週末のロングライドの最中、ふと暇を持て余すことはないだろうか?
ライド仲間の多いみなさんなら、こんな悩みはないのでしょうが、ロード仲間も少なく、なかなか人と時間を合わせていくことができない私のような単独ライダーにはよくある。
喋り相手もいないので、結構、ぼーっとしている時間が多く、考え事も同じことをぐるぐる。
特に、目的の坂や山にたどり着くまでの幹線道路や多摩サイなどの平坦でいつも通る道を数十キロ進んでいるときが非常に退屈。
そんなロングライドのときに、音楽が聞けたらいいなぁと、最近、あらためて思っていた。
しかし、基本的にイヤホンは道交法違反。そもそも危ないからお勧めしません。
では、スピーカーを自転車につけて鳴らしながら走るか。などと考えたりもしたが、そもそもスピーカーは重いし、邪魔だ。周囲のライダーたちにも自分の音楽が聞こえてしまう。
すると選曲に多大なプレッシャーが。。。ライダーたちにも認められる素敵なプレイリストを作れるだろうか。そして、そんな選曲をした音楽を果たして自分は聞きたいだろうか。。。
もう自分でアカペラで歌いながら走るしかないのかと、諦めモードに入っているところに、ネットで「骨伝導ヘッドホン」なるものに出会った。
骨伝導ヘッドホンとは?
骨伝導は、振動する物体を頭部や頸部に接触させることで音の一部が外耳・中耳(鼓膜)を介さずに直接内耳(聴覚神経)に到達させて音を伝える。
耳の穴を塞ぐような形ではなく、上図のようにこめかみあたりに振動盤を当てた状態で、スマートフォンなどの音楽を演奏して、聞くことができます。
耳の穴は塞がれないので、道交法的に問題はありません。
ただ、法律よりも、きちんと周囲の音も十分聞こえることが自転車に乗る際には重要です。
骨伝導ヘッドホンでは、周囲の自動車の音なども十分聞こえるので、安全面でも問題ないと考えられます。
骨伝導ヘッドフォンは価格帯もピンキリですが、個人的には元々音質は下がる前提ですので、それほど高性能のものを選ばず、数千円程度の値頃なものを選ぶのがおすすめです。
この価格帯は、中華製が多く入れ替えが早いので、上記リンクにある評価の良い低価格のもので、スポーツ用と歌われているモノを選べば問題ないでしょう。
今ならAfterShokzが、良さそうですね。
私の購入したヘッドフォンも紹介しておきます。
おすすめ 骨伝導ヘッドホン marsboy 骨伝導 ヘッドホン bluetooth Nice2
私が購入したのはmarsboyという無名ブランドの骨伝導ヘッドフォン。
他にもCODEOなども悩んだが、品切れだったので、Marsboyを選択した。
骨伝導ヘッドホンMarsboyの特徴
- Bluetooth接続
- マイク付き(通話可能)
- スポーツ仕様(防汗性能)
- 軽量 154g
- 充電性能 連続再生6時間(2時間充電)
- お値段 7980円(参考2016/04/04当時)
まず、Bluetooth接続可能ですが、ワイヤレスなのでスポーツの際にケーブルの煩わしさがないこと、そして、専用音楽プレイヤーはいらず、スマホの音楽を聞くことができる。
そして、マイク付きだと、電話にそのまま出ることも可能。また、この機能を使って、ライド仲間と無線さながらに会話をしながらロングライドを楽しむこともできるだろう。
また、スポーツ用のヘッドフォンを選ぶと良い。外にでて耳の自由を奪われて困るスポーツ時のことを考えて作られている。マラソン、自転車、アウトドア(トレッキング)などに対応していると銘打っている骨伝導ヘッドフォンならロードバイクに乗るときも十分に使える。一番問題になるのはスポーツ時の汗。ロードバイク乗りならわかるあの汗の量で壊れないものである必要がある。
他に重要なのは軽さなどもチェックしておくと良い。私が買ったのは154gだが、全く重さは感じない。
あとはバッテリー。充電が必要ですが、連続再生時間は長い方がもちろんいい。marsboyは6時間持つので100km程度のロングライドは最初から最後まで十分に持ってくれる。
ちなみに、先日130km走ってきましたが、最初から最後まで無事、再生できました。
さらに長い距離200kmなどのロングライドでは、さすがにバッテリーは厳しくなる。しかし、Garmin Edge1000Jなども充電がなくなってしまうので、基本、携帯バッテリーをサドルバッグに忍ばせてお具と安心だ。USB2.0のケーブルで充電できるので、兼用でヘッドフォンも充電できる。
充電ポートが2つあるものがおすすめだ。サイクルコンピュータ、スマホ、ヘッドフォン、ライトなど意外と色々充電したいものがある。2ポートあるとかなり便利。
値段は7,980円と、普通のヘッドホンと同じくらいで買いやすい。
骨伝導ヘッドホンの中は3万、4万の高価なものもある。
しかし、個人的には、ロングライドのときにBGMをならす程度で真剣に音楽を聴くシーンではないので、安めのもので良いだろう。音質は気にするな。
最近は、在庫切れが続いているので、同じくらいの価格帯の候補も一つ
CODEO 骨伝導ヘッドホンもおすすめ
marsboyは品切れが続いているので、自転車用ヘッドフォンとして評価も高いCODEOもおすすめ。
骨伝導ヘッドホン 実走インプレFAQ
Q:アイウェア・ヘルメットとともに装着できるの?
A:サングラス→骨伝導ヘッドホン→ヘルメットで装着可能
自転車の時は、サングラスやヘ ルメットもつける必要があります。
その上、骨伝導ヘッドホンがつけられるか、実際に現物で試してみるまでは若干不安でしたが、問題なくつけることは可能でした。
さらに、違和感も強いのではないかと思っていましたが、最初こそ、少し締め付けられる感じがありましたが、走っているうちに全く気にならなくなりました。
Q:長時間つけても全く痛くならない?
A:最初は多少気になる程度
耳の前あたりに顔を挟む形で装着する。密着しないと骨伝導しないので、ある程度の締め付け感が必要ですが、最初だけきになる程度。
まだ気になる場合は、サングラスの上に骨伝導ヘッドホンをかぶせるようにつければ挟む力が、若干弱くなるため、痛さが軽減されると思います。
Q:音質はいいの?
A:FMラジオよりはいい。
実際に装着した状態で、音楽を聴きます。家の中で、最初は聞いたのですが、意外と普通!
というのが第一印象。周りに騒音がないのが良かったのかもしれません。
音量はスマホで調整して中央くらいのボリュームが良さそうです。テレビなどの周囲の音声も普通に聞こえます。
音楽の音量を大きくしてしまうと、テレビの音が若干聞きづらくなったので、安全面を考えると少し小さめに設定した方が良い。
Q:電話のマイクは本当に使えるの?
A:使えました。
ちょうど、電話がかかってきたのでそのまま電話を試すことができました。
電話の会話は全く問題ありません。マイクがどこなのかわからないですが、普通につけたままで前方に向かって普通に喋っても、電話先の人には聞こえていて、違和感なく会話ができました。
Q:自転車で走行中は、聞こえなくなるんじゃ?
A:時速35kmくらいで無風なら聞こえる。
高速走行時の風切音で、BGMは全く聞こえなくなると思っていましたが、多摩川サイクリングロードを時速35kmくらいで遡上しても全く問題なく音楽が聞こえました。時速30km以下の巡航速度では、問題なく聞こえます。
時速40kmで若干聞こえずらくなってきます。
A:向かい風では、聞こえづらい
向かい風の状況だと、時速30kmを超えたくらいで風切音が強くなり、ほぼ聞こえなくなってしまう。
A:ダウンヒルも当然、聞こえづらい
連光寺からゴルフ上へ向かうヒルクライムの後のダウンヒルコースも試してみましたが、当たり前ですが、時速40km超あたりからBGMは風切音のみになります。
まぁ、ダウンヒルは楽しいから問題ないですが。
Q:汗で壊れたりしない?
A:防汗性能、問題なし。キャップなどをかぶればさらに安心。
ヘッドホンは機械なので、もちろん水などが大量に入ると壊れると思いますが、頭に汗をかくロードバイクでは不安だと思います。基本、汗程度は問題なさそうでした。しかし、夏などサウナ並みの汗になるとおもいますので、その際は、サイクルキャップをかぶって汗を吸収させた方が無難でしょう。
防水性能まではないので、大雨の日はやめておいた方が良い。
骨伝導ヘッドホン総評
ロングライドにBGM。
新しい武器を手にいれた感じで嬉しいです。
これからのGWや、夏休みなどは、積極的に旅乗りにいきたいので、そんなときにBGMがあると一服の清涼剤となってくれるでしょう。ずっと聞くというよりは、気分転換に聞く程度でも良いかなと思っています。荷物にもならないので。
車の音は常に聞こえるので、安全面でも問題ないと思います。もちろん交通量が多いところではBGMが聞こえなくなりますが、それが丁度良い。
さらに今後は、電話機能を使って、仲間とのツーリング時に、無線代わりにして、ライド中の会話を楽しむようなことができないかなと思っている。
1万円ほどになるが、CODEOの骨伝導ヘッドフォンは定評が高いのでおすすめ。
最近Marsboyは品切れが多いので、生産がストップしているかもしれない。
Bluetooth5.0に進化した骨伝導ヘッドホンもあるので、こちらでもいいかなと。
最新の骨伝導ヘッドホンをチェックして、良いものを選べばOK。
基本的にスポーツ対応の骨伝導ヘッドホンならそれほど機能さはないと思うので自分好みのデザインのものを選んだら良いだろう。
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