関東のロードバイク乗りとしては、避けては通れない?坂道、それがヤビツ峠。
ロードバイクに乗り始めて、4ヶ月ちょい。
大垂水や奥多摩も上ったし、そろそろ、次のステップとしてヤビツ峠行ってみてもいいのではないかと、ふと思い立ってしまった。
しかし、初心者なので、やり手のローディー達との遭遇が、ちょっと緊張する。
たらたら走ってんじゃねーとロードバイク上で足蹴りを食らって落車させられるのではないかと思ってしまう。
これでも全力なんです!
といってもゲラゲラと嘲笑を受ける。そんな光景が目に浮かぶ。
というわけで、できるだけ人が少ない平日にチャレンジすることにした。
平日の用事がある日に休みをとって、昼過ぎくらいなら人も少ないだろう。
名古木(ながぬき)の交差点がスタート
なこぎと読んでました。
ここから約12km600mほど上ります。
名古木から計測スタートする場合と、少し進んで残り10km地点のコンビニがある信号の交差点から計測する場合に大別されるそう。
わたしはその随分前の246が東名高速道路をくぐるあたりから計測するのだと勘違いしました。そこからも結構上らされるので。
最初は以外と上りません。余裕じゃん。と感じます。
そして、平坦区間もあって、拍子抜けしたりしてました。
そして、第二計測候補のコンビニまではアウターで余裕を持って進んでいきます。
が、神社の鳥居が見えてからの直線で一気に心が折れそうに。
鳥居〜水車〜蓑毛バス停のストレート激坂
恐ろしいほどのストレートな道がそびえ立っています。
そして、水車が見えるあたりから明らかに勾配が上がっているところがみて取れます。
「まじか」
と意図せず独り言がこぼれ落ちます。
ストレートなだけに残りの距離も見えていて最初は絶望感に打ちひしがれることでしょう。
しかし、無言で登り続けていけば、いつか残りも短くなり、ようやく希望の坂に変わります。
おばあちゃんが歩いている横を必死の形相でおっさんが自転車をこいで通り過ぎる滑稽な一シーンが終わり、道が左に折れると少しだけ勾配が緩い区間に。一息つきます。
蓑毛バス停の先に
蓑毛バス停の先にはこう配10%の滑り止め付きの上りに。
丸の滑り止めは、激坂の証。
「そういうことか。」
また、独り言がこぼれ落ちます。
ヤビツ峠が、坂バカに愛されるわけですね。
安心してください滑り止め区間はそれほど長くありません。
この時点で残り8kmだそう。
緩やかな林道を進む
すっかり、足を使い果たした感もあり、また、それよりも気力の残量がかなり減ってきました。
緩やかな上りですが、なかなか進まない。
しかし、意外と車が通るなー。
上へ登っていくと、林業の方が作業をされていました。
自転車乗りは多いからか、一瞥もされません。
浅間神社入り口
しばらく登ると何やら人工的な建造物が見える。もしかして終わり?と期待したが、全然まだ。
浅間神社があっただけです。
ここからまだ4kmほどあるよう
菜の花台の展望台。
大きな右へのヘアピンカーブのところに広がる駐車場。ここで休んでしまおうかと思いましたが、気力を振り絞り通過。しかし、眺望を楽しむために立ち寄ればよかったと後でおもいました。
もうこの頃には、気力はレッドゾーンです。
ここからは残り3km
もう後少しと思い始めて少しだけ気力が回復しました。
終盤の上り
ここから3kmが一番辛かった。体力と気力がほとんどなくなっているため、インロー全開でたまにダンシングでなんとか上っている感じ。ダンシング止まりで回復を計ったりしました。
そんな亀のようなスピードで走っていると後続がやってきました。
うぉーん。抜かれるー。
はい、抜かれました。
ちょっと悲しい。
さらに、しばらくすすむと、また抜かれます。
この最後の上りがもっとも初心者と経験者とが分かれるところでしょうか。
暖かい小春日和だったのもありますが、ここら辺から汗が尋常じゃなく、ボトルのお茶も無くなりました。
のこり1km強。補給なし。。。
眺望がすごい
右カーブの後など、たまに林の隙間から街が見下ろせるのですが、その高さがなかなか感動的です。
しかし、疲れているので、早く上り切りたく、止まって撮影などしませんでした。
11.5km地点
246からの距離を表示する標識が所々にあります。この標識からは残り300m
勝敗を決めるアタックをすべきですが、
そんな余裕はありません。
淡々とペダルを回すのみ。
ゴーーーーール
汗ダラダラでゴール!ようやく休める。
結果、STARAVAでは、コンビニスタートで45分という駄記録。
交差点スタートでもおそらく50分強でしょう。なかなか世の中厳しいね。
何人かのローディの人がいましたが、記念撮影して、どっかと休憩。
恐ろしいことに売店はやっていない。自販機もない。
何もない。
喉が渇いたのに補給できない。
なんとか届く電波を頼りに、自販機が菜の花台にないか検索すると、なんと、無い!
下までダウンヒルして、コンビニかと思い始めた頃、峠を超えて1.7Kmほど下ると湧き水があることがわかった。
もう思考力もなかったので、安易に湧き水へ
よくよく考えると超遠回りの帰路になってしまうが、まあ、同じ道戻るのは嫌いなので、良いか。
おまけ 護摩屋敷の名水
疲れと脱水も相まって、元々の味に加えて格別のうまさでした。
サイコー。ヤビツ登頂後によることをお勧めしますが、もう一回頂上に戻って引き返すのは面倒なので、宮ヶ瀬まで行くことになります。
ぐるっとまた厚木に戻る人はいいですが、東京へ戻るには、なかなか遠回りでした。
Route92