「趣味」×「自転車」=16
今回のテーマは、この方程式。
「趣味」の楽しさを「1」として「自転車」に乗ると「16」になる。
「自転車」の楽しさが「16」ってこと? と自転車オタクの過大評価を疑うかもしれませんが違います。理系男子なりの論理を順を追って説明します。
まず、この方程式の「自転車」はいくつかの要素に因数分解されます。
「趣味」×「自転車(要素1)×(要素2)×(要素3)×(要素4)」=16
あなたの「趣味」をより楽しくする要素が、最低限4つ「自転車」にはあると考えています。
自転車は、クロスバイクでも、ロードバイクでも、MTBでも種類はなんでも良いです。
あなたの「趣味」を強力にサポートする自転車の4つの「要素」。読み終わる頃に、「自転車」はただの移動手段じゃないって思ってもらうきっかけになれば幸いです。
これからはじめたい趣味No.1は「カメラ・写真」
ちなみに、枻出版社が調査した、みんなが「これからはじめたいと思っている趣味」についての意識調査の結果(2015年)で総合1位は「カメラ・写真」。男女別でもとても人気です。
[はじめてみたい趣味は?]
<男性>
第1位「カメラ・写真」(112票)
第2位「筋トレ」(96票)
第3位「ロードバイク(自転車)」(94票)
<女性>
第1位「ベランダ菜園」(102票)
第2位「カメラ・写真」(92票)
第3位「キャンプ」(64票)
情報提供元:『趣味のスタートBOOKシリーズ』(枻出版社)
スマートフォンの進化で、写真はとても身近で始めやすい趣味ですね。Facebook,instagramなど見せる場にも困らないし、最近ではスマホで撮った写真のinstagramきっかけに、写真家としてプロ活動を始める人もいるので、好きなことを仕事できる可能性もみえてくるかもしれません。
男性3位は「ロードバイク(自転車)」、スポーツ自転車の最近の人気もうかがえますね。
さて、この代表的な「カメラ・写真」を例に、今回の方程式の「自転車」の魅力を説明します。「写真」だけでも趣味として十分面白いと思いますが、「自転車」というエッセンスをかけあわせれば、16倍楽しくなる!はずです。。。
その1.移動が「手段」から、「楽しみ」に (×2倍)
さて、「写真」に、絶対欠かせないものはなんでしょう。そう、「被写体」。
被写体のテーマは「人」「食べ物」「自然」「アイドル」など思い思いにあると思いますが、必ずしなくてはならないこと、それは「移動」です。自分の被写体が撮れる場所まで「電車」などの交通機関で移動するわけです。この電車に乗ってる時間って意外ともてあましませんか?ホームの待ち時間、立っている間、運良く座れたとき、私は割と「無」になっているか。スマホいじってます。電車は「移動」に特化しているので、やはり積極的に楽しむ時間ではありません。
これを「自転車」にすると、「楽しみ」に変わるわけです。
まず、天気がよければそれだけで気持ち良く、四季折々の空気を感じることができます。
次に、移動する途中にも、偶然の新しい「発見」・「出会い」があることもあります。予想していなかった「被写体」との出会いは、期待してないからこそ喜びも大きいものです。僕も自転車で湘南まで行ったとき、きれいな夕焼けと「富士山」を撮りました。この記事のトップの写真です。
これまで、湘南には何度も行ったことがありますが。電車や車で行ったときは、移動は「無」になっているし、着いてからは「海」や「しらす丼」と目的に夢中で、富士山が見えることを気にしたことはこれまでありませんでした。自転車に乗っているからこそ気付けた「発見」です。
その2.気軽に「よりみち」 (×2倍)
次に移動と似てますが、自転車の機動力、利便性は、電車や車にくらべても最強です。
例えば、都内で撮影場所を「代々木公園」として、電車で行った場合、原宿駅についてからは、歩くことになります。写真撮影を終え、ついでに「表参道」まで足を伸ばそうと思い立っても電車に乗る、さらに新宿御苑も、と思いついても、やはり時間がかかってしまいます。また、駅中心の移動になりがちで、新しくできたファーストフード行ってみよと思っても、駅から10分も歩く場所だと、断念してしまうことも。
これが自転車になると、代々木公園→表参道→外苑前→新宿→。。。とあっという間に移動できます。
途中の外苑前も追加してますが、ついこないだできたNYから初上陸したハンバーガー屋「shake shack(シェイクシャック)」に寄り道しようとできるわけです。さらに車と比べても駐輪もしやすく、駐輪場も安い。車だと駐車場を探して、ぐるぐる回ることも。そして駐車場代が高い。
正直、僕も自転車に乗りはじめてからの行動範囲の広がりには驚いています。
目黒から、巣鴨の定食屋に行って、風呂に入って帰る。そんな電車ではあまり考えたことのない行動が自転車だとできるようになるのです。
その3.「健康」になり、趣味を楽しむ「体力」がつく (×2倍)
自転車に乗る理由でも、よくあげられる運動不足解消の効果。
自転車で、時速20km程度で、20分以上走ると有酸素運動として効果があるとされています。
距離にして7km走るくらいですが、結構、いろいろなところに行けます。渋谷から新宿まで5km。池袋まで行っても8kmくらいです。明治神宮、新宿御苑によって、池袋でボウリングするのもいいでしょう。
そんな自転車生活を続けていれば、自然と「健康」になり、「基礎体力」もついてくるはずです。体調が悪いと、趣味も楽しめず、長続きしません。自分が健康で、体力があると「写真」を撮るのもより楽しく、長時間集中するように自然となっていきます。
その4.ほどよく疲れて、「ごはん」がうまい。(×2倍)
そして、最後に「食べる」
自転車に乗って、1日過ごすとカロリーをいつもより消費します。しかも、程よい疲れ方です。
もちろん激しく疲れるほど乗ることも可能ですが、慣れてくると距離を乗ってもぐったりと疲れなくなってきます。楽に乗るコツも覚えますし、体力がついてきます。でもそれなりの時間乗るので、程よく疲れます。1日100km初めて乗ったときは、やはり疲れましたが、2回目のときはそれほど疲れなくなってました。前より乗れるようになった自分を確かめることも嬉しいことの一つです。
そんなほどよい疲れを調味料として食卓に持ち込むことができれば、「ごはん」がとにかく美味しい。
この「食」の幸せは、それだけでも「自転車」に乗る理由になるんじゃないでしょうか。あと「水」も美味い。この喜びはぜひ分かち合いたいですね。
ただ、長く乗れるようになってくると、もっと走らないと幸せを感じられなくなってしまいますが。。。
まとめ「趣味」×「自転車(4つの楽しみ)2の4乗」=16
- 移動が「楽しみ」 ×2
- 気軽に「よりみち」 ×2
- 「健康」に楽しむ「体力」×2
- ごはんが「うまい」×2
このように自転車に乗りはじめると、意外とたくさんの良いことに気がつきます。
僕の場合は、さらに「 5. 銭湯でリフレッシュ ×2」が加わるので、理論上、さらに倍の32倍、人生の楽しさを味わってるはずです。
「カメラ・写真」以外の趣味でも、どこかに行くことが必要な趣味であれば、この方程式は当てはまります。「映画」「ショッピング」「ボウリング」「ゲームセンター」「メイド喫茶」なんでも構いません。
あなたの「趣味」に「自転車」をかけてみませんか?
Route92