世界が10倍広くなる!?ロードバイク初心者はまずホイールを変えろ!

【この記事の所要時間は約 9 分です。】

2016年2月にフルクラムレーシングゼロを購入して以来、完成車の鉄下駄ホイールから解放され、あらゆるライドシーンが快適になり、いろいろな場所へロングライドへ出かけてきた。

ホイールを変えて走る楽しさが格段に上がり、パフォーマンスも向上したので、ロードバイクの趣味に拍車がかかり、よりディープにハマっていくことになった。

ロードバイク購入1年足らずで国内旅行は10倍に

東京近郊なら、奥多摩、ヤビツ峠、高尾山、湘南など、旅行なら、しまなみ海道、沖縄、佐渡島、草津、京都、伊豆など。まだロードバイク購入から1年も経っていないのに、国内旅行の機会が10倍近く増えた

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元来、旅行が好きな方であったが、国内旅行よりも海外に行くことが多かったが、ロードバイクに乗り始めてからは、国内のいたるところにある山を目指して旅行している。しかも、これまでに行ったことがないような土地に訪れる機会が多い。これまでの旅行とは全く異なる視点で旅先を検討するようになるからだ。

そこに「山」があるか?

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登山家でもなければ普段考えないことを常に考えながらロードバイクで走る場所を探し続けている。週末なら家から100km圏内の、連休ならば全国津々浦々の、眺望のいい自転車が入れる山を探している。

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草津温泉から白根山を登った時の眺望は最高だった。

ちなみに街乗りも楽しいので、しまなみ海道に行った帰りには、京都の街に寄り道した。もともと京都は修学旅行も含めて旅行や出張で何度も訪れたことがある土地だ。

しかし、知っている土地もロードバイクにまたがって走ると、これまでとは全く違った印象を受ける。京都駅からぐるっと金閣寺、嵐山まで1日で回ると、今まではわからなかった京都の広さを実感することができる。自転車を漕ぐという能動的な移動手段を用いると、バスやタクシー、車で移動するよりも周囲から多くのインプットがある。

景色、風、音、匂い、路面から受け取るギャップ、坂の厳しさ、ダウンヒルの怖さ

その土地の空気を全て自転車を介してリアルに体験することができるのだ。

これがロードバイクで走る楽しさの根源にある。

簡単に言えば、ロードバイクで知らない場所を走ることで、感情を大きく動かされるのだ。

自動車で観光名所を転々と移動して観るだけでは決して得ることができない体験がそこにはある。ロードバイク

ホイールを変えることで「走り」が変わった!?

そして、それをサポートしてくれたのがアルミホイールの最高峰「フルクラムレーシングゼロ」である。

ホイールを変えただけでそんなに変わるのか?と最初は私も疑問に思っていた。

フルクラムレーシングゼロなどちょっといいホイールは10万円。ロードバイクで数十万円使ったばかりの頃にすぐホイールに手を出すのは躊躇した。

しかし、3ヶ月が過ぎた頃、勢いもあってフルクラムレーシングゼロを購入した。買ってしまうと、それまで悩みに悩んだ自分がバカに思えてきた。

「走る」が楽しい

選んだホイールが良かったのか、あるいは、初心者ならではの錯覚やいいものを買ったというプラシーボ効果なのか、とにかく、ホイールを変えたことで走りが変わった感覚が強くあった。そして、ロードバイクに乗りたくなるモチベーションが強く、長く継続した。

そのおかげで、実際、半年で約5000kmもロードバイクで走っていた。

完成車のホイールのグレードについて

ロードバイクを始めて新車を購入する人の多くは、自転車ショップにある完成車の中から自分の気に入ったバイクを選ぶだろう。私もそうだった。

アピデュラ サドルバッグ装着 横から

愛車PINARELLO GAN Sも完成車だった。ホイールはWH-RS010。

私は初心者は、完成車を購入する方が良いと考えている。

ロードバイクの新車を購入するもうひとつの方法は、フレームを買って、残りのパーツは全て自分の好きなものを選んで自分だけのバイクを組み上げるということもできるが、これは玄人向けだ。パーツの特性などを知らなければ、自分好みのバイクを作れないだろう。

ショップ店員や知り合いの詳しい人に聞きながらパーツを選ぶという方法もあるだろうが、自分の中に基準やものさしがない初心者は、結局、いいなりで選ぶことになるだろう。その店員や知り合いが自分と同じ走りをイメージしてくれるかわからないし。そもそも自分がどう走りたいのかも初心者だからわからない。であれば、メーカーがお勧めするバランスの良い構成の完成車を購入した方がよっぽどいいだろう。メーカーだからこそ、そのフレームにあったパーツ構成にしているはずだ。

その1台目の完成車を乗り潰しながら、自分の中にロードバイクの知識やノウハウを貯めて、パーツ特性などもわかってきたロードバイク3年目の夏(いつでもいいが)最新モデルの高級フレームを購入して、パーツから組み上げるのだ。(妄想)

私も2台目購入時にはフレームから組み上げたいと思っている。

しかし、完成車で一番問題になってくるのが、ホイールだ。

ロードバイクのメーカーはフレームを開発して生産しているだけなので、フレームは頑張って開発しコストを抑えながら高性能のものを提供してくれるが、そこにつけるコンポやホイール、サドル、ハンドルなどは、他社製のものをセットにするしかない。つまり、いくら営業努力してもホイールは安くできない。だから、メーカーは完成車にはシマノの安いホイールをつけることで、セット価格を安くしているわけだ。

極端な話、回ればいいでしょというホイールが付いていることもある。

ピナレロ完成車のホイール WH-RS010 1848g

ちなみに、私が買ったピナレロGAN SにシマノWH-RS010というホイールだ。

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WH-RS010 は、Shimano の RS501 の後継モデルだ。

  • ブラックで非対称のリム、スポークおよびハブ
  • 磨耗インジケータ付きリムにより、リムの磨耗を発見でき安全
  • リムの幅 (外側) は 21mmで、軽量アルミニウムアロイ製
  • スポーク組みは、フロントが 20スポークのラジアルで、リアは 24スポークのクロス
  • ホイールセットにはリムテープ、スキュワーがセット済み
  • ハブ: 9/10/11 スピード対応
  • 重量: 約 1848g

実に2kg近い重さのいわゆる「鉄下駄ホイール」値段も前後セットで定価15000円と激安。

もちろん問題なく走ることはできるので、ロードバイクを買って数ヶ月は十分楽しめる。

ちなみに、Giant2017年の新モデルCONTENDでは、Giantの独自ホイールPR2で同じく約1800g。キャノンデール2017年新モデルCAAD OPTIMOもピナレロと同じWH-RS010だった。完成車についているホイールグレードは2kg近いものが多そうだ。

フルクラムレーシングゼロ 1438g

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私が購入したフルクラムレーシングゼロ2016年クリンチャータイプは、前後で1438g。RS010に比べると400g近く軽い。

たった400gと思うだろうが、ロードバイクにとってはフレームの次に重要なパーツはホイールだ。ペダルを踏み込んだ力がフレームを通して伝わり、ホイールが回転運動に変える。

ホイールが重ければ回すのも重くなるし、総重量も重くなりよりパワーが必要になる。

さらにホイールは走行中に最も動くパーツで、回転するため遠心力が生まれる。これによる慣性が重さを感じさせる軽いホイールで、特に外周部のリムが軽くなれば、遠心力が小さくなり走りが軽くなるだろう。

ホイールがたった数百グラム軽くなっただけでも、ロードバイクの走りに大きなメリットを与えてくれる。

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高性能ホイールに期待できる性能

シマノ、カンパニョーロ、フルクラム、ボントレガーなど各メーカーが様々なホイールを出しているが、ホイールにより得られる恩恵を整理すると以下の5つが挙げられる。

  1. 軽さ
  2. 剛性
  3. 回転力
  4. 空気抵抗

一つずつ順を追って説明していこう。

軽さ

まず軽さは先ほども書いたが、ロードバイクのホイールは、ベダルの力を回転運動に変える重要なパーツである。これが軽いことで漕ぎ出しが軽くなる。総重量や遠心力が軽減して走りも軽くなる。

軽量ホイールを求める所以である。

剛性

ホイールには剛性という特徴がある。ホイールの硬さだと思って貰えばいい。

剛性が高いほど硬く、ペダルのパワーをロスなく回転に変える。

逆に剛性が低いと、柔らかくてペダルのパワーをロスすることになるが、逆に道路の凸凹などの衝撃をいなして乗り心地は良くなる。

特にペダルの漕ぎ始めやヒルクライムなどでは、剛性が高いほどペダルを踏んだときの反応が良く走りが良くなるが、乗り心地は悪くなる。

回転力

回転力はホイールの中心にあるハブの性能である。回転をし続ける力で、ハブの中のベアリングの摩擦効率の良さで変化する。良いホイールのハブほど回転のロスが少なくなり、少し回しただけでそのまま回り続け流ので、巡航速度を維持しやすくなる

空気抵抗

リムと呼ばれる外周部分に厚みのあるホイールはディープリムホイールと呼ばれる。このリムの高さによって空気抵抗が軽減される。プロロードレースでよく使用されているので見たことある人も多いだろう。

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ロードバイクにとって最大の敵である空気抵抗をホイールで軽減することもできる。

最も空気抵抗を減らすと言われるディスクホイールは全てがリム?だ

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ただし、横風はもろに影響を受けるので、タイムトライアルなど限定されたシチュエーションでしか使えない。

私もいつかはディープリムホイールを買いたい。ディープリムホイールは脚力がないとあまり効果が出ない。カーボンという軽量素材で作られているもののリムが高い分ホイールは重くなってしまう。その重さでも時速40kmくらいの高速で走れるようになって初めて空気抵抗を軽減する恩恵にあずかれる。

つまり、時速20、30kmで走るだけならディープリムホイールは無用だ。脚力を上げるまではディープリムホイールを装着する資格はないと言っていいだろう。

以上ホイールの持つ性能・パラメータが理解していただけただろうか。

  1. 軽さ
  2. 剛性
  3. 回転力
  4. 空気抵抗

メーカーはこれらの性能を絶妙なバランスでホイールとしてまとめ上げ、様々なホイールを開発していて様々なホイールがあるので悩ましいだろう。この辺りの性能の違いがわかってくると自分の走り方や目的に合わせてホイールを選べるようになってくる。

しかし、悩み始めたらキリがなくなる。最後は実際にショップまで見に行くのをお勧めする。

そして、「迷ったら見た目で決めろ!

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ロードバイクのバイク本体の中でもホイールというパーツは、面積の約半分を占める。

つまり、見た目の半分をしめるのだ。だからこそ、自分の好みにあったロゴが付いている。スポークの色がいい。リムの高さのバランスがいい。そんな見た目で決めてもいいだろう。

しかし、性能に間違いないことがわかっているブランドのなかから選ぶこと。

上記、性能についてきちんと開発をしているメーカーだ。

シマノ、カンパニョーロ、マビック、フルクラムなど一般的な自転車ショップに置いてあるホイールのブランドであれば良いだろう。

まずは、自分好みのホイールメーカーを見つけよう

次に、自転車ショップは展示スペースが限られているので、気になるメーカーを見つけたら、ネットのオフィシャルページなどで他にも気になるホイールがないか調べてみるのもお勧めする。

そして、いくつかのホイール候補まで絞りこむ。

最後に性能と予算と見た目のバランスで、最終的に決断しよう。

きっと、その頃には、ホイールについて造詣も深くなっており、満足のいくホイールが選べるはずだ。こうして選んだホイールは、ロードバイクライフをさらに上のステージへ連れて行ってくれるだろう。

初心者にオススメのホイールピックアップ

最後にいくつか初心者にオススメのホイールをピックアップして紹介する。

あくまで参考程度にして、自分で好みのホイールを見つけてほしい。

まず、初心者には取り扱いもしやすい高性能アルミリムホイールが良いのではないだろうか。と思う。高価なカーボンホイールやディープリムホイールなどは、脚力も伴っていない状態で使用しても本当の効果を体感できない可能性が高い。

まずは軽くてよく回るホイールの方が初心者の脚力でも効果を発揮してくれるだろう。

Shimano – Ultegra (アルテグラ) 6800 ホイールセット 48%OFF ¥36948

重量:1640g

鉄下駄ホイール脱却の第一候補はアルテグラ。

イメージは優等生・学級委員長の丸尾くん

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> Campagnolo – Zonda (ゾンダ) C17 ホイールセット 21%OFF ¥54585

重量:1596g

シマノのライバル筆頭はカンパニョーロ。Zondaはアルテグラよりも若干軽い。

注目は、後輪のスポークの組み方上の写真のように3本ずつで組まれている。このスポークが美しくヨーロッパのエレガントさを感じさせてくれる。

イメージはお金持ちの花輪くん

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Fulcrum – Racing (レーシング) 3 クリンチャーホイールセット 48%OFF ¥36948

重量:1555g

私も買ったフルクラム。剛性の高いスポーツホイールというイメージが強い。カンパニョーロとは姉妹ブランドだが、より硬派でスポーツ感を感じさせてくれる。フルクラムレーシングの下のグレードになるが、300グラムほど鉄下駄ホイールより軽くなる。

イメージは体育会系の硬派、大野くん・杉山くん

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以上が4万円前後のグレードで初心者にオススメのホイールだ。

他にもいろいろなホイールがあるので、まずはショップでぼんやりホイールを眺めてみるのもいいだろう。私も買うまでは1ヶ月くらいは悩んだものである。この記事が少しは参考になれば幸いである。

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