ロードバイクホリックになると、その中毒度によって段階的にいろいろな症状に悩まされる。
第一段階 疾走中毒
隙があれば一時間程度走りに出かける。
初期症状の頃は服装も普段着からジョギングにでるジャージ程度であるため、近所の川や公園など近場のホームコースを見つけて走るか、街中をぶらぶら、汗もじんわり程度。ロードバイクの疾走感に傾倒。
第二段階 記録中毒
同じところを何度も走っていると飽きてくるので、サイクルコンピュータの平均時速や最高速度、走行距離などを更新することが目的に追加される。1時間〜2時間ほど走るため、一度出たらしばらく帰ってこなくなる。また、そろそろ服装が自転車専門のウェアなどになってくる。サイクルパンツを履き始める人も出てくる。
第三段階 改造中毒
記録が気になりだすと、自転車のチューンナップも楽しくなってくる。とはいえ、機材やパーツも高いので、タイヤやペダル、ハンドル、サドルなど細々と変えたり、奮発してホイールを買ってしまうこともあるだろう。もう既にサイクルパンツも使い込み、ヴィンディングペダルになる。もちろん走行距離は長くなり、土日に走りに行くと、半日は少なくとも帰ってこない。主戦場はサイクリングロードや近くの山など立地や環境によってホームコースが変わる。
第四段階 田舎中毒
自転車に乗ったら、とにかく長く気持ち良く走りたくなり、辺鄙な場所、車が少ない場所、山奥などとにかく自然のある田舎を目指す。関東圏なら、奥多摩、三浦半島、房総半島、ヤビツ峠、箱根などへ出向くだろう。走りに出ると1日は帰ってこない。
第五段階 旅乗り中毒
自転車を軸にして、旅先を考えるようになる。
しまなみ海道、四国、沖縄、北海道。お金があれば、ヨーロッパまで行ってみたい。
わざわざ目的地から遠い場所まで移動してから自転車に乗ることもある。
たとえば、温泉地をゴールに設定するならば、隣の県の空港にわざわざ降りて、自転車で数時間走って宿に入る。
そして、次の日も散々自転車に乗って次の宿に向かう。1日200km走る人もいる。
※第五段階は、競技中毒という人もいる。
旅乗りの楽しさは、旅×自転車なので、すでに16倍楽しい。(※過去ブログ「趣味×自転車の方程式」参照)
さらに旅先での「写真」、「グルメ」、「温泉」なども掛け合わせて、16倍×2×2×2の128倍楽しいはず。
さて、あらためて、旅乗りの良さを一言に集約すると、自転車による「時速30kmの世界」に尽きると思う。
歩いて観光ではあまり回れない、目的地から目的地をざっと移動する自動車でもない、自分の力で進む「自転車の時速30kmの世界」は、見て、聞いて、感じる、五感を全て動員して旅先を感じることができる。だから楽しい。
そんな、ロードバイクホリックたちのための最高峰旅乗りイベントが「佐渡ロングライド210」
2016年2/1エントリー開始してます。
気が早いもので、開始直後、午前0時にエントリーしました。
次の課題は、当日の宿の確保。
3/31までエントリー受付中。
定員になる前にエントリーを。
Route92