自転車に乗って、新しい「道」に行くのは新鮮で楽しい。
いろいろなものを眺めながら進むと、ふとなぜか心に惹かれるものがある。
そんなとき、なんとなく写真を撮ってみる。
そして、忘れる。
しばらくして、そんな写真たちを何気なく見返していると
「なにこれ?」という写真がいくつかあったりしませんか?
わざわざ自転車を止め、シャッターを切ったのだけど、今見るとなぜわざわざ撮ったか、まったく理解できない写真。
そんな「わからん写真」
そのまま消去する前に、改めて一度見直してみるのも自転車ライドの楽しみの一つ。
わからん写真01 空と海と軽自動車
沖縄美ら海60KMなんくるライド〜 [ROUTE01]で古字利橋で撮っていた写真。
沖縄!
スカイブルーの海!
広がる空!
そして、グレーの軽自動車!
台無し!
しかも、みごときれいに軽自動車が中央にレイアウトされて完成度高い。
なぜ、こんなにうまく撮っているのか。わからん。
わからん写真02 チューバッカvsリップスライム
六本木のスターウォーズイベントまでポタリングしたときの写真。
映画公開年のはじめ、イベント会場の裏にいたチューバッカのコスプレと幼子のダースベーダー。
すぐ横のイベント会場では、リップスライムが歌っていたような気がするが、そちらの写真はない。
よくよく親が子を見守っているだけの写真。シュールといえばシュールで面白いが、リップスライムを撮った方が良かったのではないか、俺。
わからん写真03 宇都宮といえば、餃子
宇都宮までジャパンカップを観に行ったときの写真。
宇都宮といえば、もちろん餃子。撮ったのは焼きそば。
確かに焼きそば専門店は珍しいか。食べましたが、味は普通でしたが、安かった。
中学生の部活帰りに重宝しそう。
わからん写真04 ニューヨークの像
ニューヨーク・マンハッタンの真ん中にあった像。
2015年の夏、ニューヨーク旅行でCITY BANKのレンタル自転車を乗り回していたときの1枚。
たぶん有名でもない像。何かを持ち上げてる力持ちの誰か。
ニューヨーク・マンハッタンは世界有数の観光地で、他に撮るべきものは売るほどある。タイムズスクエア、ブロードウェイ、ブルックリンブリッジ…実際やまほど他に写真を撮りましたが、この一枚にとても違和感が。
とくに目立つようなところもなく、笑えるほど変でもない。普通の像。
わからん。
わからん写真05 谷中銀座の壁
谷根千エリアとして下町情緒あふれる谷中銀座商店街は結構好きでサイクリングの距離としてもちょうどいい感じ。
そのどっかの店の壁。味もない、普通の壁。。。なぜ撮ったのか。
ちょっと換気扇の筒が長かったからか。。。わかりません。
わからん写真06 靴箱を閉める
吉祥寺までポタリングした帰りに寄った世田谷の「美しの湯」の靴箱を閉めているだけの写真。
これを撮るに衝動に駆られた過去の自分がやはり理解できない。
わからん写真07 びしゃびしゃの1万円
なぜ、とったのか、なぜ濡れているのか、謎多き写真。
「びしゃびしゃに濡れている一万円」
今回、最もわからん写真。
わからん
携帯の写真フォルダのイドを覗く楽しみ
あえて、今回は、よくわからない写真を取り上げてみました。
みなさんも携帯の写真フォルダを見返してみたら、「わからん写真」ありませんか?
なんでわざわざ撮ったのか思い出せない、ピンとこない写真。
実は、自分の深層心理が、無意識にシャッターを押させていたのかもしれません。
「わからん写真」は、つまり、あなた自身なのかもしれません。
自転車ライドに出れば、自然と写真を撮る機会は増えます。
そのとき、あまりいい写真を撮ろうとばかり考えずに、気軽にシャッターを切ってみるのもいいと思います。
わからん写真たちにダイブする楽しみが待ってますよ。
Route92