冬の自転車ウェア選びに大事な4つのこと。おすすめと絶対NGな、あれ

【この記事の所要時間は約 13 分です。】

ロードバイク初心者として迎えた最初の冬のこと。

11月頃から秋も深まり徐々に寒くなってきていたが、しばらくは、サイクルジャージにウィンドブレーカー、レーサーパンツで多摩川サイクリングロードを軽快に走っていた。日が当たる日中は走っているうちに体温も上がり問題なくても、帰る頃には日も陰り、軽装ゆえの寒さに震えること、しばしば。それでも懲りずに楽しくて走っていた。

そして、12月の初頭、ついに事件は起こる。ロードバイクを抱えて、外に出て数100m走った瞬間、あまりの寒さに走るのを断念して、泣きながら家の中へ戻った。

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この日を境に、冬の自転車ウェアについて真剣に考え始めた。

サイクルジャージとレーパンではもちろん冬を乗り切ることはできない。長袖・長ズボンでもなかなか厳しい。そんな寒い冬を乗り切るための自転車ウェアの選び方について、昨年の冬にいろいろと考えながら導き出した私なりのウェア選びに大切な4つのこととオススメの自転車ウェアについて紹介していく。

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初心者が着てしまいがちの冬に絶対NGな、あれ

まずは、ダメな例から。

初心者で、特にサイクルウェアのピッチピッチ、もっこりが苦手なおしゃれロードバイク乗りが、最もやりがちな冬のロードバイクの着こなしについて、明確にダメ出しをしたい。

ロードバイクを乗るためのウェアとして間違いであるので、念のため注意しておきたい。これを着ていると下手をすると、簡単に風邪をひいてしまうリスクがある。

それは、

ユニクロのヒートテック。これは、絶対NG

冬の防寒用のインナーとして、老若男女に人気の高いヒートテック。確かに暖かいので防寒着としては最高なのだが、ロードバイク乗りにとっては毒になるので注意が必要だ。

ヒートテックは、体から発する水蒸気を繊維が吸収して、熱を保つ作りで暖かくなる機能性ウェアである。そして、汗を吸収するが、汗が乾かない。これはヒートテックの素材に含まれる「レーヨン」の特徴だ。これがヒートテックがNGとなる元凶である。

ロードバイクをしばらく走らせると、汗をたっぷり含んだヒートテックが外気で冷え「汗冷え」を引き起こす。この寒さが体温を奪い風邪を引き起こすリスクが高まる。何より寒い。

ヒートテックを着て満員電車に乗った後に電車を降りて、異常に寒かったことはないだろうか。それと同じことがロードバイクのような汗を大量にかくスポーツでは起こると考えて貰えば良い。冬のスポーツにヒートテックはNGである。

また、「ダウンジャケット」を着てロードバイクを駆る人も散見する。もちろん、街乗り程度なのだろうが、それでもダウンジャケットは暖かいが保温性が高すぎる。自転車通勤で数キロ程度を走るくらいなら問題ないが、スポーツとしてロードバイクに乗るならダウンジャケットも含めて、普段着るような冬の防寒着はやめたほうがいい。汗をかいても、熱の逃げ道がなく、走れば走るほど暑くなり汗をかく、そして、信号待ちなどで止まると汗が急激に冷え、凍えることになる。

冬の自転車ウェアの選び方で最も大きな間違いは「防寒」対策をしてしまうことだ。

ロードバイクはスポーツだ。だから、運動とともに発する熱をコントロールすることが重要である。特に冬は外気と体温の熱のギャップが大きくなるので、夏よりもそのコントロールが難しい。

そんな冬の自転車ウェア選びに重要なポイントについて解説していく。

冬のロードバイク乗りの自転車・サイクルウェアに大切な4つのこと

冬は寒いからあったかいウェアを着たくなる。しかし、ぐっとこらえて、走り出しに少し寒いくらいの装備が丁度いい。

繰り返しになるが、冬のロードバイクに大事なことは「防寒」ではない。これに気がつくことからサイクルウェアのコーディネートが始まる。
昨年の冬、私はロードバイクを買ったばかりだったので、寒さよりもとにかく「走りたい」気持ちが勝っていた。おかげで冬の寒さの中、週末ライドに出掛け、その度に冬に立ち向かうために何度もトライアンドエラー重ねて、冬の自転車ウェアについて考察した。

気合いだけで寒さを乗り切れるのは12月の頭までだった。そこから2月まで寒くなっていく中で、冬対策をしっかりすれば、雪が残る峠の頂上へも走っていけた。そんな私が導き出した冬の自転車ウェア選びのポイントは以下の4つだ。

  • 防風
  • 速乾
  • 気温・体温の変化
  • 軽快性

それでは順を追って説明しながら、おすすめの冬の自転車ウェアを紹介していこう。

冬のロードバイクライフをサポートしてくれるおすすめの自転車ウェア

1.防寒ではなく、「防風」のウィンタージャケット

ロードバイクの最大の敵は、風である。時速30キロを越えて走っていると常に風をあび続けている状態になる。そして、冬になり気温が低くなると当然、風も冷たくなる。これがとにかく寒いのだ。そこで冬の自転車ウェアに必須の機能が「防風」性能である。

そして、前述したように「防寒」性能、保温性はあまり必要ない。むしろ、運動で上がった体温と汗を逃がす「通気性」が重要なポイントである。

外からの風を防ぎ、内からの体温と汗を適度に逃がす自転車ウェア、これが冬のサイクルウェア選びの最初におさえたいポイントだ。

そんな自転車ウェアとして最もお勧めしたいのは、コスパも含めてパールイズミの「ウィンドブレイクジャケット」

寒空の下、走りに行った冬の日、あまりに寒すぎて多摩川サイクリングロード沿いのワイズロードに飛び込んで必要に迫られて購入したが、最高の暖かさで数日後にロングタイツも購入して上下揃えて冬を快適に過ごすことができた。

ウィンドブレイクジャケット 5℃設定

日本ブランドならではの細部までこだわり持って作り込まれた機能性は冬の季節は最高のパフォーマンスを発揮してくれる。防風と通気性に加えて、冬の日照時間の短さを考えた反射素材を使った安全性や冷気が入らないように絞られる伸縮素材を使用した袖口、裏起毛の適度な保温性。すべてが冬のロードバイク乗りの事を考えて作られている。そして、これだけの機能性があるのにASSOSやRaphaといったおしゃれかつ機能性の高いブランドと比べると1万円以上安い価格設定。冬の自転車ウェアでまず最有力候補になるのがこのパールイズミのウィンドブレイクジャケットだろう。

前面は防風素材がメインに作られていてしっかりと外気をシャットアウトしてくれる。

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そして背面はこのように背中の中心辺りから通気性の高い素材を使用している。ここから体温や汗を適度に逃がしてくれる。よく見たらわかるが腕の内側も通気性を持つ素材になっている。このきめ細やかさが日本のパールイズミの仕事である。windbrakerear

もちろん、背面はロードバイク前傾ポジションに合わせて長くなっているので、背中が出てしまうようなこともない。そして3つのポケットもしっかり用意されている。

ロングタイツ 5℃設定

ロングタイツもウィンドブレイク素材でできており、前面が防風、背面が通気性を持っている。そして、自転車ウェアらしい立体裁断でペダリングしやすい作りになっているのも見逃せない。普通のスポーツ用ジャージやウィンドブレイカーではなく自転車専用のロングタイツを買うメリットがここにある。あとは、パッドが付きと無しか。パッドありなら一枚でOK。パッド無しはインナーに夏用のサイクルパンツやビブショーツを履けばいい。パッド無しのメリットは、自転車以外のスポーツシーンでも活用できるところだが、パッドありの軽快さも捨て難い。ここら辺は用途や好みで選べばOKだ。

・パッド付きロングタイツ

・お尻の痛みが気になる初心者はパッド厚のタイツもオススメ

・ビブタイプももちろんOK

ビブのメリットは肩紐でつるので尻パッドがズレないことと腰回りが窮屈ではないこと。デメリットはトイレが面倒。

・パッドなしロングタイツ

まずは冬の自転車ウェアのベースとなるウィンドブレイクジャケットを上下で揃えることをオススメしたい。パールイズミがコスパではオススメだが、自分の好きなブランドでも同様の機能性を兼ね備えたものを選べば良いだろう。

私もお金が許すならば、ASSOS(アソス)のBONKAを購入したいです。。。6万円超。

いかにパールイズミがリーズナブルか打ちのめされる。

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> ASSOS(アソス)ウィンタージャケット【ASSOS IJ.BONKACENTO.6】

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ASSOS(アソス)ロングスリーブジャージ【ASSOS IJ.HABU.5】

防風必須の足元にシューズカバー

末端にあり、ペダリングで常に動かしている足元は、常に風の脅威にさらされる。冬の足先は本当に凍えそうになる。冬に奥多摩の風張峠を登った後のダウンヒルでは凍傷になるのではないかと思うほどだった。

サイクルシューズは基本的に通気性が良いので、冬の冷気がそのまま足に飛び込んでくる。

そこで、シューズカバーも防風の観点で冬は必須のアイテムだ。

シューズカバーで重要になるのは、着脱のしやすさと頑強さだ。靴を脱ぐときにはシューズカバーを外す必要があるので、そのときにクリートに引っ掛けて破れたりすることが多い。

私はRaphaのシューズカバーを使っていたが、比較的柔らかめだったこともあり、何度も破れては塗ったり補修シートで補強しながら使い続けたが、なんとか冬をこえることができた。この冬用には新しいシューズカバーを購入しようと思う。

このパールイズミのシューズカバーはカイロポケットなどもあるし、着脱もしやすそうでなかなか良い。

2.速乾性を重視したインナーウェア

冬のサイクルウェア上下を揃えて安心してはいけない。次に大事なのがインナーウェアである。ユニクロのヒートテックがNGのように直接体に触れるインナーウェアは汗を吸収する。その汗をすぐに乾かしてくれることが冬のインナーウェアには重要だ。

インナーウェアもパールイズミがやはりいい。

ちょっとおしゃれにアンダーアーマーのコールドギアで攻めるのもあり。

そして、やはりASSOS(アソス)のベースレイヤー。ジャケットに比べればお求めやすい価格だが、それでも1万円を超えてくる。。。

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ASSOS(アソス)ベースレイヤー【ASSOS LS.SKINFOIL_WINTER_EVO7】

お財布と相談して余裕があるときは買いだ。

インナーウェアは、暑い夏には、大量の汗を効率よく逃してくれるので、快適性と体温調整を考えると夏にも着て問題ない。私は、夏用にアソスの半袖のインナーウェアを持っている。

3.気温・体温の変化

冬のライドの準備はほぼ完了したが、その日の気温が少し低い時には重ね着もしてさらに暖かくするアイテムがあると心強い。

しかし、もう一枚ジャージを着てしまうと、走り出して体温が上がると暑すぎる。しかも脱ぐこともできない。
そこで、気温や体温の変化に合わせて、脱いだり、着たりできて、背中のポケットにいれられるアイテムを幾つか持っていくのがオススメだ。

折りたためるウインドブレーカー

まずは背中のポケットに1枚ウィンドブレーカーを入れておくのがおすすめだ。走り始めに肌寒ければ着てもいい。そして、ウインドブレーカーが最も活躍するのは、ヒルクライム後のダウンヒル。間違いなく寒いので、一枚上に羽織れるものがあると安心である。
休憩時に屋内で休めないときも羽織ることができる。

日照時間の短い冬の帰りに暗くなってきた時に視認性の高い蛍光色のウィンドブレーカーが安全面でもおすすめだ。

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このくらいまで小さくなってくれるウィンドブレーカーならポケット一つ分で収納可能だ。

首元にネックウォーマー

首元にネックウォーマーを軽く巻いた状態でスタートして、暑くなったらずり下ろすのもおすすめ。ネックウォーマーはそれほど汗をかく部分ではないのでそれほど速乾性にこだわらず、防風性と保温性があれば良い。

サイクルキャップ

頭も寒いので、サイクルキャップは必須だ。ヘルメットも通気性が優れているので何も着ていないと寒い。

冬でも汗をかいてそれが冷えることもあるので余裕があれば、サイクルキャップは予備を持って行き行きと帰りで着替えるのもアリだ。

冬用のウォームキャップでもいいし、普通のサイクルキャップでも個人的には問題ないと思う。なんせ走り出したら暑くなるからだ。

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インナーグローブ

念のために持っておくといいのが、インナーグローブ。普通のグローブの下に重ねて着ることができる。

特にヒルクライムの好きなロードバイク乗りにはおすすめ。登りは問題無いが、ダウンヒルの指先は本当に寒い。奥多摩の帰りなど20kmもダウンヒルが続くと指がちぎれるかと思う。ダウンヒルの前にはウインドブレーカーを羽織り、インナーグローブを装着し、ネックウォーマーを上げて完全防風で下れば、少し寒くなくなる。

ダウンヒルは運動量もなくなるため、体温が上がらなくて、特に寒いのだ。

4.軽快性

最後に、冬だからと言って厚手のものを身にまといすぎると身動きしづらくなり、本来の目的であるロードバイクを楽しめない。そこで、できる限り過剰にならないように気をつけてほしい。

特にウィンターグローブもかなり厚手のものもあるが、私はあまりおすすめしない。

ほぼオートバイの冬用グローブレベルの厚みで細かい操作ができなくなる。後ろポケットのものも取りづらい。

寒さを意識しすぎて厚手のものを選ばずに、シフトレバー、ブレーキの操作感がダイレクトに感じられるものをお勧めする。
自転車の操作をしっかり行えることは安全性につながるし、ロードバイクの操作を楽しめるからだ。ロードバイクを走らせて何度も行うブレーキやシフトレバーの操作は快適に行えるグローブがいい。

アーリーウィンターグローブくらいがちょうど良いだろうか。


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冬におすすめの自転車ウェアまとめ

冬の自転車ウェアはあまり寒さを気にしすぎず、走り始めは少し寒いくらいのコーディネートをおすすめする。

寒い北の国の人でなければ、1、2月の極寒の季節でもインナーウェアとウィンドブレークジャケットの2枚で十分だ。冬の間はすべてそれだけでロードバイクを走らせていた。時折、保険のウィンドブレーカーを羽織ることで寒さをしのいだ。

不安な人は、長袖ジャージを用意してもいいかもしれないが、私はかなり寒がりだが、結局、一枚も長袖ジャージを買っていない。

冬の基本装備まとめ

  • 長袖インナーウェア
  • ウィンドブレークジャケット
  • ウィンドブレークロングタイツ
  • ソックス
  • サイクルキャップ
  • シューズカバー
  • 長指グローブ

これらは基本装備として忘れずに装備していこう。

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冬の予備装備まとめ

  • ウインドブレーカー
  • インナーグローブ
  • ネックウォーマー
  • サイクルキャップ(予備)

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走り出しや気温の変化、ダウンヒルなどの状況に合わせてこれらの予備装備を活用すれば、極寒の冬の時期も楽しくロードバイク乗り続けることができるだろう。

雪の残る冬山を攻めて、頂上から見る雪景色はまた格別である。

あと、もう一つおすすめは、冬のライドに使えるサーモボトル。あたたか〜いドリンクが最長18時間温かいまま楽しめる。

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