しており、細かいところまで技術が詰め込まれている。
ロングライド派に万能ジャージのフリーエアロレース
> Castelli – Free Aero Race 4.1 Kit ジャージ
次は、バランス重視で、特にグランフォンドなどロングライド派におすすめのフリーエアロレースジャージ。速乾性、軽量性、エアロダイナミクスのバランスに優れていて、背面のメッシュ構造で体温の熱も輩出してくれる。エアロジャージほど空力を強めずに着心地の良いフィット感になっている。
ヒルクライマーにおすすめは、そのままクライマージャージ
> Castelli – Climbers 2.0 ジャージ
ヒルクライムという重力に抗うシーンで重要なのは、軽量性と放熱性。
クライマーズジャージは、これらを最重要に開発されたジャージ。薄い素材で超軽量を実現し、さらにヒルクライム時にオーバーヒートしそうになる体温を効率良く排出する3D機構のデザイン。エアロレースジャージと同じパターンを使用しているので、空力にも優れている。
以上3つのモデルは、皆さんそれぞれ自分の走りに合わせて選ぶことができるので、おすすめのサイクルジャージである。
※いずれもwiggleで販売していた。wiggleはセールもよくやっているのでお買い得。10/4現在では40%OFFでいずれも7000〜8000円とかなりお買い得だ。カラーバリエーションもあるので、チェックして気に入ったら買いだ。
カステリのビブショーツ
上が決まったら、次は下だ。ぜひ、ビブショーツにチャレンジしてほしい。
ハーフパンツタイプでパッドのあるサイクルパンツも世の中にはあるが、ロードバイクに乗っていくならビブショーツがおすすめだ。これには2つの理由がある。
- 肩で吊るのでパッドがずれない
- ゴムがないので腰が圧迫されない。
ハーフパンツだと腰ゴムで止めて腹が圧迫され苦しかったりするし、ペダリングしていると下にずれてパッドが本来あるべき場所で固定されず効果が得られなくなることがある。
ビブショーツは肩で吊るのでサイズを合わせて買っておけば、ずれることはほとんど無い。自転車は運動を長時間継続するので、ズレをいちいち直しながら走るのは結構なストレスになる。そこでビブショーツをオススメしたい。
> Castelli – Free Aero Race Kit ビブショーツ
おすすめのビブショーツは、フリーエアロレースキット。
レースだけではなく、毎日のハードな練習に使用することを想定したエアロフィットで快適さも優れたビブショーツ。背面に反射ディテールがあり、夜の走行でも安全性を高めてくれる心配りが憎い。
これも現在40%OFFで12000円ほどと激安。
カステリのスピードスーツ
最後にこんなものもある。上下一体型のスピードスーツ。
> Castelli – Sanremo 3.2 スピードスーツ
最も速く、最も快適なスピードスーツを自負しているが、前述のFree Aero Race ショーツと Aero Race 5.1 ジャージを組み合わせたワンピーススーツなので、どちらの良い部分もあり、つなぎ目がないことでさらに空力を上げている。本気になってきたらスピードスーツでライバルとの差を広げるのも一つの手だろう。
これも40%OFFで20000円弱のお買い得価格だ。上下を別々に買うのと変わらないので、いっそまとめてという考え方はありか。
カステリの自転車ウェアまとめ
プロチームへ供給するカステリだからこそ、よりスピードや快適性を求める多くのプロ選手のニーズに応えて進化をし続けている。我々一般人もその恩恵を授かることができるのがカステリをオススメする理由の一つでもある。
今回のオススメ自転車ウェアまとめ
> Castelli – Aero Race 5.1 ジャージ
> Castelli – Free Aero Race 4.1 Kit ジャージ
> Castelli – Climbers 2.0 ジャージ
> Castelli – Free Aero Race Kit ビブショーツ
> Castelli – Sanremo 3.2 スピードスーツ
今回は、特にオススメのサイクルジャージ、パンツをセレクトして紹介したが、これら以外にもカステリには豊富なライナップがある。
サイクルキャップやソックス、ウィンドブレーカーなどや、これからの寒くなる時期に向けたウィンドブレーカー、長袖ジャージなども見てみると良いかもしれない。