利回り120%、コスパ最強!自転車通勤のすすめ

ビアンキ ローマⅢ

今回は、マネー観点で自転車を考察します。

私が自転車をはじめたきっかけは、実は「自転車通勤」。

会社の近くに有る区営駐輪場の料金が、なんと1年で2000円と破格である話を聞いた瞬間、頭の中でそろばんがパチパチ音をたてて計算がはじまりました。まだ、どんな自転車で、予算はいくらかなど、ノープランなので全く意味がありませんでした。ただ、少なくとも電車通勤よりは確実に安上がりであることは明白だったので、その日からネット検索や自転車屋巡りが始まりました。

今回は、自転車を投資と考えた場合のコストパフォーマンスについて説明しましょう。

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自転車は、利回り120%の投資

「利回り」と聞いてピンとこない方も多いとおもいます。

そもそも利回りとは、株や不動産などの投資の効率の良さを示す言葉で、簡単に説明すると「投資総額に対する、年間収益の割合」となります。

例えば、NTT株を100万円(投資総額)買って、1年で配当金(収益)が5万円もらえるとすると、

NTT株の利回りは、「5万円÷100万円=5%」となります。 ※実際は、もっと少なく2.11%ですって。(2016/1/18現在)

不動産投資の場合は、例えばワンルームマンションを1000万円で買って、毎月家賃5万円貰うとすると、このワンルームの利回りは、「(5万×12ヶ月)÷1000万円=6%」となります。 ※実際は、税金や経費でもっと少なくなります。

このように、投資した金額から得られる価値の割合を表現する指標が利回りです。

利回り5%ならば、2年で10%、3年で15%。。。20年で投資金額と同じ金額100%が戻ってきます。

そして、21年目から得られる収益が、初めて利益になります。

この低金利の時代、投資の世界では、5%の利回りはとても優秀と判断されるでしょう。

さて、これを自転車通勤に当てはめようというのが今回のテーマです。

自転車の投資総額の算出

自転車通勤に必要な投資はなんでしょうか。自転車なら1台くらい皆さん買ったことがあると思いますので、順を追えば難しくないと思いますが、あらためて整理してみましょう。

  1. 初期投資(固定費)・自転車本体 ピンキリですが、クロスバイクを想定すると6〜9万円くらいがおすすめ。・備品代 4〜6000円くらい(ベル、ライト、鍵が最低限必要になります。できればヘルメットも)・防犯登録 600円
  2. ランニングコスト(変動費)

・自賠責保険 3,600円/年(自転車事故の損害賠償は意外と高いので念のため入るのがおすすめ)

・駐輪場 2,000円/年 区営自転車置き場。これが安いととても助かります。

・パンクなどの修理費 1,000円/月 多く見積もって。

(盗難保険 車両本体の7%程度で1年 もしもの盗難の際に7割支払われます。)

自転車購入に必要なのは、だいたいこんなところでしょうか。

Bianchi ROMA3 2015年モデルの場合

Bianchi ROMA3 2015年モデル 出展:http://pedaltimes.com/

昨年購入したのがこの「Bianchi ROMA3 2015年モデル」クロスバイクです。

自転車本体価格は、8万円でした。普通の人なら、8万円の自転車は高い!と思うかもしれません。

確かにドン・キホーテとかで買えば、2万円で十分乗れる自転車は買えますが、すこし趣味の「道」を意識するとこのくらいの自転車は購入しておきたいところです。そして、自転車通勤ならば、8万円の自転車は決して高くありません。

このビアンキの投資総額は、以下の内訳で、約10万円でした。

bianchi

さあ、どのくらいの収益が見込めるかが肝になります。

自転車の年間収益

収益はとてもシンプルです。

自転車によって交通費が浮きます。

僕の場合は約1万円/月 くらいです。普通の人ならこれくらいは使う機会があるでしょうか。

12ヶ月で、12万円

これで、自転車通勤の利回りが算出できます。

年間収益12万円 ÷ 自転車総額10万円 = 利回り120%

なんと1年も立たずに元が取れ11ヶ月目からは利益がでます。

株の利回り5%の24倍!しかもリスクはゼロです。

私の自転車乗る、大きなきっかけはこの「利回り120%」です。

さらに休日の交通費なども考えれば、さらにもう少し利回りが良くなってるはず。

買う自転車によって変動しますが、8万円の自転車でもこの利回りなので、決して高くありません。

毎日乗りつづけるなら、いい自転車の方がやはり快適でおすすめです。

私ももう1グレード上の自転車を買えばよかったと今は思っています。

冬はちょっとという人は、冬の通勤は電車にして、のこり9ヶ月の自転車通勤という考え方でも十分なコスパを維持できます。

自転車通勤で、自転車の「道」はじめてみませんか?

Route92